風のBLOG

東京演劇集団風の時事通信!
公演情報や稽古場速報、全国巡回公演の情報など
日々の出来事を速報!!

ヘレン・ケラー ひびき合うものたち 2012秋 西日本・東日本巡回公演 第5週目

2012-10-30 18:02:29 | 全国巡回公演



10月22日 秋田県 秋田中央高校
  23日 福島県 いわき翠の杜高校
  24日 群馬県 桐生工業高校
  25日 静岡県 日本大学三島高校・中学校
  26日 静岡県 静岡雙葉学園



九月下旬から始まったヘレン・ケラーの旅はいよいよ終盤になりました。ひと旅で何千キロもバスとトラックで走りながら、次の公演地へと向かう風のメンバーたち。その先には私たちの公演の場を楽しみにしてくれている十代の若い観客や先生方が待っていてくれます。
私たちを支えてくれているのはこの新たな観客との出会いなのだと思います。日本全国を公演しながら私たちは若い観客の中で舞台が新しく発見され続けることに日々刺激を受けます。そして、十代という多感で可能性を創造し続けている彼ら彼女たちが何を発見してくれるかが一回一回の場に試されています。

未だ形をとらない豊かさを求めて…。

豊かさとはなんだろう、未完成とはなんだろう…。

私たちたちが旅公演を初めた頃にはインターネットも携帯電話もフェイスブックもなく今の時代とは違っていたけれども、旅公演で変わらないものはそこへ行って若い観客の視線のなかで同じ時間と空間を共有していくこと。そこで生まれる人と人とのお互いのつながりと幸せなのだと思います。




















公演後の生徒さんたちの笑顔のなかに、またいつか今日の日のことを思い出しそれぞれの人生を豊かに生きていく未来の断片を見続けたいと思いながら、あとわずかな秋のツアーを次なる公演地へとバスを走らせています。


アナグノス役 緒方一則

Touch~孤独から愛へ 2012秋 九州ツアー 第5週目

2012-10-29 01:30:46 | 全国巡回公演


掲示板より、東海大学付属第五高校の野球部の光翔さんのメッセージに応える写真から始めたいと思います。
書き込みありがとう!

今週は
10月22日(月) ルーテル学院中学・高校
  23日(火) 龍谷中学・高校
  24日(水) 佐賀西高校
  25日(木) 佐賀学園中学・高校(午前)
         佐賀北高校(午後)
  26日(金) 東海大学付属第五高校
  27日(土) 筑豊高校

での公演を行いました。(実はブログを書いている28日(日)も長崎立国見高校での公演を行いましたが、次週に書きたいと思います。)



今週は土曜日の公演も含めて、6000人以上の生徒、そして先生方や保護者の方と出会いました。
巡回公演が始まって以来24公演を終えた今、風の掲示板に書き込みをしてくれる生徒のメッセージや、公演後の生徒の表情を見ている度に、各学校の先生方の公演に対する意義や生徒に向けた想いが感じられます。



演劇を観るだけではなく、プロの作る舞台装置と出会う場や俳優、スタッフとの話が出来る場に踏み込みたいという、生徒の興味関心に対して即座に反応し彼らの感性や発見する力を刺激するため様々なアプローチを提案し、私たち風と共に公演を創る先生方の姿は“人を育む”瞬間に出会わせてもらったと思います。



開演前の興奮が収まらない生徒を前に手に持っていたマイクを床に置き、「私の声が聞こえますか!?」と全身を使い生徒に声を掛ける先生の声は即座に生徒に届き、静寂の後に驚きと喜びの声が客席中に響きました。先生の想いが生徒に響き、開演と共にリラックスしながらも集中した舞台を始めることができました。
1000人を超える生徒を前に一人の先生が立ち、学校と劇団が舞台と客席の対面された空間を同じ方向に目を向けた特別な空間が創られたようでした。







生徒の中には演劇部だからぜひ舞台を見てみたいという声もあります。しかし、演劇部でなくとも俳優と話してみたいという生徒もいます。
一番下の写真は、演劇部の生徒とその場に最後まで残り、自分の受け取った何かを目の前にいる俳優に伝えたいと行動を起こした生徒との一枚です。



高校生活は三年間しかありません。だからこそこの一日にすべてが注ぎ込まれる。
写真は2006年の『肝っ玉おっ母とその子供たち』の上演で担当をされていた先生と、今回『Touch』の担当をされている先生、そして生徒会の生徒との写真です。前日からの準備を劇団と共に創り、二日間にわたる学校での芸術鑑賞行事の場を創ることができました。





九州での『Touch~孤独から愛へ』だけではなく、現在、西日本・東日本地域でツアーを行っている『ヘレン・ケラー~ひびきあうものたち』も、風は毎日のように公演を行いますが、その一日一日が常に“いま、ここ”でしか存在しない時間なのだと感じます。
公演にいたるまでの日々、全国の先生方と出会い、語り合った時間が本番の二時間あまりの時間に凝縮されます。
開演前の生徒の姿と終演後の生徒の姿が、まったく違って見えるのもこの果てしない時間から生まれていると思います。

これまで出会ってきた生徒そして先生との時間、そしてこれから出会う生徒への先生方の想いを背に風のツアーは続いていきます。


白石圭司




 

ヘレン・ケラー ひびき合うものたち 2012秋 西日本・東日本巡回公演 第4週目

2012-10-27 12:55:25 | 全国巡回公演
ヘレン・ケラーの旅、4週目は立川市地域文化振興財団の主催で行われた公演から始まりました。

10月14日 東京都 (公財)立川市地域文化振興財団
  15日 群馬県  伊勢崎興陽高校
  16日 群馬県  前橋育英高校
  17日 新潟県  中越高校
  18日 愛知県  人間環境大学岡崎学園高校
  19日 山梨県  甲府第一高校




立川市の公演では、多くの立川市内の小学校の生徒さんやご家族の方、地域の方々が会場に足を運んでくださいました
あちこちから聞こえる「笑い声」で舞台が大いに盛りあがったり、緊張感のある空気を会場が生み出してくれたりと、
本当にいい時間を共につくることが出来ました。




いつか、この公演のこと、そして自分の中にわき上がった思いを再び自分の大切な人たちと語り合ってくれたら嬉しいです。




そして、もちろん各学校での嬉しい出会いがありました。



ヘレンの舞台を観劇する生徒の反応には、私たちは様々なことを感じ、考えさせられます。当然ですが、観客が変われば反応もちがいますが、ときに彼らの舞台上で行われている出来事や登場人物の行動に対する細部への反応には、演じている私たちの方が驚かされたり、発見させられることも多々あります。

若い観客である生徒たちは、ヘレンケラーの舞台でなにを想い、どのように思考するのか?その事を私たちはいつも、舞台で演じながら、彼らの視線、細かい反応を受け取って演じています。

生徒たちが、舞台上での出来事でよく反応してくれる場面の一つは、やはりサリバン先生と、ヘレンとのふれ合いや、ぶつかり合いで、二人の関係が動いているときです。

それは、ヘレンケラーの舞台でのテーマの一つに、「教育」という問題がありますが、実際学校という場で、教育の現場に生きている生徒たちがアニーとヘレンの関係をみて、何かを感じてくれているのではないかと思います。

劇中で、アニーの師でありパーキンス盲学校のアナグノス校長の声が言います。
「教育において幸福感を持った生徒をつくろうと思ったならば、生徒が心から教師を信頼し得るものとしなければなりません。生徒をしてこの苦しみを自由に語り得る暖かいかんけいをつくるようにしてやらなければなりません。(中略)清らかなほほえみをもった教師はよく生徒にタッチする、ふれる、ということです。」

また、ヘレンケラーは、自伝のなかでサリバン先生の教育について触れています。

「私の教育がこれほど楽しくうれしいものであったのは、先生が知識を与えるための適当な瞬間を捉えてくださった結果にほかなりません。先生は子供の心が、ここでは花の姿を宿すかとみれば、かしこでは草むらを、かなたでは白雲の影を映しながら教育という石ころの多い流れの上を、楽しくさざ波を立てて踊りつつ流れる浅い小川のようなものであることをよく知っておられました。」

サリバン先生とヘレンは、ぶつかり合い、ときには慰めあいながら真の幸福感、自由というものをお互いに模索し続けたのではないでしょうか。そのことは、教育という枠組みのなかだけではなく、私たちの生活や人間関係、人が生きるということにもつながっていくような気がします。






私たちは、生徒たちが、「ヘレンケラー」の舞台を観劇することで、自分をふりかえって見ることや、周囲の人達に関心をもてたり、様々なことを自分なりに思考してくれることを願って、公演を続けていきます。

医者/パーシィー役 栗山友彦

Touch~孤独から愛へ 2012秋 九州ツアー 第4週目

2012-10-22 00:56:09 | 全国巡回公演


今週の『Touch~孤独から愛へ』は

長崎女子高校
諫早高校・諫早高校附属中学校
門司学園中学・高校
佐世保西高校
唐津工業高校

での公演でした。

新生『Touch~孤独から愛へ』が九州に上陸して以来4週間が経ち、高等学校・中学校を合わせ21校、17ステージの公演を行いました。
今週は、風の出会った生徒、そして先生方との写真を中心に載せたいと思います。

長崎女子高校




昨年の『ハムレット』に続き2年連続の風の公演でした。
開演して間もなく、『ハムレット』で出演していた俳優の全く違う演技に、驚きの声が上がっていました。

諫早高校・諫早高校附属中学校


諫早高校・諫早高校附属中学校は今回、初めての風の公演でした。



司会進行をしていた生徒との記念撮影です。
全校生徒を合わせて1000人を超える客席に一人向かい、凛々しい姿で舞台に立っていました。

門司学園中学・高校


公演後、演劇部のバックステージツアーが行われ、スタッフから舞台装置の裏側や本番では決して観ることの出来ない、俳優を支えるスタッフ動きを真剣に聞いていました。



上の写真はただの記念撮影ではなく、三年生の卒業アルバムの1ページを飾る集合写真を撮っている瞬間です。

佐世保西高校


挨拶が終わった生徒が「何か手伝わせてください!」と声を上げ、片付けを手伝ってくれました。
この姿に担当の先生が驚いていましたが、嬉しさを隠しながらも見守っていました。

唐津工業高校


なんと唐津工業高校も昨年の『ハムレット』に続き、2年連続の出会いでした。


図書委員の生徒、そして有志の生徒が片付けを手伝ってくれましたが、昨年に続き今年も参加してくれる生徒が沢山いました。

一年間を通して風は全国各地を駆けめぐりますが、学校に於いては一年間で一日しかない“芸術鑑賞行事”。
初めて出会う学校や3年間の高校生活で再会することの出来た生徒。
Touchという言葉は“触れる”という意味の他に沢山の意味を持った言葉です。その中には、船・乗組員が〉〈場所に〉立ち寄る, 寄港する.という意味も含まれます。

出会いがあれば別れもあります。しかし、それで終わりということは決してないと思います。むしろそこから始まる新たな場。それは再会することの出来る場になっています。

東京の劇場から出発したTouchの旅は、一日しかない出会いの場へ向けて走り続けます。


白石圭司

Touch~孤独から愛へ 2012秋 九州ツアー 第3週目

2012-10-14 21:09:59 | 全国巡回公演
新『touch~孤独から愛へ』が九州に上陸してから3週間の時が流れました。
今週は
小倉商業高校
松橋高校
島原翔南高校
塩田工業高校

      での公演を行いました。

今週は風の公演に寄せる様々な想い、そして出会いを発見する一週間でした。
風は今年で25周年を迎えました。
時代の中を駆けめぐる中で、出会ってきた生徒はすでに親となり、その子どもが改めて風と出会っているかもしれません。

しかし、いつの時代も先生方が公演に対して生徒に向けた願いは決して変わっていないと感じます。
小倉商業高校の担当の先生方は、昨年ハムレットを上演した北九州工業高等専門学校での体育館公演の仕込み作業から見学し、いま自身の学校の生徒に観せる劇団はどこなのかと真剣に模索していました。


小倉商業高校公演後より

そして芸術鑑賞行事を後ろから観ていた保護者の方は公演後、一番に発していた感想は「しっかりと観ていた」と生徒の真剣な一面との出会いを述べていました。


松橋高校開演前より

島原翔南高校カーテンコールより

体育館での公演では、最後尾の椅子の席からわざわざ床におり生徒と同じ目線で舞台を観ようとする先生の姿もありました。


塩田工業高校公演後の図書委員の生徒の手伝う姿。のぞきに来た後輩が先輩たちの真剣な姿に驚いていました。

演劇は常に人と人が関わるものです。
touchのスタッフは舞台を仕込むときに欠かさず、腰にガチ袋と言うものを下げています。
このガチとは演劇用語で大道具を繋ぐ鎹(かすがい)のことを意味します。
子は鎹として知られている言葉です。
私は今週の公演を行うなかで、演劇は人と人の鎹を意味するのではないかと思いました。
風と学校を繋ぐものは演劇です。そして学校と保護者の方々を繋ぎ、生徒の普段見せない姿と出会う場を創るのも演劇でした。
なにより先生の願いを生徒に繋ぐのも舞台です。

客席の最後尾で、観劇する生徒を観ながら舞台を観ていた先生の最後に流した涙が今も私の記憶に残っています。


小倉商業高校の公演後、自ら進んで手伝ってくれました。


松橋高校カーテンコールより


島原翔南高校の公演後、挨拶をしてくれた生徒へ代表として記念の色紙をプレゼント。


塩田工業高校の公演後、お手伝いをしてくれた図書委員の生徒へ記念の色紙をプレゼント。
担当の先生からもみんなへお礼として“心からの愛”が送られていました。

これから出会う生徒のもとへ、ガチ袋を下げて風は向かいます。
たったの一日の出会いの場があり、風を待っている人と演劇を繋ぐために


白石圭司



ヘレン・ケラー ひびき合うものたち 2012秋 西日本・東日本巡回公演 第3週目

2012-10-14 21:09:59 | 全国巡回公演


『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』のツアーは第3週目を迎えました。

今週は
10月9日 千葉県 蔵波中学校
  10日 岩手県 盛岡農業高校
  11日 群馬県 中之条高校
  12日 愛知県 日本福祉大学付属高校
 での公演でした。






今週は体育館を会場にして行う公演が多い週でした。体育館での公演では撤収作業を生徒の皆さんと共に行う事があります。
先程まで自分が観ていた舞台のセットや小道具に実際に触れたり、『あの仕掛けはどうなっているのだろう?』と思った道具の仕掛けを劇団員に聞いたりと、普段の学校生活では経験出来ない事を私達劇団員と共に行います。





巡回公演を重ねていく中で、様々な事を思います。
『自分なんかの為にありがとう』と私達一人一人にお礼をしてくれた生徒さん。
どうして『自分なんか』なのだろう?あなたは私達一人一人に勇気を出して丁寧に感謝の気持ちをぶつけてくれた素敵な人なのに。そんなあなたに今回の『ヘレン・ケラー』は何かを残せましたか?






演劇を観る事は、まだ見ぬ自分を発見する事といいます。
学校生活の中だけでは体験出来ない、『出会い』。
直接触れ合う事が出来なくても、公演の2時間の間で見るもの聞くもの、五感を通して、そして今までの自分を通して生まれたものがきっとまだ見ぬ自分なのではないでしょうか。だからこそ、良いも悪いもない価値のある大切なものではないでしょうか。
私達と『ヘレン・ケラー』を通して生まれた一つ一つの思いを大切にして欲しいと思います。
それが彼らの中で何らかの形で残ってくれたら、そしてまた違う誰かに伝わったら、思いが波の様に広がっていったら良いなと思います。

来週からも沢山の出会いが待っています。
ただ発信するだけではなく、自分の行動を省みながら一つ一つの出会いを大切にして行きたいと思います。

音響 渡辺雄亮


ヘレン・ケラー ひびき合うものたち 2012秋 西日本・東日本巡回公演 第2週目

2012-10-08 21:25:20 | 全国巡回公演


『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』第2週目は、


10月1日 愛媛県 川之江高校
2日 香川県 飯山高校
3日 大阪府 岸和田市立産業高校
4日 香川県 高瀬高校
6日 愛媛県 新田青雲中等教育学校

での公演が行われました。


舞台の開演前、「今年の芸術鑑賞会は、子どもたちに何を見せよう?どんな場にしていこう?」と長い時間をかけて考えてきて下さった先生や校長先生がお話をしてくれます。
今週は「僕は教師として君たちと日々向き合っているけれど、本当に自分の考えていることが伝わっているのかな?と考えることがあります。この作品は僕が君たちに見てほしいと思って選んだ作品です。どうぞ楽しんでください」と子どもたちに語りかけてくれる先生の姿がありました。

その日、芸術鑑賞会として行われる公演は約2時間という短い時間ですが、先生方の「伝えたい」「感じてほしい」「考えてほしい」そして「自分の生徒たちに元気に生きてほしい」という想いがたくさん感じられる一週間の公演でした。

学校を後にする時、はにかみながら、少し照れくさそうに「ありがとう」「楽しかった」「素敵だった」と声をかけてくれる生徒さんの言葉は本当にうれしかったし、元気づけられました。

この公演が、生徒さんたちが自分自身を見つめるきっかけになればとてもうれしい。そしてもし先生方の伝えたい気持ちを少しでも伝えられたならもっとうれしいことです。

私たちも一日一日、その日に出会うみなさんに触れ、学びながら、考えながら旅が続いています。
『ヘレン・ケラー』を見てくれたみなさんは、どんなことを感じてくれましたか。




体育館の公演では今週もたくさんの生徒さんが撤去を手伝ってくれました。ありがとう!撤去を手伝ってもらいながらステージでの座談会も行われました。




「お父さんが好きでした!」という生徒さんの声もたくさんありました^^




演劇部のみなさんと行われた座談会。「演劇が好き」という気持ちや「誰かのための伝えたい」という気持ち、どうぞ忘れないで頑張ってください!応援しています!





生徒さんたちは楽しみながら撤去を体験してくれました。手にサインをもらう生徒さんたち。これからも元気で、充実した学校生活をおくってください!



今週四国、関西地方で公演をした『ヘレン・ケラー』の旅。来週は関東、東北へと向かいます。





『Touch ~孤独から愛へ』2012九州巡回公演 二週目

2012-10-08 19:41:00 | トピックス
10月1日 霧島高校(鹿児島県)
  2日 福智高校(福岡県)



霧島高校

『Touch』班二週目は鹿児島の霧島から!いくつかの学校が合併し数年前に出来たばかりの霧島高校、芸術鑑賞行事は創立以来初!先生方も生徒の皆さんもこの公演を本当に楽しみにして頂いていました!


↑演劇部の生徒の皆さんとハロルド役の柳瀬、部員の皆さんは大会目前ということで出演者たちに沢山の質問をしていました。


↑上演後は多くの子供たちが片付けを手伝ってくださいました。


↑重い荷物もみんなで力を合わせて運んでくれています!


↑学校を去る前の記念撮影、みんな手伝ってくれて有難う!


福智高校

福岡県田川市にある福智高校での公演は福岡県教育文化奨学財団の助成事業ということで客席には生徒・先生だけではなく近隣施設の皆さんも御来場いただきました。


↑幅広い年代の方々に鑑賞して頂き、学校行事が地域の皆さんとつながっているような気がしました。


↑カーテンコールでは綺麗な花束を出演者三人が頂きました。

また上演後の舞台袖では担当して頂いた先生から「今の子供たちに何かが伝わったと思う」という熱いお言葉を頂きました。


二週目は週末の三連休もあり二公演のみでしたが、また三週目からは怒涛のツアーが始まります。
来週末もお楽しみに♪


佐野 準


ヘレン・ケラー ひびき合うものたち 2012秋 西日本・東日本巡回公演 第1週目

2012-10-05 13:28:37 | 全国巡回公演



「ヘレン・ケラー ひびき合うものたち」の秋の巡回公演が9月24日から始まりました。
この秋は西日本地域、そして東日本地域での公演を行います。
本州を駆け巡りながら、その土地、その場所に生きる皆さんと演劇を通じて出会い、共に「確かであり、不確かでもある何か」を感じ、語り合えていけたらと思います。

さて、第1週目は


9月24日 島根県 島根大学教育学部付属中学校
25日 埼玉県 越谷高校
26日 静岡県 飛龍高校
27日 静岡県 沼津中央高校
28日 岐阜県 吉城高校


での公演が行われました


どの日の公演も、生徒の皆さんはじっくりと舞台に体と眼差しを向けてくれました。
笑い・喜び・怒り・疑問・批判・感動など、それらの感覚を自分自身から引っ張り出し、舞台へと投げ返してくれる客席の皆さんの姿に舞台は触発されました。そして「いま、同じ空間を呼吸する私たちは何をつくりだし、何を示しているのか」ということを感じ、考えずにはいられない、そのような公演が毎日続きました。
また、生徒さんたちを想う先生方の声や視線こそ、舞台をつくる本当に大切な要素であることも、巡回公演を行うたびに実感しています。この出会いを大切に、次の学校、生徒さんたち、先生方へ繋げていきます。
皆さん、本当にありがとうございました。



公演後に片づけを手伝ってくれる生徒さん、みなさんとても積極的に荷物を運んでくれます。
その時に聞くことが出来る感想や、皆さんが普段感じていることは、私たちの記憶に残り、思い出となります。


座談会では、演劇部の皆さんや、生徒会、図書委員、また有志のみなさんと話を出来る機会があります。
芝居を見ていて質問をしたいことがたくさんあったり、自分の夢や目標について話してくれたりと、濃い時間を一緒に過ごせましたね。
時間がかかること、繰り返すことに焦ることなく、その過程を大切にしてください。そこから新たなことが起こるかもしれません。


部活のメンバー、クラスメイト、先生方と本音でぶつかりながら、楽しい高校生活を送ってください。



皆さんと出会ったことにより形を大きく変えながら続く、ヘレン・ケラーの旅。
私たち自身が楽しみながら、皆さんのもとへ向かっていきます。