私は95年に速攻でWindows95に乗り換えていますので、とっくの昔にさよならは済ませたんですが・・・
むしろ、まだ新規需要があったことが最大の驚きだと思います。Windows3.xの新規ライセンス発行が、2008年11月1日、とうとう停止されたようです。1990年5月22日にWindows3.0が発売されてから実に18年5ヶ月10日を経て、その歴史に一応の幕を下ろすことになります。
Windows 3.Xシリーズ、18年の歴史に幕を閉じる GIZMODO
2008年11月1日。米マイクロソフトはとうとうWindows 3.x の新規ライセンス発行を停止し、その18年という歴史に幕を閉じました。
なんでも、POSレジや航空会社の座席用システムに使われていたとか。世に出た当時はヘビーなシステムでしたが、今となっては組み込みもかくやという超軽量OSとして、割と広く使われていたようです。・・・昔のバイト先のPOSレジはWinodwsNTでしたね、そういえば。
せっかくなので、歴代のコンシューマー用Windowsの必要スペックを表にまとめてみました。
CPU | メモリ(推奨) | HDD | |
Windows3.1 | 8086(10MHz) | 640KB | 7MB |
Windows3.1(PC-98xx) | 386SX(16MHz) | 3.6MB(4.5MB) | 80MB |
Windows95 | 486SX(16MHz) | 8MB(12MB) | 75MB |
Windows98 | 486DX(66MHz) | 16MB(32MB) | 200MB |
WindowsMe | 150MHz | 32MB(64MB) | 250MB |
WindowsXP | 300MHz(600MHz) | 128MHz(256MHz) | 2.1GB |
WindowsVista Capable | 800MHz | 512MB | 20GB |
WindowsVista Premium Ready | 1GHz | 1GB | 40GB |
改めてみてみますと、3.1とVistaの推奨スペックは、CPUのクロックで100倍、メモリで1638.4倍、HDDの容量では5851倍の開きがあります。インフレもいいところですね。OSがこれだけリッチになるに従って、周りのソフトウェアやハードウェアでできることもどんどんと進歩していることは実感してはいますけれど、改めて数字を見てみると、単位が全部変わっていますもの・・・ドッグイヤーとはよく言ったものです。
逆に言えば、そんな骨董品が今までずっと使われてきたと言うことは、シンプルなシステムの需要というやつはなかなか無くならないと言うことですよね。周りを見回してみると、案外そういうレガシーなシステムが、身近なところで使われているかもしれませんよ。
余談ですが、各Windowsの必要スペックを調べる過程で、今まで自分が使ってきたPCのことを何となく思い出しました。案外忘れてるものだとも思いつつ、何とも言えない懐かしさがこみ上げてきましたよ・・・