風のBLOG

東京演劇集団風の時事通信!
公演情報や稽古場速報、全国巡回公演の情報など
日々の出来事を速報!!

『パンダの物語』~フランス・ブリニシアター公演

2008-06-30 07:37:31 | トピックス
23日に日本を経った『パンダの物語』は無事フランスに到着しました!
今回の照明プランナーであり、ブリニ劇場の芸術監督であるフランソワ・シャファンと合流し4日間の稽古やディスカッションなどを行い、29日にブリニ劇場での本番を終えました。
29日は招待公演でお客さんは30人くらいでしたがアヴィニオン演劇祭にむけて良いスタートの公演になりました!!
ブリニ劇場は病院の中にある劇場なので病院の方や、7月にレパートリーシアターで『乞食あるいは死んだ犬』の公演のために日本に来日をするオリビエ・コント、イワナ・クラチュネスクも見にきてくれました。








28日には来年のブリニ劇場パンフレット用の写真撮影が行われました。
出来上がりが楽しみです!
写真撮影の様子です
↓↓↓







稽古の中でフランソワのアドバイスもたくさんあり、毎日変化のある稽古となりました。
『パンダの物語』~第7夜のシーンから




ブリニ劇場本番後の様子です!!
パンダチームは7月1日にアヴィニオンに移動して10日からフェスティバルがスタートします!!
『肝っ玉班』、『Touch班』とともに長い旅を乗り切っていこうと思います!
ぜひ皆さん!!
フランスに来る際はアヴィニオンのブルヌフ劇場まで足をお運びを!!
パンダチームはうちわを配りながらお待ちしております!^^






『肝っ玉おっ母とその子供たち』旅速報⑥!

2008-06-25 12:43:32 | 全国巡回公演


23日にフランスへ向けて出発した『パンダの物語』旅班の活躍を祈りつつ、『肝っ玉』班は旅から旅へ、毎日公演が続いています。

先週、6月16日(土)は島根県の情報科学高校での公演でした。2年前に『ヘレン・ケラー』を上演している思い出深いこの学校で、今度は『肝っ玉』を公演できるのはたいへん嬉しいことでした。
開演前に舞台セットを見に来た演劇部顧問の先生が一言。「祝祭的な舞台ですね!」日常とは異空間になった体育館での公演。生徒さんたちの刻々の反応を感じながら、この時この場にしか生まれないものを一緒に創り出した2時間でした。
公演後には、生徒会役員、運動部のたくさんの生徒さんたちが片付けの手伝いに駆けつけてくれました。ありがとう!
下の写真は肝っ玉おっ母役の辻由美子と演劇部の皆さんとの座談会の場です。演劇に関する質問から人間について、話したいことは尽きません。





火曜日は岡山県、山南中学校での公演。とても元気な生徒さんたちでした!秋の文化祭に向けて演劇に興味を持って欲しいという先生とPTAの方々の願いから生まれた企画で、朝早くから校長先生をはじめ先生方が総出で道具運びを手伝ってくれました。
公演は盛り上がり、舞台の最後、カーテンコールで生徒さんからの質問コーナーを設け、出演者たちが全校生徒さんの前で話をしました。
▼一緒に片づけを手伝ってくれた3年生の生徒さんたちの一人一人の笑顔は、忘れられない思い出です!





18日(水)奈良県の関西中央高校、19日(木)岡山県の勝山中学校。どちらの学校も2年前に風の『ヘレン・ケラー』を見た生徒さんが今3年生になっています。
関西中央高校では市民会館に地域の人たちも招待しての公演でした。公演後には座談会希望者の生徒さんが集まり、感想を話し合いました。「肝っ玉がなぜ泣かないのかわかる気がした」「演じていて、肝っ玉に反感を持つことはないんですか?」などなど・・・肝っ玉おっ母役の辻由美子が会に参加し、興味深い感想をたくさんもらいました!
勝山中学校の生徒さんからは、掲示板にメッセージをいただきました。本当にまたいつか、再会できることを願っています!


▲関西中央高校の座談会に参加した皆さん


春の旅公演は残り1か月となりました。『肝っ玉』『Touch』の公演班は全国各地で、『パンダの物語』は世界で、人との出会いを楽しみに、かけがえのない一回ごとの公演をやりきっていきたいと思います!

「パンダの物語」壮行会が行われました!

2008-06-23 13:12:19 | トピックス
モルドバ、ルーマニアでの公演を終え、6月下旬から8月までアヴィニョン演劇祭に参加する、『フランクフルトに恋人がいるサックス奏者が語るパンダの物語』のアトリエの会との壮行会が、6月21日(土)レパートリーシアターKAZEで行われました。

第一部では、「なぜ海外公演なのか」というところの企画の趣旨や意味が、芸術監督・浅野佳成によって説明され、メンバーの紹介と、モルドバ、ルーマニア公演を終えた実感などが演出、南雲史成と出演者から話されました。


第二部は会場の雰囲気を少し変えて、軽食しながら、飲みながらの壮行会となり、アトリエの会の方や長く劇団の活動を支援してくださっている方たちに、激励の言葉などをいただきました。


お忙しいなかお集まりいただき、本当にありがとうございました!
また、集まっていただいた方以外にも、たくさんの方に連絡やお祝いの品など送っていただきました。
皆さまの暖かい心遣いを、海外公演へ出発するメンバーとともに感じさせていただきました。

『パンダの物語』のメンバーは、今日23日10:00に無事成田空港を出発しました。
このあと、6月29日にフランス・ブリニ劇場での招待公演に参加し、7月10日~31日までアヴィニョン演劇祭OFFの公演に参加します。
期待と緊張とを持った旅立ち。今後の報告をどうぞご期待ください。

演出:南雲史成



『パンダの物語』海外公演の詳細は風HPでもお伝えしています!
そちらもご覧ください↓↓
http://www.kaze-net.org/panda/panda.html

「Touch」旅通信その5!

2008-06-23 11:05:03 | 全国巡回公演
通信が前後しますが、「Touch」旅公演第4週目は
埼玉の獨協埼玉中学校・高校での公演でした。

関東地方も梅雨入りをし、激しい雨の降る中での公演でした。
午前は中学生、午後は高校生が観劇し、2ステージ共に印象深い公演でした。
それぞれの公演で会場の空気や反応することが全く違っていて、あらためて
一回一回の出会いのおもしろさを感じた公演でした。

午後の高校の公演後は、演劇部の皆さんとトリート役の佐野準との座談会が
開かれ、いろいろの意見や質問をもらいました。演劇部は今年多くの新入部員
があったそうで、盛り上がりをみせているそうです。頑張って下さい。
座談会の後は舞台の片づけも手伝ってもらいました。ありがとうございました。
最後には、会館の方のご厚意で舞台機構の体験や見学をして頂き、彼女たちに
とっても思い出に残る公演となったのではないでしょうか。


公演後の座談会の様子。


舞台撤去のときの一枚。お手伝いありがとう。

パンダ班は21日の壮行会を終えて今日、フランスに向けて出発しました。
今年の旅公演は「Touch」「肝っ玉」「パンダ」の3班の旅です。
それぞれの旅が様々な出会いを経て帰ってきます。
これから暑い夏がやってきますが、風はそれ以上に熱く活動していきます。



『肝っ玉おっ母とその子供たち』プレミアム公演in京都

2008-06-19 00:48:47 | 全国巡回公演


関西・中国・北陸・中部地域を巡る『肝っ玉おっ母~』のツアー。
今回初めての試みとなる‘プレミアム公演’を、6月14日(土)に京都府立文化芸術会館で開催しました!

身の回りに様々な娯楽が溢れる今、演劇とは何か?若い人たちと共に本当に創り出したい公演の場とはどんなものなのか?
そんな問いから、2年前に風の代表作である『肝っ玉おっ母とその子供たち~あとから生まれてくる人たちに』の学校公演がスタートしました!
学校の先生方に『肝っ玉おっ母とその子供たち』の舞台を公開し、学校行事についてディスカッションする場が、今回の企画‘プレミアム公演’です。



今回の公演には京都近隣の学校の先生方と、文芸友の会の方々にご来場いただきました。
下の写真は公演後に行なった座談会の様子です。



そして来週!6月23日(月)は『肝っ玉おっ母とその子供たち』プレミアム公演in大阪です!!
学校で演劇鑑賞行事を考えていらっしゃる先生方、ぜひご来場ください。

会場 大阪府立青少年会館(大阪市中央区森ノ宮中央2-13-33)
開演 18:30

問い合わせ先 東京演劇集団風(tel 03-3363-3261)




「Touch」旅通信その4!

2008-06-18 15:15:09 | 全国巡回公演
2008年春の「Touch」旅公演。
今週は大分の大分大学教育福祉科学部附属中学校での公演でした。

この学校は、毎年3年生が文化祭で演劇の発表をしている学校で、
風の公演も何回も上演しています。
今年の3年生は風の公演を観るのは3回目でした。

公演は舞台と観客が一体となって素晴らしく盛り上がり、旅班全員
みんなのエネルギーをビシビシ感じるおもしろいものでした。
今回の公演が、発表の参考ということに収まらず、みんなの心の中に
残る公演となってくれたらうれしいです。

公演後は発表を控える3年生全員が、座談会と片づけに分かれて熱心に、そして
楽しく手伝ってくれました。

トップ画像は公演後、3年生との集合写真。皆さん発表頑張って下さい!


公演後の座談会の様子。


片づけ後に出演者からの一言。素晴らしい公演を一緒に創れました。


生徒会長に記念の色紙の贈呈。ありがとうございました。

これから旅は中盤から後半へ。梅雨のジメジメも吹き飛ばし、パワフルに
一回一回の公演を大切に駆け抜けていきます!


「パンダの物語」海外ツアーフランスへ向けて

2008-06-16 21:37:34 | トピックス
「フランクフルトに恋人がいるサックス奏者が語るパンダの物語」
BITEIフェスティバル(モルドバ)、Sibiu国際芸術祭(ルーマニア)招待公演に行ってきました!!!

期待と不安を胸に、まずはモルドバ共和国での公演!



劇場は、ジャンヌ・ダルクチームが4月にウジェーヌ・イヨネスコ劇場との共同製作作品を公演したイヨネスコの拠点劇場「ジンタ・ラティーナ」で行いました。
約300人が入る劇場はほぼ満席。イヨネスコのメンバーの多大な協力を得て、いいスタートを切ることが出来ました。
各国から集まる約30劇団、ボランティアとして参加している地元の学生さん達との交流もありました。BITEIフェスティバルでは情熱と温かさを感じました。

モルドバで過ごす時間もわずか…別れを惜しみつつ、私達パンダチームは次の公演、ルーマニアへ向けて出発しました。




Sibiu国際芸術祭は約300劇団がフェスティバル期間中、毎日朝から夜遅くまで街の至る場所で演劇、音楽、ダンス、パフォーマンスの行われている芸術祭です。
一日中、街は大賑わい。

ここでの劇場は「ゴングシアター」
約100人ほど入る会場で、モルドバとはがらりと変わる舞台と客席数。
この劇場の芸術監督をしているダニエルは、2002年に風が招聘公演を行ったラドゥ・スタンカ劇場日本公演「白痴」のメンバーの一人でした!嬉しい再会と彼と、劇場スタッフのメンバーのおかげで劇場仕込みもあっという間に終わり、いよいよ本番。
前日、当日と自分たちの手で巻いたチラシをもらってくれたお客さんが客席に見えた時は、本当に嬉しかった!街の人の芝居や人に対する関心を感じたり、アビニョンに向けての決心も自分達の中にうまれてきました。

そして、何よりの協力者、作家のマテイが来てくれました。



終演後、国営放送のインタビューを受ける演出の南雲史成



ルーマニアでもボランティアとして参加している現地、日本人の方々に多大な協力を得ました。ボランティアの方との出会いは本当に良い出会いでした。

マテイは公演後もアビニョンへ向けてのアドバイスを話してくれました。
私達は今、アビニョンへ向けて稽古を再開しています。
モルドバ、ルーマニアを終えて新たな課題、挑戦、決意が生まれました。
夏のアビニョンはさらに熱く、厳しい場であることをそれぞれが胸に刻み、稽古や話し合いをしています。

フランスへ出発まで、あと1週間!!!

『肝っ玉おっ母とその子供たち』旅速報!⑤

2008-06-16 00:59:01 | 全国巡回公演
『肝っ玉』の旅公演、今週は岡山県からスタート!
印象深い出会いがたくさんありました。



▲6月9日、津山文化センターでの岡山作陽高校の公演では、前日の発表会で成果をおさめて活気のある演劇部との座談会がありました。
肝っ玉の矛盾を抱えながら生きる姿に人間らしさを感じたという生徒さんたち。次の発表もがんばってください!





▲10日、岡山後楽館中学・高校。定時制の学校で、生徒会が中心となり企画した公演でした。生徒さんたちは一般公演のように手作りのチケットを持って入場。
写真は公演前に行なったバックステージ・ツアー。座長の柳瀬太一の案内で、演劇部+表現の授業を選択している生徒たちが、舞台の仕掛けや‘付け髭’のメイクを試して盛り上がりました!

▼後片付けを手伝ってくれた男子生徒さんたち、ありがとうございました。先生、今度はレパートリーシアターでお待ちしてます!





▼11日は三重県の松坂工業高校の公演でした。
「生徒たちにぜひブレヒトを見せたかった」という先生と、座談会に集まってくれた生徒さんたち。生徒会書記さんからは掲示板に書き込みをいただきました。ありがとう!






13日に公演を行なった福井県の三国高校は、今年で創立100年!
暑い日の体育館公演でしたが、片づけを手伝いに来てくれた図書視聴覚委員、演劇部、そして有志の生徒さんたちは見終わった後の熱い感想を伝えてくれました。
▼生徒たちに囲まれ、肝っ玉おっ母から色紙を受け取る先生。ありがとうございました!


『Touch~孤独から愛へ』福島公演!!!

2008-06-10 18:40:01 | 公演情報
2008年 『Touch~孤独から愛へ』福島公演!!!

『Touch~孤独から愛へ』は1991年の初演より全国各地で800ステージを超える上演を重ね、反響も多い風の代表作です。
現在、東北・関東・甲信地方でおこなわれている旅公演の最後に、孤児の兄弟の兄トリートを演じる佐野準の出身地である福島で凱旋公演を行います。 

『Touch~孤独から愛へ』

作:ライル・ケスラー 演出:浅野佳成
出演:酒井宗親/佐野準/佐藤勇太

◆日時=7月26日(土) 15:30開演(開場は開演の30分前)

◆会場=福島テルサ FTホール
〒960-8101 福島市上町4-25 TEL.024-521-1500

◆入場料=当日:3500円/前売:3000円/学生:2500円 [全席自由]

■ コミュニケーションワークショップ開催!■
講師/西垣耕造
当日午後一時より、KAZEのメンバーとともに行うワークショップを開催します。
身体を使って遊びながら、ともに見て、聞いて、感じて、人と一緒に何かをつくる楽しさ、難しさを体験していきます。
演劇を通して、お互いを理解し合い、支え合えるコミュニケーションづくりの場にチャレンジしてみましょう!
*定員先着30名
 劇団まで電話・FAXまたはE-mailにてお申し込みください(参加無料)



なお今週中にホームページの最新情報にもアップいたします!お申し込みお待ちしております♪

「Touch」旅通信その3!!!

2008-06-09 19:46:49 | 公演情報
6月一週目、Touch班は長野へ。

トップ画像は軽井沢高校の片づけ後の一枚!公演後、沢山の生徒たちが体育館まで訪ねに来てくれました!
演劇部の生徒は公演前の休み時間ごとに体育館を覗いてくれてましたし、女子バレー部の皆さんも最後まで楽しんでもらえたようです☆



↑は小諸商業高校の開演前。司会進行をする視聴覚委員の方と舞台監督の長谷川さんが打ち合わせをしています。
そして↓は公演後、みんなと一緒に良い公演が創れました!ありがとう!



↓最後の画像は小諸高校演劇部の生徒さん。顧問の先生方と風トラックの前で!
座談会は盛り上がって、風が強いなか片付けも手伝ってくれました。
掲示板にも感想を寄せてくれてありがとうございました!



では、「Touch」旅通信その4をお楽しみに♪