勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

サロゲート / Surrogates

2010年01月24日 | 洋画(アメリカ系)
ロボット工学と脳科学の発達により、センサーで人間の脳をスキャンし、その脳波でロボット=サロゲートを操作出来るようになった未来が舞台。監督は『ターミネーター3』のジョナサン・モストウ。

確かに既に今現在でも、脳波をスキャンしてある程度機器を操作すると言う技術は実現しているので、技術が進化すれば、この映画のような世界は実現可能かもしれませんね。もっとも、操作卓(操作ベッド?)とサロゲート間の通信を、どう確保するのか? そして、通信の安全性をどう担保するのかと言う問題はありますが。

主人公トム・グリアーを演じるのはブルース・ウィリス。トムももちろん、サロゲートを使っているのですが、そのサロゲートは、トム本人(って言うか、ブルース・ウィリス本人と言うべきかもしれませんが)を若作りした容貌。もっとも、劇中で殺される美人のオペレータは、太ったむくつけきオッサンと言う場面もありますが:-p。ところで、当初はエリートFBI捜査官を演じている彼が、結局、肉弾的演技をしてしまうのは、ダイ・ハードシリーズに出すぎたから?

さて、劇中出てくる出演者ほぼ全てがサロゲートであると言う設定なので、ロボット風のメイクをして演じていたそう。確かに、人間として登場している出演者と、サロゲートとして登場している出演者の表情を見比べてみると、サロゲートとして登場している出演者の方が、無機質な表情をしてロボット的雰囲気を出していました。

この作品のテーマを考えてみると、結局は、人類愛と言うことなのでしょうか。あるいは、便利に成り過ぎた現代社会への警鐘とも言えるかもしれませんね。

タイトル サロゲート / 原題 Surrogates
日本公開年 2010年
製作年/製作国 2009年/アメリカ
監督 ジョナサン・モストウ
出演 ブルース・ウィリス(トム・グリアー)、ラダ・ミッチェル(ジェニファー・ピータース)、 ロザムンド・パイク(マギー・グリアー)、ジェームズ・クロムウェル(キャンター博士)、ボリス・コドジョー(アンディー・ストーン)

[2010/01/24]鑑賞・投稿


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。