黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『アリソン』時雨沢恵一(メディアワークス)

2008-06-22 | 読了本(小説、エッセイ等)
巨大な大陸が一つだけある世界。その大陸は2つの連邦…東側のロクシェ(ロクシアーヌク連邦)と西側のスー・ベー・イル(ベゼル・イルトア王国連合)に分かれ、長い間、戦争を繰り返していた。
世界歴3287年。初夏。ロクシェのロウ・スネイアム記念上級学校に通う少年ヴィルことヴィルヘルム・シュルツの元に、軍人となった幼なじみの少女アリソン・ウィッティングトンが遊びにやってきた。
町外れまで出かけた2人は、そこで嘘ばかりついていると有名な老人に出会う。その老人が語ったのは、“戦争を終わらせることができる、それだけの価値がある宝”の存在。
それも彼の数ある嘘のひとつだと思われたが、その後老人は2人の目の前で何者かに連れ去られ、しかも見ていた彼らの口封じのように学校の寮に放火される。
宝の存在を確信した2人は、老人に再度会うべく、彼が連れ去られたと思われる河向こうのスー・ベー・イルに飛行機で侵入を試みる。敵機に発見され、撃墜されそうになったところは免れたものの、飛行機が電線に引っかかり炎上。助けを求めて、草原を歩いていた彼らだったが、鹿に蹴られそうになったアリソンを庇い、ヴィルが負傷してしまう。
そこで出会った女性トラヴァス・ラディアの世話になりつつ、再び老人の元へ向かう2人は……

老人を助ける為、そして宝を探す為に冒険をする少年少女のお話。
……『キノの旅』に比べると、とてもストレートな内容ですね(笑)。

<08/6/22>


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