落葉松亭日記

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「尖閣警備専従部隊」

2016年02月27日 | 政治・外交
中国船の尖閣諸島への侵入は、一時よりは少なくなったが、接続水域へは毎月数十隻、領海内には7隻~10隻と常態化している。 (海上保安庁)
このほど、国内最大の国境警備艇グループが東シナ海に配備された。
「尖閣警備専従部隊」完成へ 海保11管区、24日に2巡視船就役し14隻態勢で尖閣警備 全国最大に 産経2016/02/24
http://www.sankei.com/politics/print/160224/plt1602240003-c.html

 中国の公船や漁船が領海侵犯を繰り返す尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺海域の警備にあたる海上保安庁第11管区海上保安本部(那覇市)の定員が、小笠原諸島周辺海域を所管する第3管区を抜き、全国最大規模となったことが23日、分かった。24日には大型巡視船「いぜな」と「あぐに」が就役し、第11管区の「尖閣警備専従部隊」が完成。大型巡視船とヘリ搭載型巡視船計14隻相当の陣容で、同海域の治安維持の任務にあたる。

 海上保安庁によると、いぜなは山口県下関市、あぐには岡山県玉野市の造船所で建造され、ともに全長約96メートル、総トン数約1500トン。20ミリ機関砲や遠隔放水銃などを装備している。
 第11管区では平成24~27年度、新造船10隻、既存船改修2隻を増強する「尖閣警備専従部隊」の整備計画を進めてきた。いぜなとあぐにが就役すれば、大型巡視船12隻相当、ヘリ搭載型巡視船2隻からなる計画が完了する。大型巡視船は石垣市の石垣港に係留される予定で、桟橋や宿舎の整備も進んでいる。

 管区別定員は東京湾や横浜港、小笠原諸島を擁する第3管区が最多だったが、第11管区の増員が続き、昨年中に初めて上回った。27年度末時点で、第3管区の1514人に対し、第11管区は1722人となる。このうち、尖閣専従部隊の乗組員は606人。また、第11管区は大型巡視船の数でも、25年度に北海道を所管する第1管区の7隻を超えて以来最大規模。24日に19隻になる。
海上保安庁は「万全の態勢で尖閣諸島周辺海域の警備にあたりたい。専従部隊が、第11管区に応援派遣されていた巡視船や人員と入れ替わることで、全国の海上保安態勢も強化できる」としている。

 尖閣諸島をめぐっては、1970年前後に海底資源が見つかって以後、中国が領有権を強く主張。中国漁船が周辺海域に出没しており、平成24年の国有化後は中国公船が日本の領海や排他的経済水域(EEZ)に頻繁に侵入。昨年末からは機関砲のようなものを搭載した公船が領海侵犯するなど情勢変化に即応できる警備態勢が求められている。
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日本 国内最大の国境警備艇グループを東シナ海に配備 スプートニク2016年02月24日 16:00
http://jp.sputniknews.com/japan/20160224/1667978.html

日本最大の沿岸警備隊である「尖閣警備専従部隊」が完成した。これは、中国がその一部の領有を主張している、東シナ海の島々をパトロールするためのものだ。
海上保安庁によれば、24日、最新型の大型巡視船「いぜな」と「あぐに」が就役した。両巡視船とも、総トン数約1500トン。20ミリ機関砲や遠隔放水銃などを装備している。これにより東シナ海の尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺海域の警備にあたる海上保安庁第11管区海上保安本部(那覇市)の定員が大型巡視船とヘリ搭載型巡視船計14隻相当の陣容となり、小笠原諸島周辺海域を所管する第3管区を抜き、全国最大規模となった。

東シナ海での海上保安のための陣容には、沖縄県の那覇港に基地を置く、2隻のヘリコプター搭載型巡視船が含まれている他、12隻の巡視船が、中国側が日本により不法に占領された自国の領土であると主張する無人島、尖閣(中国名;ジャオユイダオ)諸島に近い、石垣島の石垣港に係留されている。
今回の「いぜな」と「あぐに」の就役により「尖閣警備専従部隊」が完成し、大型巡視船とヘリ搭載型巡視船計14隻相当の陣容で、東シナ海の治安維持の任務にあたる。