京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

熟成 蔵出し大根の糠漬け

2007-01-25 11:43:48 | お漬物の話
 ここ一週間の投稿に何度も出てきました、話題の?タクアン漬。
 今日は、これについて書いてみます。

 注目の「発酵もの!」と、題しまして。



 取り出したるは、「熟成 蔵出し大根の糠漬け」。
 立派に銘打ってますが、実のところは、まー普通の田舎のタクアン。
 昔ながらのやつです。

 この昔ながらの、くっさいくっさいタクアン。
 今時のキッチンでは臭くて嫌われて、もう絶滅寸前?
 そういう意味では、デパート催事では珍しいタクアン漬でしょうか。

 もとの、構想では。
 うちの親戚の、辻電気さんからもらってくる、タクアン漬。
 かなりの異臭を放ち、酸味もきついですが。
 我が家の食卓では大人気。
 うちで人気なんだから、日本のどこかで、これを食べたいと思ってくださっている方も、まだまだ居るだろう、ということで。
 あれみたいなのを作ってみようということになりました。

 辻電気のおっちゃんから、作り方の教えを請い、レクチャーもしていただいて。
 このような販売までにいたりました。
 くさいです。

 かくいう私。
 広島のおばあちゃんの作るタクアン漬が大好きで。
 臭いから、作るのも家族から嫌がられぎみで、出しても、家の孫どもは食べないし。
 少し寂しかったらしい、うちの祖母。
 私が、パクパク食べるのがうれしかったらしいです。

 そんな祖母のタクアンも、祖母が年老い、ついには超高齢で亡くなり、食べられなくなってしまいました。
 寂しいな、と思ってたんですが。
 この、辻電気のタクアン漬、祖母のと同じ味なんですー!!!
 うれしかった!
 だからね、このたくあん食べると、元気が出るんですよ。
 私の魂(ソウル)フードなんです。

 さて。
 どのようにして、漬けているかといいますと・・・
 わたくし、見たこと無いので、詳しいことは分からないのですが。
 (この辺、若!のホームページにお任せします。)
 塩で下漬けしてから、ぬか床に入れて、本漬けするのかな。
 約一年。
 名前どおり、しっかり熟成してます。

 この、ぬか床。
 昨日、電話で確認したところ。
 ぬかは、若!の弟の神戸宅で採れたお米のぬか。(米粒の外皮かな。)
 少々入れてるシブ柿の皮も、この神戸宅からいただき。
 あとは、ザラメ糖も入ってるそうで。
 塩は、いつもの塩を使ってます。
 というわけで、比較的、生産者の顔の見えるぬか床を使っています。
 (塩・砂糖はわからんけどねー。)

 この、たっちゅん家のお米が美味しいんですよー。
 大原産と同じキヌヒカリ?らしいけど、水の管理が良いのか、評判上々です。
 我が家の、ささやかな贅沢です。
 (これがあるから、そんなに外食したくならないんですよ。)

 で、ですね。
 本体の大根についてですが。
 もちろん、自分ちで作った大根を干して、使っています。
 正直、草ぼうぼうの、あまり手入れの行き届かない畑なんですが。
 これが、美味しいの何の。 
 おでんにしたら、苦味がないし。
 大根おろしもみずみずしい。
 この時期の、「ゆず千本」なんて、本と身がしまってて、美味しいです!


 唐突に。


 
 切ってみました。
 そうそう、袋から出して、水洗いするとき。
 糠から染み出た、米油分で、しっとりヌメヌメしています。

 で、熟成一年もの。
 芸術的、アメ色です。
 お好きな方には、たまらない色合いだと思います。

 けど、嫌いな方にはねー。
 きっつい漬物であろうとは思います。

 そんな時どうするか。
 処理?法を考えてみました。

 そのまま食べても美味しいたくあんですが。
 ちょっとアレンジして、万人受けする味に近づけてみる・・・
 (んー、近づくかなー。)
 ちょっと硬かったり、塩味がきついときにも良いかもしれません。
 


 これは、青首大根の青い部分。
 黄黒くなって、硬そうだったので。
 この部分を使い・・・
 塩抜きして、皮の部分は、金平に。
 中の身の部分を、甘酢漬けにしてみました。



 見るからに、柔らかそうでしょう。
 箸休めにオススメです。
 うちでは、よく、ヒネ中のヒネのタクアン漬のときに、こうやって食べます。
 
 1・塩抜きしたタクアンを刻む。
 2・甘酢(砂糖2に対し、酢が3、塩少々)、すりしょうがを加えて、混ぜ、味をなじませる。

 酸味がアクセントで、どんどん箸のすすむ一品です。





 で、こちらが、金平なんですけど。
 小春の母さん家のと、違う?
 私が金平を作ると、どうしてもこんなコテコテになってしまうのです。
 もっと、油でしっとりした、薄色の金平が作りたかったのですが・・・

 1・フライパンに多めの油をひき、塩抜きして、水気を切ったタクアンを加えて、炒める。
 2・よく炒まったら、酒・みりん・砂糖を加えてなじませる。
 3・醤油を加え、水分が飛ぶまで、炒める。

 これで作ると、佃煮風?になってしまうんですよー。
 誰か、ちゃんとした金平の作り方、教えてください。

 しかも、皮だけ使ったので、硬い・・・
 歯のいい人しか食べれませんでした。

 けど、味は大根臭くないし、タクアン臭くもないし。
 何の佃煮だろう?という感じです。
 是非、お試しあれ!

本題を書く前に。

2007-01-25 10:38:45 | 子供の病気
 気になってます。
 病気というほど、大そうなことではないのですが。
 
 昨日、長男と一緒にお風呂に入ってまして。
 息子の右腕の、ひじよりちょっと上のほうに、青黒っぽいブツ(一ミリくらい)があるのを見つけました。
 そういうものに目がない私。
 すぐに、「治療」したくなります。

 ちょうどね、ニキビのような・・・
 毛穴の中に、老廃物がたまって、脂肪のかたまりができて、青黒く盛り上がっているような、そんなものが出来てました。
 「それにしても、変なところにできるねー。」とか、言いながら。

 息子の腕の、皮膚をつまんで。
 ちょうど、ニキビをつぶすようにして、「治療」させてもらいました。

 だけど、これが大物で、押してもしごいてみても出ないんです!
 かろうじて、先端だけがひょっこり顔を出しているのですが、ブツの大きさが出口の穴より大きなためか、何度やってみても、出てきませんでした。
 しまいには、息子が痛がってきましたので、止めました。
 (で、薬を塗って、バンソコウ。)

 でね。
 夜、気になって、考えてたんですが・・・
 場所が、場所なだけにね・・・
 ちょうど、予防接種とかする場所だしね。
 (いつも、右腕ばかりしてもらっている。)
 もしかして、これは、注射液のかたまり?
 それとも、接種による、二次生成物?
 もしかして、これは、いじくってはいけないもの?
 だけど、そんな話、聞いた事ないし、採ってはいけないものなら、接種のときに、必ず説明があるはずですよねー。
 ???
 違いますよねー。
 (でも、なんか心配で・・・)
 まさか、ブツを採ってしまうことで、注射でつけた免疫が失われたり、そんなことはないですよねえ。

 と、気になってるんですが・・・

 その心配はよそに。
 今朝になったら、やっぱり「治療」再開したくなりまして。
 息子に、腕を出してもらい。
 少し嫌がる息子を説得しながら。
 「えいっ!!!」と押して、出しました。
 「いーたーいー!!!」 
 と、叫び声、出しながら。
 おかあさんは、夢中でブツを出す。
 うにょにょにょろろーーー
 (いや、硬いかたまりなので、違うか。)
 
 するとね。
 ビックリ、ちょうど、胡麻を一回り小さくしたようなかたまりが、2つ、3つ。
 出てきました。
 見かけは、乳白色のものと、青黒くなったもの。
 やはり、脂肪のかたまり?
 みたいなんですけど、でもすごく硬いんです。
 セラミックくらい。ほんとに。

 まあ、往々年をとってきますと、このようなものは出来やすくなりますが、なぜに、6歳児の腕の、こんな場所に?
 けがをしたときに、異物が混入した名残かと、思いましたが。
 でも、そんな記憶がないし、だいたい、ぶつけるような場所で無い。

 いったい、なんなんでしょうー?
 まあ、おかしなものでなければいいのですが。
 やっぱり、注射のせいなんでしょうか?