風のBLOG

東京演劇集団風の時事通信!
公演情報や稽古場速報、全国巡回公演の情報など
日々の出来事を速報!!

“次代を担う子どもの文化芸術体験事業”『星の王子さま』⑦

2011-12-11 21:33:14 | “文化芸術による子供育成推進事業”
“次代を担う子どもの文化芸術体験事業”『星の王子さま』はいよいよ第4週目に入り、残すところあと6校となりました。
第4週目は、

 12月5日 広島県 広島大学付属東雲中学校
 12月6日 広島県 呉市立豊中学校・豊小学校
 12月7日 広島県 府中市立明郷小学校・明郷中学校
 12月8日 広島県 福山市立大谷台小学校
 12月9日 岡山県 岡山県立岡山盲学校

での公演が行われました。

広島大学付属東雲中学校(261名)

第4週目の最初の公演となったのは、広島大学付属東雲中学校での公演でした。みなさん、本当に短い期間にもかかわらず参加の歌を練習してくれ、私たちもみなさんの歌声にびっくりしました。


↑中学校3年生が歌ってくれた“僕の旅は続く”参加のリハーサル。


↑午前中に行われた舞台見学の様子。音響のオペレートを体験する生徒さん達。

前日、公演の準備のために訪れた学校は、たくさんのきれいな折り紙で飾られていました。先生方が生徒さんと一緒に折り紙プロジェクトで学校を飾られているとのこと。ワークショップで学校を訪れた際に、先生から「子どもたちが自ら前に踏み出すこと、失敗してもいいから挑戦をしてほしい」というお話を聞きました。今回の公演が何か少しでも、そのような経験ができる場となればと臨んだ公演でした。

みなさん、本番には自分たちのの意思で立ち、歌うこと、その感覚に触れてくれたのではないでしょうか。みなさんが自らの判断で立って一緒に歌ってくれた“光と影”、そしてクライマックスの“僕は行く”心に響く歌声でした。


↑公演後は、先生が事前に参加者を募り、俳優との座談会が行われました。生徒さん達だけでなく先生方も一緒に「俳優という職業について、良かったことや、つらかったことは何ですか」など、たくさん質問してくれました。


↑生徒さんの質問に答える花役の渋谷愛。


↑そして公演後は座談会だけでなく、有志の生徒さんが撤去を手伝ってくれました。みなさんが一生懸命手伝ってくれる姿本当に嬉しかったです。みなさんありがとうございました。


↑生徒さん達と一緒に撤去を手伝ってくれた先生たち。
先生方も一緒に撤去を手伝ってくれました。ご担当の先生は、「公演だけでなく、撤去や座談会を通して、俳優やスタッフの方たちと身近に触れる機会があったことがとてもよかった」と話してくれました。本当にお世話になりました、ありがとうございました。

---------------------------------------------------------------------------------

呉市立豊中学校・小学校(93名)

呉市立豊中学校は、呉市の中心から瀬戸内海のほうへ4つの橋を渡った島にある学校です。


↑私たちが体育館を訪れると、入口に生徒さんたちのつくった「星の王子さま」の本についてのPR文が出迎えてくれました。生徒さんたちはこの公演のために、近くの施設や、町の中にポスターを張ったり、いろいろなところで頑張ってくれたそうです。


↑体育館前に飾られた、生徒さんの「星の王子さま」についてのPR文。


↑全部は紹介できませんが、たくさんの生徒さんが自分ならではのPRを書いてくれていました!


↑公演の午前中に行われた中学生の舞台見学。


↑豊中学校でも、公演後には中学校の生徒さんが撤去を手伝ってくれました。俳優と交流しながらの時間。みなさんはどんなことを感じてくれたのでしょうか。普段の日常とは違う時間、ワークショップに参加できなかった小学生のみなさんも一生懸命見てくれましたね。


↑撤去を手伝ってくれた中学校のみなさんに、記念の色紙が手渡されました。家が近くだからと、最後まで手伝ってくれる生徒さんもいました。みなさん本当に有難うございました!!

---------------------------------------------------------------------------------

府中市立明郷小学校・中学校(380名)

旅班は呉市から府中市へと移動。12月7日は府中明郷学園での公演が行われました。こちらの学校はいま小学校・中学校一貫教育をされている学校です。
公演後、ご担当の先生方から、「小学校1年生から中学校3年生まで、一緒に同じ作品を観劇するのは難しいと考えていました。みんなが最後までしっかり見てくれたことにびっくりしました」という言葉をいただきました。私たちもみなさんの鑑賞の様子にはびっくりしました。お互いを気遣いながら、同じ空間でひとつの演劇を見る。『星の王子さま』はきっとどの世代にも、大切のものを残してくれると思います。
みなさんすごい力を持っていますね。先生も、私たちも感心しました!


↑明郷学園の公演では、小学校6年生と中学校3年生が“僕の旅は続く”で参加してくれました。中学生はワークショップに参加できませんでしたが、6年生と一緒に歌ってくれました。


↑午前中の舞台見学で。見学の後には質問コーナーも。。。


↑舞台見学の様子。舞台に設置されたスピーカー、今度はどこから聞こえてくるでしょう?


↑舞台見学の時も、子どもたちは元気いっぱいでした。


↑呑み助、地理学者の役では小学校の教頭先生、先生が参加してくれました。

明郷学園では、公演後体育館の撤去を中学生のみなさんが手伝ってくれました。小学校、中学校関わらず、たくさんの先生方が公演後に話しかけてくださったことも印象的な公演でした。中学校3年生のみなさんは受験を控えているとのこと、みなさん!頑張ってください!私たちも応援しています。

『星の王子さま』の旅、残すところあと3校となりました。この旅が「目に見えないものを感じられる」旅であるよう願って。
第4週目の後半へと続きます。



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お世話になりました (中村)
2012-03-03 19:32:02
呉市立豊中学校3年の中村です。
12月6日にわざわざ東京からお越しいただきありがとうございました。
舞台の演劇に参加もさせていただけてとても楽しかったです。
僕のへタレなPR文を載せて頂けて嬉しい限りです。
これからも無理をなさらず頑張ってください。
(できれば先生に内緒でお願いします)
返信する
お元気ですか。 (白根有子)
2012-03-07 10:38:15
中村君、コメントありがとう。
12月6日の公演から3カ月が経ちましたね。こうして、中村君が公演のことを思い出して「楽しかった」と言ってくれること、本当に嬉しいです。
みなさんには公演への参加だけでなく、公演後の撤去を手伝ってもらったり、給食を一緒に食べたりと、私たちはとても楽しい時間を過ごさせてもらいました。

3年生はもうすぐ卒業ですね。
高校では同級生も増え、環境も変わると思いますが、どうぞ思い切って高校生活を満喫してください。中村君や豊中学校のみなさんが、これからも元気で過ごされることを願っています。

PR文、中村君が書いてくれたんですね!
ありがとう。とても素敵だったので掲載させてもらいました^^
返信する

コメントを投稿