風のBLOG

東京演劇集団風の時事通信!
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バリアフリー演劇『ヘレン・ケラー』福岡一般公演

2022-12-17 15:01:02 | トピックス

バリアフリー演劇『ヘレン・ケラー』が12月17日福岡県・福岡市にて一般公演を行います。詳細は以下をご覧ください。

権藤説子Presents
誰もが楽しめるバリアフリー演劇鑑賞会 第1回公演
ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち

作:松兼功 演出:浅野佳成
バリアフリー演劇 総合監修 尾上浩二
バリアフリー演劇 芸術監督 北岡賢剛
出演:髙階ひかり/倉八ほなみ/酒井宗親/仲村三千代/中村滋
   緒方一則/清水菜穂子/稲葉礼恵/坂牧明
   小島祐美(舞台手話)/辻由美子(音声ガイド)

令和4年12月17日[土] 
定員300名・全席自由 入場無料
会場:電気ビル みらいホール(電気ビル共創館4F )
開場13:00 舞台説明:13:30 開演13:50
13:00~配慮が必要な方の優先入場をおこないます。
開演前に舞台見学ができます。
●演劇終了後、出演者によるアフタートークがあります。

【あらすじ】
幼少期の病のため、聴力・視力を失い、話すこともできないヘレン・ケラーと困り果てた家族のもとに、新米の家庭教師アニー・サリバンが訪れる。情熱的に教えようとするも、ヘレンに拒絶され続けるアニーは、周囲と離れ2人きりで生活することを決意する。与えられた時間は2週間。失敗を繰り返しながらお互いを求め、理解し、身体ごとぶつかり合う対話から世界を広げていく2人の出会いを描く「東京演劇集団 風」の代表作です。人と人とが触れ合い成長し、 新たに旅立つまでをユーモア豊かに描く、 東京演劇集団風の代表作です。

【申込・問い合わせ先】
全国地域支援ネットワーク事務局
TEL 080-7701-5336 E-mail:shien.net.japan.s@gmail.com 
鹿児島市草牟田1丁目8-7

【主催】 特定非営利活動法人全国地域生活支援ネットワーク
【共催】 日本博を契機とした障害者の文化芸術共同創造プロジェクト実行委員会
【協力】 障害者の文化芸術活動を推進する全国ネットワーク

作曲:小室等 舞台美術: 上田淳子  照明: 坂野真也
舞台手話通訳監修:河合依子 音声ガイド監修:大河内直之
字幕監修:廣川麻子 字幕・音声ガイド 制作 Palabra (株)
プロデュース: 山上徹二郎

 

【権藤說子さんからのメッセージ】

「バリアフリー演劇」と出会ったのは、3年ほど前の ことでした。
色々な障害がある人たちが、みんなで一緒に芝居 を鑑賞することができる、 そんなことが可能なのだろうかと、半信半疑で劇場に訪れたことを覚えています。 舞台上では、様々な合理的配慮が行われているのですが、そのすべてが演出として生かされていて立体感のある芝居に感動をしました。役者たちも、観客の一人一人の呼吸に呼応する様に舞台を作り上げていきました。そこに集う人たちが自分のリズムで起こす、予定調和でない拍手や声などが、 芝居の質を高めているようにさえ感じました。
いつの日からか、日頃よりお世話になっている福岡の方たちと、この芝居を観ることができたらと考え始めていました。 私たちは、「共に生きる」とよく言います。しかし、芸術や文化を共有することをせずして、そういう社会をつくることは難しいのではないかとも考えるようになりました。 そして、今では、芝居の中で共に経験することこそが、私たちに必要な「共感力」を育んでいくものだと確信するようになりました。
今年から、10年間、毎年、頑張って開催していきた いと考えています。
年末のお忙しい中で恐縮ですが、会場まで足を運んでいただければ幸いです。

権藤說子

作曲:小室等 舞台美術:上田淳子  照明: 坂野真也
舞台手話通訳監修:河合依子 音声ガイド監修:大河内直之
字幕監修:廣川麻子 字幕・音声ガイド 制作 Palabra (株)
プロデュース: 山上徹二郎

東京演劇集団風地域一般公演の情報はこちらから


『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』秋のツアー⑨

2022-12-07 17:50:18 | 全国巡回公演

12月になり、急に寒くなり、冬の到来を感じずにはいられなくなりました。

そんな寒さとは対照的に、ヘレンのツアーはアツい公演が続いています。

 

12月3日(土)  九州産業大学付属九州高校

2014年の『ヘレン・ケラー』の公演から、毎年一年生が、風を鑑賞していましたが、コロナ禍で2年間上演ができず、久々に九州高校のみなさんと公演をつくることができました。

午前の開演ということで、公演前日に舞台の設営を行いました。校内にある立派なKYUSHUコミュニティホール(愛称:Qコム)に舞台を組みましたが、初めてQコムで公演をしたときは5~6時間かかっていた設営も、慣れたもので3時間ほどで組上がりました。当初から担当されていた事務の方も「もう終わったんですか!」と驚いていました。

公演当日、待ちきれないかのように、続々と生徒のみなさんが客席に座っていきます。一学年約560人。約600席ある座席はあっという間に満席になりました。進行係の先生の「楽しみにしていた風さんの公演です。みなさん、笑いたいときには笑って、泣きたいときには泣いて、しっかり楽しんでください。それでは、大きな拍手!」というかけ声と拍手のなか、いよいよ開演です。

目の前で起こる出来事を前のめりで見入っている姿が印象的でした。

カーテンコールでは、演劇部生徒さんから「演劇をする上で学ぶことがたくさんありましたし、たくさん心を動かされました。」と心のこもったメッセージを伝えてくれました。
そして、学年主任の先生から生徒のみなさんへ、「毎年一学年を対象に風さんのお芝居を見てもらっています。みなさんの先輩たちも見てきています。ですが、コロナ禍になり、この二年、残念ながら実施できませんでした。三年振りに実施ができて大変私たちも楽しみにしていましたが、風さんたちも九州高校の公演を楽しみにしておられたことも大変うれしかった。今日のお芝居を見てそれぞれに感じたことや考えたことがきっとあると思います。その事を忘れず、今後のみなさんの人生の糧にしてください。」と、熱い思いを語ってくれました。

公演後には、演劇部の生徒さんを中心に有志の生徒さんが、舞台見学を行いました。舞台だけでなく、照明、音響とたくさんの生徒のみなさんが隅々まで余すとこなく見学をしながら、積極的に劇団員と交流をしながら楽しんでくれていました。

その後、別室にて座談会が開かれました。ヘレン役の倉八を囲んで様々な質問が飛び交い、ひとつひとつの質問に丁寧に応える倉八へ真剣な眼差しを向けながら聞き入っていました。

ヘレン・ケラーの九州ツアーも残すところあと三週間。来週も福岡県からスタートです。

文:佐藤勇太(スタッフ)


バリアフリー演劇『星の王子さま』埼玉・熊本一般公演

2022-12-04 15:26:45 | 公演情報

バリアフリー演劇『星の王子さま』が11月18日埼玉県・東松山市、熊本県・熊本市にて一般公演を行います。詳細は以下をご覧ください。

誰もが楽しめるバリアフリー演劇鑑賞会in東松山
星の王子さま
作:サン=テグジュペリ 訳 内藤濯
構成・演出:浅野佳成
出演:白根有子/緒方一則/渋谷愛/工藤順子/栗山友彦/
   白石圭司/蒲原智樹/小島祐美(舞台手話)
令和4年11月19日[土] 14:00開演
定員:200名 全席自由・入場無料
会場:東松山市民体育館(埼玉県)

【あらすじ】
遠いはるかな星で、たったひとつの花と暮らす小さな王子さま。 彼は星をめぐり、地球に やって来ます。 飛行士やキツネとの出会いを通じて、〈友だち〉とは何か、〈かけがえのな いもの〉とは何かを学び、成長していきます。 そして一年がたち、王子さまは大切な花の ために星に帰ることを決意するのです。 王子さまが私たちに問いかけます。「大切なものは目には見えない」と。 1943年に描かれ、世界中の人々に読み継がれてきたサン=テグジュペリの名作。 東京演劇集団が創立以来、上演を重ねてきた劇団の代表作です。

開場13:20 舞台説明:13:45 開演14:00(休憩20分)
配慮が必要な方の優先入場をおこないます。
開演前に舞台見学ができます。

【同時開催】

Relation:Art Brut
―写真家大西暢夫がとらえたアール・ブリュット
写真家大西暢夫が全国を巡り出会った7名のアール・ブリュット作家を取り巻く温かい関係性に着目した展覧会です。

【鑑賞サポート】バリアフリー字幕の表示 /舞台上での手話通訳
音声ガイド「日本語」上演中場内のスピーカーから全体に流れます
【申込・問い合わせ先】
社会福祉法人昴 TEL 0493-39-1131 FAX 0943-39-1248
埼玉県東松山市大谷590

バリアフリー演劇総合監修: 尾上浩二 バリアフリー演劇 芸術監督:北岡賢剛

作曲:八幡茂 舞台美術: 水野敬夫 照明: 坂野真也
舞台手話通訳監修:河合依子 音声ガイド監修:大河内直之
字幕監修:廣川麻子 字幕・音声ガイド 制作 Palabra (株)
プロデュース: 山上徹二郎
鹿児島市障害者基幹相談支援センター開設10周年記念イベント・日本博を契機とした障害者の文化芸術共同創造プロジェクト

令和4年度文化庁 戦略的芸術文化創造推進事業
舞台芸術による地域活性化事業【未来誕生】
バリアフリー演劇

『星の王子さま』と新上五島町の伝統芸能

作:サン=テグジュペリ 訳 内藤濯
構成・演出:浅野佳成
出演:白根有子/緒方一則/渋谷愛/工藤順子/栗山友彦/
   白石圭司/蒲原智樹/小島祐美(舞台手話)
   羽差太鼓・上五島神楽
令和4年12月4日[日]入場無料
会場:火の君文化センター
9:00開場 9:30~羽差太鼓 10:20~上五島神楽
11:15~『星の王子さま』開演

新上五島町の「羽差太鼓」「上五島神楽」と劇団「風」による演劇「星の王子さま」の共演!

【新上五島町・羽差太鼓】
有川はその昔、鯨組によって栄えました。その鯨捕りに命をか けて活躍した羽差たちの勇姿を後世に伝え、先人の偉業を讃え、伸びゆく有川の象徴としての姿を太鼓で表現したのが羽差太鼓です。捕鯨の歴史にもとづき作調されたもので、出漁、格闘、ろくろ巻の3編の組曲から構成されています。

【新上五島町・上五島神楽】
毎年秋になると、島内のあちらこちらの神社で笛や太鼓の音が響き渡り、五穀豊漁に感謝する秋の例大祭が執り行われ ます。例大祭の日には、小さなこどもからお年寄りまで、その地区に暮らす人々が神社に集います。どの地区でも、一日目 は午後から、笛や太鼓のはやしで賑わいます。

【星の王子さま】
子どもの頃、絵描きになりたかった飛行士と、地球から遠く離れた小さな星からやってきたという少年(王子さま)が、砂漠の真ん中で出会い、友情が芽生え、 別れていくまでの物語です。
王子さまが若い客たちに、私たちに語りかけます。
「大切なものは目に見えない、心で見なければ」と。

【申込・問い合わせ先】
熊本市城南公民館(火の君文化センター内)
TEL 0964-28-1800

 

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