いよいよ2011年秋の『ハムレット~to be or not to be~』の九州ツアーがスタートしました!
まずトップの画像は大阪から福岡の北九州に向かうフェリーです。9月24日の夜このフェリーにトラックとバスを乗せ、ツアーメンバーは九州へと旅立ちました。
9月26日 川辺高校(鹿児島県)
27日 筑紫台高校(福岡県)
28日 熊本北高校(熊本県)
29日 城南高校(福岡県)
30日 熊本学園大学付属中学校・高校(熊本県)
10月1日 明光学園中学校・高校(福岡県)
初日は鹿児島県は鹿児島県の川辺高校での公演でした。
ツアーの幕開けに相応しく皆さん真剣に観てくれました。そして、それだけではなく嬉しい再会もありました。
公演後何人かの生徒さん達が興奮冷めやらぬ様子で楽屋を訪ねてくれたのですが、その中には中学校時代に風の『星の王子さま』を観た子たちもいました。しかも、その時ツアーメンバーにサインをしてもらったという『星の王子さま』の台本と、俳優たちへの手紙も持ってきてくれました。
数年前の公演が彼女たちの中で大切な思い出として残っていることを知り、本当に嬉しい再会となりました。
↑楽屋を訪ねてくれた生徒さんとの一枚
筑紫台高校では十数年ぶりの全校生徒での演劇鑑賞行事だったそうですが、約1600人にものぼる生徒さんが舞台に熱い眼差しを向けてくれました。
上演後には演劇同好会の皆さんとの座談会もあり、『ハムレット』で感じたことや劇団や俳優個人に対しての質問など話が途切れることはありませんでした。
熊本北高校での公演では前日の夜から演劇部の皆さんが搬入作業を手伝ってくれたりと、大きな期待を持って迎えてくれました。
体育館での公演、しかも二階のギャラリーにまで生徒さんがいましたが身を乗り出して舞台を観る姿勢は舞台上のメンバーにも伝わってきました。開演前に先生がおっしゃっていた時間と空間を超えた『ハムレット』の公演がまさにあの体育館に起こったのだと感じました。
↑片付けの様子。演劇部と吹奏楽部の生徒さんを中心に沢山の子たちが参加してくれました
↑演劇部の生徒さんたちとの一枚
城南高校での公演でも上演後座談会が行われ、沢山の生徒さんが参加してくれました。「実は役者に興味がある」という生徒さんが沢山いて先生方も驚いていました。
中には「いつかは自分がハムレットを演じてみたい」という子もいました。
他にも「自分の本当にやりたいことは何かを考えるきっかけになった」という声もあり、交流も含め子どもたちに残るものの大きさを改めて感じました。
↑城南高校の座談会に参加してくれた皆さんと
熊本学園大学付属中学校・高校での公演では、終演後担当していただいた先生に「良い公演でした」という声を頂き、生徒の皆さんの心の中に風の『ハムレット』から感じてくれたものが残った公演になったと思います。
なによりも客席からの驚き・笑い・息をのむ姿が伝わってきました。
ツアーの第一週の明光学園の講堂で行った公演でもカーテンコールで沢山の生徒さんたちが舞台に向け手を振ってくれ、学校の中で大きな盛り上がりが起こったことを感じました。
上演後に舞台上で行われた俳優との質疑応答でも鋭い質問がとんでいました。そして片付けの作業時にも沢山の生徒さん達が声を掛けてくれ、メンバーと握手を交わしていました。
↑明光学園の皆さんと
『ハムレット』のツアー第一週目は大きな盛り上がりを持ってスタートしました。 今年は年末に行われるレパートリーシアターKAZEでの凱旋公演まで九州内だけで60公演を超える上演を行うことになっています。 これからの本当に沢山の出会いに胸を膨らませつつ、ツアーメンバー全員で元気に頑張っていきます!