京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

「発酵もの」の救世主?

2007-01-23 14:12:07 | 妻!日記
 今、NHKスタジオパークを見てましたら。
 (と、いいましても、洗い物をしながら、聞いてたのですが。)
 ゲストの、どこぞの大学の先生の話。

 発酵学がご専門。
 の、小泉武夫先生。
 東京農業大学の教授だそうです。

 この先生が。
 出るなり、突然、ふぐの卵巣を食べる、という。
 あの、猛毒の。
 公開、自殺か・・・
 と、思ったら。
 発酵で解毒されているのだそうで。
 北陸の食べ物らしいです。
 恐るべし、日本の食べ物。

 「発酵が未来を救う」
 「廃棄物こそ発酵の宝なれ。」
 などなど、我々、発酵ものを生業としてるものとしては、うれしい言葉が次々現れました。
 どうも、この先生。
 あの、沖縄のもろみ酢の生みの親らしいです。
 
 もろみ酢。
 いまや、本家本元の泡盛をもしのぐ勢い。
 沖縄展催事での力の入れようもすごかったですけど。
 今では、普通にスーパーやコンビニなどでも見かけますね。
 もともとは、泡盛から出る廃液で、泡盛一升あたり、2升できていたらしいです。
 豚の餌にしたり、海に流したりしていたそうですが。
 この発明。
 健康どうのこうの置いといて、地元の救世主であるのは確かです。

 あまり、漬物に関する話はなかったのですが。
 この先生、講談師みたいな軽ちょうなしゃべりで面白かったです。
 是非、より多くの方に、発酵ものの魅力を伝えていってもらいたいです。

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4 コメント

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実はすごい方なんですよ! (うみうま)
2007-01-23 17:00:50
小泉DR.は、醗酵学・醸造学の権威です。
機会があれば、『食の堕落と日本人』小学館文庫刊、読んでみてくださいね! おもしろいです☆

http://blog.kansai.com/amaneroom/560

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フグの卵巣、美味しいですよ! (s-nicolas)
2007-01-23 22:04:19
うみうまさん、見っけ。(笑)
小泉武夫さんは、日経新聞の夕刊で「食あれば楽あり」という連載をされていて、いつも読んでいると、たまらなくなってくるほど美味しそうな食の描写をされています。ただの食いしん坊のおっさんかと、最初は思っていました^^;
ところで、フグの卵巣って、美味しいですよ!
塩漬けにされているので、結構辛いですが。
説明書きには、「たまにピリっとくるかも。」というような事が書かれていたような・・・。(うろ覚えですが。)
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うみうま様 (妻!)
2007-01-25 10:52:32
そうなのですかー。
たしかに、あれだけ話を砕いて、分かりやすく楽しくお話していただけるのは、もとの知識蔵の豊富な人なんだなーとは思いました。

番組で、すごく美味しそうにお酒を飲んでらして。
うわー、美味しそうだなーと。
飲めないんですけどね。(ビールだけ。)
そんな美味しいものなら、飲んでみたいなーと思いました。

発酵と腐敗、について。
似て非なるもの、と・・・
昔、納豆作りをしまして、見事腐らせてしまった私。
しば漬けも、管理が悪いと、後者のほうになってしまう・・・

発酵学・醸造学、勉強しないといけませんねー。
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s-nicolasさま (妻!)
2007-01-25 10:58:02
ふぐの卵巣、どの辺の特産なんでしょう。
高そうですね、物が物だけに。
でも、ケチってまがい物を買うと、大変なことになってしまいそうな気がします・・

小泉さんの連載は、きっと面白いんでしょうねー。
日経新聞。
就職活動期には、勧められて取ってまして。
ほとんど、中のほうを見ることはなかったんですけど。
あの、「寅さん」の山田監督?でしたっけ。
あの人の、「私の履歴書」には惹きつけられて、楽しみに読んでました。

小泉さんは、連載とか寄稿とか多そうだし、農業新聞とかでも、チェックしてみます。
(うちは、京都新聞と農業新聞です。)
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