湿り気。

今日は久々に気温が落ち着き、適度な風や雨もあり、草花も畑も山々もさぞ喜んだのではないかなぁ。

私は1日心配事相談、そして今年とりかかる事になった墓地法面崩れ防止工事の寄付依頼の仕事など、1日バタバタしておりましたが、久しぶりにクーラーを一度もつけることなく過ごせたのは何日ぶりであったでしょうか？？？

前にブログで記事にした事があったかと思いますが、裏山からさす地下水の影響や、中越地震、大雪の影響などから、千手院の墓地法面が年々膨らみ、小規模な落石や崩れが進んでいるため、その上や下に建つお墓への影響も心配になり始めたことから、山の崩れを防止する工事を寺のできる範囲の中で段階的に進めていこうと考えていました。

そんな話を春に開かれたお寺の責任役員会（世話人会）でしたところ、「それだったら檀家から寄付の協力をいただいて、段階的というよりも、一度に工事を進めた方が良いのではないか。」との有難いお言葉を頂戴して、この秋9月中旬から下旬頃に着工するように致しました。

お檀家さんには近日中に趣意書など詳細が届けられると思いますが、墓地は公益法人である千手院の寺有地でございますので、「家のお墓はここにはなく、他の墓地にあるのに・・・」という方もいらっしゃいますが、どうぞ趣旨をお汲みとりいただきご協力賜りますようお願い申し上げます。

ブログでこんな事を書いて良いのか？というのも感じますが、お寺の活動のひとつですのでご容赦下さい。

私は明日から3日間ほどお寺を留守にしてしまいます。
その間、メールのお返事などができませんので、どうぞよろしくお願い致します。

秋へ・・・

9月に入ったが、相変わらず暑い日が続いています。

昨日はこの暑さの中、第26回浦佐温泉　耐久山岳マラソン大会が開催され、千手院の前の道路もコースの一部になり、大勢の方達が汗をかきながら走り抜けていました。

マラソン大会でありましたが、私は心配事相談に納骨式、今日も1日心配事相談で終わりました。



昼間はさすがに暑いですが、それでも朝晩は少しずつ涼しくなり、境内の萩の花もやっと咲き始めました。



夕空を見上げると、こちらも少し秋の気配・・・夏の雲と秋の雲が交錯するような・・・季節の移り変わりを少しずつですが実感しています。

先般、ある方から人の婚期について聞かれ、私は星祭りにでている通りにお答えしたところ、「好きな人がいて、その人からプロポーズを受けたら、そのまま受け入れるのが自然なのではありませんか？」と逆に質問をされました。印象に残る質問です。

私も20代の頃はそう思っていました。
しかし、それが「自然」の流れ、法則に逆らわないものであれば、今ほどの離婚率にはならないでしょう。「自然の流れ」とは、私たちの感情とは無関係の、実は大変厳しくも優しくもあるところにあるものだと亡き老僧は教えてくれました。今ではその言葉が少しずつですが、分かるような気がします。

秋は収穫の季節、日々の忙しさの中にも、頭を冷やして物事を考えながら過ごしたいと思います。