落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

小鳩政権・蜜月期間も終わり

2009年12月21日 | 政治・外交
国民の多数が民主党に一度やらせてみようと支持したが、ここにきて内閣支持率が50%切り、国民の政権離れが顕著になってきた。
直前3内閣と同じ道を辿りそうな気配だ。
内閣支持48%に急落 首相の指導力に疑問符 世論調査 2009年12月20日23時37分 asahi.com
http://www.asahi.com/politics/update/1220/TKY200912200296.html
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 朝日新聞社が19、20の両日実施した全国世論調査(電話)によると、鳩山内閣の支持率は48%で、前回調査(11月14、15日)の62%から大きく下落した。不支持率は34%(前回21%)。鳩山首相がリーダーシップを発揮しているとは「思わない」人が74%に達し、内閣不支持の人の半数が理由として「実行力の面」を挙げた。
 内閣支持率を支持政党別にみると、民主支持層が84%(前回92%)、自民支持層は13%(前回24%)。無党派層は前回は支持39%、不支持27%だったが、今回は支持24%、不支持45%と、内閣発足以来初めて不支持の方が上回った。
 鳩山首相がリーダーシップを「発揮していると思う」との答えは18%にとどまる。内閣支持層でも「発揮していると思う」は30%しかおらず、62%は「そうは思わない」と答えた。
 民主党が衆院選で掲げたマニフェスト(政権公約)を改め、ガソリン税の税率維持と、子ども手当への所得制限導入を首相に要望したことに対しては、「納得できる」が50%、「納得できない」は43%。ただ、民主支持層では60%対34%と、「納得できる」が顕著に多い。
 米軍普天間飛行場の移設問題をめぐる内閣の対応は「評価しない」が60%で、「評価する」の30%を大きく引き離した。
 天皇陛下と中国の国家副主席との会見を、1カ月前に申し込む慣例に反して実現させた内閣の判断については、「妥当だ」39%、「妥当ではない」51%だった。
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 鳩山首相の政治資金問題が首相の進退にかかわる重大な問題かどうかを尋ねた質問では、「そうは思わない」が50%の一方、「進退にかかわる重大な問題だ」との答えも44%あり、今後の展開次第では火種として残りそうだ。
 政党支持率は民主42%(前回46%)、自民18%(同14%)など。民主は内閣支持率が下落する中、やや下がったものの、なお高い水準を維持している。
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 〈調査方法〉 19、20の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に電話をかける「朝日RDD」方式で、全国の有権者を対象に調査した。世帯用と判明した番号は3465件、有効回答は2115人。回答率61%。

【産経FNN合同世論調査】鳩山内閣「不支持4割超」 2009.12.21 11:36 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091221/plc0912211137008-n1.htm
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 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が19、20両日に実施した合同世論調査で、鳩山内閣の不支持率が40・4%と前回調査(11月21、22両日)より17・5ポイント上がったことが分かった。支持率は51・0%でかろうじて半数を超えたが、前回の62・5%から11・5ポイント急落した。首相の指導力を評価しないとの回答が7割を超えており、米軍普天間飛行場移設や来年度予算編成などをめぐる鳩山由紀夫首相に対する国民の厳しい評価が数字となって表れたようだ。
 政党支持率は民主党が37・2%と前回比2・5ポイント減。自民党は、1・9ポイント伸ばし、19・2%と鳩山政権下では最も高くなった。民主党と連立を組む社民党は1・8%、国民新党は0・7%とそれぞれ低調。公明党は2・8%、共産党は3・3%だった。
 鳩山政権の評価では、首相の指導力を「評価しない」が72・4%で、「評価する」は20・7%だった。前回、前々回(10月17、18両日)の調査では7割を超えていた首相の人柄も「評価する」が59・6%と10ポイント以上も下落した。政権3カ月の実績を聞いたところ、「評価しない」が45・1%と「評価する」の40・2%を上回っており、高かった政権への期待は低下傾向にあるようだ。
 首相と、民主党の小沢一郎幹事長の政治献金問題への対応については、ともに「評価しない」が7割を超え、政治とカネをめぐる問題を有権者が意識し始めていることを裏付ける。
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 天皇陛下と習近平中国国家副主席との特例会見問題では、小沢氏の対応について「評価しない」が65・6%と、記者会見などの対応について、国民が不満を高めていることも分かった。
 衆院選で民主党が掲げたマニフェストについては、「守れなくても仕方ない」が79・7%。来年度予算編成に当たって重視すべきことも「景気対策の成果を上げる」が57・0%と最多で「マニフェストの順守」は9・1%。普天間飛行場移設問題の先送りは「納得できる」が46・4%、「納得できない」が45・6%と拮抗(きつこう)していた。