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成田 正の楽屋入り口 by STHILA COMMUNICATIONS

ジャズ・オーケストラ・オブ・ザ・コンセルトヘボウ

2012-11-17 21:39:11 | ●Weblog

 夜はそうしょっちゅう出歩かないのに、ブルーノート東京を予約した今夜に限って、大雨とタイミングがドンピシャ。時として台風並みのヴォリュームに、行きは日取りを恨んだが、帰りは一転、いい音楽を聴かせてもらうと気分爽快、大雨を跳ね返すパワーをもらってホクホク。オランダのビッグ・バンド界の主砲ジャズ・オーケストラ・オブ・ザ・コンセルトヘボウ。2008年10月の初来日公演以来、4年ぶり2度目になるが、そこに折しも滞日中のリー・リトナーがゲスト参加。マタイン・ヴァン・イターソンとの掛け合いも含め、なかなかに楽しいセッションで、オクターヴ奏法を除けばジャズ系のフレイズがほとんどないにも係わらず、ジャズっぽくやれるリトナーの性根を見直せたのも良かった。あと、17時スタートのショウで一杯入れるのは少し気が引けたものの、終えてから行きつけで呑んで帰ってこうしてblogれるのは、田舎住まいにとってありがたい話。まだ21時台かというので勢い目下のBGMは、さっきまで大熱演だったヤン・ヴァン・ダウケレン(tp)の『スクリブリン』(55 Records)。超巧いけれど、巧さを押しつけてこないところがいい。そこはダッチ・ジャズのキーワードでもある。