勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

007 スカイフォール / Skyfall

2012年12月08日 | 洋画(イギリス系)
ネタバレがありますので、要注意。

ダニエル・クレイグの007三作目。シリーズ生誕50周年を記念する、第23作目の007作品でもあります。

ダニエル・クレイグの007は、作品史上最もハードボイルドですが、今回もハード。しかも、下手な甘いアバンチュールなど無く、前編ほとんど激しいアクション満載。見応えありますねぇ。

それにしても、ダニエル・クレイグの007はイイ! ショーン・コネリー、ジョージ・レーゼンビー、ロジャー・ムーア、ティモシー・ダルトン、ピアース・ブロスナンと、これまで数々の俳優たちが007を演じていますが、一番好きです。

印象的なのは、物語前半、MI6が爆破され殉職者の棺がユニオンジャックに包まれているシーンと、物語終盤、007が建物の屋上に立っていて、そこから見える多数の建物にユニオンジャックがはためいているところ。今回の物語のベースに、国に対する忠誠心というものがあるんですが、忠誠心を暗示させる映像ですね。

ジュディ・デンチのMはかなりお馴染みになってきていますが、今回はMが狙われます。それと、Qが一気に若返っています。Qと言えば、何やら怪しい武器を007に提供していましたが、今回の若いQは、そう言う昔懐かしいあやしい武器はレガシーと言って提供していません。若いQとの提供する武器は極めてオーソドックスです。

Mがかつて使ったエージェントから命を狙われるという話、Qの若返り、007の能力への疑問と、今回の作品は、過去との決別というテーマがあるような気がしますね。アストンマーチンが出てきますが、それも過去との決別につながっています。

見応えがあります。イイです!

タイトル 007 スカイフォール / 原題 Skyfall
日本公開年 2012年
製作年/製作国 2012年/イギリス・アメリカ
監督 サム・メンデス
出演 ダニエル・クレイグ(ジェームズ・ボンド)、ジュディ・デンチ(M)、ハビエル・バルデム(ラウル・シルヴァ(本名:ティアゴ・ロドリゲス))、レイフ・ファインズ(ギャレス・マロリー)、ナオミ・ハリス(イヴ・マネーペニー)、ベレニス・マーロウ(セヴリン)、ベン・ウィショー(Q)、アルバート・フィニー(キンケイド)、ロリー・キニア(ビル・タナー)、ヘレン・マックロリー(クレア・ダワー)

[2012/12/08]鑑賞・投稿


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。