ちびずマムのマイペースな育児・料理・翻訳日記

2007年生まれの1号くんと2010年生まれの2号くんに振り回されつつ、自分の夢もなんとか追っていきたい、ちびたちのマム

ねじめ正一『こちら駅前探偵局』

2019年04月03日 | 読んだ本(日本語)
ねじめ正一著『こちら駅前探偵局』

名前だけ知っていて作品を読んだことのない作家さんのひとりでして、
図書館で見かけて借りました。

探偵とその娘の10歳の女の子が主人公っぽい感じだったので、なんかほのぼのしてるのかな~と思いまして。

が、結構入り組んだストーリーでした。

コーポ暮らしのゆかりさんっていう女子大生が、「夜中に幽霊の声がする!」と苦情を申し立て。
コーポの大家さん(主人公の私立探偵・佐倉峡平の亡き父の親友)に頼まれ、峡平は調査を開始。

そうしたら、その部屋では七年前、OLが家庭用殺虫剤を飲んで壮絶かつ悲惨な自殺を遂げていたことが判明。

大家さんに墓参りを頼まれて、そのOLの実家を訪ねると、OLの祖母に「孫は自殺じゃない!」と
さんざん言われ、真相を調査することに。

その矢先、大家さんの息子・日出男が転落死。

んで、横からごちゃごちゃ言ってくるカメラマンの水谷という男が、実は建設会社の
御曹司(母親は社長の愛人)だったとわかる。すんごい嫌なヤツだったけど、
母親が刺されて死にそうになっていたところを峡平が救急車を呼んだので、
峡平にちょっと心を開くようになって、最後はまあまあいい仕事します
(でも刺したのはおまえだよなっていう……)。

その愛人が峡平の亡き婚約者(で10歳の娘の母親)とそっくりだってところで、
ちょっとゴタゴタがあってさらにややこしくなり……。

峡平はなぜ私立探偵になったのか?(婚約者の娘を引き取るために探偵になったっぽいことが書かれてたけど、
普通なら、だからこそ安定した収入の得られる、休みの決まった職業に就くような気がするんだけど)
結局本当にOLは自殺だったっぽいけど、え?
正当防衛を主張したゆかりに付き添って警察に行ってたけど、水谷は
死んだ日出男の最後の目撃者だから、実は「猫を追いかけてて落ちて死んだ」って口裏合わせてたってことないの?

などなど、なんか疑問が残りました。

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