風のBLOG

東京演劇集団風の時事通信!
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2011年 春 西日本・九州地域 旅公演 『ヘレン・ケラー ひびき合うものたち』

2011-05-28 20:45:04 | 全国巡回公演
トップの写真は、学校の皆さんが、その日のために作り、貼ってくれた『ヘレン・ケラー』のポスターです。

5月19日より、『ヘレン・ケラー ひびき合うものたち』の、春旅公演が始まりました。
『ヘレン・ケラー』の旅公演は2007年以来、4年振りとなります。
今春は、西日本と九州地域での公演が行われます。

さて、旅の第一週目は、

5月20日(金) 島根県 松江西高校
  21日(土) 香川県 大手前高松中学校・高校
  23日(月) 広島県 戸手高校
  24日(火) 広島県 広島翔洋高校
  25日(水) 岡山県 市立岡山後楽館中学校・高校
  26日(木) 岡山県 就実中学校・高校

での公演でした。
学校の体育館での公演では、各校の生徒の皆さんが搬入や搬出を手伝ってくれたり、会館の公演では、終演後に座談会が有ったりと多くの生徒さんと触れ合うことのできる、一週間でした。お手伝いをしてくれた皆さん、座談会でたくさんの質問を投げかけてくれた皆さん、本当にありがとうございました。

各学校で様々な反応があり、私たちにとって発見や、思考することのできる公演が続きました。これからも、この『ヘレン・ケラー』の中に在るたくさんの生きるエネルギーや人と人がぶつかり合うからこそ浮かび上がる問題を、皆さんと共に発見し、考えていきたいと思います。


終演後、片づけの手伝いをしてくれる生徒さん。さっきまで目の前にあった大きな舞台装置を崩して、みんなが使ういつもの体育館へと戻っていきます


記念の色紙を学校の皆さんへプレゼント


片づけを手伝ってくれたみんなとの一枚


終演後の座談会の様子。今週は多くの学校で座談会を行いました。質問をしてくれる皆さんの眼差し、身体は真剣そのもの。私たちも皆さんの質問で改めて考えさせられることも多くあります


最後は、会館公演の袖の様子を一枚。この日は演劇部6名の皆さんが、搬入から、舞台装置を組み立てる作業を手伝ってくれ、そして本番を見てもらい、終演後には次の日のための舞台の準備も手伝ってくれました。旅班の一日の流れを共に経験してもらいました。いかがでしたでしょうか?

旅は始まったばかり。
一週目に出会った皆さんとの思いを持って、これから出会う皆さんのもとへ向かいます。

『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』

2011-05-06 21:51:19 | 公演情報
『ヘレン・ケラーひびき合うものたち』
5月12日[木]~16日[月] 開演:平日7時/土日2時

作:松兼功 演出:浅野佳成
音楽:小室等 舞台美術:上田淳子 照明:塚本悟
衣裳・舞台監督:長谷川敬久
照明オペレーター:坂野貢也
音響オペレーター:渡辺雄亮
演出助手:江原早哉香 製作:佐藤春江

ヘレン・ケラー:白根有子/稲葉礼恵
アニー・サリバン:渋谷愛
ケート・ケラー:保角淳子
アーサー・ケラー:酒井宗親
ジェイムス・ケラー:中村滋
アナグノス:緒方一則
ビニー:清水菜穂子
パーシィ:清智史
医者:佐藤勇太

求め合うものたちの心と心の出会い

突然の病気に襲われ、生後19ヵ月で視覚・聴覚・言語に障がいを抱えたヘレン・ケラー。

孤児院に残してきた弟の死に心を痛め続ける若き家庭教師アニー・サリバン。

この二人が全身でぶつかり、障がいの有無を越えて‘出会う,までの物語。
指文字を教えることによってヘレンに言葉を獲得させた「奇跡の人」として広く知られているが、KAZEの『ヘレン・ケラーひびき合うものたち』は、自身も脳性麻痺による重度の障がいを持つ作家 松兼功との交流によって書き下ろされました。
飽くなき人間への好奇心と愛情の交換によって、ヘレンとサリバンとの間に生まれた、ひびき合う心の波。

ヘレンによって理解されたアニーがいて、アニーによって理解されたヘレンがいる。奇跡は人の出会いにある。

1995年の初演から、拠点劇場での公演および全国各地の青少年を対象にした巡回公演を繰り広げてきたレパートリー。今回の拠点劇場での公演を終えた後、7月中旬まで西日本、九州地域、そして9月末から10月末まで東日本、西日本地域での巡回公演を行います。
キャストを一新し『ヘレン・ケラーひびき合うものたち』に臨みます、ぜひ劇場に足をお運びください。