新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

玉宮公園ザゼンソウ群生地と小倉山ハイキング

2015-03-08 | ハイキング・登山

今日は中央線沿線の倉岳山あたりに行こうかと話していたのだが、天気が悪そう。不思議なことに甲府とか河口湖の方なら晴れらしいのだ。

それでともかくも高尾に集合して、中央線で鳥沢駅を目指したのだが、相模湖あたりでもまだ小雨が降っていた。

三つ峠と言うことも考えたが、最新情報を見たら、結構雪が深いところもあり、凍っていたりして大変そう。行くなら河口湖からバスで登山口に出て一番楽なルートでないと帰れそうにないが、集合時間が遅いので、まず無理そうということになった。

昨晩、甲府あたりから登れるお手軽な山はないものかと検索していたら、塩山から行くザゼンソウ群生地が今日あたり見ごろと言う情報があった。

ザゼンソウってまだ見たことがないし、見ごろと言うのを見逃すこともないなと、一応ルートを調べておいた。ヤマレコにもそこから小倉山ハイキングの情報があるみたいだった。少し前の情報では雪も残っていると出ていたので、軽アイゼンも用意した。行先が定まらないので、念のためにおふろセットも用意。

鳥沢駅に来たら、雨はほぼ止んだみたいだったが、山には雲がかかったりしていて、ちょっと行く気が起こらなかったので、大月まで足を延ばし、九鬼山も少し考えたが、皆ザゼンソウを見に行こうということになった。お正月以来山から離れてしまった方もいらして、足慣らしくらいが良いとのこと。

それで塩山駅で降りた。このあたりは雨の後も残っていなくて、空もいくらか明るかった。

北口からタクシーでザゼンソウ公園まで移動。約15分で2000円。一人当たりだと500円だからバスとそう変わらないだろう。バスの時間を見たが、11時過ぎまでバスはなかった。

一瞬西沢渓谷に行っていない人もいらっしゃったので、西沢渓谷のバスも調べたが、10分前に出てしまっていて、当分バスはなかった。タクシー使ったら相当の金額になるし、西沢渓谷は止めておいた。

ザゼンソウの道という案内板が立つ道をたどり、小さな駐車場に着いた。タクシーの運転手さんは名刺を渡してくださって、帰りもどうぞと言われた。でも、うまくバスがあればバスで帰るつもり。

   

案内板に従って、他の方々が行く方に私たちも付いて行った。電気柵が設置してあって、これをまたぐのかしら?触ったら感電するのかしら?と思っていたら、取っ手部分を外して、通るように書かれていた。

    

それで、3本のひも状の電気柵を外して、皆で通り、もとに戻した。

木道にはゴムが貼ってあって滑り止めになっていたが、それでも滑り易い。

すぐに小さめの赤紫のザゼンソウが沢のほとりなどに見られた。

ザゼンソウは自分の熱で雪を溶かして咲くと看板に出ていたが、今日はすっかり雪は消えていた。雪の中から顔を出した花の方がきれいだろうな。

大方は日の当たる方向に向いていて、なかなか木道から写真を撮るのは難しい。

フラッシュをたいたら、少し中の花が白く見えるようになった。赤紫が強いものや白いものや中間色のものなどいろいろ。

沢の中に1つだけつぼみのザゼンソウがあったが、それが最後で、その後は登山道が続く。落ち葉が多くて何も花は見当たらない。

淡々とゆるやかに登って行くとまた案内図があったが、その現在地と言うのが今にも展望台と言う場所に書かれていた。しかしどうもまだ先がありそう。

またしばらく登り、峠状のところに来た。そのあたり、珍しいヒトデのような形の植物?が地面にいくつも見られた。ホコリタケ?という他のグループの方もいらしたが、なんか違うような気がして、家に帰ってから調べたら、それはツチグリというキノコだった。こちらも初めて見るので面白かった。

私たちは展望所がありそうな右手の方に登って行った。もう展望台かと思うと人が降りてきて、右手の方だと言うので、またそちらの方に登って行き、やっと展望所のヤグラの所に着いた。

上から話し声が聞こえてきたが、私たちは構わず登って行って、先に来ていた二人組を追い出してしまった。ごめんなさい。

展望所からは山並みと雲海が見えて、なかなかの展望だった。富士山も見えるらしかったが、もちろん厚い雲の中だった。

展望所の下のテーブルでおやつをいただき、小休止。まだ11時前だからお昼には早い。

それから急斜面が時々ある場所を後戻って、二股の所に戻った。ツチグリがあったところから左手(展望台からは直進になるが)に進む。尾根道はすぐに登りになってフーフーいう。

右側は赤い樹皮の赤松が多くて、秋には松茸できないのかしら?などと言いながら歩く。左側は広葉樹林だ。ツチグリはさっきの所以外には見られなかった。

風に抗って成長した松。

ここから写真は小さいサイズでアップ出来たので載せるのはこのサイズ。

印のつけられた杉か檜?

ちょっとテープが見つからず、二手に分かれて歩いたが、私たちは正規ルートでない方を歩いてしまったので、登ってみたらロープの外だった。

何のふん?熊ではないでしょう?

ちょっと下ってまた登って、ほとんど平らかなと思った期待は裏切られて、結構トレーニングになった。次のピークは上条山と言うところで955メートルくらいだった。

そこでお昼にしようかと話したが、通り道になるので、もう少し広いところを探して、少し下ったところで昼食とした。少し薄日もさしてきて、一瞬は暖かかったが、しばらく食事でじっとしていたら、かなり冷え込んできた。風がなくて良かったけれど。持ち寄りのおかずを頂き、コーヒーを入れていただいた。友人がお持ちくださった信田巻とサツマイモのサラダは珍しく美味しかった。ごちそう様でした。

一通り頂いて、最後は羊羹まで頂き、撤収。

林道が見える。

そこから平沢集落への分岐では、こっちでいいのかなと心配になり、自分が映した案内板の写真を見て確認。カメラの写真を拡大できることを知らなかったが、教えていただき、拡大して文字を見ることができた。

しかし上条駐車場の方に行ったら、もう一つの展望所があったらしいのに、気づかず、集落の方に降りてしまったのがちょっと残念だった。

集落への道は余りリボンやテープの印がなく、落ち葉が広がる広場のような場所だったので、登山道が時々心配になった。また落ち葉が積もっていて、中に丸太やら石やらが隠れていて、かなり慎重に足を運んだ。このあたり新緑の頃もきれいだろうな。

やっと見つかった小さなテープの印

集落の家が見えてきたころ、ザゼンソウ公園に戻る道があったので、左手に曲がった。

途中の沢の流れに金色の砂が。。。

いつか滝子山の沢で見たのと同じ砂金(実は黄銅鉱の砂)?でもキラキラときれい。

笹の茂る間の道をたどる。

神社への分岐だが、その方向を見ても神社が見当たらなかった。どんな神社なのかしらね。

カタクリ群生地の看板が置かれていた。

もしかしたらカタクリも見られるかも、と期待したけど、まったく芽も出ていなくて、このあたりは4月中旬あたりに咲くらしい。

整備中のハイキング道?

その後しばらく歩いて、ザゼンソウ公園の出発点の橋のあたりに出た。出口に小屋があって、野菜やら蕗味噌などを売っていた。私と友人はサトイモを半分こにして購入。お店の人がお芋の蒸かしたものを出してくれたが、私はサツマイモを食べ、他の人たちはサトイモを召し上がった。残ったサツマイモの小さなところを先に行った人に渡したが、しっぽのようなところだったので申し訳ないことをしてしまった。何も考えずに、自分が美味しそうなところを取ってしまったからだ。

小倉山方面

ブドウ畑

畑のあたりの小さな草花

それから友人が休憩所でバスの時間を聞いたら、バスは来ないみたいだったので、やはりタクシーを読んで、時間が早かったので塩山温泉郷の日帰り温泉を紹介していただいた。

そこは駅から10分程度の所にある温泉郷の旅館の横に併設された公衆浴場で400円で利用できたが、休憩所などは使えず、乳飲料と牛乳の自販機があるだけだった。お風呂はすごく熱くて、横には水風呂があったので、うめて入ったが、シャワーも温度調節ができず、熱すぎるか、ぬるすぎるかのどちらかだった。

目立たない入り口だが常連さんが次々と見えていた。

後で廊下で、熱いお湯と水風呂と交互に入ることで温泉の効能が増すらしいことが書かれていた。仲間の方はその話を常連さんに聞いて水風呂(源泉だったそうだ)にも浸かったそうだ。私たちはそれに気づかず、熱い方のお風呂に入っただけだった。

残念ながら、ドライヤーはなかったので、タオルで巻いて帽子をかぶって出た。でも外の日差しは暖かく、しばらくしてタオルを取って風に当てたら、駅に着く頃には乾いてしまったので助かった。

駅への道すがらのシャッター商店街に古い建物がいくつか見られた。

文化財の家

のんびりいろいろ見ながら歩いて行ったら、電車が行ってしまって、しばらく待つはめになってしまったが、何とか日の明るいうちに帰り着くことができて良かった。

急な変更でしたが、なかなか楽しいハイキングになりました。皆さまお疲れ様でした。

 

 

 

 


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