黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

ダブルベリー@クリュ

2012-05-19 | スイーツ
 ベリー系のムースとスポンジが交互に重ねられていて、上にいちご、ブルーベリー、フランボワーズ、生クリームが載ってます。
 割とあっさりめな感じ。

 菓子工房 クリュ:新潟(三条)

マカロン@リュミエール

2012-05-19 | スイーツ





 晶さんからのいただきもの♪
 ごま、抹茶、キャラメル?、カフェ、マロン?、オレンジ?、いちご、パッション、ショコラの9種+雪だるま型マカロン(パッション?)が1個のボックス。
 ちょっと小さめな、一口サイズのマカロン。それぞれの風味のマカロン生地に、それぞれクリームやガナッシュがたくさん挟まれていて、さっくりしっとり食感。
 HPを見ても、どれがどれに該当するのか、微妙にわからず;

 リュミエール:東京(府中)
 

『玩具店の英雄 座間味くんの推理』石持浅海(光文社)

2012-05-19 | 読了本(小説、エッセイ等)
科学警察研究所の職員・津久井操は、過去の事例をあたりつつ、犯罪事件を未然に防げるかどうか、の「分かれ目」について研究をしている。
難題を前に行き詰まった操が、大学の大先輩でもある大迫警視正にこぼすと、「警察官の愚痴を聞かせたら日本一」だというあるひとりの民間人の男性を紹介される。彼は、かつて那覇空港で起きたハイジャック事件の解決に尽力した“座間味くん”…その時に犯人につけられたニックネームで、警察内でもその呼び名で定着している…だった。
十年前、高知選出の衆議院議員・八潮が、高知出身の車椅子の画家の作品を観る為、立ち寄った東京のギャラリーでヤス(魚を突く道具)で刺殺された。地雷撲滅に絡み問題発言をしていた彼には、警察の警備がついていたのだが、雨あがりだという油断で、その隙をつかれたという見解。
しかしその話を聞いた“座間味”は、事件はまだ終わってないかもしれないといい……『傘の花』、
二人目の子供が生まれそうだという“座間味”。そこからの話の流れで、ベビーカーが登場する事件の話をする操。
とある台湾企業を狙う過激派の襲撃に備え、ビルの前で警察官が見張っていたところ、その前をベビーカーを押した女性が通りかかった。たまたま身内で赤ん坊が生まれたばかりだった為、ふと目に止まったのだが、そこへ不審な若い男が飛び込んできて、赤ん坊を奪おうとする場面に遭遇。普段スタンドプレーは許されない警察官だが、彼がその男を捕まえたことによって事件は解決。乳母車は横転したものの、赤ん坊も無事だった。
ところが“座間味”は、日本の警察官は家族をかえりみないと指摘する……『最強の盾』、
無事二人目が誕生。これから子供の教育が気になる“座間味”。そこで、とあるスポーツ校の話をする操。
スポーツ校に進学したものの、怪我が原因で落ちこぼれた男子高校生・Kは道を踏み外すが、交番の相談員と話すうちに更生。しかしたまたま遭遇した心ないかつてのチームメイトの言葉に切れ、刺殺してしまう。
やけになった彼は、学校に侵入し、他のチームメイトたちに危害を加えるかもしれないと、警察官が警備に立てられた。しかしその目を掻い潜り侵入したKは、逆にチームメイトたちに殴り殺されてしまい、後味の悪い結末を迎えていた。
交番の相談員の行動はあまり褒められないという、“座間味”の真意とは……『襲撃の準備』、
幼稚園に通う娘の、ハロウィンパーティー用の服を買うべく、玩具店に出かけた非番の警察官・日高は、そこで包丁を取り出し、店員に切りつける中年男に遭遇する。
しかし突然のことにすっかり腰が引けてしまった日高に対し、犯人に立ち向かったのは、たまたま同じ店に居合わせた日高の娘の同級生の父・榊だった。だが榊は結果、犯人を過剰防衛で殺害してしまい、立場上、日高は彼を逮捕することに。しかしその事実が周知され、榊は人々は英雄扱い、日高は非難される。
裁判では、執行猶予つきの有罪判決となったが、それを気にする必要はないという“座間味”。榊の不審な行動を指摘する……『玩具店の英雄』、
さいたま市の住宅街に、大乗救国会という新興宗教の代表・今岡の自宅が新築された。その家は、壁面に仏像を埋め込んでおり、周辺住民から苦情が出ていた。
その知人たちによる新築祝いの最中、それを爆破するという男が、ダンボールに爆弾らしきものを入れて現われ、現場は騒然とするも、無事犯人を捕らえ、事を未然に防ぐことができた。
自分が誰と敵対しているのかも把握すべきだという“座間味”は……『住宅街の迷惑』、
非番に釣りに出かけた二人の警察官、角森と会田。自転車に乗った子供が、二トントラックとの交通事故で呼吸停止している現場に遭遇した二人は、人工呼吸を施す。馴染みの釣具店に助けを呼びに行き、そこの奥さんに連絡を入れるようにと手配している間、止まっていたトラックが坂道を下りだしてしまう。角森は、無謀にも素手でトラックを止めに向かうが、止め切れず店の奥で寝ていた病身の夫は、その事故に巻き込まれて亡くなる。
トラックを止められず、助けられなかったことが彼らの心の傷になっているのではないかという考えに対し、満足すべき結果を得ているという“座間味”だったが……『警察官の選択』、
恋人・一二三智也からプロポーズをされた操。折りしも、座間味たちに会う予定があった為、考えを聞こうと答えを保留する。
そんな思いとはうらはらに、昨年新幹線で起きた事件について話しだす。
某国の大臣が、東京から名古屋に行くにあたり、新幹線を使用することに。しかしそこに発煙筒が投げ込もうとした男がいたが、騒ぎが起こる寸前で未然に防がれていた。彼は、その国との取引をしていたエリート商社マンであったが、政変によりそれまでの関係が無に帰してしまったことから、大臣に恨みを抱いていたらしい。
警察官の訓練が必要かもしれないという操たちに対し、“座間味”は警察の反省点は別にあるという……『警察の幸運』の7編収録の連作短編。

シリーズ第3弾(でも2弾は未読…;)。
座間味くんと大迫警視正と操が一緒に食事→ある事件について相談→それまでの認識が覆される、というパターン化された展開で、テンポよく読めます。
何気に食べ物がいつも美味しそうで気になりますね~(笑)。

<12/5/18,19>