風のBLOG

東京演劇集団風の時事通信!
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『Touch~孤独から愛へ』2020年秋 九州・大阪地域巡回公演 第8週目

2020-12-24 11:06:15 | 全国巡回公演

12月17日 [鹿児島県]垂水高校 垂水市文化会館 

 

2020年『Touch』の千秋楽は桜島に接する垂水市。垂水高校の全校生徒数は約100人、文化会館でゆったりと座ってもらえる贅沢な公演でした。

開演前の校長先生のご挨拶では、

「コロナウィルス感染症により、今は`触れることより触れないこと。近づくことより離れること。´が推奨されるようになり、人と人の心まで離れてしまいそうになることがあるかもしれません。

今回の演目のタイトルは『Touch』、まさに`触れる´ということです。私は物語の内容をまだ知りませんが、劇団の方々のメッセージをしっかりと受け止めたいと思います。」

というお話をされていました。

その言葉どおり子供たちと先生方は時に笑い・涙しながら上演の二時間をしっかりと受け止めて頂いたと思います。

カーテンコールでの代表生徒さんのお礼の言葉からも、自分を産み育ててくれているお母さんへの感謝の気持ちが述べられるなど、一人ひとりの中で“人とのつながり”を感じてもらえたのだと感じます。

先生から垂水の美味しいお菓子も頂きました。

とても美味しかったです。ありがとうございました!

2020年度『Touch』は5月~12月にかけ100回以上の公演を行う予定でしたが、コロナウィルス感染症の影響により、5月~7月は全ての公演が中止・延期となりました。

秋のツアーにおいても勿論中止・延期となってしまった公演はありましたが、「このような状況だからこそ風の舞台を子供たちに」という学校からの声を受けて、基本的な消毒や換気の徹底・三週間に一度の劇団員全員のPCR検査の体制・密を避けた複数回公演・観客用フェイスガードの配布等の感染症対策を各公演地の先生方と話し合いながら無事に16校25ステージを行うことが出来ました。

 

前述の校長先生から言葉をお借りしますが、`触れることより触れないこと。近づくことより離れること。´が推奨される状況がいつまで続くかはわかりません。

ただ、この秋のツアーで風の演劇を待つ皆さんが間違いなく全国各地にいることに大きな喜びとエールを私たちは感じました。

来年の皆さんとの“出会い”に向け、また私達は進んでいきます。

 

 

文:トリート役  佐野 準

 

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『Touch~孤独から愛へ』2020年秋・九州・大阪地域巡回公演 第7週目

2020-12-16 10:43:19 | 全国巡回公演

 

Touch~孤独から愛へ』の公演も今週で7週目を迎えました。

今週は、鹿児島県、福岡県での公演です。

127日(月)[鹿児島県] 出水中央高校 マルマエホール出水

1211日(金)[福岡県] 福岡教育大学附属福岡中学校 同校体育館

出水中央高校

今週最初は、出水中央高校での公演でした。

出水中央高校では、2015の『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』の公演から3年ぶり、7回目の公演となりました。

このような状況のなか、客席の密をさけるため午前と午後の二回にわけての公演となりました。

午前は、普通科、教養科、看護科の1・2年生の公演。午後は、特進科、医療福祉科、看護科の3、4、5年生の公演となりました。

このような状況のなか、公演が実現するかの瀬戸際で迎えた本番でもあり、担当の先生も「本当にやれて良かったです。」と語ってくれました。

また、コロナ対策として、先生方が開演前、終演後とこまめに客席や扉の消毒を徹底されている姿もありました。

このような状況のなか生徒さんのために決断して下さって先生方に心より感謝申し上げます。

開場すると、舞台に組まれたセットに驚きの声を上げる生徒さんたち。

「家がある!」、「え、何が始まると!?」と思い思いの声を友達と掛け合う姿が印象的でした。

テスト明けということもあり生徒多たちも本当に公演を楽しみにしてくれていました、語ってくれた先生。

開演前のあいさつでは、「面白かったら笑って、泣いて、感動して、自分の素直な思いで観てください。」と会場を盛り上げながら、担当の先生の想いを受け取るように始まった本場となりました。

午前の公演、午後とも、その一回一回の公演は少しづつ違いますが、客席のまっすぐな視線と姿で舞台に向かう客席の姿に支えられた公演となりました。

カーテンコールでは、生徒会長さんの「私が一番印象に残ったのはバスのシーンです。痛そうにしてる姿をみて、私も痛くなったり、それだけ感情移入してみていました。本当にありがとうございました。」という素敵な挨拶と素敵な花束を頂きました。

終演後には、挨拶をしてくれた生徒会長さんと花束を渡してくれた生徒会の役員の生徒さん、そして、担当の先生が楽屋を訪ねに来てくれました。

「俳優さんに会えてよかった。なかなかこういう機会はないので。」と、とても嬉しそうな表情で話してくれました。

また、午前の公演には、長年お世話になっている、ガイアみなまたのけんさんが駆け付けてくれました。

風のことをとても心配してくださっており、終演後に、「お互いがんばらないけないですね。」と、まっすぐな笑顔と、たくさんのおいしいみかんを差し入れに頂きました。私たちもお会いできて嬉しかったです!元気を頂きました!

お体に気をつけて!本当にありがとうございました。

福岡教育大学附属福岡中学校

今週2回目は、福岡教育大学付属中学校での公演でした。

福岡教育大学附属福岡中学校では、2013年に行った『Touch~孤独から愛へ』から6年ぶり2回目の公演となりました。

福岡教育大学附属福岡中学校でも、客席の密を避けるために、午前の1年生2クラス、2年生3クラスと午後の1年生1クラス、3年生3クラス、特別支援クラスと2回に分けての公演となりました。

「なかなか全員が集まって行事が出来ないなか、生徒たちも楽しみにしていました。」と語ってくれた担当の先生。

コロナウイルス対策のため全校生徒、全教職員がフェイスガードを着用しました。

開場すると、劇場になった体育館に目を見開きながら、時には、「うわっ!」と驚きの声をあげながら入場する生徒さんたち。

開演前には、担当の先生方による諸注意と丁寧な劇団紹介、「最後に、今日この舞台は昨日時間をかけて劇団の方が創ってくれました。皆さんも舞台を観て感じて、その姿が一緒に舞台を創ります。」と話してくれました。

公演が始まると、ひとりひとりの距離は離れていましたが、ひとりひとりのぐっと集中した眼差しが舞台に向けられ、時にはふっと笑ったり、静かな視線をむけていたりと、とても濃密な空間になったように感じました。

終演後には、約30分間のバックステージツアーと座談会が行われました。

3チームに分かれ、舞台、音響、照明を観たり、ビニール手袋を着用し、小道具や衣装に触れたり、俳優と思い思いに質問をぶつけていました。

バックステージツアーでは、「2階がどうなってるか見たい!」と2階に上ったり、ハロルドの帽子をかぶり、なりきっていたり、また、音響や照明は、実際操作をして「初めて触った!すごい!」と声をあげたり、音響と照明のチーフの説明に真剣に聞き入っていました。

座談会では、「この後兄弟はどうなるんですか?」と質問したり、「ハロルドの歌が聞きたい!」とハロルド役の柳瀬が歌い、その声に聞き入ったりと、質問や感想が絶えない様子でした。

また、校長先生も生徒さんと一緒になって舞台に上がり、生き生きと好奇心に満ち溢れた生徒さんの姿を写真におさめている姿もありました。

「こういう機会は本当にないので、生徒たちも喜んでいます。」と楽しそうに話してくれました。

前日からお付き合い頂いた担当の先生をはじめ、公演を支えて下さった先生方に心より感謝を申し上げます。

新型コロナウイルス感染の影響により、授業日数や行事が縮小されるなか、それに負けないくらい、思い出を創ったり、経験をさせたい!という生徒さんたちに対する強い想いをひしひしと先生方から感じた一週間となりました。

共に公演を創ってくれた先生たち、様々に感じ、考えながら舞台に向き合い一緒に公演を創ってくれた生徒さんたち、本当にありがとございました。

残すところ来週の鹿児島での公演で『Touch~孤独から愛へ』は千秋楽を迎えます。

出会った皆さんの想いを胸に次の公演へとつなげていきます。

 

文:舞台スタッフ 倉八ほなみ

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『Touch〜孤独から愛へ』2020年秋・九州・大阪地域巡回公演 第6周目

2020-12-02 11:28:07 | 全国巡回公演

 

11月30日(月) 【熊本県】甲佐高校 同校体育館

12月 1日(火) 【福岡県】小倉商業高校 同校体育館

12月 3日(木) 【長崎県】島原農業高校 同校体育館

 

 

甲佐高校

 

この学校は3年に一回の芸術鑑賞行事なのですが、風の甲佐高校での公演は今回で7回目となります。

近年だと、2015年には「ヘレン・ケラー〜ひびき合うものたち」、2017年には「ジャンヌ・ダルクージャンヌと炎」を上演しています。

そして、甲佐高校での「Touch〜孤独から愛へ」の上演は今回で3回目となりました。

当日は、事前に予定していた音楽と美術の授業の時間に生徒さんたちが舞台仕込みの見学会が行われました。

ハロルド役の柳瀬の案内で組み上がっていく舞台を前に、舞台の裏側や小道具の工夫に感心しながら、見学会をとても楽しんでくれている様子でした。

開場時、早々と体育館に来ている生徒さんも何人かいました。全校生徒80人一人一人のために組まれた自分たちのための劇場空間に、驚きの声をあげながら、本当に楽しそうにいる生徒さんたちの姿に、先生方がとても嬉しそうで、始まりからとてもいい空間を甲佐高校の皆さんが作ってくれました。

そして、開演。

舞台が始まるとぐっと集中し、目の前の出来事に真剣に向き合っている様子で、クライマックスでは役者と一緒になって、舞台を盛り上げてくれました。

終演後には舞台見学が行われ、生徒さんたちは役者が出入りしていた場所や、使われていた小道具に触れ、一番最初の場面を再現するように、舞台にいる生徒さんもいました。

「一番最初の場面のフィリップみたいだね」と声をかけると、「へへっ」と照れ笑いをしながら、その場面を少しだけやってみせてくれました。

 

舞台撤去作業には全校生徒の半分以上の生徒さんたちがお手伝いに参加してくれ、先生たちも「ここは大人が!」「ここは生徒に!」と声を掛け合いながら、劇団員さながらの手つきで作業に手を貸してくれました。

お手伝いに来てくれた生徒さんのほとんどは有志で来てくれた子たちでした。

 

最後に「お荷物を増やしてもいいですか?」と今回の公演を決めて下さった、ご担当の先生から学校で作っている”おかき”を頂きました。

九州地域では初めて、自前のストーブを焚くほど寒い日だったのですが、甲佐高校の皆さんが本当にあたたかく、皆さんが作る空間はとても優しいものでした。

本当にありがとうございました。

 

 

小倉商業高校

この学校では三年に一回演劇鑑賞を行うのですが、前回の演劇鑑賞の年にも「ジャンヌ・ダルクージャンヌと炎」でお世話になりました。

このコロナ禍で、一切の行事ができでいない中で風を見せてあげたいという校長先生の思いから、学校の方から連絡があり、急遽決まった公演でした。

私たちとしてもこのような状況下で決断しご連絡をして下さったことが本当に嬉しく、校長先生をはじめとする先生方の生徒さんたちへの思いをしっかり繋げたい思いで公演の前日、小倉商業高校にやってきました。

感染対策で密を避けるため、2・3年生のみの2回公演だったので、2階体育館に前日舞台仕込みとなりました。

長時間移動により遅い時間の学校への到着、2階体育館ということで舞台仕込みを終える時間が遅くなることが予想されたのですが、ご担当の先生は快くお付き合い頂き、飲物の差し入れまでしてくださいました。

本当にありがとうございました。

当日、午前中の公演は2年生の鑑賞会です。

ものすごく元気な子たちで、体育館は一気に賑やかな空間になりました。

生徒さんが全員集まり、ご担当の先生が開演前の挨拶を始めると、生徒さんたちは先生の言葉に耳を傾けていました。

ご担当の先生は劇団紹介からみんなの先輩たちも風の舞台を見ていること、昨日の様子、10人でこの舞台を組んだことなど、生徒さんたちに話していました。そして最後には「リラックスして、楽しんでみて下さい。」と生徒さんたちに言葉をかけ、拍手で迎えられました。

開演直後前の方に移動してくる生徒さんもいました。

生徒さんたちは自由に笑ったり、一つ一つのことに反応しながら舞台に向かっていました。

最後の場面ではすすり泣く声が聞こえ、それに伴って友達同士でぐっと体を寄せあいながら最後まで向き合ってくれていました。

カーテンコールでは通常であれば、挨拶をしてくれた生徒さんと役者が握手をする時があるのですが、今回はコロナのこともあり、先生のご提案で握手の代わりの”ヒジタッチ”を役者全員と交わしてくれました。

会場では笑いが起こり、代表の生徒さんたちはとてもいい締めくくりを作ってくれました。

 

二回目、午後の公演は3年生の鑑賞会。

同じ学校なのにここまで違うのかと思うほど、一回目に2年生が作ってくれた空間とはまた違った空間を作ってくれました。

3年生は本当にこれまでこんなに人が集まるような行事がなかったことを思わせるほど、今日の公演を楽しみにしてくれていることが伝わってきました。

体育館に生徒さんたちが集まると、すごい盛り上がりようでこちらもワクワクしました。

3年生にとっては唯一の学校行事だったのだと思います。

ご担当の先生の「いろんなことを考えたり、思ったりしながら、楽しんでください。」という言葉を受け取るように拍手の中には歓声が混じり、本番中にはいろんな声が響いていました。

ほとんど参加型のような公演となりました。

自分たちも舞台の登場人物かのように役者のセリフに言葉を返すように見ていました。

最後は声を上げて泣いている子、その子を茶化しながらも泣いている子、笑いながら泣いている子、恥じらいながら泣いている子、感情が爆発したように、客席が沸いていました。

 

公演後は急遽希望者が集まり、舞台見学が行われました。

舞台撤去作業には70人ほどのお手伝いの生徒さんたちが集まり、今回観劇をできなかった1年生の演劇部の生徒さんたちも「舞台だけでも見せてあげたい」という演劇部の顧問の先生が連れてきてくれました。

生徒さんたちはとても一生懸命に手を貸してくれ、2階の体育館の作業とは思えないほどの速さで作業を終えることができました。

中には、一番大変なトラックの積み込み作業に女の子一人で劇団員と見分けがつかないくらいの動きで、最後まで作業に参加してくれた生徒さんもいました。

 

最後の最後まで今日の公演を盛り上げてくれた小倉商業高校の皆さん、本当にありがとうございました。

 

 

 

島原農業高校

この学校は1996年以来、久しぶりの風の公演でした。

学校にはトラックを体育館の入り口に着けさせていただくために前日、伺いました。

たくさんの先生が迎え入れてくれ、今回の公演を決めて下さった先生、そしていろんな学校で何度もお世話になった先生、前任校で風の「ジャンヌ・ダルクージャンヌと炎」を観た先生など、再会もあり先生たちが本当に楽しみにしていて下さっていることが伺えました。

事前にご担当の先生から言われていたのは今年なんの行事もできていなくて、3年生の卒業アルバムに載せる写真がないので、公演中の写真をたくさん撮らせてもらってもいいかということでした。

それを受け、私たち劇団員も改めて島原商業高校の皆さんのために思いを込めて公演に向かいました。

当日は朝から舞台道具の運び入れに多くの生徒さんたちが参加してくれ、ワイワイと賑やかに、友達や仲間、先生たちと声を掛け合いながら作業に手を貸してくれました。

その姿に本当に皆さん、仲良しだなーと思いました。

昼休みの時間に体育館を覗きにくる生徒さんたちもいて、「すっげー!!」「何これ!?!?」という声が体育館に響いてきました。

会場中には校長先生、教頭先生が「楽しみにしています。」「すごいですね。よろしくお願いします。」とご丁寧に劇団員に声をかけてくださいました。

開演前、ご担当の先生が挨拶をしてくださいました。

「2年越しに決めた公演です。皆さんぜひ、楽しんでください。今前が空いていますが公演が始まったら自由に移動していいです。不安な人は、フェイスガードの用意もあります。ぜひ前で見てください。拍手」といった今までにない始まりで開演を迎え、拍手をしながらそれぞれ移動する生徒さんたちに、校長先生が「前いきな!行っていいんだよ!」と声をかけて下さっていました。その声掛けで前の方にはかぶりつくようにして生徒さんたちが舞台に向かって座っていました。

客席の盛り上がりで迎えられた公演は、公演が始まるとさらに盛り上がりました。

面白いところでは声を上げて大いに笑い、真剣に考えながら見たり、最後には声を上げて大いに泣いていました。

舞台を見るよりも客席を見る方がこの舞台がわかるような気さえしました。

それくらいの一体感を感じる客席であり先生たちも生徒さんたちと一緒に舞台を楽しみ、生徒さんのその姿をよく見ていました。

 

カーテンコール時の生徒代表挨拶では、代表の生徒さんが「まず、朝から作業をお手伝いして下さった生徒さん、先生方に感謝を述べたいと思います。そして私たちのために公演して下さった劇団員の皆さんありがとうございました。」

と話してくれました。

 

終演後、急遽舞台見学が行われ、生徒さんたちは「え?舞台あがっていいんですか?」「上がりたい上がりたい!」「これ、本物使ってるんですか?」といろんなことに興味津々で見学していました。

舞台撤去作業には50人ほどの生徒さんたちが手を貸してくれ、劇団員が間に合わないほど積極的に手を貸してくれました。

 

皆さんのおかげで作業はあっという間に終わってしまいました。

劇団員がバスに乗り込むと生徒さん、先生方も外に出てきて、皆さんでお見送りをしてくださいました。

今回の公演を後押しして下さった今までいろんな学校でお世話になっている先生からは、日本酒の差し入れを頂きました。

出会いあり、再会ありの島原農業高校の皆さん、本当にありがとうございました。

 

 

本当に一つ一つを大事にしながら舞台に向かう生徒さん、先生方の姿に心を揺さぶられる一回一回の公演です。

私たち劇団員だけでは絶対に作れない時間であるし、だからこそこの状況下でそれでも生徒さんたちのために、今回の公演を決断して下さった先生方の思いが彼らに繋がっていることを強く感じます。

残すところ3校5ステージ、彼らのために公演を決断してくれた先生方、そして待っていてくれる彼らに劇団員の一人一人が向き合える身体を持ち続けて、一つ一つの公演に最後まで向かいたいと思います。

 

 

舞台スタッフ:高階ひかり

 

 

 

 

 

 

 

 

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『Touch~孤独から愛へ』2020年 秋 九州・大阪地域巡回公演 第5週目

2020-11-28 13:01:06 | 全国巡回公演

一度東京に帰り、約二週間ぶりに九州に戻ってきた『Touch』班は、長崎県での公演からスタートです。

今週は

11月24日(火) [長崎県]長崎玉成高校 ますみ記念館

   25日(水) [長崎県]小浜高校 同校体育館

での公演でした。

 

長崎玉成高校

長崎市を一望できる高台にある長崎玉成高校。

創立100周年を記念して建てられた「ますみ記念館」という立派な校内ホールでの公演でした。

2014年のヘレン・ケラーの公演以来三回目の風の上演です。

公演前日、ホールの近くまでトラックが入って行けないため、敷地内の駐車スペースから学校にお借りした軽トラックを使っての搬入作業の後、舞台設営を行いました。

休日にも関わらず、担当の先生と教頭先生が最後まで付き添ってくださいました。ありがとうございました。

「コロナ禍という状況ではあるけれど、三年に一回しかない貴重な芸術鑑賞の機会。今回を逃すとなにも見ずに卒業してしまう生徒が出てきてしまうので、何とか見せてあげたいと思ったんです。」と、作業を見ながら教頭先生がおっしゃっていました。そういった先生方の想いを受けとめ、本番を迎えます。

公演当日は密を避けるために、午前と午後の二回に分けて公演をしました。

午前の部では、医療福祉科と衛生看護科の生徒約200人が観劇をしました。

時折笑いが起こりながら、しっかりと舞台を見つめる視線が印象的でした。

午後の部は、普通科(共育コース)と調理科の生徒約200人の観劇でした。

開演前は賑やかだった客席は、開演すると一変、真剣な眼差しで舞台を見てくれていました。

午後の部のカーテンコールでは、代表の生徒さんからのお礼の言葉と花束贈呈がありました。

「公演の余韻が残っていてうまく話せませんが、とても素晴らしい公演をありがとうございました。」と、ことばを詰まらせながらも一生懸命に想いを伝えてくれました。

終演後は、演劇同好会の生徒の皆さんが舞台裏見学を行った後、舞台撤去のお手伝いをしてくれました。

舞台のセットや小道具を興味津々に見たり触ったりしながら、劇団員との交流を楽しんでくれていました。

演劇同好会は、去年発足したばかりだそうです。今回の公演が、彼女たちの今後の活動の力になってくれたらと思います。

 

小浜高校

2017年のジャンヌ・ダルクの公演以来、今回で五回目の風の上演です。

担当の先生は、風を何度も呼んでくださっている先生で、「風さんは、公演ももちろんだけど、お手伝いも生徒たちが本当に楽しそうなんですよね。だから今回もお願いします。」と、事前の打ち合わせでおっしゃってくれました。

そして朝、学校に向かうと、駅伝部、野球部、そして生徒会の生徒の皆さんが元気に迎えてくれ、始業のぎりぎりまで搬入のお手伝いをしてくれました。

本番は、全校約160人の生徒の皆さんが、楽しみながらも力強い眼差しで舞台を支えてくれました。

カーテンコールでは生徒会長さんが、「演劇を見るのは初めてでしたが、とても迫力があって楽しかったし、感動しました。」と、感想を話してくれました。

終演後には、「舞台に上がってみたい」と急遽舞台裏見学が行われました。

舞台撤去には、バドミントン部、バレーボール部、有志の皆さん、そして朝に続いて生徒会の生徒の皆さんがお手伝いをしてくれました。そのおかげで、劇場になった体育館はあっという間に元の体育館に戻りました。

最後は手伝ってくれた生徒の皆さんと記念撮影。

風のバス、トラックが見えなくなるまで手を振って見送ってくれました。ありがとうございました。

コロナ禍のために、修学旅行や文化祭などの学校行事が中止になったり縮小しての開催になったりと、思うように行えない状況のなかで、芸術鑑賞会を実施するということは、大変な決断だと思います。「こういう状況だからこそ、演劇を見せてあげたい、触れさせたい。」という先生方の生徒さんたちへの想いを、一回一回の公演のなかで感じます。 その想いを受け取るように、生徒のみなさんの舞台に注ぐ視線も力強く感じます。

『Touch』を通して、芸術鑑賞という行事を通して、客席にいる彼ら彼女らが何を発見するのか、何と向き合うのか。ひとつひとつの公演を噛みしめながら旅を続けていきます。

 

文:フィリップ役  佐藤勇太

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『Touch~孤独から愛へ』2020年 秋 九州・大阪地域巡回公演 第4週目

2020-11-14 17:31:35 | 全国巡回公演
 
第4週目に入り、今週は大阪の高校からのスタートとなりました。
 
10月6日(金)大阪府 開明高校 於:大東市総合文化センター
10月9日(月)佐賀県 有田工業高校 於:同校体育館
 
 
開明高校
 
本来ならば今年の6月に行うはずだった開明高校の公演ですが、この11月に行うこととなりました。残念ながら高校三年生は受験勉強のこともあり、高校一年生と二年生のみの鑑賞となりましたが、先生方の「学校は授業だけじゃない、学校行事で子供たちに思い出を残したい」という熱意のもと年度内での実施となりました。
 
 
 
感染症対策も先生方や会場となったホールとも話し合い、客席数の制限もある中で生徒会の生徒たちが、しっかりと入り口での手指消毒・座席の指示も出して頂き、無事に届けることが出来ました。
 
客席は舞台が進むにつれ、生徒たちの緊張がとけ笑いが生まれ、最後は大きな拍手を送って頂きました。
 
 
お礼の言葉を述べてくださったのはなんと教頭先生でした。「20年以上前のこの学校が男子校だった当時、芸術鑑賞行事で風の『Touch 』を観たことを思い出しました。」というお話から「高校を卒業しても、生徒の皆さんは様々な人との出会いがあります。是非皆さんの人生をしっかりと歩んでください。」と熱いエールを生徒の皆さんに送って頂きました。
 
 
今回の公演で沢山のご協力を頂いた生徒会の皆さんとの一枚です。
 
この秋の九州ツアーで唯一の大阪公演は大盛況となりました。
 
 
有田工業高校
 
週をまたぎ、再度九州に戻ってきました。
佐賀県と長崎県の県境にある有田工業高校の公演。前日の搬入から担当の先生にお手伝い頂き、本当に有りがたかったです。
 
この学校では来週には文化祭・体育祭も控え、生徒の皆さんのワクワクが伝わってくるような雰囲気でした。勿論このコロナ禍で様々な対策をしながらですので、私たちの公演も午前午後と二回の上演を行いました。
 
 
 
上演中の笑い声、涙を流しながら観てくれた表情、学校の思い出をまた一つ彼らと共に創ることができました。
 
 
 
終演後は、図書委員の皆さんが片付けを手伝ってくれることになっておりましたが、そこに急遽バスケ部・バレー部の皆さんも参加してくれました。体育館の中と外に分かれ、皆で声を掛け合いながらとても楽しい時間を過ごすことが出来ました。
 
 
 
11月になり九州もだんだんと寒くなってきました。定期的なPCR検査だけでなく、インフルエンザの予防接種も行い、体調には気を付けながら最後まで走り抜けようと思います。
 
トリート役 佐野準
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