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成田 正の楽屋入り口 by STHILA COMMUNICATIONS

東洋化成

2010-10-10 17:33:41 | ●Audio&Visual
 先週の6日(水)、本邦唯一のアナログ・カッティング&レコード・プレス会社の東洋化成で、色々と勉強させてもらった。その訳は、55 Recordsがハンク・ジョーンズの未発表作を、SHM-CDとアナログで同時リリースするためで、予定どおり行けば、『Discoveries』の題で12月15日発売となるはず。業界の冷え込みが止まらない中、かなりの英断だろうが、これぞインディーズ、社主の好きこそ物の上手なれ、だろう。こっちもこのネタをどこにどうまとめるか知れない、いわば手弁当の仕事。それでも現場を目の前にすると、「取材」のふた文字にこめかみの辺りを押される感じに、おおーっ、まだ大丈夫だ、などと。ただし、皆さんに「生まれて初めて見る」と言っておきながら、実は学生時代に一度だけ見学ツアーに行ったことを、帰ってから思い出した。改めて見て、いちばん面白いのはやはり、AB面のラベルに挟まれた、プレス直前のヴィニール塊で、向こうではこれをビスケットと呼ぶそうだが、僕にはどう見てもダブル・チーズバーガー。これがスタンパーにグワシと押しつぶされながら、30センチLPの命を宿すって、今さらながら凄い発明です、コレ。
 そこで今日、お借りしたテスト・カットをかけつつ、一方でレコード・スタビを載せたり取ったり。手前の青いやつ以外は、お世話になっている「PC STAFF」社主からの借り物(感謝です)。青いのは「ムサシノチェッカー3」といって、山本巨匠イチ押し、田中伊佐資さん推薦の順でついこの前手に入れた優れモノ。右上はニコン一眼のボディ・キャップ。上の砲金1.8キロは怖くて試せなかったが、この三つなら、ムサシノが金メダル、テクニカ639が銀、左のテクニカが銅。明日に予定していたTD124のオイルメンテがますます楽しみになってきた。

    

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