もとdaregaitsdoco.com

成田 正の楽屋入り口 by STHILA COMMUNICATIONS

冬本格化する中のPCオーディオ本格化

2010-12-17 23:42:38 | ●Weblog
 東京・八重洲にあるオンキヨーエンターテインメントテクノロジー(株)の本格的な試聴室で、ワードレコードがパッケージと配信でリリースした『トゥ・レイト・ナウ/ハービー・S・トリオ』をPCオーディオで聴いてきた。なぜだか未発表のまま来た1988年録音のマスター・テープは、RAWな2チャンネルのアナログ。それを、24bit/96kHzでデジタル・リマスター。聴かせてもらったPC出しのファイルは、その製品盤をリッピングしたもの。通常CDと比べたいきさつは、いずれ『Jazz Life』誌で何かやることになるかも知れないので、「違いは歴然」と言うだけで、またまたお茶濁しにご容赦を。ただ、オンキヨーe-ビジネス事業部プロデューサー氏によると、来る2011年はこうした類の配信やパッケージが活気づく元年になろう、とのこと。僕にも同感の気配が結構あって、これには嬉しくなってきたが、ネックは量子化とサンプリングの数値が上がれば済む話ではないこと。車なら、高出力と乗り心地が必ずしも比例しないのと同じだろう。ご一緒した『Jazz Life』誌発行人・編集人の内藤遊人さん、処女出版が売れまくって笑い泣きしているという田中伊佐資さんはいかばかりだったことか。しかし、これに手を出すと、ますます外に出なくなりそうで、目下の「現在気温2.1度」にも勘弁と。炎暑に負けじと冬が張り切らずに行って欲しい。

冬本番のラリー・カールトン

2010-12-17 21:36:36 | ●Weblog
 片道2、3分の郵便局を往復しただけで耳がヒリヒリしてきたので、ネットの「全国各地の現在の気温」を見ると、「16時現在」がなんと5.4度で、前の日の同時刻より6度以上低い。いつもの設定温度で部屋が暖まらないはずだ。出たり入ったりの外の仕事を一日前乗りで済ませておいて良かった。というので、キング・インターナショナルから届いたローリー・ホイーラーの『トワイライト』を聴く。これがだいぶ前に出ていたのを不覚にも知らなかった(国内配給はこれが初)。何が不覚ってラリー・カールトンがマジになってジャズ・スタンダードをジャズ道でプレイ、これまでカーメン・マクレエやアル・ジャロウをサポートしてきても、すべてフュージョン路線に沿ってのこと。それがここでは、ガッツリとストレート・ジャズ。僕の知る限りでは、こんなの初めて。だが、曲単位なら、『サザン・コンフォート/クルセイダーズ』の〈ウィスパリング・パインズ〉がある。もしもこれが記憶から遠のいていたなら、ガッツリとお聴きあれだ。1音たりともベンド=チョーキングしなくて、それでもMr.335はありなんだというやつ。アップするのを忘れた昨日の話でした。