風のBLOG

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2011『ハムレット』九州ツアー  二週目

2011-10-08 21:57:32 | 全国巡回公演

10月3日 白石高校(佐賀県)

    4日 鹿児島中央高校(鹿児島県)

    5日 直方高校(福岡県)

    6日 九州国際大学付属高校/九州国際大学付属中・高一貫部(福岡県)

    7日 八代東高校(熊本県)

 

『ハムレット』班の二週目のスタートは佐賀の白石高校からでした。白石町総合センターの超満員の客席は、舞台に食い入るような視線を送ってくれ、カーテンコールでは大きな拍手でメンバーを包んでくれました。

普段なかなか触れる機会のない演劇、そして風の『ハムレット』が白石の生徒の皆さんにどのように残ってくれたでしょうか。

 

トップの画像は鹿児島中央高校の演劇部&生徒会の皆さんたちと。開演前に先生が「約400年前に生まれたこの作品が君たちに何を投げかけるか」という話をされていました。その想いは確かに届いたのだと思います。公演後、出演者と話したいという生徒さん達がロビーに残ってくれていました。

演劇部の皆さんももうすぐ本番が控えているということでしたが、今回の公演そのものが彼らにとってのエールとなってくれたようです。

 

翌日にはまた九州北部に戻り直方高校での公演でした。学校としても初めて行う本格的な鑑賞行事ということでホール内は開演前から大きな期待に包まれていました。

そして、公演後に代表して私たちに言葉を送ってくれた生徒さんは、見たばかりの公演から自分が感じたことを思い浮かべながら感謝と激励のメッセージを私たちに送ってくれました。

↑上は公演後の座談会に参加した皆さんと。座談会では、舞台のことだけではなく、物事に対する時の取り組む姿勢であったり将来のことに関してだったりと色々な質問が飛び交いました。生徒さんが舞台から見ているものは内容だけでなく、私たちの舞台・そして客席への向かう姿勢でもあるのだと改めて感じました。

 

九州国際大学付属中学・高校では約2000人の生徒さん達が午前午後の二回に分かれ、『ハムレット』を観てくれました。

公演前・公演後と担当の先生が風のホームページを紹介して下さったので、きっとこのブログを観てくれている生徒さんもいるかと思います。あの体育館の思い出を是非大切にしてくれたら嬉しいです。

 

↑そして公演後の体育館には沢山の生徒さん達が僕らに声をかけてくれました。

また片付けにはテスト前だというのに、高校三年生の男子たちが手伝ってくれました。↓下の写真の通り、クラスメイトとはしゃぎながら舞台の裏側も楽しんでくれました。

 

最後は八代東高校での公演。舞台上に起こることに驚き、楽しむ様子が客席の反応から伝わってくるような公演となりました。公演後には演劇同好会の生徒さん達との座談会がありクローディアスを演じる柳瀬に色々な質問をしていました。

皆で何か一つのものを創るというのは、演劇だけに限らず大変なことであると思います。しかし、だからこそ新しい出会いや感性の発見に溢れていると言えます。是非、それを高校生活の中で楽しんでほしいと思っています。

↑八代東高校演劇同好会の皆さんと。

さて、風の『ハムレット』にとって来週はどんな出会いや発見が待っているのでしょうか。私たち自身もこれからを楽しんでいこうと思います!