千手院のBlog

タイトルそのまま・・・お寺の紹介・生活日記!冬期は墓地の積雪状況もアップしています。

永代供養墓『白秋苑』定例供養会

2020年06月01日 | Weblog
6月1日、午前10時~、定例の永代供養墓『白秋苑』供養会を開催させていただきました。

新型コロナウイルスの関連で、例年よりは少ない人数でしたが、確かにご供養をお勤めさせていただきました。
そろそろ梅雨が近づいてくるのかな~と、少し湿度がありましたが、雨も降らず良かったです。

新型コロナの影響で生活様式がどんどんと変わり始めています。この永代供養会などもライブ配信のような形をとっていく必要があるだろうと感じています。もちろん一番良い形は、人と人とが直接顔を合わせてご供養をすることだと思いますが・・・。

そして、今日は本当に残念な知らせがあります。
約100年くらい続いていると思います・・・浦佐の人なら誰もが知っている、浦佐毘沙門堂、山門前にある老舗割烹「S家」さん(悲しすぎてSとします)が、昨日をもって閉店となりました。本当に涙が出てきそうです。

外部の我々には分からない様々な事情があるのでしょうが、この新型コロナの影響も当然あるでしょう。
ご本人達の苦渋の決断だと思いますので、それを尊重する他ありません。また、同じ門前区の住人としてこれからも共にありたいと思います。

令和に入り、日本中が大きく変わってきています。お寺も大いに変わっていかなけれはいけない時代なのだと痛感します。

『まじないの文化史』

2020年05月26日 | Weblog


平成28年に新潟県立歴史博物館にて開催された企画展「おふだにねがいをー呪符ー」が好評だったようで、この度、河出書房新社から『まじないの文化史』が出版の運びとなりました。
千手院がお正月に配る「蘇民将来」のおふだも掲載されているので、興味のある方はご覧になってください。



千手院中庭のヤマツツジも満開を迎えました。
平成12年、今は亡き祖母が薬師山から枝を持ち帰り挿し木をしただけのものが、こんなに大きく、綺麗に花を咲かせてくるようになりました。強く、綺麗なオレンジです。

田舎も新型コロナウイルスでそれなりに大変ですが、祓川ではカジカガエルが鳴き、錦鯉達は元気に泳ぎまわり、自然の営みは何事もないかのように淡々と移ろいゆきます。



時間をみては薪割と草刈りをしております。
今年はかなり木を切ったので、まだ薪割が終わりません。梅雨にはいる前には何とか目途をつけたいと思っています。草刈りはやっと全体を一周したかと思えば、最初の箇所がもう伸びまくっております。
淡々といきたいところですが、焦っているのは人間だけのようです。。。

残念だ・・・

2020年05月20日 | Weblog
甲子園まで中止になってしまいましたね。
甲子園に限らず、小中高校生が青春のすべてをかけてきた舞台が用意できないのは大人達も痛恨の極みでしょう。

トランプ大統領は少々言葉が過激ですが、言っていることは「ごもっとも」だと思います。

アメリカはすでにベトナム戦争を上回る死者がでています。しかも一般の人達です。

コロナで大騒ぎだというのに、それに乗じて尖閣海域では中国公船の侵入が恒常化しているという・・・ニュース、マスコミではそんな話は全く耳にしません。何故だろう・・・?そんな国を国賓として呼ぼうとしていた日本政府・・・。

日本政府からのマスク2枚、いまだに届きません。何故だろう?
お肉券とかお魚券とか、右往左往しながら10万円の給付。そんな話もまだありません。本当に世界最大規模の拠出なのだろうか?

トランプ大統領は「中国ウイルス」「武漢ウイルス」とはっきりと言います。
日本の政治家で堂々と物を申している人を1人も見ていません。新型コロナウイルスもCOVID・・・とか途中で名前が変わったり・・・。忖度?と思うような発言ばかり。

政教分離・・・とか言われるかも知れません。
しかし、子ども達の夢が次から次へと奪われ、大人達も生活が成り立たなくなる現状を見ると頭に血が上ってきてしまうのです。
不動明王のような政治家が日本の国にはいないのだろうか?

ミョウガ

2020年05月18日 | Weblog


今年も出てきました。ミョウガ達。

これからどんどん伸びて腰くらいまでの高さになり、皆さんご存じのミョウガが根元からでてくる訳ですが、春にでてくるこのミョウガも美味しいのですよ。

よく洗って、ネギ代わりにお味噌汁などにちらすと、まぁ、良いミョウガの香りがたつのです。食感はネギのようです。
もう少し伸びると固くなって食べられなくなるのですが、私の大好きな春の食材のひとつです。

お寺の周辺にはたくさん出てくるので、食べたくなった時にちょっと採ってくる・・・なんて贅沢なんだろうといつも思います。

6月1日定例・永代供養墓「白秋苑」合同供養会について

2020年05月16日 | Weblog
毎年6月1日、午前10時から執り行っておりました永代供養墓「白秋苑」の合同の供養会ですが、新潟県での緊急事態宣言が解除されたこともあり、予定通りに行います。

日時:6月1日(月)午前10時~
場所:千手院 本堂

ただし解除とは言っても、まだ段階的であると思います。

・県をまたぐ移動は、できればお控えください。
・体調がすぐれない時も来寺はお控えください。
・マスクを着用ください。
・換気をしながら法要を行いますので、念のため膝掛けなどがあると良いと思います。
・毎年自由参加ですので、不安な方は遠慮なくご欠席ください。

個人的には少々過剰反応かと思いますが、本山からも通達が来ておりますので、上記のような条件にて供養会を行いたいと思います。
法要の様子をライブ配信などで遠方の方にもお届けできれば・・・と思っているのですが、今のところそこまで手が回らず・・・ご容赦ください。





今年の薬師様

2020年05月11日 | Weblog
少し遅れましたが、今年の5月8日、薬師様のご報告。
同日の月遅れのお釈迦様降誕会(甘茶)は、新型コロナウイルスの影響により中止といたしました。



7日の午後から住職1人にて薬師護摩修法を厳修し、ご開帳を行いました。
新型コロナウイルスが落ち着くよう、特に祈念いたしました。



8日、信者さんが薬師如来像を背負って薬師山(浦佐城跡)に登りました。
前日までの荒天が嘘のように、爽やかな晴天、雲ひとつないお天気になりました。

浦佐城跡二の丸跡にある薬師様の祠前に尊像をお祀りし、祈願の読経のあとは15時頃まで、チラホラと登って来てくださる方々と山の恵みをいただきました。味噌を取れたての山ウドにつけ、般若湯と一緒に楽しい1日でした。



祠前から越後三山。
二の丸跡も法面の木々がかなり伸び、今年あたり刈り払いを行う予定になっております。



先般アップしたボタンも今朝開花しました。
ホント、綺麗だな~。。。

25年

2020年05月06日 | Weblog
女優の柴崎コウさんのツイートした「種苗法改正案」が連休明けに審議開始になるとか・・・。
おかげで話題になり、多くの人が知るところとなりましたが、そうでなかったら・・・コロナの騒ぎに便乗して、知らないうちに、あっという間に法案が通ってしまっていたのでしょう。そう思うと、今の報道、マスコミはやっぱり偏っているのでしょうね。私もぜ~んぜん知りませんでした。柴崎さん、勇気を持って知らせてくれて、ありがとうございます。

農家の多い新潟県、柴崎コウさんの一件がなければ、ほとんどの人が知らないのではないかと思います。
もちろん賛否両論あると思いますが、一番要の「食」の問題ですから、議論に議論を重ねて欲しいと思います。

私達が子供の頃にはほとんどなかったのが、今はどこでもアレルギーの話を聞かないことはありません。
色々な要因があるのでしょうが、一番は「食べ物」だと思います。

前にコロナに関連して、「人とのコミュニケーションが絶たれる(少なくなる)と、心の病を引き起こす」と書いたと思いますが、実はもう一つ、「食が乱れると心の病を引き起こす」という教えもあるのです。

心の病を引き起こす時には、仕事が上手くいかなくなる、人間同士の関係が希薄になる、食がおかしくなるというのが先人達の教えです。
専門家の本を読んでいるとよく出てくる言葉ですが、私の立場で言えばそれはずっと前から、昔の人達が言い伝えてきたことと何も変わらないのです。

昔の人は古くない、今の私達の方がよっぽど古いのではないかと、いつも感じさせられます。
お堅い話になってしまいましたね。



今日の浦佐は曇り時々雨模様。肌寒いくらいのお天気でした。
ボタンの花がもう少しで開き始めそうです。

平成7年、奈良県の長谷寺から浦佐に帰ってきたときに記念に10株程度植え付けました。
いくつかダメになってしまいましたが、25年経った今でも綺麗に大輪の花を咲かせてくれます。
この細い幹に、よくこれだけの大きな花を咲かせ、素晴らしい香りを漂わせてくれるものだと毎年感服してしまいます。

そして25年間で一体何をしてこれたのだろうとも考えさせられます。
気がついたら滅多に更新しないブログも5000日を超えていました。2歩下がっても、3歩前に出て行きたいと思います。


5月7日、8日の行事について。

2020年05月04日 | Weblog
新型コロナウイルスの影響により、5月7日(木)19時~予定をしておりました、薬師護摩修行は時間を変更し、住職のみで厳修いたします。

5月8日(金)薬師様山頂祭は予定通り行います。
お天気の様子をみて午前9時くらい~午後3時くらいまで浦佐城跡二の丸跡、薬師様の祠前で薬師如来像をお祀りいたします。

同じく5月8日(金)月遅れのお釈迦様降誕会(甘茶)は、本年は中止といたします。

毎年少人数ながら、ささやかに続けられてきた祭礼ですが、本年は上記のようにさせていただきたくお願い申し上げます。

今日も暑いくらいのお天気でした。
朝、千手院脇を流れる祓川からカジカガエルの鳴き声が聞こえ始めました。かなり早いです。



少し遅くなりましたが、薬師様の祠周辺の草刈り、のぼり旗を立ててきました。
五色の旗は浦佐駅正面からよく見えるでしょう。



オオイワカガミが結構咲いていました。
場所によって微妙に花色の濃さが違います。今日見た中では一番紫色が濃いものでした。



今日の収穫、山のアスパラ、「シオデ」地元の人はショデと言っています。
作業のため時間がなく、ほんの15分くらいでしたが、晩ご飯のお供にはちょうど良かったです。

ワラビもネマガリタケもコシアブラも、良い感じになっていました。
春の山は本当に良いですね~

キハダ

2020年05月02日 | Weblog


薪割をしていたら、中にキハダの木がありました。
皮をはぐとご覧のよう、きれいな黄色の肌をしています。

この黄色の部分が胃腸に効くとのことで試してみたいと思います。ウコンみたいですね。
調べると本当は梅雨時期に採取するのが良いようですが、仕方ありません。

昨日、今日と浦佐は真夏日。
新緑が猛ダッシュで進んでいます。暑くなるとマスクも辛くなりますね。
今日は1日池の掃除と錦鯉の消毒作業。いい季節になりました。

移ろい

2020年04月24日 | Weblog
日本を含め、全世界が新型コロナウイルスでほぼ鎖国状態。
世界史をみても、こんなことは歴史上あったのだろうか?

それでも自然界は何事もないかのように普通に移ろいゆく。



桜が散り始めると、沢のわきなど比較的湿地な所には二輪草が群生します。可愛らしい。



またこちらも同じく、桜が終わるとツツジのつぼみが膨らみはじめ、濃い紫が境内に映えるようになってきます。
待ってましたといわんばかりに・・・。

早春の草花、山菜、ブナの芽吹き、どれもが生き抜いていくための術を持っている。
自分がどうすればエネルギーを吸収し、花をつけ、種を分散させ、子孫を残していけるのか?自然界を見渡すと実に逞しくて、そしてしたたかな戦術があります。

コロナの
こんな時、一体どうすれば良いのか?
きっとヒントは自然界の中に、また歴史の中にあるような気がします。自分でもよく分からないのですが・・・。
分からない時は、先ずは日々できる事を淡々と続けること。老僧からそう言われた事を思い出します。