ちびずマムのマイペースな育児・料理・翻訳日記

2007年生まれの1号くんと2010年生まれの2号くんに振り回されつつ、自分の夢もなんとか追っていきたい、ちびたちのマム

トレヴェニアン『パールストリートのクレイジー女たち』

2015年10月20日 | 読んだ本(日本語)
江國香織訳、トレヴェニアン『パールストリートのクレイジー女たち』

ずいぶん前に新聞で紹介されていて、おもしろそうなので図書館で予約しました。
が、かなり順番待ちで、ようやく借りることができまして。

世界恐慌の後のアメリカのスラム街での生活を、先住民とフランス系の移民の
血を引く少年(成長していきます)の目を通して描いています。

スラム街、ということで、すさんだ暗い話かと思いきや、主人公の少年も、
性格に難ありの母も力強く生きていて、貧しい人たちの話なのに、そんなに暗くない。

おもしろいです。描写も生き生きとしていて読みやすい。

のですが。

「行かれる」「いかれる」がよく出てきて、すごく気になります。
前者は文脈からおそらくcan goかcould goかなぁと思うのですが。

「行ける」「いける」だよね、と気になりつつ……そういうふうに話すところもあるのかな。

追記:これに関しては飯間浩明著『遊ぶ日本語 不思議な日本語』にヒントがありそうです。

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