勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

人生スイッチ / Relatos salvajes

2015年08月07日 | 洋画(その他)
6つの短編からなる映画。人生の様々な出来事を描いています。第67回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品、第87回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート。アルゼンチンの歴代興行収入第1位。

PG12指定も納得です。ブラックです。良いだけブラックです。“ブラックユーモア”と言われることもあるようなので、笑いがあるのかと思ったらだいぶ違います。日本人の思う“ユーモア”と、海外の“ユーモア”にはだいぶ乖離がありますね。

私は嫌いじゃないです。私は好きなのは、第1話ですかね。タイトルが出てくる前の作品ですが、非常にブラック。9.11や、今年3月24日のジャーマンウイングス9525便墜落事故を念頭に置くと、ぶっちゃけトンデモ無い内容(結末)なんですが、そこに至る過程と言うか、その事態を招いた元々の原因の所がなんとも可笑しいです。

日本のサラリーマンにもありそうな話が第4話。仕事に入れ込み過ぎて、奥さんとの関係が悪くなり、それと同時並行に色々不運な事(駐車違反とか)も起きるなんてね・・・。これはわかりやすかったですね。

それと、最後の第6話も中々不思議。いやぁ、怖いです。それと、要するに和解したということ?男女の仲は、他人には理解不能ですね。

原題の直訳は『野生の物語』。ソッチの方が良かったかも。

実は、先週のヒューマントラストシネマ有楽町のエアコン故障の影響を受けたのはこの作品。一週間遅れで見ることが出来ました。

タイトル 人生スイッチ / 原題 Relatos salvajes
日本公開年 2015年
製作年/製作国 2014年/アルゼンチン・スペイン
監督・脚本 ダミアン・ジフロン
出演 Story1:ダリオ・グランディネッティ(サルガード/音楽評論家)、Story2:フリエタ・ジルベルベルグ(ウェイトレス)、リタ・コルテセ(料理人)、Story3:レオナルド・スバラーリャ(ディエゴ)、Story4:リカルド・ダリン(シモン/ビル爆破技術者)、Story5:オスカル・マルチネス(モーリシオ/大金持ち)、Story6:エリカ・リバス(ロミーナ/花嫁)