スマートフォンが台頭する中、PCを利用する最たるメリットは、その生産性にシフトしてきているのではないでしょうか。
大きなディスプレイ、細かい作業に適したマウスなどのポインティングデバイス、タッチタイプを余裕でこなせるキーボードに、豊富なオフィススイートや画像編集ソフトなど、スマートフォンやタブレットが閲覧に特化しているのとは実に対照的です。
さて、PCで作った書類やメディアファイルですが、最終的な形・・・PDFやJpeg形式のような、どんな環境でも開けるファイルならいいのですが、編集途中であるとか、よりクオリティが高い状態で保存したい場合の、個々のソフトウェア独自形式のファイルの場合、出先やセカンドマシンでいざというとき開かないと言うこともしばしばあったりします。
そんなときに、「とりあえず閲覧だけでも」という願いを、Googleがかなえてくれるようです。
Google DocsとGmailでExcelやPhotoshopファイルの表示が可能に ITmedia
Google Docs Viewerは、Google DocsにアップロードされたりGmailに添付されているファイルをクラウド上で表示できる機能。ユーザーのPCに対応するアプリケーションがインストールされていなくてもファイルを閲覧できる。これまで、PDF(.PDF)、PowerPoint(.PPT、.PPTX)、TIFF(.TIF)に対応していたが、新たに以下の12書式が追加された(かっこ内は拡張子)。
メールに添付したファイルの中身をダウンロードせずに表示できるほか、出先で開けなかったファイルをとりあえずGoogle Docsにアップロードして、緊急回避的に印刷するという使い方も出来そう。特にインストールが制限された環境だったり、急な打ち合わせの時には便利な機能となりそうです。
ファイルの展開や表示は全てクラウド上で行われるため、非力なPCやスマートフォンでも大きなフォトショップやイラストレーターのファイルを気兼ねなく開けるのは、なにげにうれしいかも知れません。要は、iPadやAndroidタブレットがより便利なビューワーになると言う事でしょうか。・・・ますます、PCとの使い方の差は広がっていきそうですね。