勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

バイス / Vice

2019年04月07日 | 洋画(アメリカ系)
アメリカ合衆国史上最強の副大統領とも言われた、ジョージ・W・ブッシュ政権の副大統領ディック・チェイニーを描いた作品。

描かれているのは事実らしいのですが、ディック・チェイニーがあまりにも秘密主義であるために、わからないこともあると言う様なクレジットが最初に流れます。

確かに、彼は“史上最強の副大統領”とも言われていますが、これを見ると、むしろ【影の大統領】と言った方が正しい様な気がしますね。まぁ、正大統領であったジョージ・W・ブッシュの方は、その現役当時から“大丈夫?”と思わざるを得ませんでしたが・・・。

ラムズフェルドとの師弟関係は、知りませんでした。ただ、最終的には、チェイニーが副大統領で、ラムズフェルドが一閣僚の国防長官だったので、上下関係は逆転してしまっていましたが。それが故に、ラムズフェルドに引導を渡したのも、チェイニーであったんですね。まぁ、ブッシュには無理な仕事か。

しかし、ブッシュの陰に隠れて、やりたい放題ですね。いまの不安定な世界情勢に陥ったのは、このブッシュ政権時代であったのは間違いないのですが、その中でも、このチェイニーの罪が重いですね。最悪です。

それと、ディック・チェイニーは、いわばパペット使いだったわけですが、そのパペット使いを操ったのが、妻であったリン・チェイニーだったんですね。と言う事は、リンが、一番悪い奴だったのかも?

タイトルは“Vice”なのですが、副大統領のViceと、悪徳のviceの両方の意味なんでしょうね。って言うか、殆ど悪徳の方の意味しかない気が・・・・

タイトル バイス / 原題 Vice

日本公開年 2019年
製作年/製作国 2018年/アメリカ
監督 アダム・マッケイ
出演 クリスチャン・ベール(ディック・チェイニー/第46代アメリカ合衆国副大統領)、エイミー・アダムス(リン・チェイニー/ディック・チェイニーの妻)、スティーブ・カレル(ドナルド・ラムズフェルド/国防長官)、サム・ロックウェル(ジョージ・W・ブッシュ/第43代アメリカ合衆国大統領)、タイラー・ペリー(コリン・パウエル/国務長官)、アリソン・ピル(メアリー・チェイニー/チェイニー家次女)、リリー・レーブ(リズ・チェイニー/チェイニー家長女)、リサ・ゲイ・ハミルトン(コンドリーザ・ライス/国家安全保障問題担当大統領補佐官)、ジェシー・プレモンス(カート)、ジャスティン・カーク(アーヴィン・ルイス・“スクーター”リビー/副大統領首席補佐官兼大統領補佐官)、エディ・マーサン(ポール・ウォルフォウィッツ/国防副長官)、ビル・キャンプ(ジェラルド・フォード/第38代アメリカ合衆国大統領)、ドン・マクマナス(デイビッド・アディントン/副大統領首席補佐官)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。