Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

進まない移行 Windows XPのダウングレード権は2020年まで延長

2010-07-13 22:40:09 | Thinkings

 私の家庭には、現在PCが4台。うち1台が7で1台がVista、そして2台がXPです。私の所有は7とVistaの2台で、XPに戻るつもりはさらさらありません。しかしながら、家ではこうでもオフィスはそうはいきません。未だにXP SP2が現役で動いています。
 本日、SP2についてはついにセキュリティアップデートのサポートも切れてしまったので、アドミニにアップデートを依頼しないと・・・いや、こんな状態になるまで放っておかないで、アドミニはせめてSP3に全クライアントをアップデートしないといけないんじゃないか?とか、契約先のクラウドサービス管理もとからのサポート通告を見て思った次第です。

 今、私がオフィスで使っているPCは2年前に買った物。かたくなにXP+IE6を使い続けている現状は、我がオフィスながらいかんともしがたいですが・・・いい加減IE6を止めよう、ってアドミニに掛け合ってみたら、先日鳴り物入りで刷新したグループウェアがIE6のみ対応とか。だまされてないですか?

 正にXP+IE6の亡霊に取り憑かれている「まっただ中」のオフィスなんですけど、そういう状況にあるのは何もうちだけではない・・・どころか、むしろ主流派なんですって。ですから、マイクロソフトとしてもダウングレード権を簡単にはなくせないって事なんでしょうか・・・

Windows XPはビジネス用PCでシェア74%、2020年までダウングレード可能に engadget

会社はいまだにWindows XPなんだよねという方、おめでとうございます、あなたは圧倒的な多数派の一員です。マイクロソフトのWindows担当VP Tammi Reller氏がWindows Partner Conferenceで説明したところによれば、ビジネス用PCではいまだにWindows XPが74%のシェアを占めるとのこと。間もなく店頭からなくなる OSとは思えぬ人気ぶりです。おまけに各社の現行PCは平均で4.4歳。ざっくり言えば、2006年頭、Vista発売前のPCが今も主流というイメージになります。

-中略-

振り返れば、Windows XPの発売は2001年。このぶんだとXP発売後に生まれた子供が就職先でXPを使うという現象が起きてしまいそうです。

 最後の一文は、なかなか笑えない未来ですが・・・なんでこんなにも移行が進まないか、と言えば、企業の自社システムならいざ知らず、うちのオフィスに導入されているような、XP+IE6のみに対応しているパッケージ(もしくはカスタマイズ)ソフトの存在が大きいと思うのですね。そして、マイクロソフトも早々とサポートを打ち切ってしまえば淘汰が進むでしょうに、ずるずるとXPを購入する手段を提供し続けるからややこしいことになっているんです・・・いっそのこと、ダウングレード権を取りやめて、XP Professionalの販売を復活。ただし、価格を元の倍額にする改訂を行ってみてはどうでしょうか?どうしても必要なら買うし、そうでなければ7に移行するでしょう。

 もちろん、企業側にも問題があると思いますけど・・・いつまでもIE6に固執し続ける開発元とはすっぱりと縁を切って、新しいパートナーを探してみては?「新規開発する技術力がない・体力がない」と喧伝しているに等しいですから、長期的に見て今後つきあっていくメリットも少なそうですし、いつまで経ってもXPを使い続ける事になるんじゃないですかねえ。