黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

キャラルーメ@グランピエール大石

2012-05-13 | スイーツ
 キャラメルのムースの中に、キャラメルソースをからめたアーモンド(細長)が入っています。
 キャラメル風味がかなり濃厚。
 上に、チョコとアーモンドと生クリームが載ってます。

 グランピエール大石:新潟(長岡)

タルトアマンディーヌ@スズキ食堂車

2012-05-13 | スイーツ
 アーモンドのタルト。
 上にかかってるラム酒入りの砂糖のコーティングと、タルトのダマンドに入ってるレーズンがラム酒漬けなので、かなりラム風味が強め。
 個人的にお酒は苦手ですが、ラムの香りは好きなので、よい感じでした♪
 

***** ***** ***** *****
 スズキ食堂車:新潟 ※長岡クラフトフェアで購入。

 新潟県内各地(主に新潟市方面かな?)に移動販売されているお店、というか車。
 扱っている商品は、スープやサンドウィッチ、飲物、焼菓子など。
 ずっと気になっていたのです、なかなか出没ポイントに行けず、今回は長岡クラフトフェアの会場にいらっしゃったところ(12日のみ)で、ようやく買えました♪

『夜鳴きめし屋』宇江佐真理(光文社)

2012-05-13 | 読了本(小説、エッセイ等)
五間堀で古道具屋鳳来堂を営んでいた父・音松が亡くなったことから、伯父・竹蔵が営む質屋菱屋の手代をしていた息子の長五郎は、実家に戻り家業を継ぐことに。
しかし似ているようで勝手が違い、なかなか立ちゆかないことから、料理上手の母・お鈴の腕を活かして、居酒見世に商売替えすることに。
それから五年ほどが経ち、見世も軌道に乗っていた矢先、あっけなくお鈴が他界。
ひとりになり手も回らなくなったことから、夜中から明け方あたりまで見世を開く形に切り替え、いつしか“夜鳴きそば”ならぬ“夜鳴きめし屋”と呼ばれるようになっていた。
そんなある日、ツケで飲んでばかりいた宗対馬守の中屋敷に務める侍・相川兵九郎が、仲間を引き連れやってきた。どうやら国許に帰るらしい相川に、清算を迫るが激昂される。そんなところをうまく取り成してくれたのが縁で、相川の同輩の浦田角右衛門が見世に出入りするようになる。
そんな中、 馴染み客のひとりである芸者の駒奴から、長五郎の幼馴染のみさ吉を身請けした、紙問屋湊屋の隠居が亡くなった途端、ひとり息子と一緒に追い出され、再び芸者をしているという話を聞く。
若かりし頃、みさ吉を思っていた長五郎は複雑な思いに……“夜鳴きめし屋”、 
季節は梅雨。
六間堀の料理茶屋かまくらの評判が、このところ悪いらしい。主の友吉は、鳳来堂の常連で父の代から馴染みであることから心配する長五郎。どうやら親戚筋の縁のある板前に遠慮して、言いたい事も言えないでいるらしい。
翌日、先に駒奴に貸した提灯を届けに、長松という男の子がやって来た。母親は駒奴のいる和泉屋の芸者であるというを聞いた長五郎は、もしやみさ吉の子ではと思わずにはいられず、今度晩飯を食べにくるという彼の為に、子供向けに卵焼きを用意したりと張り切る。
早速その晩、惣助という、同じく和泉屋の芸者の子と連れ立ってやって来た長松。実はみさ吉の子は惣助の方で……“五間堀の雨”、
季節は夏。
近頃頻繁に顔を見せるようになった鳶職の男・丈助。六間堀の堤が崩れ、その補修工事をしに来ているという彼は、何事においても妙に深川に絡めて褒めたがる男で、鳳来堂のことも深川だという。昔から本所だと思っている長五郎は承服できないものを感じる。そんな丈助のことを他の常連客は、深川贔屓というあだ名で呼んだ。
一方、長松と惣助はたびたび晩飯を食べにくる日々。長松の母・増川も見世に顔を出すが、みさ吉は現われず……“深川贔屓”、
季節は秋。
鰯が豊漁。つい大量に仕入れすぎた魚金から、鰯を引き取って欲しいと押し付けられた長五郎は思案に暮れる。
友吉から提案され、かまぼこを作ることに。苦労したものの評判は上々であった。
そんな中、惣助がひとりで鳳来堂へやってきた。曰く、長吉は幇間の師匠の元に弟子入りしてしまい、自分も奉公が決まったと言う。その奉公先は、長五郎がかつて働いていた菱屋だった。今では伯父も亡くなり、娘のお菊が婿を迎えて継いでいる。
一言とりなしておこうと、菱屋へと赴いた長五郎は、お菊から惣吉が音吉に似ているといわれ……“鰯三昧”
季節は秋から冬に。
ここひと月ほど顔を出さなくなった浦田。その浦田に、吉原の女を身請けする財力があるのかと駒奴が、知り合いに訊かれたという。彼には国許に三年前に迎えた妻が待っているにも関わらず、すっかり入れ揚げている様子。
お菊の元に卯の花を持って出かけた長五郎は、たまたま浦田に遭遇。そのことについて一言意見するが、激昂される。
その夜火事が起き、和泉屋がその被害に。みさ吉は居場所に困り、紆余曲折の末、長五郎の元に身を寄せることに……“秋の花”、
師走。
惣助が菱屋の使いで鳳来堂にやってきた。そんな彼から、突然自分の父親かと問われた長五郎は違うと応えるが、どうも様子がおかしい。
一方、久しぶりに浦田が鳳来堂へ顔を出した。国許に帰ることになったという。件の芸者とは、彼女のひとことが原因ですっかり熱が覚めてしまい、縁は切れたということだった。
そんな中、惣助が鳳来堂に行ったまま戻らないと、店の者が探しに来た。みさ吉が、惣吉に長五郎が父であることをとうとう告白し、それを長五郎が知らずに否定してしまったのが原因らしかった……“鐘が鳴る”を収録。

五間堀で深夜営業の居酒見世を営む鳳来堂の主人・長五郎とその周囲の人々のお話。
江戸情緒に溢れた作品でした。
個人的に、見世の常連だった夜鷹のおしのさんが突然亡くなっちゃったのが、謎なのですが…;;
どうやら後ページに載っていた広告によると、古道具屋時代の鳳来堂(長五郎のお父さんたち)のお話もあるようなので、ちょっと読んでみたいかも。

<12/5/12,13>