黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『やがて秋茄子へと到る』堂園昌彦(港の人)

2013-10-12 | 読了本(小説、エッセイ等)
秋茄子を両手に乗せて光らせてどうして死ぬんだろう僕たちは
地図めくる音が聞こえるあなたからあなたからただ猟銃を買う
君は君のうつくしい胸にしまわれた機械で駆動する観覧車
感情がひとりのものであることをやめない春の遠い水炊き
君は夢中で道路の脇のカタバミを見ている 本は本から生まれる
白薔薇がかがやきながら揺れている記憶を漱ぐときのくらがり
価値観がひとつに固まりゆくときの揺らいだ猫を僕は見ている
燦々と月の光の差す道で僕が自分に手渡す桔梗
暗く優しいあなたの知識の泉からあらわれる敬虔なかたつむり
冬の旅、心に猫を従えて誰も死なない埠頭を目指す

堂園さんの第一歌集。
一ページに一首だけが印刷されていて読みやすく、活版印刷がうつくしい歌集です。
紀伊国屋新宿本店で、サイン本(の最後の一冊)をゲット☆
サインと共に書かれていた歌は「泣く理由聞けばはるかな草原に花咲くと言うひたすらに言う」でした。

<13/10/12>

甘いねこ展@虎屋

2013-10-12 | おでかけ
 去年はこけしでしたが、今年は猫☆









※どうもPCが新しくなってから、画像が横向きにできない…;

 猫にちなんだ和菓子や、本、全国の郷土玩具(まねき猫系)が並んでいました。
 お菓子の種類が思いのほか少なくてちょっと残念;
 全部で3つで、期間で変更になるのが各1種。全期間通して売られている『にけ』(白黒にゃんこ?)は、高くて買えないし(棹ものなので3000円くらいする…)。



 今の期間に販売してるのは、『すませば』……ねこみみ型☆
 11月のはじめくらいまでの販売で、その後は別のお菓子になります。
 
 猫モチーフのお菓子のデザイン画が、いろいろ貼られていて楽しかったですが、その中のいくつかでも実現させて欲しかったかもー。