風のBLOG

東京演劇集団風の時事通信!
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写真展「サンタリークリクラ~サンタルの子どもたち」終了しました

2014-04-24 14:38:51 | トピックス




4月18日~20日までの3日間レパートリーシアターKAZEにて開催した、向瀬杜子春インド写真展「サンタリークリクラ~サンタルの子どもたち」は、20日盛況のなか千秋楽を迎えました。
ご来場いただいたみなさま、本当にありがとうございました。



写真展会場の様子。ご来場下さった方に写真の説明をする向瀬杜子春。


18日、20日にインド古典音楽をシタールで演奏いただいた、豊島美樹子さん


19日にインド古典音楽の演奏をしていただいた、辻井雅彦さん(シタール)、村山敏郎さん(タブラ)


19日に演奏していただいた、Sarasvathia Jam Quintetのみなさん。
ドラムの丸谷さん、タブラの根城さんには記念パーティーで詩に合わせ即興で演奏もしていただきました。



ご来場いただいた方々から、たくさんの感想を寄せていただいています。4月4日から行われた福井での同写真展の感想も含め、いくつかご紹介します。


 ◆写真展にご来場いただいた方からの感想 

やはり、目の光ですね。
しかし、射るようで限りなく優しい。
子どもは、はじめから何でもわかっているのですね。
胎内記憶をどの子も必ず持って生まれてくる。
かつての子どもだった、大人と呼ばれる人たちは一体何をしてるのでしょう。
しかし、その割りきれなさと、不条理を抱えて生きるからこそ、
またまた、次なる子どもたちは
また、純粋な胎内記憶を持って生まれてくるのでしょう。
素敵な時間をありがとうございます。

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土曜日が出社だったので、日曜日に写真展に伺いました。
丁度、向瀬さんがお知り合い(同級生?)の方に説明をされておられるのを
横で聴かせていただく格好となりいろいろと勉強になりました。
物質的な貧しさはあっても精神的豊かさの大切さを再認識できる写真展です。
茶髪の若い人も写真に見入ってるのをみて価値あるイベントだと思いました。

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写真を眺めながら私に浮かんできたものは
童謡「秋の子」
特に最後の歌詞です

「さみしく 聞くのは 何人だろな」

私もインドを訪れた折、本当に一生分のカルチャーショックを受けました
驚きもあり、懐かしさもあり、言葉では説明出来ない、論理的に理解出来る範疇ではなく本能的に感じる直感といいましょうかまさに魂に訴えかけられたような感覚でありました
日本で生活してる中では絶対に得ることは出来ない、それは貴重な経験でした

野原が在るべくしてある
手つかずの状態で無限に広がり
人間も生きるべくして生きている
生産性がどうとか利益や経済と関係なく
原始的に命を繋いでいる

まぁ、そんなたいそうな旅ではなかったのですがね
1ヶ月バックパッカー気ままにしただけですから

写真の子供たち輝いている
本当に原石のように飾り気もなく純粋に煌めいていました
その反動といいましょうか

私には少し影のようなものも感じられました

それは貧しいからというものではなく
恵まれてないからというものでもありません

例えは難しいですが
先の童謡の歌詞のような感覚です
子供のときのくたくたに遊んで帰る寂しさというか
理由のわからない刹那さというか
そういう本能的な無意識の悲しさです
貧しいとかではないと言いながらも多少はそういう悲しさも在るのでしょうか
当然のようにその壁は存在しますし感覚の鋭い子供なら感じ取ってしまうのでしょうか

さみしく 聞く子は 何人だろな

童謡なのになんて後味の悪いと思って忘れられなかった歌です
それが秋なのかなと
それこそ好きな手塚治虫の物語によくあるバッドエンドです
必ずしも全てがハッピーエンドに終結するわけではない
バッドエンドだからこそ訴えられる感情や感覚はあるのだと気付いたのは最近です

なんだかだいぶトリトメもなくなってきましたよね(笑)
本当に図々しくもすみません
ただ同じインドの風を受けた者として
多少なりとも頷いて頂けたなら本望です

(福井会場での感想)

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今回東京・レパートリーシアターKAZEでの開催をきっかけに、「サンタリークリクラ~サンタルの子どもたち」は東京の練馬、新宿、静岡での開催が予定されています。
また、今回の写真展についてみなさまから感想などあれば、いつでも劇団ホームページ、ブログに感想をお寄せ下さい。

向瀬杜子春写真集「サンタリークリクラ サンタルの子どもたち」(定価:1500円)、写真パネルは共に引き続き劇団で販売しておりますので、お求めの方は劇団までご連絡ください。(※写真集『サンタリークリクラ サンタルの子どもたち』及び展示写真パネルの売り上げ収益金は、サンタルの若者たちが計画している「サンタル子ども塾」の設立援助金として寄贈されます)


レパートリーシアターKAZE次回公演は、7月『ジャンヌ・ダルク―ジャンヌと炎』を上演します。ぜひご期待下さい。


サンタリークリクラ ~サンタルの子どもたち  写真展がまもなく始まります

2014-04-21 20:50:37 | トピックス
2014年4月18日[金]~20日[日]
【向瀬杜子春 インド写真展】
サンタリークリクラ ~サンタルの子どもたち
সাঁওতালি কারিকুরা


目が合った瞬間に始まった、子どもたちとの出会いの軌跡―。
インドの少数民族サンタルの子どもたちを8年にわたり撮影。ある時ふと蘇ってきた故郷の原風景と昭和戦後の子どもたち。
サンタルの里と日本、その結びつきを探る試みの写真展。

4月レパートリーシアターKAZEでは、インド写真展を開催します。構成作家として活躍されている向瀬杜子春さんが、8年に渡るインドの子どもたちとの対話を収めた全29点を展示。向瀬さんは創立から風の文芸的な面を支えていただき、『星の王子さま』などの記録映像の構成にも尽力いただいています。「星の王子さまの現場で見た日本の子どもたちの目と、インドの子どもたちの目は変わらない」。真実を射抜くような瞳に向き合った時、蘇ってきた故郷の風景と子どもたちの遊びの姿。サンタルの村の子どもたちの写真を収めた写真集「サンタリー・クリクラ」の出版を記念しての写真展です。


【向瀬杜子春 インド写真展】
サンタリークリクラ ~サンタルの子どもたち
レパートリーシアターKAZE
2014年4月18日[金]~20日[日]
10:00~18:00 入場無料

インド古典音楽演奏
18日(金)16時 ~ 豊島美樹子(シタール)
19日 (土)14時 ~ 辻井雅俊(シタール)・村山敏朗(タブラ)
インド風エレクトリック ジャムバンド ライブ
19日 (土)16時 ~ Sarasvathia Jam Quintet
          Gt平野雅己/Key高本信宏/Tabla根城亜貴子/Ba阿部YONE哲/Ds丸谷茜
      18時30分~【向瀬杜子春 インド写真展】開催記念パーティー
※19日は本格インドカレーを販売します!
20日(日)15時~ 豊島美樹子(シタール)


写真集
「サンタリー・クリクラ~サンタルの子どもたち」 
発行:構成作家集団Tokyo Pendakon
は劇場ロビーで販売致します。(定価:1500円)


☆2014年4月4日[金]~6日[日]には、福井県・武生市のふるさとギャラリー「叔羅(しくら)」にて同写真展が行われました。
多くの方が写真展に訪れてくれたそうです。


「サンタリークリクラ~サンタルの子どもたち」写真展、まもなく開催です。
是非、レパートリーシアターKAZEにお越しください。


共 催:東京演劇集団風  
後 援:福井新聞社
協 力:J.I.N.Music Association/Cooking studio 豆(ずー)/武高45年卒

ささやきの詩想レジスタンス ― ジョン・F・ケネディセンター ワールドステージ2014

2014-04-21 15:00:15 | 公演情報
東京演劇集団風は、アメリカ ワシントンD.Cにあるジョン・F・ケネディセンター パフォーミングアーツから正式招待を受け、
“ワールドステージ:国際演劇祭2014”で、ささやきの詩想レジスタンスを行ってきました。
この演劇祭には、オーストラリア、南北アフリカ、アジア、ラテンアメリカ、北アメリカ、中東、そしてヨーロッパからのアーティストや集団が招待されています。

ジョン・F・ケネディセンター内には7つの劇場があります。
演劇・ミュージカル・オーケストラ・バレエなど様々な芸術が、センター内の各劇場で上演され、年間3000を超える公演が行われています。
またケネディセンターの特色として、ファミリーシアターがあります。
子供たちが芸術に触れることを、彼らは願っていて、そのための活動にも力を注いでいました。










“ワールドステージ:国際演劇祭2014”は3月10日~30日まで。
この期間中は、演劇祭の公演だけでなく、ケネディセンターの通常プログラムも行われています。




渡米は3月26日。翌日27日には、国際プログラム ディレクターのジルダ・アルメディアをはじめとするチームとミーティングを行いました。
ささやきの詩想レジスタンスのような試みは、ケネディセンターとしても初めてとのこと。
彼らはこのパフォーマンスを楽しみしていると話してくれました。




ミーティングを終えてホテルに戻る。
ラウンジで、ささやく詩を稽古中。
風のメンバーにとって、日本語以外の言語でのささやきは初めて。
自分の体に詩の言葉が落ちていくように、そしてその詩がささやく相手に届くように、繰り返し稽古を重ねます。


さて、いよいよささやきのパフォーマンが行われます。
その様子は『ささやきの詩想レジスタンス ― ジョン・F・ケネディセンター ワールドステージ2014 Ⅱ』でお伝えします。










ささやきの詩想レジスタンス ―ジョン・F・ケネディセンター ワールドステージ2014 Ⅱ

2014-04-21 14:55:21 | 公演情報
ささやく私たちとあなたの間に、小さな炎 ―芸術、生きること、存在、を灯しながら・・・
私たちはケネディセンターのすべての空間でささやきました。

































どの時間の中にも、「ささやき」というパフォーマンスを超えて、人が人と出会う瞬間がありました。
言語、文化、習慣という囲いの中に、やさしく、もう少しだけ足を踏み入れてみると、異なる世界がゆっくり解け合っていきました。







最後のささやきが終わると、ケネディセンターの皆さんが、私たちのためにレセプションを開いてくれました。
ささやきを通して自分が感じたこと、ささやかれる人を見ることで気がついたこと、ささやかれている子供たちの表情が何よりもの喜びであったこと、未来への夢を互いに交感しました。


“ワールドステージ:国際演劇祭2014”で経た経験や実感を、レパートリーシアターKAZEで、そして全国巡回公演で、展開していきたいと考えます。

レパートリーシアターKAZE 2014 3月~4月の企画

2014-04-20 14:16:30 | トピックス
2014年3月29日[土]・30日[日]
2013年度 実習生卒業公演
『Touch~孤独から愛へ』

1991年から900ステージに及ぶ公演を重ねてきたレパートリーに、2013年度実習生、蒲原智城が卒業公演として取り組みます。



アメリカ合衆国東部、ペンシルバニア州フィラデルフィア。下町のアパートに暮らす孤児の兄弟。弟のフィリップはアレルギーの発作に怯え家にこもる。兄のトリートは、2人の生活を守るために、窃盗やかっぱらいで日銭を稼ぐ。そしてふたりの生活に介入していくことになる、謎の男ハロルド。
3つの孤独な魂たちが、人を求めて寄り添い、すれ違い、また出会う―。

蒲原は2013年『肝っ玉おっ母とその子どもたち』(兵士役)、『Touch~孤独から愛へ』のツアーに参加。東京・レパートリーシアターKAZEでの全ての公演にスタッフとして関わり、2014年3月の『肝っ玉おっ母とその子どもたち』では兵士役で出演。また、昨年9月には、モルドバのウジェーヌ・イヨネスコ劇場の女優アラ・メンシコフを招き、2週間のワークショップを行いました。今回、風の代表作『Touch~孤独から愛へ』ではフィリップ役を演じます。


2013年度 実習生卒業公演
『Touch~孤独から愛へ』

会場:レパートリーシアターKAZE
2014年3月29日[土]・30日[日]2時開演
入場無料

作:ライル・ケスラー Lyle Kessler
翻訳:小田島恒志
演出:浅野佳成

出演
フィリップ:蒲原智城
ハロルド:栗山友彦
トリート:車宗洸


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【ジョン・F・ケネディ・センター ワールドステージ:国際演劇祭2014】
John・F・Kennedy Centre WORLD STAGES:International Theater Festival 2014
東京演劇集団風+Les Souffleurs commandos poetiques
ささやきの詩想レジスタンス




ジョン・F・ケネディー・センター“ワールドステージ:国際演劇祭2014”の招待を受け、2014年3月28日~30日、アメリカ・ワシントンにて「ささやきの詩想レジスタンス」が行われます。東京演劇集団風の俳優6名とフランスのオリビエ・コントを含むLes Souffleurs commandos poétiquesのメンバー4名が演劇祭に集まる人々に詩をささやくプロジェクト。ささやきの様子は追ってお知らせします。

ささやきの詩想レジスタンス
構成・演出:浅野佳成/オリビエ・コント Olivier Comte
2014年3月28日[金]~30日[日]
ジョン・F・ケネディ・センター(アメリカ・ワシントン)

メンバー
東京演劇集団風:柳瀬太一/柴崎美納/田中悟/渋谷愛/中村滋/稲葉礼恵
Les Souffleurs commandos poétiques:オリビエ・コント/エレーヌ・ランスコット/ニコラ・ビルダー/コリーヌ・タロー/エレーヌ・ビリー(製作)


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2014年4月18日[金]~20日[日]
【向瀬杜子春 インド写真展】
サンタリークリクラ ~サンタルの子どもたち
সাঁওতালি কারিকুরা


目が合った瞬間に始まった、子どもたちとの出会いの軌跡―。
インドの少数民族サンタルの子どもたちを8年にわたり撮影。ある時ふと蘇ってきた故郷の原風景と昭和戦後の子どもたち。
サンタルの里と日本、その結びつきを探る試みの写真展。

4月レパートリーシアターKAZEでは、インド写真展を開催します。構成作家として活躍されている向瀬杜子春さんが、8年に渡るインドの子どもたちとの対話を収めた全29点を展示。向瀬さんは創立から風の文芸的な面を支えていただき、『星の王子さま』などの記録映像の構成にも尽力いただいています。「星の王子さまの現場で見た日本の子どもたちの目と、インドの子どもたちの目は変わらない」。真実を射抜くような瞳に向き合った時、蘇ってきた故郷の風景と子どもたちの遊びの姿。サンタルの村の子どもたちの写真を収めた写真集「サンタリー・クリクラ」の出版を記念しての写真展です。


【向瀬杜子春 インド写真展】
サンタリークリクラ ~サンタルの子どもたち
レパートリーシアターKAZE
2014年4月18日[金]~20日[日]
10:00~18:00 入場無料

インド古典音楽演奏
18日(金)16時 ~ 豊島美樹子(シタール)
19日 (土)14時 ~ 辻井雅俊(シタール)・村山敏朗(タブラ)
インド風エレクトリック ジャムバンド ライブ
19日 (土)16時 ~ Sarasvathia Jam Quintet
          Gt平野雅己/Key高本信宏/Tabla根城亜貴子/Ba阿部YONE哲/Ds丸谷茜
※19日は本格インドカレーパーティーを開催!

写真集
「サンタリー・クリクラ~サンタルの子どもたち」 
発行:構成作家集団Tokyo Pendakon
は劇場ロビーで販売致します。(定価:1500円)

☆2014年4月4日[金]~6日[日]には、福井県・武生市のふるさとギャラリー「叔羅(しくら)」にて同写真展が行われます。10時~18時 入場無料(6日は16時まで)

共 催:東京演劇集団風  
後 援:福井新聞社
協 力:J.I.N.Music Association/Cooking studio 豆(ずー)/武高45年卒