京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

もうすぐ節分です★

2007-01-29 12:55:18 | 妻!日記
 節分間近だからか、今朝の教育テレビで、「おにたのぼうし」の人形劇をやってました。
 今出回っている、絵本の中では、かなり地味なストーリかと思いますが。
 やはり、テレビで音とともにセリフを耳にしますと、心にぐっときました。



 人間好きの鬼の子供の、せつなくなるお話です。


 「おにたのぼうし」   
             文・ あまん きみこ
             絵・ いわさき ちひろ             
                   ポプラ社

 気のいい鬼の子のおにたは、まことくんが大好きで、去年の春から物置小屋の天井に住んでいました。
 まことくんの無くしたビーだまを見つけてあげたり、にわか雨のときに洗濯物を入れてあげたり、とても親切なのだけど。
 とても恥ずかしがり屋のおにたは、姿を隠していたので、誰も、おにたがしたとは気が付きません。

 節分の夜のこと、まことくんが元気に豆まきを始めました。
 家中。
 そして、おにたが居る物置小屋にも・・・
 「まめまきの おとを ききながら、おにたは おもいました。」

 「にんげんって おかしいな。
  おには わるいって、きめているんだから。
  おににも、いろいろ あるのにな。
  にんげんも、いろいろ いるみたいに。」

 住処を追われたおにたは、まことくんの家を飛び出します・・・

 物語は、新しい住処を探して、飛び込んだ「豆まきをしない」家で、女の子と出会ったことから始まります。

 このおうち、お母さんと女の子の二人暮し。
 お母さんは病気で寝込んでいて、とても豆まきの用意なんてできないし。
 その日のご飯に困るくらい、貧しいらしい。
 幼くも、懸命にお母さんの看病をする女の子が、実にけなげです。

 それを、天井裏から見ていたおにたは、力になりたいと思います。
 「せつぶんだから、ごちそうが あまったんだ。」
 そういって、女の子に届けました。
 二人は仲良く話しますが。
 「あたしも まめまき、したいなあ。
  だって、おにが くれば、きっと おかあさんの びょうきが わるくなるわ。」

 女の子が帰ってくると、おにたの姿はありませんでした。
 そこには、おにたがかぶっていた帽子が残されていました。
 帽子をのけると、中から黒い豆がたくさん出てきました。

 まだ暖かい豆。
 女の子は、お母さんが起きないように、そっと豆まきを始めました。
 「おにはそと ふくはうち・・・」



 こういうの読んでいると、おにたが、おんなのこが、うちの子に思えてきて、何ともいえない気持ちになります。
 あきませんわ。
 最後、おにたは、黒い豆になってしまったんですかね。
 それとも、また、どこか別の住処を探して・・・

 時代背景は、洋服を着ているし、昭和の前半か?
 今時、こんなに貧しかったり、かつ天井裏のあるお家はありませんし・・・
 
 それはそうと。
 前半の、おにたの長セリフ。
 心に残る言葉です。
 「おに」を他の言葉に置き換えたら・・・
 いろんなことを考えさせられます。
 

 さて、節分とは関係ないですが。
 昨日、道の駅で安い白花豆を買ってきました。



 さっそく煮ています。
 だけど、大きい豆なので、いつもと勝手が違って、味付けが難しいです。 
 最後まで、形が崩れないか、心配です。

 第二弾。
 コンビニの、節分丸かぶりのチラシを見たら、無性に食べたくなりまして。



 あり余りの材料で、巻き寿司を作りました。
 なんだか、貧しい・・・
 海鮮巻きが食べたいです。

 今日の昼ごはん。



 なんちゃって大根餅を作りました。
 中国飲茶(やむちゃ)の大根餅の、簡単版です。

 白玉粉と、ベーコン(今回はウインナー)、普通の桜海老を使って、蒸さずにそのまま焼くので、ほんとに簡単!
 本格的に作ると、一日仕事ですもんね。
 材料も、フライドオニオン、干し海老、在来なんとか粉という、中国物産店に行かないと売っていない粉を使うので、大変です。
 いまいち、調合も分かりにくいし、一度型に入れて蒸してから、それを切って、また焼くので、手間もかかります。

 ですけど、これはほんとに簡単。
 オレンジページに載っていて、即買い!、スクラップしてあります。
 
 お味も、バッチシ!でしたよ。
 本場の方が食べたら、どう言われるか分かりませんが。
 素人舌には、同じ味でした。
 少なくとも、居酒屋風飲茶料理店のものには負けません。

 近頃、無性に飲茶(本格的でないと嫌だ!)が食べたくなりましてね。
 ホテルフジタの飲茶バイキングに行きたいです。(広告でみつけた。)
 ホテル日航のも、美味しそう。
 味で外さないのは、神戸・南京街辺りまで、出ないといけませんが。
 バイキングで食べると、必ず!もたれますのでね。
 お腹と相談中です。