ギターマンには、かなわない。(live&radio and more!!)

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MARTIN CLUB JAPAN Presents『斎藤誠独唱独演 ~品川教会ネブラスカ2014~』

2014年07月18日 | 2014年のライブ、イベント
MARTIN CLUB JAPAN Presents『斎藤誠独唱独演 ~品川教会ネブラスカ2014~』
@キリスト品川教会 グローリア・チャペル

2014年7月18日(金)

-出演-

斎藤誠(vo,gt)


-Guest(敬省略)-

TIGER
佐藤嘉風

片山敦夫


久しぶりネブラスカに、久しぶり品川教会。
もはや、日にちがずいぶん経ってしまってるので、
記憶らしい記憶の欠片がどのくらいあるのか、かなり不安な気持ち。
当日メモったセットリストなど参考にしたりして、少しだけでも書き残すことに。

覚えてるようで、覚えていないようで。
品川駅から移動するタクシーの中から、人が流れて行く様子を眺めながら思った。

教会の中の雰囲気については、どこかしら覚えてる気もしたけれど。
あ、そうだっけ?
みたいな感じが強かったかもしれない。
記憶なんて、、年数が経てばいろいろ濾過されて、自分の都合のいいとこだけが残るものね(笑)。

客入れBGMは、間違いなく誠さん渾身のセレクトだと思う。
じっくりは聴けてないけど(開場後、30分で開演だったかと。)誠さんのアコースティックギターで歌うことの概念を思いっきりひっくり返したと聴いたことがある、フィービ・スノウや、JT、未だこの曲を聴くと2002年のフルバンドツアーを思い出してちょっとセンチメンタルが甦るヴァン・モリスンだとか。
その辺はがちっとつかまえた。

誠さんのアカペラの歌が流れて、ネブラスカがスタート。

ネブラスカといえば、誠さんのお部屋にお招きいただいて、
そこで歌を聴く、というのがコンセプトであるからして。
今回もまた、大変豪勢なお部屋にお招きいただきましてありがとうございました。
足元にじゅうたん、ルームスタンドがサイドテーブルにあるのもすっかりおなじみ。
これが点灯されて、本格的にライブが始まるという流れ。
最初のときのように、短パンというのも一緒ですね。

とりあえず、楽器スタンバイ等の時間で、
なんか最前のお客さんに握手求めに行ったり、
更に時間があるとみると、ステージから降りてきて握手とかハグとか。
もうすごく自由。

自由といえば、久しぶりのギターマイクどりにつき「天気雨」で、イマイチかと思ったのか、途中途中微妙に曲を止めては、マイク直し、、、とか。

バンドでやるのと違うけれど、リハはやはりあるわけで。
ちゃんとゲネプロも自室で行われた由。
ひとりだけど、ちゃんと「サンキュー!」とか叫ぶらしい。
むしろお客さんの視線という縛りがないだけに、ライブより余程自由度が高かったらどうしよう(笑)。

ギター数本ほど使用。
ご自分のメインのもののほか、借りたもの、、
とりわけ12弦では、これ1曲だけだったかな。

歌詞に1箇所だけしか出てこないけど、「教会」って。
でも、何かここに来ると歌いたいという「空にお願い」。

とか、

降らなかったね、、、というだけで、いきなり曲のネタバレとか。

函館で熱烈リクエストを受けたにも関わらず、歌えなかった「ゆるして」。
さすがにこれをバンド(とりわけ、弦でしたから。)でやるのはちょっと、、と最早セットは変えようがなかったのだけど、
ライブ後のサイン会でも、「歌ってくれませんでしたね」「えー、あなたでしたかー」(大汗)みたいなやりとりもあったという、曰くつき。
こうなったら、また函館で今度こそ弾き語りましょう!!

あまり詳しくは覚えていないけれど、ラジオのイベントで
チャカさんに言われたひとこと、とか。

MAKOTONE SONGS、絶賛配信の「Take Me To The River」。
アル・グリーンの歌だから、ここで歌うのはうってつけかもしんない。
過去にもやったような気がするな。
ということで、大喜びで騒ぐ。

後半というか、佳境。
「愛してるっていって」で、まさかの「黄色い声援」要求が。
というか、やってもいいのか、いいんだな。
と、ノリのよいファンの皆さんが、どんどんやります。(てか、やりました。)
そんな曲でよかったのか、と思うけど。
まさかネブラスカであんなことになるとは。

何の曲だったけかなー、と思ったけど、
私はよくそういうことあるけど、その場で鳴ってない音も、その楽器は今日参加してませんから、というのも補って聴ける。
それじゃあ、ネブラスカでもなんでもねーじゃん、
て言われそうだけど、入ってくるものは仕方がないしね。

アンコールでは、TIGERさんに、よっしーこと佐藤嘉風くんがゲストボーカルで登場。
まさかの「飛ばせドライバー」のコーラスが、めちゃくちゃゴージャスに聴こえたんですけど。
声の力はすごいな。
とか言ってたら、今度はメロディオン(ピアニカ)抱えた片山さんが登場。(どうやら買ったばかりで、使ってみたかったらしい。だからとても嬉しいらしい。(ご本人談))なかなか見られないものを見られたのだったなと。
というわけで、ネブラスカにしてはちょっと異例な展開かも。

ラストは「風を抱いて走れ」だったのだけど。
途中で弦が切れた。

静かに、穏やかにライブが終わって行く感じにしたくなかったのかもしれない。
これから、また程なくして新しい作品の制作が始まるという。
(赤いちゃんちゃんこ、、、の背中が見えてきたのを意識されてるような)次作は、7年とか8年先とかもう言ってられないと。
色々含むところは感じたけれど、次のステップへの力強い決意を感じるところでした。
たぶん、一番泣くところじゃないと思うんだけど、自分としてはちょっと泣けた。

多くの小さなガラス窓、木、、
この会場独特の反響を、最大限に利用しようと思われた選曲がいくつかあって。
「Waltz In Blue」とか「夕陽の交差点」とか、そのあたりだったかな。
特に、前者はもともと決めていたセットとは違うものだったらしくて。
わざわざマコトさんMCで教えてくださったけれど、元が何だかわからないから、
お知らせいただいてもピンとこない我ら(笑)。
なんというか、左右の壁に反響する音が、交互に壁を伝って、
客席まで落ちてくる、降りてくるという、ビジュアルにするとそんなイメージの響き。

最後は、スタンド消し忘れにステージに戻ってきたり。
どこまでも、様式美にのっとるのが、ネブラスカだよねえ。

今回は、「関所」もあったようですが、、、函館で「関所」通ってきたので迂回してきた(笑)。


※・・・・結果、あまり参考にしませんでした。
記憶だけで、十分にくどいと思いました。
というわけで、私の記憶にあるのはわりとこの辺ということで。


(2014年7月30日記)