風のBLOG

東京演劇集団風の時事通信!
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レパートリーシアターKAZE4月公演『なぜヘカベ』

2015-03-20 17:42:40 | 公演情報
レパートリーシアターKAZE3月公演『肝っ玉おっ母とその子供たち』。
劇場体験週間で訪れた中学生は、12日の午前中、学校の体育館で俳優たちとワークショップを行ってから、劇場にやってきました。食い入るように舞台に向けられた彼らの姿。終演後には思い思いの言葉で俳優と交流したり、舞台見学を行っていました。
今回、新たな構成で上演された『肝っ玉おっ母とその子供たち』。公演を介して「いま」を感じ、考えたという声もありました。ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。


さて、レパートリーシアターKAZE4月公演のご案内です。



第85回公演

なぜ ヘカベ POURQUOI HECUBE?

4月3日[金]~12日[日]開演:平日7時/土日2時

5日は作家とのアフタートークを行います

作:マテイ・ヴィスニユック Matéi Visniec 翻訳:谷島貫太
演出:江原早哉香
舞台美術・衣裳:アンドラ・バドゥレスコ Andra Baduresco
作曲・音楽制作:バンジャマン・クルシエ Benjamin Coursier〈Théâtre du Menteur〉
照明:フランソワ・シャファン François Chaffin〈Théâtre du Menteur〉
仮面制作:エリック・ドゥニオーEric Deniaud〈Le Collectif Kahraba〉
音響:渡辺雄亮  照明オペレータ:坂野貢也
舞台監督:佐田剛久  舞台監督助手:辻幸男  企画制作:佐藤春江

出演:辻由美子
坂牧明/白根有子/栗山友彦/柳瀬太一/柴崎美納
稲葉礼恵/佐藤勇太/中村滋/白石圭司/車宗洸
酒井宗親/緒方一則/田中賢一/田中悟
渋谷愛/工藤順子/保角淳子/木村奈津子/仲村三千代
清水菜穂子/倉八ほなみ/階ひかり

ヘカベ……お前の名は不幸を意味する……
……お前の名は孤独を、魂の叫びを意味する……

 栄華を誇ったトロイアの女王へカベは、ギリシアとの戦争で、地位、故郷、19人の息子たち、すべてを失う。世界の不幸という見世物を味わう神々、壁となって立ちはだかるコロスたちのなかで、彼女の問いは掻き消されていく―。
ルーマニア・チャウシェスク政権を逃れて亡命したフランスの現代作家マテイ・ヴィスニユックが劇団に書き下ろした、絶滅戦争で残された最後のひとり―ヘカベの物語。
ギリシア悲劇「ヘカベ」を原作に書き下ろし、〈へカベの問い〉をギリシア悲劇と現代の接点から投げかける。
廃墟から響くヘカベの叫びに、いま私たちは何を聞くのか―。

 作家のインスピレーションの源となった辻由美子のへカベ、コロスの演劇的造形を鍛えてきた江原早哉香の演出で取り組みます。
演劇のはじまりを問い、悲劇を現代と切り結ぶ演劇として蘇らせる〈風の新しいギリシア悲劇〉。
詩人の想起するまなざしが、ひとりの母親の魂の叫びを、今なお悲劇を繰り返す私たちに物語る。

―もしすべてが愛から生み出されたのならば、
    どうしてこれほどの苦しみが存在するのだろう―



後援: 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
    在日ルーマニア大使館



会場:レパートリーシアターKAZE [全席自由]
入場料:当日4000円/前売り3800円/学生割引:3300円
    年間通しチケット(3枚綴り):10000円 
    ※レパートリーシアターKAZEで2015年に上演される作品に限ります。

チケットのお問い合わせ:東京演劇集団風
電話:03-3363-3261
e-mail:info@kaze-net.org
ホームページからもチケットのご予約・お申込みいただけます。

みなさまのご来場を心よりお待ちしていります。
 

レパートリーシアターKAZE 3月公演 『肝っ玉おっ母とその子供たち』

2015-03-05 11:04:20 | 公演情報
レパートリーシアターKAZEは3月、2015年の公演の第一弾として『肝っ玉おっ母とその子供たち―あとから生まれてくる人たちに』を上演します。



レパートリーシアターKAZE春の劇場体験週間・第15回凱旋公演
肝っ玉おっ母とその子供たち
―あとから生まれてくる人たちに
 
Mutter Courage und ihre Kinder

3月13日[金]~15日[日]開演:平日7時/土日2時
3月12日は〈春の劇場体験週間〉として近隣の中学校が鑑賞します

でも、どうか忘れないでほしい、こんな時代のあったことを―
幌車に品物を詰め込んで、兵隊相手に商売をしながら旅を続ける“肝っ玉おっ母”と3人の子供たち。しかし自分が金儲けしていた戦争は、愛する子供たちを奪っていく―。戦争の世紀を生きたブレヒトが〈あとから生まれてくる人たち〉に残した、周りの人々とともに戦場で生き抜く母親と子供たちの物語。
逆境のなかにあっても、人と人とが支え合える豊かさを希求する代表的レパートリーを、新たな構成で上演します。




作:ベルトルト・ブレヒト Bertolt Brecht 翻訳:岩淵達治
上演台本・演出:浅野佳成
音楽:八幡茂 舞台美術・衣裳:アンジェイ・ピョントコフスキ Andrzej Pi.tokwski
照明:坂野貢也 音響:渡辺雄亮 照明オペレータ:森谷祐美子
舞台監督:佐田剛久 企画制作:佐藤春江 演出助手:江原早哉香
出演:辻由美子/柳瀬太一/白根有子/田中悟/仲村三千代
佐野準/車宗洸/白石圭司/栗山友彦/佐藤勇太
中村滋/清水菜穂子/酒井宗親



3月13日[金]~15日[日] 開演:平日7時/土日2時
※3月12日は〈春の劇場体験週間〉として近隣の中学校が鑑賞します

 会場:レパートリーシアターKAZE [全席自由]
入場料:当日4000円/前売り3800円/学生割引:3300円
    年間通しチケット(3枚綴り):10000円 
    ※レパートリーシアターKAZEで2015年に上演される作品に限ります。

◇ レパートリーシアターKAZE アトリエの会のご案内
〈レパートリーシアターKAZE〉は東京演劇集団風の創造活動の拠点です。私たちはこの専属劇場で年間5~10作品の新作、レパートリー作品を上演しています。「劇場」は社会に触れ、世界を感じながら、私たちの生きている時代をもう一度見つめ直す場、時には小さな声であっても、人々の叫びに耳を傾け、私たちの声を発する場でもあります。演劇を観ることを通じて、ともにつくり、ともに考える“時”を分かち合う、〈レパートリーシアターKAZEアトリエの会〉会員を募集しています。
年会費10,000円(入会金不要)/ご入会・更新いただくと、〈アトリエの会 会員チケット〉(5枚綴りのフリーチケット)をお渡しします。レパートリーシアターKAZEで上演されるどの作品もご観劇いただけます(1枚で1名様、1回、ご本人様に限らず、どなたがお使いになっても構いません。有効期限は1年間)。詳しくはこちらをご覧ください。

チケットのお問い合わせ:東京演劇集団風
電話:03-3363-3261
e-mail:info@kaze-net.org
ホームページからのチケットのご予約・お申込みは⇒こちら

みなさまのご来場を心よりお待ちしていります。