前項グラミーの部門リストラについて、area azzuraの青野さんをはじめ多くの方からメールをもらって、本当のところはコメント欄に寄せて欲しかったのも贅沢を言えないのは、ジャズの部門が7分の4に縮まっては、何を言っても泣き言、腐し事になるので、話を素通しにしたくなくなるのもやむなしだから。第一、僕だってよほどのことでもない限り、コメントもトラバも送った試しがないことだし。
その後もう一度ヤツラ(NARAS)のやり口をじっくり見ると、部門消去でいちばん痛手なのは「Best Pop Instrumental」部門ではないかと思えてきた。この部門の初陣を飾ったのはクインシー。以来、何がキモかと言うと、ジャズ・オリエンテッドなところを振りかざさず、しかし、ジャズ・オリエンテッドでポップに行く、というマナー。そこのところはまったく曖昧で線引きしづらいが、そういうのがジャズ系フュージョンとPOPをつないできたからだ。
以下、思いつくままの同部門の履歴をLifeTouch NOTEで整理。その後、WOWOWには何ら問題を感じないままだが、今月いっぱいで契約打ち切りにした。するとその後に吉あり。昔、相当お世話になったため、動かなくても捨てないでいたモバイルギア(MC-K1)のソフトケースが、LifeTouch NOTEにぴったんこ。これから先、どれほどイイのが出たとしても僕にはコレでいい。そこに余震だ。
・1971 Best Pop Instrumental Performance 『Smackwater Jack/Quincy Jones』
・1976 Best Pop Instrumental Performance 『Breezin'/George Benson』
・1980 Best Pop Instrumental Performance 『One On One/Bob James & Earl Klugh』
・1987 Best Pop Instrumental Performance (Orchestra, Group Or Soloist) 『Minute By Minute/ Larry Carlton』
・1988 Best Pop Instrumental Performance (Orchestra, Group Or Soloist) 『Close-up/David Sanborn
・1993 Best Pop Instrumental Performance 『Barcelona Mona/Branford Marsalis & Bruce Hornsby』
・2006 Best Pop Instrumental Performance 『Mornin' /George Benson』