近藤史恵著『ヴァン・ショーをあなたに』
下町のフレンチレストラン、「パ・マル」。シェフは無愛想な三舟さんと、彼とは
対照的に人当たりのよさそうな志村さん、ソムリエの金子さん(彼女だけ女性)、そして
主人公のぼく(高築さんなのだとあとでわかります)。
絶品のフレンチをごちそうしてくれる三舟さんは、鋭い嗅覚・味覚と観察眼の持ち主。お客の持ち込む
謎を鮮やかに解明しちゃいます。
謎、といっても、殺人事件とか強盗とか血なまぐさいものではなく、かわいらしいもの。
どうして猫がいなくなったのか、本格的なフランス風パンの店をオープンする直前、どうして
女性パン職人は姿を消したのか、ブイヤベースばかり頼む女性(三舟さんが思いを寄せる?)の
正体は……といったほのぼのしたものです。
ひとつだけとても悲しい恋の物語があったけど、それでも高築さんの身になれば、
清々しい終わり方でした。
主人公たちの過去のストーリーもあって、どの話も引き込まれます。
登場する料理も本当においしそうで。パ・マルがあったら、絶対に行きたいよ~。キャラもいいわぁ。
濃いミステリ好きの私のはずが、はまってしまいました。ほかの作品も読んでみたいなぁ。
下町のフレンチレストラン、「パ・マル」。シェフは無愛想な三舟さんと、彼とは
対照的に人当たりのよさそうな志村さん、ソムリエの金子さん(彼女だけ女性)、そして
主人公のぼく(高築さんなのだとあとでわかります)。
絶品のフレンチをごちそうしてくれる三舟さんは、鋭い嗅覚・味覚と観察眼の持ち主。お客の持ち込む
謎を鮮やかに解明しちゃいます。
謎、といっても、殺人事件とか強盗とか血なまぐさいものではなく、かわいらしいもの。
どうして猫がいなくなったのか、本格的なフランス風パンの店をオープンする直前、どうして
女性パン職人は姿を消したのか、ブイヤベースばかり頼む女性(三舟さんが思いを寄せる?)の
正体は……といったほのぼのしたものです。
ひとつだけとても悲しい恋の物語があったけど、それでも高築さんの身になれば、
清々しい終わり方でした。
主人公たちの過去のストーリーもあって、どの話も引き込まれます。
登場する料理も本当においしそうで。パ・マルがあったら、絶対に行きたいよ~。キャラもいいわぁ。
濃いミステリ好きの私のはずが、はまってしまいました。ほかの作品も読んでみたいなぁ。