京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

茗荷続記

2006-09-25 14:27:59 | 妻!の料理
 朝のブログの続き。

 昨日、畑で茗荷を収穫しました。
 けど、時期が遅くて、伸びきってしまってたので、あくまで家庭用。

 去年はたくさん収穫できたけど、忙しさにかまけて、放ったらかしにしておいて、ほとんど腐らせてしまったので、今年はちゃんと世話します。

 少ないな、と思ったけど、ざっとで1キロ弱ほどは取れました。
 それを朝から処理する。

 掃除が大変。
 ただででも、雑草のジャングルの中の野良生えで育ったものだから、草やら泥やら付いている。
 それに加え、収穫が遅れて、ちょっと成長しすぎなので、(地下から地上部分に出てきてから時間がたっているので)、茗荷の皮の中に虫やらゴミやら入っていて、汚いのです。
 虫が食っていたり、腐って悪臭がしていたり、結構厄介者なのです。

 それでも、何度も何度も水を替え、執念深く汚れを取り除こう、というのだから、呆れるくらいの茗荷好きですわな。
 水に漬けますと、汚い茗荷からは、トトロとかのアニメに出てきそうな、気持ち悪ーい小生物が出てきます。あまり詳しく書くと、皆さん食べるのを止めたくなるような、いやーなものがにょろにょろと出てくるのです。

 心配しなくても、これは家庭用ですから。
 ほんとーに。

 でもって、状態の良い茗荷は、甘酢漬けに。(それでも、念のため半分に切って、もう一度洗う)
 さっと熱湯にくぐらせてから、甘酢の中に入れました。

 甘酢に入れた瞬間、ぱあっと紅がさします。(酸に反応するわけです。)
 

 
 手づくりの醍醐味ですね。
 でもって、残った質の悪いほうを、(こっちのほうが多い)、みじん切りして、当座煮にしました。

 刻んでさらした茗荷に、ひたひたの水を加えて、煮ます。



 丹念にアクを取る。
 水が4分の1位になるまで、ことことと・・・

 その間に、昨日もらった栗の皮むきをする。
 新米で栗ご飯。



 栗の皮むきって、大変ですよね。
 とりあえず、皮をむいたら、渋皮残したまま、水に漬けときます。
 アク抜きと、皮が柔らかくなるのを兼ねて。
 後から、また気が向いた時に、渋皮をむく。



 そーこーしているうちに、茗荷の鍋も煮詰まってきます。
 ミリンと砂糖、お醤油を入れて、汁がなくなるまで・・・



 いい感じ。 
 先日作った、新ショウガの甘酢漬けと一緒に、記念写真です。



 あまり売り物より上手に作ると、お父さんの機嫌が良くない、気がします。
 「手づくりが一番旨いに決まってるやんか! そやけど、日持ちがせーへんし・・・」 
 とか何とか、ブツブツ始まります。


  
 栗ごはん、完成形。
 今日は、米6合に、もち米1合。
 塩加減がちょうど良く、褒められました。
 お米の水加減してから、最後に栗を加える時、栗にもう一塩まぶしてから、入れた。それが利いたかな。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
これこれ (小春の母)
2006-09-26 11:38:55
これです~ 以前料理の本で見かけて作ってみたいと思っていたんです!!

茗荷を煮るやつ・・・

もうすっかり忘れていました!!

甘酢付けは少し作りましたが

とにかく茗荷が高くて

庭の茗荷も今年は3本だけの収穫だたし・・

でも安い茗荷見つけたらつくってみたいです!
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茗荷 (チャベスママ)
2006-09-26 12:17:54
私も大好きでお味噌汁やサラダなどに使ってますがお手入れが大変なんですね~

初めて知りました。

手がかかるものは何でも美味しいですよね~
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当座煮 (kazutoyo 妻!)
2006-09-27 12:15:42
小春の母さん、当座煮ですかー。



私の作った当座煮、点数つけると、70点・・・

佃煮としては、ほぼ合格点なんですが、(つやつやしてて、柔らかく仕上がった)、なんか味がねえ・・・

正直言いまして、生で食べるほうが美味しかったです。

作り手が悪い?



今(27日)なら、茗荷余ってます。

いかがですか?
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