勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

ジョンQ 最後の決断(2002年)

2002年12月08日 | 洋画(アメリカ系)
タイトル ジョンQ 最後の決断

---感想---
心臓病の息子を救うため、病院を占拠する父親の物語。かなり社会派の映画である。

単純に言えば『心臓病の息子を救うため、父親が病院を占拠する』映画であるが、実際の話はそれ程単純ではない。根底には、5000万人の無保険者がいると言うアメリカ社会の縮図が隠れている。日本は、(このところ崩壊の危機にさらされているが)国民皆保険制度が整っており病院に掛かる際に保険の有無が問題になることはほとんど無いが、医療保険が個人の問題であるアメリカの場合は、保険の有無・カバーされる範囲が受診する際に問題になることが多い。この映画を見る際には、そのあたりのことを理解していないと、中身がわからないだろう。

終盤の、John Q と息子の電話での会話シーンは、ジーンと来るものがある。実際、洟をすする音がそこかしこから聞こえていた(苦笑)。また、この映画での大きなターニングポイントでもあるので、注目。非常に中身の濃い作品。2時間ほどの上映時間だが、あっと言う間に時間が経っていた。

英語版HP:John Q. from Yahoo!

公開年 2002年
監督 ニック・カサヴェテス
出演 デンゼル・ワシントン

[2002/12/08]鑑賞
[2006/01/08]投稿


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