勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

ロンドン、人生はじめます / Hampstead

2018年04月21日 | 洋画(イギリス系)
ホームレスの男性が、一夜にして億万長者になったと言う実話を下にした物語。

エミリーが住んでいるのは、高級“マンション”なんですね。つまり、英語での本当の意味でのマンション。コンシェルジェが常駐していてね。最初、ホテルか何かと思ってしまいましたよ。でも、“高級”な割には雨漏りしたりして、イギリスの建物は古いんですね。

もう少しきちんと描いた方が良いのでは?と思ったのは、エミリーとドナルドが魅かれ合って行く過程。いつの間には、ドナルドはエミリーの“恋人”になっていたのですが、劇中を見る限り、一夜は共にしていますが、それだけだし、何でエミリーあドナルドに魅かれて行ったのかを、もう少し明確に描いた方が、もっと良かったかなぁと思います。劇中で、エミリーgふぁアメリカ人であると言う事が判明していますし(って言うか、そもそも英語がアメリカ英語だという話もありますが)、イギリス風の階級社会にアメリカ人としては、中々馴染まなかったと言う事なんでしょうかね?なので、自由に束縛されずに生きるドナルドに興味を抱いたと。

もう一つ気になったのは、ドナルドの素性。裁判の場面で、意外に博識である事が露呈しますが、なんでなんでしょう?それまで受けてきた教育の成果なのか、あるいは、“ホームレス”の生活の暇に飽かせていた為なのか。そこも、きちんと描いてほしかったなぁと思います。

全体としては、社会正義が貫かれた、良い作品だったと思います。

タイトル ロンドン、人生はじめます / 原題 Hampstead

日本公開年 2018年
製作年/製作国 2017年/イギリス
監督 ジョエル・ホプキンス
出演 ダイアン・キートン(エミリー・ウォルターズ)、ブレンダン・グリーソン(ドナルド・ホーナー)、レスリー・マンビル(フィオナ)、ジェイソン・ワトキンス(ジェームズ・スマイス)、ジェームズ・ノートン(フィリップ/エミリーの息子)、アリスター・ペトリ(スティーブ・クロウリー)、フィル・デイビス(ファイフ)、サイモン・キャロウ(判事)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。