ギターマンには、かなわない。(live&radio and more!!)

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「斎藤誠と渋谷公会堂」(その1)

2003年10月04日 | 2003年ライブ・イベント
デビュー20周年記念ライブ「斎藤誠と渋谷公会堂」

2003年10月4日(土) @ 渋谷公会堂^^

~ 出演 ~

斎藤誠(Vo,G)

そして、それはそれは凄いフルメンバーの皆様

成田昭彦(D,Per)/深町栄(Org)/片山敦夫(Pf)/角田俊介(B)/
河村カースケ智康(D)/柳沢二三男(G)

平松八千代
(Cho,G,Per)    
     
(・・・日にちが少し経ってしまったので、かなり不確かなところも多く、、、手探りで書きました^^;
まあ、私の印象に残ったのはここなんだな、、くらいに思っていただければ幸いです、、、)

渋谷公会堂。

その昔、、、何年か前に一度ここでコンサートを見た記憶がうっすらとある。
ただ、ほんとに記憶があいまいで、、どのくらい曖昧なのかというと、、、
ロビー、、、らしきところにあまりスペースがなく、、ドアをくぐるといきなり会場の中だってこと、、、そうだったかな、、、
それでも、Tシャツなど購入してみる。
本当は、初代「アーユーレディT」などを持参してみたのですが、、今着なくてなんとする!!ということで、即、20周年記念Tをアタマから被ることにする。
ちなみに、ロゴの英語は、、、事務所メイトの鈴木桃子さんが考えてくれたものだそうだ(2003/10/19のカフェララルより)。

いつも、まずはそこから始まると考えてらっしゃる誠さん。
それを知ってから、開演前の客入れ用のBGMが最近はとても楽しみ。
今回は・・・・一歩足を踏み入れてみたら、流れてきたのはポール・サイモンの「Still crazy after all these years」の間奏、マイケル・ブレッカーのサックスのソロだった、、、それだけで一気に気持ちをぎゅっと掴まれてしまったような、、、
何曲か聴いてみると、今回のカバーアルバム「Waltz In Blue」の収録曲のオリジナルが多かったかな。
でも、他のものも含めてこれは誠さんが大好きな曲ばかりだ、、と思った。

席につくと、、、前のほうから或るモノが回ってきて、、、
それが実は後で大変なことを巻き起こすシロモノなのですが、、、、、
それも大事に大事に足元に置いておくことに。

開演は30分ほど押し、、、、会場が暗くなったのは6時頃、、、

ステージには、薄いベールの膜のようなカーテンが降りていて、、、、
降りたままメンバーの皆さんの演奏が始まる、、、(誠さんは照れくさい、、と思うのかもしれないけど、TO OLD MY FRIENDS、、大好きなんです。)
そうすると、そこには若かりし^^斎藤誠青年のお顔が映し出される、、、大きくどよめく会場^^;
デビューして間もない頃なんだろうなあというお姿、、、
何枚も何枚も、、、、そして次第に最近のお写真に。
でも、改めて思いましたけど昔のお写真でも、、、、かわってないなあ、、、^^
そのまま・・・オトナの男性になられている(と、オトナに向かってナニを言う^^;)

やがて映像が終わり、音も途切れ、、、幕が上がると、、、
「大切な雨やどり」のイントロが流れる。。。

私は、幸いにしてかなり前のしかも真ん中近くで見ることが出来たのでした。

誠さんを支える、いつものあの頼もしい皆様は、いつものようにそこにいらして。

ちなみに前列は、左からヤッチ―(平松八千代)、230さん、つんちゃん、
後列は、左から片山さん、成田さん、カースケさん、深町さん、、

といった並びでした。

「DOWN DOWN DOWN」のあと、最初のギターチェンジ。
しかし、、何と出てきたローディさんが4人・・・でしたけ(汗)。
とにかく「ありえなーい」という具合にずらっとギターを持って出てらしたのだ。
その中から、誠さんの殆ど分身とでも言うべき、赤のテレキャスター・シンラインをピックアップする、、
そんな、誠さんならではの茶目っ気というか、シャレだったらしいのだが、、、

(ところが。
後でラジオでお話されていたのですが、誠さんが手にしようとしたシンラインを持って出てらしたのが、、、昔の渋公ライブをやったときのローディさんだったのだそうだ。
勿論、今ではエラクなってらっしゃるでしょうし、所属の会社も違う、、それなのに。
何食わぬ顔をして(笑)ギターを持ってステージに現れたワケ。
誠さんはそのことを全く知らされておらず、、、実は腰が抜けるかと思うくらいビックリしたのだそうです。
ただ、その後のリカバリーは相当努力をされたのでしょうね、、
見てるこちらには、わかりませんでした。。
ステージで、当時のことを知ってるメンバーがもしかしたら、、、何か感じてらしたかもしれませんね。)

・・・・・そのギターで奏でる「It's alright」。

それにしても、MCでの第一声が
「サイトウマコトです、だぁーーっ」(笑)
とっても誠さん嬉しそう。
18年前に、このステージでどのようなライブを繰り広げられたかなどなどお話になり、、、
(最初の昔のお写真、、、後ろからでも見えたのだそうですが、、「思いっきり盛り下がりました」(場内爆)。)
ギターを持たずに歌われたという話は、何度も聞きますが^^;その時の振り付けが「ラッキィ池田氏」であったそうな。

「『ララル』をデビュー曲だと思われてる方がいるみたいなんですけど、、、」と、誠さんがいうと、
「え、ちがうのーー?」と、私の近くでも声がしました(笑)。
誠さんにも聞こえたとみえ「違うのって言った?・・・・シュン、、」と小ちゃくがっくしする誠さん^^;
そう。違うンですよ~だ^^。
そんなことにもめげず(そうかな^^;)デビュー曲「ワンスモア・ラブ」を唄われました。
後で教えていただいたお話ですが、、、この18年前の渋公もご覧になってる方たちです。
随分この曲はライブで唄ってらっしゃらなかったそうで、、、「ああ、やっと聴けた」という感激もひとしおだったようですね。本当によかったですね。

フルメンバーの演奏で聴く「Smile&Sleep」・・・は、一体どのくらいぶりだろうな。
多分、去年の神戸のチキンジョージ以来かも。
アコースティックの時は、時としてリズムボックスを使われることもあるようなのですが、、
やっぱり、成田さんのパーカッションで聴くのはすごくいいなあと、、、人間の刻むリズムの偉大さを改めて確認したり、、、

一部ヤッチ―とのデュエットになる「曖昧な恋人」のあと、、、

ギターを抱えてマイクの前を離れる誠さん。
どこぞで聴いたなあ^^、、というフレーズの断片を奏でられる、、、
やっぱり会場で一番反応が大きかったのはレイラだったかな、、それも結構しつこくやってたような気がする^^
途中でBlind Faithの「Can't find my way home」を唄われたり、、、

そして「それでは20年間で一番キュートな曲を」(来た来た来た^^)もうこれでわかる人には十分すぎるくらいでして、、、そうあの曲に間違いナシ^^ええ、間違いようがないです「初恋天国」。
ヤッチ―&ギターを弾いていないときの230さんのカワイイ手拍子とか、、、
サビのところでスタッフさんが交代で出てお客さんを先導してくれる手拍子だとか、、、
それから例の「は~い」^^だとか。今までにましてとてもとても楽しい。
曲の最後には、スタッフがパイプ椅子(と記憶、、)をステージの中央によっこらしょと持ってきて、、
そこにとてもとても用心深く^^;足をかけて椅子に乗って、、、そうぅっと飛び降りてみる誠さん、、、(笑)
もう可愛すぎますって!!!オトナなのに^^;

**********

誠さんにとって、後ろにいるメンバーがどれだけ誇らしい方々なのかをお話になり、、、

メンバー紹介、、、

一時は「演奏が上手ければいい」と思っていた誠さんと喧嘩にもなったという、、、、つんちゃん。
今と違って、最初の頃は・・・・「フツウでした」。
それが年月を経てどんどんと磨かれていて「置いてけぼりを食わないようにしないと」(やや噛み気味ながらもおっしゃる誠さん。)
すると、あまり見たことがないシーンじゃないでしょうか。
つんちゃんが誠さんに歩み寄っていって、、、軽くハイタッチ、、私すごく驚きました。
おそらくそんな気持ちは持っていても、お互いに照れがあるから人前でましてやライブでなんて・・・アリエナイくらいに思ってました。ごめんなさい、、

ミュージックマスター・深町さんとは、ザ・ナンバーワンバンド以来のお付き合い。
それこそ、それは誠さんが大学在学中か大学を出て間もない頃から。

有名な話ですが、カースケさんとはアマチュアの頃同じコンテスト(イーストウエスト@渋谷エピキュラス)に出ていたりします。
但し、カースケさんの居たバンドはグランプリ、、、誠さんとこは予選落ち^^;
勿論今では、あちこちから声がかかる素晴らしいドラマーでいらっしゃいます。

昔から何十回となく同じ紹介の仕方をされていた、成田さん。
(エアポート成田っていうのもありますね^^・・・時々私乗りますよ、それ)
「重い鎮と書いて、重鎮」^^
みんなが思わず拝んでしまう、、、ありがたいありがたいお方です。本当に。

実はこの日がバースデイだったのが片山さん。
誠さんは、「ここだよな」と言いながら、おもむろにそしてソソクサと(笑)
♪ハッピ バースデイ~
と唄われました。「長いよ」と愚痴る誠さんでしたー。
改めて祝い合うのも、照れくさいよね、きっと。

比較的早い段階で、ヲッ!!、今日は最初から裸足だね^^と私は気づいておりました。
そうです、230さんという方はノッテイルと靴をお脱ぎになるのです。
誠さんから紹介されるなり、お客様に「ホラホラ~!!!」とばかりに足の裏を見せて下さいました(なぜに^^)。

そして、久々にいらして下さいましたね。バンドの仲間として。
ヤッチ―です。
一番誠さんにいぢられていたような気がする(笑)。もはや、特別扱いはなしーって感じかな。
何か、ステージの上で漫才になってるみたいな、、、
「曖昧な恋人」の時に「目があったよね」と、誠さんが言うと
「恥ずかしいわー」とヤッチ―。
ところが誠さんすかさず「嘘つけっ。」(会場大笑い。)

間もなく行われる予定のライブの告知の予定がっっっ、すごいお笑いになってました^^;
「8日だよね?」と、確認する誠さんに、
?マークがアタマの中を駆け巡ってるであろうことが、容易に想像できる^^キョトンとしたヤッチ―の表情、、
「よ、、用賀、、、??」(本気?ボケたんでなくて?)
「440(ライブ会場名です。フォーフォーティと読みます。)って、用賀やったかと思いました」・・・・。
(ぶー。ハズレ~。正解は下北沢です。・・・て、こんなの東京圏に詳しい人間にしかわかんないっすよね(汗))
話のかみ合わない具合にたまりかねて

「ぴあ見て行って下さい」

と、しまいにゃ匙を投げる誠さんでありました。わはは。

こんなバンドとずっとこの先もやりたいとおっしゃる誠さん。

「誰かが死ぬまでやる」「誰かが死ぬまでやる」(by角田さんの名言。)。

・・・いや、改めて念を押されなくても、、、いやと言われてもこちらもついて参りますって^^

*****************

音楽をやってらした中で、節目節目、いろいろな出来事があり。
今の気持ちで唄えるものはというと、あまり多くはないそうですが。
中でも1989年1月に有明MZAにて行われた公開レコーディング。(「MAH MAH MAH」のそれです。)
未だ強い印象があるそうです。

そんなお話があっての「ゆるして」。
誠さんのギターと、深町さんのメロディカだけ。
だだ、私が驚いたこと、、、このライブの中でも5本の指に入る、、、
それは、他のメンバーさんが下がらず、誠さんの唄を聴いていたこと。
こういうセットの時は・・・・そういうのってはじめて見た。
もしかしたら、誠さんが皆さんに「いてくれ」と言われたのかもしれないけれど。すごく印象に残ってます。
で、この曲は初めて聴いたのはラジオの生唄でした。聴きながら涙が出てどうしようもなかったです、、今でも変わりませんけどね、、
・・・・この曲大好きなんです。

「Someday Somewhere」・・・これはライブで初めて聴いたかも、、、
最初より2度目、2度目より3度目、、聴くたびに好きになった曲。
この当時、、どんな想いで唄われたんだろう、、と思うと切なく思いつつ、、今も切なくなる、、
でもでも、あの大きな会場になんてふさわしいスケールの唄なんだろう、、、としみじみ思ってました。。

おそらくは、今日のライブの最大のハイライトだったかもしれない、、、と勝手に思ったのだけど。
それが「Dirty Thirty Man」。
曲の内容、、、、にもまして、演奏が、、、
特に長い間奏、、、見ていて「バンドが一体になるというのはこういうことなのかも、、」と思い知らされた。
とりわけ、ドラムスのカースケさんを文字通り中心にして、、各々みんなが集中している、、みんなそちらの方をカラダごと向けて、、見ている。
それがまた、なんともカッコよかった、、、印象的だった。。。
そして、今回のライブで好きなシーンの1つ、、、

(そうそう、誠さんのギターソロ聴いていてると時々、、、いくら不勉強な私だって^^;わかる超有名なリフが織り交ぜてある、、今回ここでもレイラをやってらっしゃいましたね。)

そして「音楽友達」へ。
みんなのクラップが始まり、、ポツポツとお客さんも立ち始める、、、
私自身も一瞬躊躇したものの、、後ろの様子も確認し(私、お世辞にも小柄ではないんで^^;;;;)エイっと!!立ち上がりました。
そう、もうポツポツどころでなく、あちこちで一斉に波立つように立ち上がってらしたんですよね。
その瞬間、私は見逃しませんでした。
それを見ていた誠さん、ギターを弾きながら軽くジャンプして喜んでらしたこと・・・。
それ以降というもの、あの大きな会場でお客さんとステージの皆さんがいっしょになって盛り上げた感じ・・・かな。
その直後だもの、、、本日初めての

「アーユーレディ!!」

が、誠さんの口から飛び出したのは。。

「イェーイ」

と応えるお客さんとも呼吸バッチリのコール&レスポンスでしたねっ。

「歌えよヒッピー」での、詞に合わせての誠さんのジェスチャーというか、フリも楽しかったし、、
曲間でのパーカッションの成田さんと、ドラムスのカースケさんの「打楽器合戦」とでも申しましょうか、、、
すごくかっこよかった、、、お互いの火花(・・・というほどキツクないけど)が散り、アイコンタクトで「もっといきますか?」みたいなのもわかって楽しかったし。お2人のスティックくるくる(笑)・・・・もお見事でした^^

「ギターマンの純情」では、誠さんがギターを手にお客さんを見ながら、LALALA~♪とそっと歌いだす、、、
そうすると、それをなぞるようにしてお客さんも歌う、、、、、

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「広い会場「も」いいね」と、誠さん。

話の途中で、おもむろに手にしていたピックを最前の席の方に渡してしまい、、、マイクのところに並んでいた残りのものも投げてしまわれました、、、、(ちょっとびっくり)。
ギター抱いていないと、どこかしら手持ち無沙汰になってしまわれるようです。

今回のアルバム「Waltz In Blue」(・・・・自ら、パワフルでない、、とのことです。)に関しては、(みんな)「よく応援してきたな!!!」という感謝の気持ちが物凄く大きいこと、、、
そうやって聴き続けてくれるリスナーは「日本一のリスナー」だとも。

ファンにしてみたら、自分の好きなものを自分の好きなように選んで好んで聴いているんだから、特別なことをしているなんて、思わないわけです。
ほんと聴き手にしてみたらね。
こちらこそ、また1つ愛聴盤となる宝物が増えたわけだからとても嬉しい。ありがとうって。

・・・でも、それを創り出す側は、こちらが思っている以上に遥かに大事に思って下さるということ、、、なんでしょうね、、
そのことを改めて、こんこんと説かれた気がします。。。。
(私自身、誉め言葉なんて、素直に取れないこともあるツムジ曲がり。
でも、誠さんが淡々とお話下さると「そうなんだあ・・・」と、結構あっさり受け取ってしまいます(汗)。多分そこがファンたる所以ですね。)

そんな感謝をこめて演奏された「Waltz In Blue」、、、この日唯一長年の相棒たるギターを持たずにスタンドマイクで唄われた曲でした、、、

********************

その2へ続く、、、

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