トップの写真は日本工業大学駒場中学校アリーナでの夜仕込みの様子
『ヘレン・ケラーひびき合うものたち』の旅公演は、文化庁“次代を担う子どもの文化芸術体験事業”「星の王子さま」の1ヶ月の公演を経て、第9週目を迎えました。
2011年秋ツアーもあと4ステージ、その返り初日は静岡県からスタートしました。
12月16日(金) 静岡県 富士市立高校
12月17日(土) 東京都 日本工業大学駒場中学校
富士市立高校の体育館に組み立てられたヘレン・ケラーの舞台。およそ700名の生徒さんと先生方、PTAの皆さんと共に迎えた返り初日。役者・スタッフ全員で星の王子さまで経験してきた時間と舞台をつくるという意味を持ちながら、新鮮な気持ちで臨みました。
芝居が始まってから終演まで、静寂という言葉に近い空間が体育館の中に流れました。言葉は発さなくとも、舞台上から見える生徒さんの表情、そして体の動き、ひそひそと聞こえる反応、その静かな空間の中には生徒さんたちの中に何かを感じてくれている瞬間がちゃんと在りました。今そこで言葉に表さなくとも、いつかここ、富士市立高校で行った公演の日のこと、そこで受け取ったもの、考えたことを振り返ってくれたら、自らが何かを起こす時の勇気のひとつとなってくれたらと私たちは願っています。また、公演後には各クラスの図書委員会の皆さんが片付けを手伝ってくれました。
2階の体育館から舞台道具を運び出してくれる生徒さんたち
この日から全国的に寒くなるとの予報。その予報通り、冷たい風の中、図書委員の皆さんは大きな道具、重たい道具を一生懸命に運んでくれました。片付けの合間、役者に直接感想を話してくれる生徒さん。飾ることなく話してくれるその姿から私たちも元気をもらいました。どうもありがとう!
「僕たちも手伝います!」と声をかけてくれた柔道部の力持ちの生徒さんたち
片付けの後半、柔道部でトレーニングを終えた生徒さん数名が「手伝います」と声を掛けてくれました。次々に荷物を運び出してくれる姿と笑顔がとっても素敵でした。外が暗くなり、トラックの荷台の扉が閉まる最後まで力を貸してくれました。皆さんの勇姿、忘れませんよ!本当にありがとう。部活も頑張ってくださいね。
お手伝いをしてくれた皆さんへご挨拶。またいつか、富士市立高校で、どこかで、お会いしましょう
静岡県からバスを走らせて、旅半は東京目黒区にある、日本工業大学駒場中学校へ到着、開演が午前ということで旅班は夜仕込みを行いました。
体育館に到着するとたくさんの先生方がお手伝いにいらしてくださいました。体育館に組まれていく舞台を見つめる先生方、明日の公演を楽しみにしてくださいとご挨拶をして、私たちは学校をあとにしました。先生方、お世話になりました、ありがとうございました。
翌17日の公演、駒場中学校でも「何が始まるのかな」という静かな空間から芝居が始まりました。だんだんと空間が作られていく中で本当にひとりひとり、様々な反応をダイレクトに舞台に返してくれました。身を乗り出して見てくれた生徒さんも多く居て、芝居は舞台上だけで行われているわけではなく、客席に皆さんがいるからこそ、そこで生まれる交換によって形や色を生み出しながらつくられていくということを肌で感じる時間でした。とても楽しく、いい時間をみなさんと過ごすことができました。
カーテンコールでは綺麗な花束をいただきました、本当に元気の良い生徒さんたちでした
駒場中学校の公演には、九州でツアーを行っていた「ハムレット」のメンバーも見に来てくれました。久々の再会の喜び、公演のことなど話は絶えませんでした。
またハムレット班のメンバーは撤去にも力を貸してくれました。ヘレン班も、もうすぐに迫る凱旋公演を楽しみにしています!
撤去の最中には、中学一年生の男女生徒さんが興味津々に体育館にやって来てくれました。「面白かった」や「この箱はなんだ?」など役者・スタッフとの交流もあり、嬉しい時間でした。また職員室でも「今日の芝居はどうだった?」と先生と生徒さんが話す姿もありました。芝居を通していつもとはまた少し異なる対話が生まれる瞬間を見ることが出来ました。これから先、またふと思い出して話をしてくれたら嬉しく思います。
「ヘレン・ケラー」の旅も終わりが近づいてきました。
来週は千葉県、鎌ヶ谷第二中学校からスタートです。新たな出会いに期待を膨らませて・・・
『ヘレン・ケラーひびき合うものたち』の旅公演は、文化庁“次代を担う子どもの文化芸術体験事業”「星の王子さま」の1ヶ月の公演を経て、第9週目を迎えました。
2011年秋ツアーもあと4ステージ、その返り初日は静岡県からスタートしました。
12月16日(金) 静岡県 富士市立高校
12月17日(土) 東京都 日本工業大学駒場中学校
富士市立高校の体育館に組み立てられたヘレン・ケラーの舞台。およそ700名の生徒さんと先生方、PTAの皆さんと共に迎えた返り初日。役者・スタッフ全員で星の王子さまで経験してきた時間と舞台をつくるという意味を持ちながら、新鮮な気持ちで臨みました。
芝居が始まってから終演まで、静寂という言葉に近い空間が体育館の中に流れました。言葉は発さなくとも、舞台上から見える生徒さんの表情、そして体の動き、ひそひそと聞こえる反応、その静かな空間の中には生徒さんたちの中に何かを感じてくれている瞬間がちゃんと在りました。今そこで言葉に表さなくとも、いつかここ、富士市立高校で行った公演の日のこと、そこで受け取ったもの、考えたことを振り返ってくれたら、自らが何かを起こす時の勇気のひとつとなってくれたらと私たちは願っています。また、公演後には各クラスの図書委員会の皆さんが片付けを手伝ってくれました。
2階の体育館から舞台道具を運び出してくれる生徒さんたち
この日から全国的に寒くなるとの予報。その予報通り、冷たい風の中、図書委員の皆さんは大きな道具、重たい道具を一生懸命に運んでくれました。片付けの合間、役者に直接感想を話してくれる生徒さん。飾ることなく話してくれるその姿から私たちも元気をもらいました。どうもありがとう!
「僕たちも手伝います!」と声をかけてくれた柔道部の力持ちの生徒さんたち
片付けの後半、柔道部でトレーニングを終えた生徒さん数名が「手伝います」と声を掛けてくれました。次々に荷物を運び出してくれる姿と笑顔がとっても素敵でした。外が暗くなり、トラックの荷台の扉が閉まる最後まで力を貸してくれました。皆さんの勇姿、忘れませんよ!本当にありがとう。部活も頑張ってくださいね。
お手伝いをしてくれた皆さんへご挨拶。またいつか、富士市立高校で、どこかで、お会いしましょう
静岡県からバスを走らせて、旅半は東京目黒区にある、日本工業大学駒場中学校へ到着、開演が午前ということで旅班は夜仕込みを行いました。
体育館に到着するとたくさんの先生方がお手伝いにいらしてくださいました。体育館に組まれていく舞台を見つめる先生方、明日の公演を楽しみにしてくださいとご挨拶をして、私たちは学校をあとにしました。先生方、お世話になりました、ありがとうございました。
翌17日の公演、駒場中学校でも「何が始まるのかな」という静かな空間から芝居が始まりました。だんだんと空間が作られていく中で本当にひとりひとり、様々な反応をダイレクトに舞台に返してくれました。身を乗り出して見てくれた生徒さんも多く居て、芝居は舞台上だけで行われているわけではなく、客席に皆さんがいるからこそ、そこで生まれる交換によって形や色を生み出しながらつくられていくということを肌で感じる時間でした。とても楽しく、いい時間をみなさんと過ごすことができました。
カーテンコールでは綺麗な花束をいただきました、本当に元気の良い生徒さんたちでした
駒場中学校の公演には、九州でツアーを行っていた「ハムレット」のメンバーも見に来てくれました。久々の再会の喜び、公演のことなど話は絶えませんでした。
またハムレット班のメンバーは撤去にも力を貸してくれました。ヘレン班も、もうすぐに迫る凱旋公演を楽しみにしています!
撤去の最中には、中学一年生の男女生徒さんが興味津々に体育館にやって来てくれました。「面白かった」や「この箱はなんだ?」など役者・スタッフとの交流もあり、嬉しい時間でした。また職員室でも「今日の芝居はどうだった?」と先生と生徒さんが話す姿もありました。芝居を通していつもとはまた少し異なる対話が生まれる瞬間を見ることが出来ました。これから先、またふと思い出して話をしてくれたら嬉しく思います。
「ヘレン・ケラー」の旅も終わりが近づいてきました。
来週は千葉県、鎌ヶ谷第二中学校からスタートです。新たな出会いに期待を膨らませて・・・