風のBLOG

東京演劇集団風の時事通信!
公演情報や稽古場速報、全国巡回公演の情報など
日々の出来事を速報!!

『ハムレット』凱旋公演

2011-12-29 19:43:50 | トピックス
『ハムレット』凱旋公演

12月23~25日、拠点劇場レパートリーシアターKAZEでは『ハムレット』の凱旋公演がおこなわれました。



↑三か月の九州ツアーを経てホームに帰ってきた風のレパートリーは、三日間とも満席となった劇場の中で新しい響きを生み出し、2011年のレパートリーシアターKAZEの千秋楽として相応しい公演となりました。
ご来場いただきました皆さん、本当にありがとうございました。

そしてこの凱旋公演の中には風ならではの動きもありました。12月24日は東京工芸大学の学生たち約30人が、大学の課外特別プログラムとして『ハムレット』の観劇だけでなく、芸術監督の浅野の講演やワークショップ・劇場見学を行いました。



↑公演前、浅野の話に真剣に耳をかたむける学生たち。



↑普段は見ることが出来ないレパートリーシアターKAZEの裏側までみてもらいました。



↑風ではどのようなワークショップを行っているのか、その一端も体験。

学生たちの多くは観劇後もロビーに残り風のメンバーに質問や感想をぶつけてくれ、この様子はレパートリーシアターKAZEの新しい出会いの可能性を感じさせてくれるものでした。


沢山のエールをうけ、2011年の風の公演はすべての上演を終えました。そして、早くも劇場では来年3月に上演する『セチュアンの善人』の稽古準備が始まっています。

風の芝居がどんな出会いを生み出し、この時代に何をなげかけていくのか。これからも多くの客席の皆さんとともに作品を作り上げていきたいと思います。来年も宜しくお願いします!

『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』2011ツアー最終週

2011-12-23 15:59:02 | 全国巡回公演
9月12日から始まった『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』東日本・西日本旅公演も最終週となりました。

12月19日 千葉県 鎌ヶ谷市立第二中学校
12月22日 埼玉県 所沢市民文化センター・ミューズ

今回の旅公演で最後の2階体育館となった鎌ヶ谷市立第二中学校。前日に学校に伺い、旅班は舞台装置の搬入を行いました。体育館公演がラストということもあり、気合が入ります。
翌日、本番では700名の生徒さんが体育館いっぱいに座り観劇してくれました。
彼らは見る、聴く、受け入れる、様々に持つ敏感な感覚を全身で使い、舞台と客席でひとつの波を起こす、そのような時間を共に過ごすことが出来ました。
鎌ヶ谷中学校の皆さん、いつかこの日のことを思い出してくれたらうれしいです。

そして22日、秋旅の千秋楽は所沢市主任手当拠出金管理運営委員会 所沢市教職員組合の方々の主催による公演でした。600名を超す皆さんが、所沢市民文化センター。ミューズに足を運んでくださいました。



公演が始まり、舞台から客席を見つめると、そこにはとても小さな子どもたちの姿が。キャアキャア聞こえる笑い声、お母さんやお父さんにヒソヒソ話しかける姿、それに答えるお母さんやお父さんの姿、子どもたちばかりでなく、中学生や高校生、年齢を超えてその場にいるひとりひとりの皆さんが舞台上で起こっていること、今自分の胸の中に起きていることに向き合っていました。そして自分自身に多くのことを語りかけていたと思います。



終演後、ロビーで皆さんをお見送りしました。溢れる気持ちを伝えてくれる皆さん、力強い一言を掛けてくださる方々、今日、この日に皆さんと会うことが出来たことに感謝しています。



36ステージを駆け抜けてきた「ヘレン・ケラー」の旅班。西へ東へバスを走らせ本当に多くの皆さんとお会いすることが出来ました。たった数時間の出会いかもしれません、しかしその出会いがきっかけとなり自分を見つめなおすこと、振り返ること、相手を考えること、受け入れること、なにより「生きる」ということを共に感じ、思考できた日々だったと思います。
先生方、生徒の皆さん、保護者の皆さん、地域の方々、ご協力頂いた方々、本当にありがとうございました。みなさんと積み重ね、交わした時間を私たちの体の一部とし、次に出会う皆さんへ渡していきたいと思います。
来春も「ヘレン・ケラー」の旅は続きます、ご期待ください!!

『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』2011秋ツアー第9週目

2011-12-20 16:50:56 | 全国巡回公演
トップの写真は日本工業大学駒場中学校アリーナでの夜仕込みの様子

『ヘレン・ケラーひびき合うものたち』の旅公演は、文化庁“次代を担う子どもの文化芸術体験事業”「星の王子さま」の1ヶ月の公演を経て、第9週目を迎えました。
2011年秋ツアーもあと4ステージ、その返り初日は静岡県からスタートしました。

12月16日(金) 静岡県 富士市立高校
12月17日(土) 東京都 日本工業大学駒場中学校

富士市立高校の体育館に組み立てられたヘレン・ケラーの舞台。およそ700名の生徒さんと先生方、PTAの皆さんと共に迎えた返り初日。役者・スタッフ全員で星の王子さまで経験してきた時間と舞台をつくるという意味を持ちながら、新鮮な気持ちで臨みました。
芝居が始まってから終演まで、静寂という言葉に近い空間が体育館の中に流れました。言葉は発さなくとも、舞台上から見える生徒さんの表情、そして体の動き、ひそひそと聞こえる反応、その静かな空間の中には生徒さんたちの中に何かを感じてくれている瞬間がちゃんと在りました。今そこで言葉に表さなくとも、いつかここ、富士市立高校で行った公演の日のこと、そこで受け取ったもの、考えたことを振り返ってくれたら、自らが何かを起こす時の勇気のひとつとなってくれたらと私たちは願っています。また、公演後には各クラスの図書委員会の皆さんが片付けを手伝ってくれました。


2階の体育館から舞台道具を運び出してくれる生徒さんたち

この日から全国的に寒くなるとの予報。その予報通り、冷たい風の中、図書委員の皆さんは大きな道具、重たい道具を一生懸命に運んでくれました。片付けの合間、役者に直接感想を話してくれる生徒さん。飾ることなく話してくれるその姿から私たちも元気をもらいました。どうもありがとう!


「僕たちも手伝います!」と声をかけてくれた柔道部の力持ちの生徒さんたち

片付けの後半、柔道部でトレーニングを終えた生徒さん数名が「手伝います」と声を掛けてくれました。次々に荷物を運び出してくれる姿と笑顔がとっても素敵でした。外が暗くなり、トラックの荷台の扉が閉まる最後まで力を貸してくれました。皆さんの勇姿、忘れませんよ!本当にありがとう。部活も頑張ってくださいね。


お手伝いをしてくれた皆さんへご挨拶。またいつか、富士市立高校で、どこかで、お会いしましょう

静岡県からバスを走らせて、旅半は東京目黒区にある、日本工業大学駒場中学校へ到着、開演が午前ということで旅班は夜仕込みを行いました。
体育館に到着するとたくさんの先生方がお手伝いにいらしてくださいました。体育館に組まれていく舞台を見つめる先生方、明日の公演を楽しみにしてくださいとご挨拶をして、私たちは学校をあとにしました。先生方、お世話になりました、ありがとうございました。

翌17日の公演、駒場中学校でも「何が始まるのかな」という静かな空間から芝居が始まりました。だんだんと空間が作られていく中で本当にひとりひとり、様々な反応をダイレクトに舞台に返してくれました。身を乗り出して見てくれた生徒さんも多く居て、芝居は舞台上だけで行われているわけではなく、客席に皆さんがいるからこそ、そこで生まれる交換によって形や色を生み出しながらつくられていくということを肌で感じる時間でした。とても楽しく、いい時間をみなさんと過ごすことができました。


カーテンコールでは綺麗な花束をいただきました、本当に元気の良い生徒さんたちでした

駒場中学校の公演には、九州でツアーを行っていた「ハムレット」のメンバーも見に来てくれました。久々の再会の喜び、公演のことなど話は絶えませんでした。
またハムレット班のメンバーは撤去にも力を貸してくれました。ヘレン班も、もうすぐに迫る凱旋公演を楽しみにしています!
撤去の最中には、中学一年生の男女生徒さんが興味津々に体育館にやって来てくれました。「面白かった」や「この箱はなんだ?」など役者・スタッフとの交流もあり、嬉しい時間でした。また職員室でも「今日の芝居はどうだった?」と先生と生徒さんが話す姿もありました。芝居を通していつもとはまた少し異なる対話が生まれる瞬間を見ることが出来ました。これから先、またふと思い出して話をしてくれたら嬉しく思います。

「ヘレン・ケラー」の旅も終わりが近づいてきました。
来週は千葉県、鎌ヶ谷第二中学校からスタートです。新たな出会いに期待を膨らませて・・・








“次代を担う子どもの文化芸術体験事業”『星の王子さま』⑧

2011-12-20 15:18:04 | “文化芸術による子供育成推進事業”
“次代を担う子どもの文化芸術体験事業”『星の王子さま』は今ツアー最後の3ステージとなりました。

遅くなりましたが、第4週目の後半に行われた、福山市立大谷台小学校、岡山県立盲学校、そして今旅最後の公演となった岡山県・矢掛町立小田小学校の公演の様子をお伝えします。


福山市立大谷台小学校(126名)


↑大谷台小学校で、午前中舞台見学と一緒に行われた“質問コーナー”。「ライトはいくつあるのですか?」
「どうして星の王子さまを始めたのですか?」などたくさんの質問をしてくれました。

「星の王子さま」は第2次世界大戦のさなか、たくさんの人たちが戦争に巻き込まれたときに書かれた作品…と
みなさんにワークショップの時にお話ししました。この作品には、私たちが人としてなくしてはいけないもの、
くじけそうになった時心を支えてくれるもの、“目に見えない大切なもの”がたくさん含まれています。
そして、みなさんが大きくなってもまた思い出して、読み返してくれたらいいな、と思っています。
みなさんはどんなことを感じてくれましたか?


↑照明のオペレータを体験する児童さん達。6年生が歌う“僕の旅は続く”のリハーサルでは、照明の操作もしてくれました!
6年生もびっくりしていましたね。


↑6年生のみなさん、リハーサルの後の見学では色々な質問をしてくれました。こちらは俳優たちが付けている小型のワイヤレスマイクの説明をしているところ。

岡山県立岡山盲学校(100名)


↑岡山盲学校のカーテンコールで。


↑午前中に行われた舞台見学の様子。小学部、中学部・普通科に分かれてのバックステージ体験が行われました。子どもたちは舞台に上がってみたり、俳優の衣装に触れたり、俳優やスタッフとお話ししたりして、これから見る舞台に期待を膨らませていました。
俳優の名前を覚えていてくれたり、3か月前のワークショップの時の台詞を覚えていてくれたり、みなさんが期待して待っていてくれたことをとても嬉しく感じました。


↑“呑み助”役で出演してくださった先生。先生の突然の場外乱入?に子どもたちはびっくり!先生方の出演で客席がぐっと和やかな雰囲気になりました。校長先生の“地理学者”も大喜びでしたね。本当に有難うございました。

校長先生の出演の後には、“僕の旅は続く”のシーンで小学部6年生、中学部3年生の2人が王子・飛行士と一緒に参加してくれました。2人には王子・飛行士とおそろいのスカーフがリハーサルで手渡されました。舞台での堂々とした姿、まだ目に焼き付いています。一緒に舞台をつくってくれて本当にありがとう。


↑「星の王子さま」ラストシーンで。僕は行くを一緒に歌ってくれました。みなさんが一生懸命舞台に耳を傾け、心と体で見てくれたことが私たちにも伝わってきました。みなさんの集中力には本当にびっくりしました。みなさんは初めてのお芝居どうでしたか?
ワークショップで一緒にやってみたこと、しっかり覚えていてくれましたね。すっと立ち上がる姿が本当に素敵でした。


↑カーテンコールでは代表の生徒さんがお礼を言ってくれました。とてもしっかりした感想でしたね。ワークショップの時から、先生に点字でつくってもらった台本を持って参加してくれていました。いつかまた、この舞台のことを思い出してくれたら嬉しいです。

「真剣に向き合えば、必ず想いは届くこと、そしてそれを信じること」。
もう一度原点に戻り、振り返る機会を得たような気がしました。私たちもたくさんのことを教えてもらいました。ありがとうございました!


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矢掛町立小田小学校(95名)

平成23年度“次代を担う子どもの文化芸術体験事業”『星の王子さま』、ツアーの最後の公演となったのは岡山県矢掛町にある小田小学校での公演でした。


↑“呑み助”を演じてくれた先生。


↑“地理学者”を演じてくれた先生。

小田小学校では、若い先生方が出演してくれました。お二人ともとても緊張されていたそうですが、全然感じられない演技でしたよ!児童さん達は毎年学習発表会でお芝居をされているとのこと、ご担当された教頭先生は「いつも指導いている側が舞台に立ってみるのは良い機会。演じてみて“子どもたちはすごいなー”と言っていました」と話してくれました。
児童さんたちも、先生方が出演されてとても喜んでいました。ありがとうございました。


↑こちらは小田小学校6年生の参加の様子。堂々とした様子が伝わってきますね。間もなく卒業する6年生、一緒に舞台に立って歌ったこと、学校生活の一つの思い出として心にとどめてくれたら嬉しいです。


↑公演後のカーテンコールでは、児童さん達が感想を話してくれました。「最初は面白かったけど、あとから感動してきました」という感想が多かったですね。いまは言葉にならなくても、すぐ言葉に出せない想いや、感じたことを大事にしてください。少しの言葉でも私たちにはしっかり伝わってきましたよ。


↑星の王子さまのカーテンコールで。出演の先生方もとてもいい表情ですね。


お忙しい中、公演のためにたくさんの時間を費やし協力していただいた先生方、本当に有難うございました。
みなさんにとってこの公演は、どのような機会となったのでしょうか。
児童・生徒さんを含めお話を聞けたこともありますが、お話しできなかったこともたくさんあると思います。
この公演が、見えない出来事であっても、なにか一つでも子どもたちの今後の生活のなかで、また学校がより闊達な日々を送る
手助けとなることが生まれたなら嬉しく思います。

そして、本番まで一生懸命練習して待っていてくれた児童・生徒さん達に心からお礼を言いたいと思います。
ほんとうにありがとうございました。みなさんとの出会い、忘れません。


『星の王子さま』の旅班は、休む間もなく『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』の旅公演へ。
たくさんの出会いを胸に、旅はまだ続きます。







2011『ハムレット』九州ツアー  最終週

2011-12-16 11:54:34 | 全国巡回公演
2011『ハムレット』九州ツアーの最終週となった12週目は種子島での公演となりました。

トップの画像は飛行機雲ならぬロケット雲。残念ながらあまりに一瞬の出来事で機体を写すことは出来ませんでしたが、月曜日の公演の仕込中に轟音とともに打ち上げられたロケットは公演を祝福しているように感じられました。

12月12日 種子島中央高校(鹿児島県)
  13日 種子島高校(鹿児島県)


種子島中央高校

近年、島内の中種子高校と南種子高校が合併してできた種子島中央高校では、学校にとって初めての演劇鑑賞ということで上演にむけてPTAの方々も尽力してくれたそうです。

多くの生徒にとって初めての観劇、彼らの中に起こったものはとても強いものだったようです。公演後には全校生徒の半数にはなろうかという人数が体育館の周りには集まり、話をしたり、片付けをしたりしました。最後には「また来てほしい」「明日の種子島高校での公演も観に行きたい」という声があちらこちらで聞こえ、僕らにとっても忘れられない公演となりました。



↑公演後の体育館内の様子。



↑照明オペレーターの森本から機材の簡単な説明。



↑そのあとは、もちろん実際に触って片付けに参加してもらいました。



↑笑顔が溢れんばかりの集合写真。


種子島高校

今年の九州ツアーの千秋楽となった種子島高校。体育館に入った瞬間の生徒のどよめき、客席からの拍手によって幕を開けたこの公演は、千秋楽にふさわしく舞台と客席の呼応しあい創り上げた空間となりました。

鳴りやむことのないカーテンコールの拍手・歓声は彼ら自身が感じた喜びがひしひしと舞台にも伝わってくるものでした。

体育館を退場した直後も彼らの興奮は冷めやらず、出演者を見かけては「ありがとうございました」「楽しかったです」という声をかけてくれました。





↑沢山の生徒が参加した片付けの様子。みんなのおかげで片付けの時間も思い出の残るものとなりました。



↑片付けを手伝ってくれた皆さんに最後の挨拶、記念の色紙が登場した瞬間にも大きな拍手がおこりました。



↑最後の記念写真。種子島高校の皆さん、本当に有難うございました。



そして12月15日『ハムレット』班は約三カ月ぶりに東京のレパートリーシアターKAZEへと帰って来ました。

このブログに掲載した写真、掲示板に書き込まれたメッセージ、九州各地から届けられる感想文、目に見えるものだけではなく沢山の出会いと思い出が詰まった旅となりました。

レパートリーシアターKAZEの年内最後の公演は来週の23~25日(昼二時開演)にこの『ハムレット』の凱旋公演となります。すでに23日に関してはソールドアウトとなりましたので、申し込みがまだの方はお早めにご連絡ください。

風の『ハムレット』が三カ月の旅を経て、どう生まれ変わったのかを沢山の方に観ていただきたいと思っています。
ご来場お待ちしています。


※東京演劇集団 風の公式ホームページにある掲示板には、芝居を観た皆さんから沢山のメッセージが届いています。
『ハムレット』を観た感想や質問などがあれば、是非掲示板に書き込みをしてみてください。








2011『ハムレット』九州ツアー  十一週目

2011-12-11 22:51:04 | 全国巡回公演
12月4日 日南市教育委員会(宮崎県)
  5日 開新高校(熊本県)
  6日 薩南工業高校(鹿児島県)
  7日 鳳凰高校(鹿児島県)
  8日 芦北高校(熊本県)
  9日 中津東高校(大分県)

日南市教育委員会

4日日曜日は日南市教育委員会主催による南郷ハートフルセンターでの公演でした。市内の中学校(日南学園中学校・南郷中学校・北郷中学校・油津中学校・東郷中学校・吾田中学校・飫肥中学校・酒谷中学校)や高校(日南高校・日南振徳高校・日南学園高校)を始めとした学生たちだけでなく一般の方々も沢山のご来場を頂きました。観劇中の子どもたちの素直な反応を客席の大人たちも感じながら観る-会場全体が日常と離れた特別な時間を共有していました。

公演後にはクローディアス演じる柳瀬との座談会がありましたがそこにも子どもから大人まで多くの人が参加をしてくれました。
トップの画像と↓下はその座談会の様子。



風の『ハムレット』が日南市内の皆さんの中に世代を超えた出会いの場として残ってくれたように感じました。



↑なんと昨年の九州ツアーで『ハムレット』を観た高原高校の生徒も観に来てくれました。同じ宮崎県内とはいえ日南まで足を運んでくれて本当に有難う!



↑最後には教育委員会の皆さんがバスを見送ってくれました。初めての試みということで大変なこともあったかと思いますが、おかげ様で良い公演が出来ました。有難うございました。


開新高校

開新高校では、学校内で演劇部が『ハムレット』の上演を行ったということで生徒にとっては二度目の『ハムレット』との出会いとなりました。彼らがステージに向けてくれた真剣な眼差しは、同一作品であっても様々な発見がおこる自分自身の感性を知ってくれたように思います。

上演後には元気と勢いのある演劇部のみんなとの座談会、公演に関する質問だけでなく「演劇部の仲間との繋がり、自分の居場所があるからこそ感じる演劇の魅力」という普段彼らが感じていることも話してくれました。
それは高校演劇もプロも関係なく存在するものだと、あらためて彼らに教えてもらった気がします。



↑開新高校演劇部との記念写真。これからも仲間を大切に、芝居を楽しんでください!


薩南工業高校

会場となった体育館まではどうしても大型トラックを近づけることが出来ないため、公演前日の夜から先生方と劇団員が協力して搬入作業を行いました。
その甲斐あって、生徒たちは体育館に入った瞬間から歓声をあげ、そこから芝居の最後まで「体育館という劇場」を堪能してくれました。







↑公演後の片付けは本当に沢山のみんなが参加してくれました。体育館からグラウンドの先にある風のトラックまで、軽トラックと自分の足で荷物を運んでくれました。



↑最後はすっかり暗くなってしまいましたが、トラックの前で記念の一枚。


鳳凰高校

約1500人の生徒が午前と午後に鑑賞した鳳凰高校。創立55周年の記念として例年体育館で行っていた鑑賞行事が特別に川辺文化会館での上演となりました。

二回の公演とも客席が舞台にどっぷりとのめり込んでいるのが感じられるような公演で、公演後に校長先生からも「生徒が芝居と自分をどこか重ねて観ていた。まさに55周年に相応しい観劇会でした。」と言っていただきました。



↑公演後の客席にて先生方とクローディアス演じる座長の柳瀬が話している様子。先生方も芝居の余韻にひたってくれました。


芦北高校

今回で風の上演は六回目となった芦北高校。多くの劇団員にとっても馴染みのある芦北高校で、『ハムレット』を通じてまた新しい出会いと思い出が出来ました。



↑公演後の片付け、トラックの中で活躍したのは剣道部の男子達。



↑どんな時にもユーモアを忘れない明るい生徒ばかりでした。





↑恒例の集合写真と、ホレーシオ役の田中悟が書いているのは担当の先生の発案で始まった旅メンバーのサインフリップ、役者だけでなくスタッフのサインも書かれています。きっと学校のどこかに飾られていることでしょう。


中津東高校

中津工業高校と中津商業高校が近年統合され出来た中津東高校では、新しい学校となってからは初めての演劇鑑賞だったそうです。

朝に学校に到着した時には雪が降りそうなほど冷え込んでいましたが、元気な野球部・バスケ部のみんなが僕らを迎えてくれました。

公演中も一幕は笑いや驚きの声があがり、二幕は打って変わって固唾をのんで観ていくというまさに舞台と客席がつながっているのを感じました。





↑沢山の生徒が参加してくれた片付けの様子をいつもとは違うアングルから。







↑公演中も公演後もまさに「元気」な生徒たち。みんなの笑顔が冬の寒さを吹き飛ばしてくれました。また会いましょう!


長い長い今回の『ハムレット』の九州ツアー、残すところ種子島での二公演を残すのみとなりました。
もちろん12月の23日~25日にレパートリーシアターKAZEでの凱旋公演ではこのツアーの数え切れないほどの出会いによって創り上げた『ハムレット』をお届けします。沢山の方のご来場をお持ちしています!





※東京演劇集団 風の公式ホームページにある掲示板には、芝居を観た皆さんから沢山のメッセージが届いています。
『ハムレット』を観た感想や質問などがあれば、是非掲示板に書き込みをしてみてください。

“次代を担う子どもの文化芸術体験事業”『星の王子さま』⑦

2011-12-11 21:33:14 | “文化芸術による子供育成推進事業”
“次代を担う子どもの文化芸術体験事業”『星の王子さま』はいよいよ第4週目に入り、残すところあと6校となりました。
第4週目は、

 12月5日 広島県 広島大学付属東雲中学校
 12月6日 広島県 呉市立豊中学校・豊小学校
 12月7日 広島県 府中市立明郷小学校・明郷中学校
 12月8日 広島県 福山市立大谷台小学校
 12月9日 岡山県 岡山県立岡山盲学校

での公演が行われました。

広島大学付属東雲中学校(261名)

第4週目の最初の公演となったのは、広島大学付属東雲中学校での公演でした。みなさん、本当に短い期間にもかかわらず参加の歌を練習してくれ、私たちもみなさんの歌声にびっくりしました。


↑中学校3年生が歌ってくれた“僕の旅は続く”参加のリハーサル。


↑午前中に行われた舞台見学の様子。音響のオペレートを体験する生徒さん達。

前日、公演の準備のために訪れた学校は、たくさんのきれいな折り紙で飾られていました。先生方が生徒さんと一緒に折り紙プロジェクトで学校を飾られているとのこと。ワークショップで学校を訪れた際に、先生から「子どもたちが自ら前に踏み出すこと、失敗してもいいから挑戦をしてほしい」というお話を聞きました。今回の公演が何か少しでも、そのような経験ができる場となればと臨んだ公演でした。

みなさん、本番には自分たちのの意思で立ち、歌うこと、その感覚に触れてくれたのではないでしょうか。みなさんが自らの判断で立って一緒に歌ってくれた“光と影”、そしてクライマックスの“僕は行く”心に響く歌声でした。


↑公演後は、先生が事前に参加者を募り、俳優との座談会が行われました。生徒さん達だけでなく先生方も一緒に「俳優という職業について、良かったことや、つらかったことは何ですか」など、たくさん質問してくれました。


↑生徒さんの質問に答える花役の渋谷愛。


↑そして公演後は座談会だけでなく、有志の生徒さんが撤去を手伝ってくれました。みなさんが一生懸命手伝ってくれる姿本当に嬉しかったです。みなさんありがとうございました。


↑生徒さん達と一緒に撤去を手伝ってくれた先生たち。
先生方も一緒に撤去を手伝ってくれました。ご担当の先生は、「公演だけでなく、撤去や座談会を通して、俳優やスタッフの方たちと身近に触れる機会があったことがとてもよかった」と話してくれました。本当にお世話になりました、ありがとうございました。

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呉市立豊中学校・小学校(93名)

呉市立豊中学校は、呉市の中心から瀬戸内海のほうへ4つの橋を渡った島にある学校です。


↑私たちが体育館を訪れると、入口に生徒さんたちのつくった「星の王子さま」の本についてのPR文が出迎えてくれました。生徒さんたちはこの公演のために、近くの施設や、町の中にポスターを張ったり、いろいろなところで頑張ってくれたそうです。


↑体育館前に飾られた、生徒さんの「星の王子さま」についてのPR文。


↑全部は紹介できませんが、たくさんの生徒さんが自分ならではのPRを書いてくれていました!


↑公演の午前中に行われた中学生の舞台見学。


↑豊中学校でも、公演後には中学校の生徒さんが撤去を手伝ってくれました。俳優と交流しながらの時間。みなさんはどんなことを感じてくれたのでしょうか。普段の日常とは違う時間、ワークショップに参加できなかった小学生のみなさんも一生懸命見てくれましたね。


↑撤去を手伝ってくれた中学校のみなさんに、記念の色紙が手渡されました。家が近くだからと、最後まで手伝ってくれる生徒さんもいました。みなさん本当に有難うございました!!

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府中市立明郷小学校・中学校(380名)

旅班は呉市から府中市へと移動。12月7日は府中明郷学園での公演が行われました。こちらの学校はいま小学校・中学校一貫教育をされている学校です。
公演後、ご担当の先生方から、「小学校1年生から中学校3年生まで、一緒に同じ作品を観劇するのは難しいと考えていました。みんなが最後までしっかり見てくれたことにびっくりしました」という言葉をいただきました。私たちもみなさんの鑑賞の様子にはびっくりしました。お互いを気遣いながら、同じ空間でひとつの演劇を見る。『星の王子さま』はきっとどの世代にも、大切のものを残してくれると思います。
みなさんすごい力を持っていますね。先生も、私たちも感心しました!


↑明郷学園の公演では、小学校6年生と中学校3年生が“僕の旅は続く”で参加してくれました。中学生はワークショップに参加できませんでしたが、6年生と一緒に歌ってくれました。


↑午前中の舞台見学で。見学の後には質問コーナーも。。。


↑舞台見学の様子。舞台に設置されたスピーカー、今度はどこから聞こえてくるでしょう?


↑舞台見学の時も、子どもたちは元気いっぱいでした。


↑呑み助、地理学者の役では小学校の教頭先生、先生が参加してくれました。

明郷学園では、公演後体育館の撤去を中学生のみなさんが手伝ってくれました。小学校、中学校関わらず、たくさんの先生方が公演後に話しかけてくださったことも印象的な公演でした。中学校3年生のみなさんは受験を控えているとのこと、みなさん!頑張ってください!私たちも応援しています。

『星の王子さま』の旅、残すところあと3校となりました。この旅が「目に見えないものを感じられる」旅であるよう願って。
第4週目の後半へと続きます。



“次代を担う子どもの文化芸術体験事業”『星の王子さま』⑥

2011-12-11 16:16:43 | “文化芸術による子供育成推進事業”
“次代を担う子どもの文化芸術体験事業”『星の王子さま』、第3週目の公演の続きをご報告します。

広島市立久地南小学校(227名)

『星の王子さま』旅班は広島県に入りました。広島県での最初の公演となったのは、広島市内にある久地南小学校での公演でした。
児童さん達はワークショップのことしっかり覚えていてくれましたね。朝、廊下や体育館のそばで、みんなが「王子!」「ヘビ~!」と声をかけてくれました。とっても嬉しかったです。参加の歌も先生方と一緒にたくさん練習してくれていました。
みなさんが公演を心待ちにしていてくれたことが、私たちにも伝わってきました。



↑公演当日の午前中には、全校児童のみなさんが体育館にできた舞台を見学に来てくれました。舞台監督から舞台の説明がされます。


↑舞台の中で使われる、煙を出す装置。みなさん急に煙がもくもく出てきてびっくりしていました!


一夜で一変した体育館、みなさんにはどんなふうに映ったでしょうか。公演後には、控室にたくさんの児童さんがサインをもらいに来てくれましたね。この公演を通して、みなさんが工夫・努力することの楽しさに少しでも触れてくれたら嬉しいことです。


↑素晴らしい歌声を聞かせてくれた6年生。間もなく卒業を迎えます。最初は少し緊張していたけれど、本番はとても堂々としていました!

ご担当の先生も呑み助役で出演されるなど、先生方と協力して本番を迎えてくれました。先生方も本当にお疲れさまでした、ありがとうございました。

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広島市立福木小学校(702名)

福木小学校は、広島の公演の中で一番人数の多かった学校でした。本番は体育館がみなさんの熱気に包まれていましたね。みなさんの元気なパワーには圧倒されました。そしてたくさんのエネルギーを私たちももらってきましたよ!午前中に行われた舞台見学には、クラスごとにたくさんの児童さんが見学に来てくれました。俳優やスタッフがクラスごとに案内役をしても足りないくらいでしたね。


↑呑み助役で出演してくださった6年生の先生。いつもと違う先生のおどけた姿に子どもたちは大盛り上がりでしたね。日々授業をされているからか、先生方とっても演技がお上手でした!!


↑6年生のリハーサルで。“僕の旅は続く”を共演してくれた6年生。リハーサルでは、「君たちのためにつくった舞台。たくさんの経験をしてほしい」と俳優たちから話されました。この公演が最後の大きな行事となる学校も多くありました。6年間共に過ごした仲間と、卒業を間近にしてつくった舞台。みなさんはどんなことを感じてくれたでしょうか。


↑舞台に立つ6年生のみなさん。先生方はリハーサルを経て本番舞台に立つ6年生の姿にびっくりしたと言ってくれました。みなさん一緒に頑張ってくれて本当にありがとう。立ち姿もかっこいいですよ!

公演後、体育館横には児童さんたちが集まってきました。寒いなか下校時間ぎりぎりまでみんなそれぞれの俳優に話しかけてくれましたね。いつかまた、この公演のことを思い出してくれたら嬉しいです。先生方もお忙しい中最後まで、学校を出る私たちを見送ってくれました。ありがとうございました。


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広島県立広島中央特別支援学校(173名)

平成23年度の『星の王子さま』の公演では、目に障害を抱えた子どもたちが通う学校での公演が2校ありました。
広島県の広島中央特別支援学校、そしてこの後公演が行われる岡山県の岡山盲学校です。

広島中央特別支援学校は、元県立盲学校。ほとんどの児童・生徒さんが視覚的な障害を抱えています。音感が良く、音楽が大好きな児童・生徒さん達、今回は初めて演劇・ミュージカルに挑戦されました。ワークショップの時から、先生方の熱心な姿、また子どもたちの一生懸命な姿がとても印象的な学校でした。
身体・知的障害を抱える子どもたちの通う特別支援学校での公演は行ってきましたが、視覚障害の子どもたちが通う学校は初めての経験でした。


↑本番当日の午前中に行われた、舞台裏体験の様子。俳優は本番の衣装を身につけ、自己紹介を含めて衣裳を触ってもらい、色や形を説明します。うっすらと色がわかる子もいれば、まったく目が見えないという子もいました。舞台にあるものをなるべく触ってもらうことで、本番へのイメージも膨らむと先生はおっしゃっていました。


↑細かく、丁寧に、衣裳に触れてみることもたち。

一幕ラストの“僕の旅は続く”の参加場面では、小学部の子どもたち9名が先生方と一緒に参加してくれました。みなさんの歌声、素敵でしたね。スタッフが一緒にお伴しましたが、スタッフとも仲好くなってくれましたね。


↑広島中央特別支援学校では、先生方も頑張ってくれましたよ!こちらは呑み助を演じてくれた先生、参加のリハーサル。


↑こちらは地理学者を演じてくれた先生。お二人とも声を聞いただけで、子どもたちは大喜びでした。いつもの先生と子どもたちとの関係がきっと暖かいのだなあと感じました。

今回『星の王子さま』の旅班も初めての経験となった公演、私たちもたくさんのことを学びました。そして児童・生徒さんの反応から『星の王子さま』という作品の豊かさを再発見することもできました。みなさんの最後まで真剣に目と耳を傾けてくださる姿があったからですね。みなさん本当にありがとう。午前中から見せてくれたみなさんの素敵な笑顔を私たちは忘れません。

ここで『星の王子さま』の旅班は、第3週目の公演を終えました。いよいよ旅も後半に差し掛かり、第4週目も再び広島県での公演から始まります!


↑広島中央特別支援学校で、公演のために飾りつけされた『星の王子さま』のポスター






“次代を担う子どもの文化芸術体験事業”『星の王子さま』⑤

2011-12-04 21:42:45 | “文化芸術による子供育成推進事業”
“次代を担う子どもの文化芸術体験事業”『星の王子さま』は第3週目の公演が行われました。
第3週目は、

 山口県 山口市立陶小学校
 山口県 周南市立福川南小学校
 広島市 広島市立久地南小学校
 広島市 広島市立福木小学校
 広島県 広島県立中央特別支援学校

の5校での公演が行われました。それでは、山口県の2校から、公演の様子をお伝えします!

山口市立陶小学校(140名)


↑陶小学校では、校長先生が地球儀をもって参加してくれました。先生の優しさが伝わる演技。『星の王子さま』の公演では、先生方の参加の場面が二つあります。星めぐりのシーンでの“呑み助””地理学者”の場面です。先生方が参加してくれることによって、子どもたちの緊張もほぐれます。そして、この公演が先生も、子どもたちも、劇団も一緒につくっていることを感じてほしいと考えています。
陶小学校の校長先生は、ワークショップの時から、子どもたちのこのような経験の場を大切にしたいと話していらっしゃいました。


↑照明のオペレートを体験する子どもたち。


↑実際に機材に触れてみます。どのようにしたら、明りがつくのか、色や形はどうして変化するのか。


↑オペレートを体験してみる児童さん。

午前中の時間に行われる舞台見学ではなるべく普段触れられないものに触れ、実際に体験してほしいと考えています。陶小学校でも舞台見学が行われました。好奇心を持って物事を眺めることが、好きになること、理解することの第一歩。この日もみなさん好奇心いっぱいで体験してくれましたよ!


↑こちらは陶小学校6年生の皆さん。舞台に上がり一緒に歌ってくれる皆さんの姿素敵ですね。

『星の王子さま』は、大人でも難しいと感じる部分がある物語です。しかしみなさんが楽しみながら、物語の奥底に触れようと一生懸命見てくれる姿がとても印象的でした。みなさんありがとうございました!

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周南市立福川南小学校(370名)


↑福川南小学校での舞台見学の様子。星の装置が何でできているのか、どうなっているのかみんな興味深々です。


↑福川南小学校では、なんと、女性二人の呑み助!!
王子「何してるの?」
呑み助①「酒飲んでんだよ!」/呑み助②「酒飲んでんだよ!!」
という具合で、お二人のパワーに圧倒されてしまいました^^


↑舞台を見学する児童さん達


↑1年生、3年生の皆さんは見学の後たくさん質問してくれました。なかには、舞台を見てくれるまで秘密にしておきたい内容もありましたね^^
児童「なんでカメラを持っている人がたくさんいるのですか?」/劇団員「それは、みなさんの笑顔を撮るためです^^」なんていう質疑応答もも…

終演後にはたくさんの児童さんがサインをもらいに来てくれました。公演が終わった後、みなさんの顔を見られること、感想を聞くことができて、私たちもとっても楽しい時間でしたよ。
公演後、校長先生が体育館を片づける先生方の姿を見て「子どもたちだけでなく、先生方の結束も高まった気がします」とおっしゃっていました。嬉しい言葉でした。この公演が何か一つでも学校の力になれば嬉しいことです。

『星の王子さま』の旅はここで山口県での公演を終えました。第三週目、続く旅は広島県での公演です!


“次代を担う子どもの文化芸術体験事業”『星の王子さま』④

2011-12-04 20:55:29 | “文化芸術による子供育成推進事業”
“次代を担う子どもの文化芸術体験事業”『星の王子さま』第2週目続きです!

下関市立熊野小学校(871名)

山口県での最初の公演となったのは、熊野小学校。今回のツアーの中で一番人数の多い学校です。体育館は子どもたちの熱気に包まれていました。力強い歌声とみなさんの舞台を見つめる集中力には驚かされました。


↑熊野小学校、「僕の旅は続く」の歌で参加してくれたのは、6年生140名。


↑公演終了後には、6年生の皆さんとの記念撮影が行われました。撮影の後、みんなで一緒にもう一度歌った歌、ひとつの公演を一緒につくったこと、やり切れたこと、すがすがしくまた嬉しい時間でした。


↑素晴らしい歌声を聞かせてくれた、6年生の皆さん。音楽の先生は「歌の歌詞が良いのか、みんな自然と歌を好きになってくれていました」と話してくれました。6年生だけでなく、全校の皆さんが、歌うことが好きになっていること、日々の先生のご指導がみなさんに歌うことの楽しさを教えてくれているのだなあと感じました。


↑午前中の舞台見学では、特別クラスの子どもたちも見学に来てくれました。王子の星のうえでポーズ!みんなかっこいいですね!

カーテンコールでは振付け付きでお礼の歌“さんぽ”を歌ってくれました。元気な歌声が体育館中に響いていました。
児童の皆さん、そして限られた時間のなか公演のために頑張ってくださった先生方本当にありがとうございました!

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美祢市立大嶺中学校(362名)

2週目の最終日は、美祢市立大嶺中学校での公演でした。


↑3年生の皆さんとの「僕の旅は続く」リハーサルの様子。参加の場面や参加の仕方が説明されます。


↑テスト期間中にもかかわらず、3年生は元気に参加してくれました。


↑今回のツアー唯一となった吹奏楽部の参加の場面。吹奏楽部は劇中に王子が歌う「光と影」を演奏してくれました。


↑大嶺中学校3年生による“僕の旅は続く”さすが最高学年3年生、本番では在校生にしっかりとした姿を見せてくれましたね。
3年生が、目に見えないところで最高学年としての責任を果たしていること、わたしたちもしっかり感じさせてもらいました。

公演後には、体育館や控室となった音楽室に生徒さん達が会いに来てくれました。「すごかったです!」「楽しかったです!」その一言一言が嬉しかったです。また、テスト期間中で交流の機会が少なかったため、先生が給食を一緒に食べるという時間を設定してくれました。
お忙しいなか、本当にありがとうございました!
生徒さんからは、公演後風の掲示板にも書き込みをもらいました。

この公演が、舞台を鑑賞し、自分たちも一緒につくるという経験を通して、みなさんの中に普段とは違う感情に出会う場となること。そして力を注いでくれた先生方の想いに触れ、支えてくれる人たちと共に、同じ思い出を共有し、たくさんの経験をしてほしいと感じています。
一校一校、それぞれの出会いを大切に『星の王子さま』の旅はまだまだ続きます。。。