風のBLOG

東京演劇集団風の時事通信!
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2011『ハムレット』九州ツアー  最終週

2011-12-16 11:54:34 | 全国巡回公演
2011『ハムレット』九州ツアーの最終週となった12週目は種子島での公演となりました。

トップの画像は飛行機雲ならぬロケット雲。残念ながらあまりに一瞬の出来事で機体を写すことは出来ませんでしたが、月曜日の公演の仕込中に轟音とともに打ち上げられたロケットは公演を祝福しているように感じられました。

12月12日 種子島中央高校(鹿児島県)
  13日 種子島高校(鹿児島県)


種子島中央高校

近年、島内の中種子高校と南種子高校が合併してできた種子島中央高校では、学校にとって初めての演劇鑑賞ということで上演にむけてPTAの方々も尽力してくれたそうです。

多くの生徒にとって初めての観劇、彼らの中に起こったものはとても強いものだったようです。公演後には全校生徒の半数にはなろうかという人数が体育館の周りには集まり、話をしたり、片付けをしたりしました。最後には「また来てほしい」「明日の種子島高校での公演も観に行きたい」という声があちらこちらで聞こえ、僕らにとっても忘れられない公演となりました。



↑公演後の体育館内の様子。



↑照明オペレーターの森本から機材の簡単な説明。



↑そのあとは、もちろん実際に触って片付けに参加してもらいました。



↑笑顔が溢れんばかりの集合写真。


種子島高校

今年の九州ツアーの千秋楽となった種子島高校。体育館に入った瞬間の生徒のどよめき、客席からの拍手によって幕を開けたこの公演は、千秋楽にふさわしく舞台と客席の呼応しあい創り上げた空間となりました。

鳴りやむことのないカーテンコールの拍手・歓声は彼ら自身が感じた喜びがひしひしと舞台にも伝わってくるものでした。

体育館を退場した直後も彼らの興奮は冷めやらず、出演者を見かけては「ありがとうございました」「楽しかったです」という声をかけてくれました。





↑沢山の生徒が参加した片付けの様子。みんなのおかげで片付けの時間も思い出の残るものとなりました。



↑片付けを手伝ってくれた皆さんに最後の挨拶、記念の色紙が登場した瞬間にも大きな拍手がおこりました。



↑最後の記念写真。種子島高校の皆さん、本当に有難うございました。



そして12月15日『ハムレット』班は約三カ月ぶりに東京のレパートリーシアターKAZEへと帰って来ました。

このブログに掲載した写真、掲示板に書き込まれたメッセージ、九州各地から届けられる感想文、目に見えるものだけではなく沢山の出会いと思い出が詰まった旅となりました。

レパートリーシアターKAZEの年内最後の公演は来週の23~25日(昼二時開演)にこの『ハムレット』の凱旋公演となります。すでに23日に関してはソールドアウトとなりましたので、申し込みがまだの方はお早めにご連絡ください。

風の『ハムレット』が三カ月の旅を経て、どう生まれ変わったのかを沢山の方に観ていただきたいと思っています。
ご来場お待ちしています。


※東京演劇集団 風の公式ホームページにある掲示板には、芝居を観た皆さんから沢山のメッセージが届いています。
『ハムレット』を観た感想や質問などがあれば、是非掲示板に書き込みをしてみてください。