勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

ワルキューレ

2009年03月20日 | 洋画(アメリカ系)
第二次大戦時、ヒトラーを暗殺しようとした計画は、少なくとも43回計画されたと言われています。これは、その一つで、最後に企てられた暗殺計画を元にした映画。タイトルの“ワルキューレ”とは、本暗殺計画の名称ではなく、クーデターへの対処計画として元々存在していて、今回の暗殺計画の際に利用しようとした作戦の名称です。クーデター対処計画を、逆にクーデターに利用してしまうというのは、中々、イケていますね。

この暗殺計画は失敗しており、計画の成否に関してのサスペンスはありません。話がかなり脚色されていること想像に難くないですが、それでも、どうやって計画されて行き、実行されたのかと言うことには、人を惹きつけるドキドキ感はあります。

史実に即した映画なので、ストーリーについて述べる事は特にしません。脚色的観点では、ドイツでの話を英語で演じるのに違和感を感じそうだったのですが、映画の最初の字幕がドイツ語で始まりいつの間にか英語に変わっていたり、シュタウフェンベルク大佐を演じるトム・クルーズの最初のセリフも、ドイツ語で始まりいつの間にか英語に変わっている等の演出の効果か、最初に危惧したほどの違和感はありませんでした。

全て実在の人物なので、見た目も、なるべく似た人物を配しています。また、撮影の多くもベルリンで行ったようで、往時の雰囲気を感じる事が出来ます。ベック上級大将のテレンス・スタンプなどは、結構似ていると思います。

予告編で、トム・クルーズが暗闇の中に現れ「これは始まりだ」とトレスコウ少将?に言っていたシーンは、本編では無かった気がするんですが?

タイトル ワルキューレ
原題 Valkyrie
日本公開年 2009年
製作年/製作国 2008年/アメリカ・ドイツ
監督 ブライアン・シンガー
出演 トム・クルーズ(シュタウフェンベルク大佐)、ケネス・ブラナー(トレスコウ少将)、ビル・ナイ(オルブリヒト少将)、トム・ウィルキンソン(フロム上級大将)、カリス・ファン・ハウテン(ニーナ/シュタウフェンベルク妻)、テレンス・スタンプ(ベック上級大将)、エディー・イザード(フェルギーベル大将)、クリスチャン・ベルケル(クヴィルンハイム大佐)、トーマス・クレッチマン(レーマー少佐)、ジェイミー・パーカー(へフテン中尉)

[2009/03/20]鑑賞・投稿


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1 コメント

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初めまして (KOZOU)
2009-03-27 20:06:44
初めまして。KOZOUともうします。
「ワルキューレ」の記事にひかれて参りました。
わたしも最近「ワルキューレ」を記事にしましたもので興味ありました。
見ましたがおもしろかったですね。
わたしもドイツ人によるドイツの制作であればもっと緊迫しただろうと思います。
かなりの工夫は買いましたけれど・

また寄らせていただきたいと存じます。

よろしかったらうちのサイトものぞいていただいたら幸いです。
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