新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

川乗山(川苔山)

2011-08-28 | ハイキング・登山

先日のばたばたで、一度は参加を取りやめ、みなさんに迷惑をかけてしまった山行きだったが、家にじっとしているよりも、気持ちが楽になるかなと思って、予定を立てていらっしゃった方に、同行させていただくようお願いして、行くことになった。友人にも話したら、一人は参加するとのことで、奥多摩で落ち合う。

私たちの路線は、電車の始発が遅くて、7時25分初のバスには、ギリギリに着いた。トイレによる時間もなかった。友人が早めについていることが分かったので、1-2、買い物をお願いしたのだが、コンビニは少し遠かったようで、これまた迷惑をおかけしてしまった。ありがとうございます。

バスは満員で立っている人もいた。日原鍾乳洞の方に行くバスで、初めて通るコース。くねくねを山間を走行し、15分ほどで、川乗橋バス停に。15人くらいだろうか、下りて、小さな広場状の場所で身支度したり、運動したり。ゲートがあり、車は入れない。

のんびり支度していたら、もう一人を残して誰もいなくなっていた。私たちも慌てて、歩き出す。

最初は舗装された林道を沢沿いに歩く。ずーっと渓流の音がしていて、小さな滝もところどころに見られる。涼しくて気持ちが良い。少しだが日差しもあった。

  

  

  

林道が終わった細倉橋のところに案内図とバイオトイレが一つ設置れていた。

      

そこから登山道に入る。石ころの多い道を進むと、みちみちヤマジノホトトギスが咲いていた。

  

渓流を次々に小さな木の橋で渡りながら、徐々に登って行く。この間の西沢渓谷にも似ているが、木の橋を何回も渡り返すところが違う。最初は濡れた橋で滑りそうになったが、取り付けられた桟木?に足を乗せると安定することがわかってからは、滑りそうにはならなくなった。

  

一時間ほどで百尋の滝に出た。梯子を下りると滝つぼに近づくが、今日は水量が半端ではなく、水しぶきもすごくて、長居をするとびしょ濡れになりそうなほど。あまり滝の近くには行かれなかった。

          

                           

 上流になると川幅は狭くなり、最後は渡渉となる。水量が多くて、一瞬どこを渡ったら良いのか?不安になったが、飛び石はしっかりしていて、すぐに渡れた。

  

  

その後、途中、若者が左手の崖を登っていて、石を落して私たちに声をかけた。大丈夫だったから、そういって、その人の後に続いて、崖を登ったのだが、どうも先に道がなさそうだという。

それで下の方を見たら、川の横の方の大木にピンクのテープが巻かれていた。多分登山道はあっちだわ、と言って、通りかかった人に確認したら、そうだというので、私たちもそちらに移動した。おかげで少し時間をロスした。結構踏み跡があったのだが、皆間違えて入り込んだのだろう。侵入禁止の横に渡した棒切れが置かれていたかどうかには気づかなかった。

進んでいる間に杉林の登山道近くに一本だけナツズイセンが咲いていた。どうしてこんなところに?

  

                                                              

途中、登山道沿いに小鳥の巣箱がかけられていて、数字がつけられていた。ブログにスズメバチが巣くって、刺された人もいるという記事があったという人がいて、緊張したが、どれも大丈夫だった。          

その後、急坂になったりなだらかになったりしながら、次第に高度を上げ、台地状の頂上への幅の広いなだらかな道に出た。20分ほどで山頂に着いた。珍しい花の群落があったが、後で調べたらミヤマママコナらしい。下山道の最初のあたりにも見られた。

マルバダケブキ

  

 ミヤマママコナ

  

リョウブ                                    ノリウツギの大木

 

頂上にはかなりのハイカーが昼食タイムを取っていて、私たちは、南寄りの地面に友人のシートを借りて、陣取るが、かすかな日差しに暑いくらい。12時ちょっと過ぎには到着した。小一時間昼食タイムとして、最後にコーヒーで締めた。雲がなければ富士山も見られるらしい。

   霧で展望のない山頂

                     

その後鳩ノ巣へ、の標識を追ってひたすら下りた。実は鳩ノ巣に向かって一番左側のなだらかなコースを取っていたらしい。オオダワに出るコースの方が距離は短そうだったが、アップダウンがきついらしい。本仁田山を回るコースもあるが、そんなことは思いもよらなかった。

       

 

 

ふと気が付くと霧が晴れていた。       

急斜面もあったが、思ったほどではなく、ひたすら長い下りと言っても平らに近いところもたくさんあった。オオダワ、本仁田山への分岐のあと、同行者が狐に化かされて同じところを何回も歩いているかのようだと言った通り、同じような杉林を延々と歩く。

途中一株のフシグロセンオウが、咲いていた。

しばらく歩くとまた一株あった。ただそれっきり。

                      

大根の山の神の道標がなかったけれど、それに急坂があると書かれていたけど、それほどではなかったわね、などと言いながら歩いていると、やっと車道が見えてきた。これで終わりかと思ったら、そこが大根の山の神というところで小さな祠があった。

                   

車道と思ったのは砂利道の林道で最近できたらしい。左手の方には本仁田山方面からの登山道もあって、途中で別れた方も下りてきていた。

    

もうちょっとと思うが大根の山の神からが、ややきつくて、辛かった。なかなか民家も見えない。足はどんどん痛くなり、やっとのことで民家が見えてきた。下りついたところの舗装道路の斜度のきついこと。ひざ痛に耐えながら、やっとのことで駅前まで歩いた。この坂をこのあたりの方は登り降りしているのですね。まあ、車の方も多いだろうけど。

民家のトロッコ                鳩ノ巣駅のホーム

     

別の友人が鳩ノ巣に来ていたので合流し、飲める人は生ビール、飲まない人は紫蘇ジュースを頂いて、のどの渇きをいやし、その後河辺の駅前温泉に寄って、汗を流して、帰宅した。混んでいるかと思ったらそうでもなく、いろいろな浴槽をたのしむことができた。

まあ下りは大回りコースを取ったのと整理運動を忘れてしまったので、結構足に来た一日でした。

林道で見た草花

キンミズヒキ                何の実?

   

コシオガマ?                ツリフネソウ

    

イワギボウシ   

   

アキカラマツ

山道で見た草花

ソバナ                               ヤマジノホトトギス

  

タマガワホトトギス                        クサアジサイ

  

イイギリのまだ青い実?

オクモミジマハグマ?                           立派なキノコ

    

下山道で見た花  キバナアキギリ

 

コメント
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