2008年2月17日(日)
FMヨコハマ ARTIST SPECIAL(POP ROCK SHOPの巻) 2
■あらかじめのおことわり
ラジオのエアチェックしたときの電波状況がいまひとつで、
聴き取りが難しいところがあり、完全なものではありません。
明らかなこちらの聞き間違いや、勘違いあるかと思います。
また、読みやすいように非常に稚拙ではありますが「我流」にて編集した部分も多々あります。
お話した言葉一字一句そのものではありませんので、悪しからずご了解のうえご覧いただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。
===================
1から続きです。
M:誠さん
K:駒村多恵さん(パーソナリティ)
1からの続きです。
K:斎藤誠さんをお迎えしている今夜のFMヨコハマARTIST SPECIAL、それでは1月30日にリリースされたニューアルバム「POP ROCK SHOP」からお送りするナンバーは・・
・
M:「Dance!」
~「Dance!」オンエア
=自分もプロデュース。=
K:お送りしましたのは、斎藤誠さんのニューアルバム「POP ROCK SHOP」から「Dance!」でした。
えーと、この「Dance!」は、えーと、伴さん・・・
M:そうですね。あのDo As Infinityにいらした伴都美子さんがコーラスで入っていただきまして。
K:また、カッコいい!!
M:そうですね、クールな感じでね。
いやあ、伴さんだけは今回のゲスト陣の中で初めてお会いして、それでレコーディング・・・というそういう方だったんですけども。
K:へえ、そうなんですか。
M:またしても緊張しましたね、ワタクシは。スタジオで。「あのー、コーヒー飲みますか」って、言っちゃったりして。
K:また敬語で。
M:はい、その通りです。
K:気遣いで。
M:いやいやいやー、すごく楽しかったですね。
K:これはどうして伴さんを?
M:この曲は、わりとちょっと本来で言えば、もうちょっとR&B系のたとえばゲスト陣があってもいいかなっていうアイデアが生まれるような曲だと思うんですけど、それ
よりむしろロック系の人がいいなって思ったんですよ。その方がまた色がひとつ新しいものが入ってくるし。そしてやっぱり僕avexというところに移籍したんだから、こちらの方、誰かちょっとお呼びできませんか?てお願いしたら、伴さんからOKが出て「やったあ♪」なんて大喜びしたんです。せっかくそういう記念もあるし、そういう2つの理由で。
K:今回はホントにいろんな方とのコラボレーションが。
M:そうですね。先ほどの「バースデー」というやつが、矢野真紀さんと広沢タダシくんが来ていただいたりとかね。あと、それから先ほどの川嶋あいさんとかね。小谷美紗子さん、Keisonくんとかね。ええ、色んな人が来てくれまして。みんな僕よりも年下なんです。
K:あ、そうなんですね。
M:しかも、全員タイプが違うという。
K:これは私もびっくりしたんですよ。このメンバーって、全然まじわらなーい!みたいな。
M:そう、だからやっぱり自分のアルバムの中の色をなんていうの、更にいろんな彩りがあるようにね、作業をしたかったし。そうですね、だから同じ人が2曲ってことな
いんですよ。
K:そういう意味じゃ、プロデューサー的視点で自分のアルバムをプロデュースする、みたいな。
M:それはもう、随分前からクセみたいになってますね。自分のレコーディングにスタジオに行ってるのに、なんかアーティストを待ってる自分がいるんですよ。
「なんか・・・あれ?オレだ、オレだあ!」ってね。「今日、オレじゃない!」。
K:(笑)。へえー。でもそういうの考えるの、お好きそうですよね。
M:大好きですねー。考えるのもそのとき考えるんじゃないんですよ。前の日きっちり考えてくんです。ちゃんと何か紙に書いて間違えないように。
「えーっ!」て顔されるのがヤなんですよ。一緒にいる人、スタジオの中で仕事する人に。どっちなんですか、A案、B案、どっちなんですか!って言われると舞い上がっちゃ
うんで、前の日から「A」て決めとくんですよ。
K:何で舞い上がるんですかー!
M:いちいちドキドキしちゃうんで。だからもうきっちり決めといて、後は微調整っていうやり方を。
K:それは反論されることは、あまりないんですか?
M:反論されたときは、えらい騒ぎですね。
まあ、ただ僕、メンバーとかだったら20何年来一緒ですから、アイツはこういうこと言ってくるのは・・・つまりはこういう意味だなって。B案を出されたら、C案持ってるんですよ。前の日に用意してあるんですよ。
K:すごーい!
M:じゃあおまえ叩きたいのはこういうフレーズだろ・・・「だったらそういうふうに叩くわ」ってね。
K:へえ。
M:もういろいろ考えすぎてますよ。
K:ものすごいカード、いっぱいもって・・・前の日に。
M:ええ、予行演習して、、1回言ったりなんかして・・言う練習までしたりして(笑)。
=・・・凄腕になってしまった。=
K:でも、そうやって昔っから何年もね、一緒にされてる方々がいると、やっぱり気持ち的にもなんか、すごくやりやすかったり・・・。
M:これはホントにね、自分の中ではちょっとそういう連中に囲まれてるのは、ある種「誇り」みたいなところがあって、ホントにもう家族づきあいみたいな形もしてるん
ですね。楽器を介さなくても。だから例えば、いついつにこういうリハーサルがある・・・以前に曲を聴いてもらってたりとか、家まで渡しに行ったりとか、そういうことがずっと出来るような間柄なんで、なんかもう急場のアイデアが変わったことにも、全部対応してくれますし。もう素晴らしい仲間たちですね。
K:メンバーが凄腕な方々ばっかりが・・・。
M:みんな知らないうちに凄腕ということになってしまって。
たとえばドラムのカースケなんていうのは、よくドラムマガジンの表紙になったりなんかしますからね。おまえがー?!って感じなんですけども・・・いや、すごいんですって彼は。ずっといるから、わからないんですよ。
K:だから、たぶん凄い人は凄い人を呼ぶから、凄い人自身はわからないんですよ。
M:・・・てことは、僕も凄い?
K:凄いってことですよ!!
M:いやあ・・・ポリポリ(笑)。
K:凄い人って確かに、なんか平均じゃないっていうか、違うことは気づかないですね。
M:だから今回、ゲストに呼んだ若い方たちも、僕にとっては尊敬する憧れの的みたいな人たちですね。自分にないものを全部持ってる人たちですから。だから一緒に唄を
唄えて、いろんなものをもらいましたね。
K:いろんなものっていうと・・・。
M:普通に言えば、若さいただいて終わりってなっちゃうんでしょうけども、たとえばその小谷美紗子さんが来た時に、みんなが持ってる小谷さんのイメージってのは、わ
りとハードな、非常に女性の本心を唄う人っていうね。だけど、僕の書いた歌詞に彼女がはめていくわけですから、全然立場が違うわけですから、そういうときに出た・・・小谷美紗子さんの表現てのが、すごいキュートな女性だったりしてね。この曲の「Delicate」の中のね、そういう発見てのは、なんかもう「僕のアルバムの中だけにあるんだ!」って。そうすると「宝物」という形で残るわけです。
K:はあー!
M:それが凄く嬉しくて。
K:なんかプロデューサーしがいがあるみたいな・・・。
M:そうですね、小谷さんだけじゃなくてみんなそうなんですけどもね。1人1人やっていただいた後に、自分が彼女、彼らが、こういうところがあるんだ、自分とはこう
いうところが違うんだ!というのをすごく学びますね。
K:斎藤さんが素直に「学びますね」って言えるところがすごいなって思うんですね。普通こうキャリアもすごくあって、みんなからすごい尊敬されてい
るにも関わらず、こう素直にこの人すごいなって若い人に言えてしまう・・・なかなかね。世の管理職の方々見習った方がいい感じが・・・。
M:そういった同じフィールドに、僕がのっかるかわかんないですけど・・・。
K:・・・そういう感じがしましたけど。
でも、どうですか。こう曲を並べてみてっていうか、自分でもこう違うような色をつけようって最初から思っていましたか。
M:前のアルバムってのは「Careless Memories」ってのが、結構AOR色が強くて・・・アコースティックぽかったんですね。
今回はそのレコーディングが終わってから6年間ありました。その間に作られた曲がいっぱいあるんですよ。だから、自然とカラフルになったんですよ。いろんな時代の
曲があるんで。まあ、もちろん最近に作った曲が一番多いんですけども。だからそれを無理してワントーンにすることはせずに、今回は「POP ROCK SHOP」というね、ま
あお店ですよ。お店に僕が店長としていてですね、エプロンしてるんですよ。それで、楽器屋さんみたいに。いろんな品を並べていて、それほど間口は大きくないお店なんですけどね。それでまあ、来たお客さんがちょっと悩んでいたら「実はこういういいものもありますよ」って、耳元で囁くような。そういうお店みたいな色んなものを・・
・。
K:これもありますよ、これはどうですか?ってやっぱりカードですね。
M:いくつも揃えて・・・自分でも揃えてんじゃん。ほんとだ見破られちゃった!
K:なるほどね。じゃ、昔作った曲で今回入らなかった曲もいっぱい・・・。
M:そうですね、とにかくろくでもない曲、いっぱい残ってんですよ。だからそういうのは、しっしっしっ!って掃いて捨てるんですけども、でも、中には昔作った時点で
はさほど興味がなかった曲も、もう1回聴いてみると、あれ、今の自分に合ってるな、、そういう音もあるんです。だから、無下に捨てないように。もちろんそう、基
本的には最近作った曲の方が多いんですが。そういった曲と混ぜてやってくと・・・そうすると幅が出てくるんです。
K:じゃあまたここで、ニューアルバム「POP ROCK SHOP」からお届けしましょう。
「Coolest Sister」。
~「Coolest Sister」オンエア
K:お送りしましたのは、斎藤誠さんのニューアルバム「POP ROCK SHOP」から「Coolest Sister」でした。これがカッコいい曲なんだ、ほんとにね!
M:ありがとうございまーす!
=・・・弾き語り、あります^^=
K:FMヨコハマ、ARTIST SPECIAL、斎藤誠さんをお迎えしてお届けしています。
この時間は斎藤さんのニューアルバム「POP ROCK SHOP」についてお伺いしてきましたが、次のパートでは今後の活動について、そしてその前に!!ここの目の前に、もうギターがあります!
M:こんなところにギターが!(じゃら~ん!)
K:弾き語り、披露していただきます!よろしくお願いします!
《CM。CM明けからすぐに、弾き語りで2曲。》
○Change The World
○別に奇跡なんかじゃないから
K:(拍手)素晴らしいー!斎藤さん!ずるいなあ。かっこよすぎてずるいなー。
M:4枚目のカードですから、これは。
K:すばらしい!!
M:ありがとうございますー!!
K:いや、ほんともう、私が喋るのも勿体なくて、申し訳ないんですけど・・・。
M:しゃべって、しゃべって!!
K:申し訳ないんですけど、あの、今後の予定だけは・・・。
そうですね。すっかり、うっとり聴きすぎてちゃんと曲を紹介するのを忘れてました。最初に弾き語りで聴いていただいた曲は「Change The World」。
M:そうですね、エリック・クラプトンの曲ですね。
K:根本要さんと・・・?
M:2人で一緒に見に行って大騒ぎしたんですよ。周りのお客さんのこと考えないで。すいませんでした、そのとき近くにいた方、すいませんでした。
K:・・・で、「Change The World」を聴いていただいて、そして続いてニューアルバムにも入っています。「別に奇跡なんかじゃないから」。うっとりさせていただきました。
M:ありがとうございます。
K:いやあ、ほんとに私が言葉で汚すのが申し訳ないんですけども。
M:そんなこと、ございません。
K:今後の予定を・・・多分、ラジオの前の弾き語りを聴かれた皆さんは、絶対ライブに行きたい!という気持ちになってらっしゃると思うので。
M:嬉しいなあ。
K:なので。がーっとご紹介しちゃいましょう。
M:はい。
K:えー、東名阪クアトロツアーがありますね。ニューアルバム「POP ROCK SHOP」からの曲が殆ど・・・ですか。
M:・・・かなり・・・殆どやると思います、このアルバムは。
K:えー、じゃあ日程をご紹介します。
まず3月27日木曜日が、大阪クラブクアトロです。そして翌日28日金曜日が名古屋。そして東京になりますね。4月3日木曜日・・・は、東京(渋谷)クアトロですね。
M:はい。
K:ええ、3日間しかないんですね、斎藤さん。
M:そうですね、あのー、疲れますからね。
K:いやいやいやいや!
M:(笑)結構ね、僕、ひとつのね、ステージに思いっきり力入れるんですよ。
だから完全に3日間終わったら脱力しますね。もう全部のアイデア振りしぼって中に詰め込みますからね。
K:はー。
M:もうこれ、いいんじゃないんですか、3日間て。僕にとってはちょうどいいです。
K:ちょうどいいですか、わかりました(笑)。じゃあ、横浜近いのが、東京・渋谷なので、皆さん聴き逃さないように。4月3日、木曜日、渋谷クアトロへ来て下さい。
その他は、斎藤さんのオフィシャルサイトがありますので、その他の情報はオフィシャルサイトでチェックして下さい!
M:よろしくお願いします。
K:FMヨコハマARTIST SPECIAL。今夜は、斎藤誠さんをお迎えしてお届けしてまいりましたが。FMヨコハマといえば、斎藤さんは「カフェララル」・・・。
M:そうですね、3年間やらせていただきましてですね。毎週日曜日やってましたけどもね。だから何かね、自分の心のふるさとに帰ってきたみたいな、ええ、ホントですよ!これ。ホントのこと言ってるんですからね。みんなちょっと笑ってますけども。
K:いやいや、そんな。
M:実際、横浜にも住んでましたしね。以前ね。だから、すごい落ち着きます。是非皆さん、横浜聴いてらっしゃる方にも、こういういろんなことをやってるアーティストがいるんだなと。ちょっとほくそ笑みながら、お店の方にお出かけしていただいてですね、大枚はたいて・・・そんな高くないですけども。買っていただけると、嬉しいなあって思います。よろしくお願いします。
K:はい、じゃあ最後にもう1曲、ニューアルバム「POP ROCK SHOP」からこちらのナンバーをお届けしながら、斎藤誠さんとお別れしましょう。
曲紹介お願いします。
M:わかりました。「Don't Give It Up!」
K:今週のゲストは、斎藤誠さんでした。どうもありがとうございました。
M:ありがとうございました!
~「Don' Give It Up!」オンエア
~エンディング~
K:斎藤誠さんをお迎えしてお届けしてまいりました、今夜のARTIST SPECIAL、いかがでしたでしょうか。
やあーーーー、ラジオをお聴きの皆様、すみません。私だけ、このブースの中で、たった1人の観客でございました。きゃあ!もうホント、やっぱりね、すごーい。斎藤さんは!是非ね、皆さん、生でクアトロ!!4月3日木曜日ですからね。斎藤さんの超絶ギター、そしてうっとりするギター、唄声を堪能していただきたいと
思います。
FMヨコハマ ARTIST SPECIAL(POP ROCK SHOPの巻) 2
■あらかじめのおことわり
ラジオのエアチェックしたときの電波状況がいまひとつで、
聴き取りが難しいところがあり、完全なものではありません。
明らかなこちらの聞き間違いや、勘違いあるかと思います。
また、読みやすいように非常に稚拙ではありますが「我流」にて編集した部分も多々あります。
お話した言葉一字一句そのものではありませんので、悪しからずご了解のうえご覧いただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。
===================
1から続きです。
M:誠さん
K:駒村多恵さん(パーソナリティ)
1からの続きです。
K:斎藤誠さんをお迎えしている今夜のFMヨコハマARTIST SPECIAL、それでは1月30日にリリースされたニューアルバム「POP ROCK SHOP」からお送りするナンバーは・・
・
M:「Dance!」
~「Dance!」オンエア
=自分もプロデュース。=
K:お送りしましたのは、斎藤誠さんのニューアルバム「POP ROCK SHOP」から「Dance!」でした。
えーと、この「Dance!」は、えーと、伴さん・・・
M:そうですね。あのDo As Infinityにいらした伴都美子さんがコーラスで入っていただきまして。
K:また、カッコいい!!
M:そうですね、クールな感じでね。
いやあ、伴さんだけは今回のゲスト陣の中で初めてお会いして、それでレコーディング・・・というそういう方だったんですけども。
K:へえ、そうなんですか。
M:またしても緊張しましたね、ワタクシは。スタジオで。「あのー、コーヒー飲みますか」って、言っちゃったりして。
K:また敬語で。
M:はい、その通りです。
K:気遣いで。
M:いやいやいやー、すごく楽しかったですね。
K:これはどうして伴さんを?
M:この曲は、わりとちょっと本来で言えば、もうちょっとR&B系のたとえばゲスト陣があってもいいかなっていうアイデアが生まれるような曲だと思うんですけど、それ
よりむしろロック系の人がいいなって思ったんですよ。その方がまた色がひとつ新しいものが入ってくるし。そしてやっぱり僕avexというところに移籍したんだから、こちらの方、誰かちょっとお呼びできませんか?てお願いしたら、伴さんからOKが出て「やったあ♪」なんて大喜びしたんです。せっかくそういう記念もあるし、そういう2つの理由で。
K:今回はホントにいろんな方とのコラボレーションが。
M:そうですね。先ほどの「バースデー」というやつが、矢野真紀さんと広沢タダシくんが来ていただいたりとかね。あと、それから先ほどの川嶋あいさんとかね。小谷美紗子さん、Keisonくんとかね。ええ、色んな人が来てくれまして。みんな僕よりも年下なんです。
K:あ、そうなんですね。
M:しかも、全員タイプが違うという。
K:これは私もびっくりしたんですよ。このメンバーって、全然まじわらなーい!みたいな。
M:そう、だからやっぱり自分のアルバムの中の色をなんていうの、更にいろんな彩りがあるようにね、作業をしたかったし。そうですね、だから同じ人が2曲ってことな
いんですよ。
K:そういう意味じゃ、プロデューサー的視点で自分のアルバムをプロデュースする、みたいな。
M:それはもう、随分前からクセみたいになってますね。自分のレコーディングにスタジオに行ってるのに、なんかアーティストを待ってる自分がいるんですよ。
「なんか・・・あれ?オレだ、オレだあ!」ってね。「今日、オレじゃない!」。
K:(笑)。へえー。でもそういうの考えるの、お好きそうですよね。
M:大好きですねー。考えるのもそのとき考えるんじゃないんですよ。前の日きっちり考えてくんです。ちゃんと何か紙に書いて間違えないように。
「えーっ!」て顔されるのがヤなんですよ。一緒にいる人、スタジオの中で仕事する人に。どっちなんですか、A案、B案、どっちなんですか!って言われると舞い上がっちゃ
うんで、前の日から「A」て決めとくんですよ。
K:何で舞い上がるんですかー!
M:いちいちドキドキしちゃうんで。だからもうきっちり決めといて、後は微調整っていうやり方を。
K:それは反論されることは、あまりないんですか?
M:反論されたときは、えらい騒ぎですね。
まあ、ただ僕、メンバーとかだったら20何年来一緒ですから、アイツはこういうこと言ってくるのは・・・つまりはこういう意味だなって。B案を出されたら、C案持ってるんですよ。前の日に用意してあるんですよ。
K:すごーい!
M:じゃあおまえ叩きたいのはこういうフレーズだろ・・・「だったらそういうふうに叩くわ」ってね。
K:へえ。
M:もういろいろ考えすぎてますよ。
K:ものすごいカード、いっぱいもって・・・前の日に。
M:ええ、予行演習して、、1回言ったりなんかして・・言う練習までしたりして(笑)。
=・・・凄腕になってしまった。=
K:でも、そうやって昔っから何年もね、一緒にされてる方々がいると、やっぱり気持ち的にもなんか、すごくやりやすかったり・・・。
M:これはホントにね、自分の中ではちょっとそういう連中に囲まれてるのは、ある種「誇り」みたいなところがあって、ホントにもう家族づきあいみたいな形もしてるん
ですね。楽器を介さなくても。だから例えば、いついつにこういうリハーサルがある・・・以前に曲を聴いてもらってたりとか、家まで渡しに行ったりとか、そういうことがずっと出来るような間柄なんで、なんかもう急場のアイデアが変わったことにも、全部対応してくれますし。もう素晴らしい仲間たちですね。
K:メンバーが凄腕な方々ばっかりが・・・。
M:みんな知らないうちに凄腕ということになってしまって。
たとえばドラムのカースケなんていうのは、よくドラムマガジンの表紙になったりなんかしますからね。おまえがー?!って感じなんですけども・・・いや、すごいんですって彼は。ずっといるから、わからないんですよ。
K:だから、たぶん凄い人は凄い人を呼ぶから、凄い人自身はわからないんですよ。
M:・・・てことは、僕も凄い?
K:凄いってことですよ!!
M:いやあ・・・ポリポリ(笑)。
K:凄い人って確かに、なんか平均じゃないっていうか、違うことは気づかないですね。
M:だから今回、ゲストに呼んだ若い方たちも、僕にとっては尊敬する憧れの的みたいな人たちですね。自分にないものを全部持ってる人たちですから。だから一緒に唄を
唄えて、いろんなものをもらいましたね。
K:いろんなものっていうと・・・。
M:普通に言えば、若さいただいて終わりってなっちゃうんでしょうけども、たとえばその小谷美紗子さんが来た時に、みんなが持ってる小谷さんのイメージってのは、わ
りとハードな、非常に女性の本心を唄う人っていうね。だけど、僕の書いた歌詞に彼女がはめていくわけですから、全然立場が違うわけですから、そういうときに出た・・・小谷美紗子さんの表現てのが、すごいキュートな女性だったりしてね。この曲の「Delicate」の中のね、そういう発見てのは、なんかもう「僕のアルバムの中だけにあるんだ!」って。そうすると「宝物」という形で残るわけです。
K:はあー!
M:それが凄く嬉しくて。
K:なんかプロデューサーしがいがあるみたいな・・・。
M:そうですね、小谷さんだけじゃなくてみんなそうなんですけどもね。1人1人やっていただいた後に、自分が彼女、彼らが、こういうところがあるんだ、自分とはこう
いうところが違うんだ!というのをすごく学びますね。
K:斎藤さんが素直に「学びますね」って言えるところがすごいなって思うんですね。普通こうキャリアもすごくあって、みんなからすごい尊敬されてい
るにも関わらず、こう素直にこの人すごいなって若い人に言えてしまう・・・なかなかね。世の管理職の方々見習った方がいい感じが・・・。
M:そういった同じフィールドに、僕がのっかるかわかんないですけど・・・。
K:・・・そういう感じがしましたけど。
でも、どうですか。こう曲を並べてみてっていうか、自分でもこう違うような色をつけようって最初から思っていましたか。
M:前のアルバムってのは「Careless Memories」ってのが、結構AOR色が強くて・・・アコースティックぽかったんですね。
今回はそのレコーディングが終わってから6年間ありました。その間に作られた曲がいっぱいあるんですよ。だから、自然とカラフルになったんですよ。いろんな時代の
曲があるんで。まあ、もちろん最近に作った曲が一番多いんですけども。だからそれを無理してワントーンにすることはせずに、今回は「POP ROCK SHOP」というね、ま
あお店ですよ。お店に僕が店長としていてですね、エプロンしてるんですよ。それで、楽器屋さんみたいに。いろんな品を並べていて、それほど間口は大きくないお店なんですけどね。それでまあ、来たお客さんがちょっと悩んでいたら「実はこういういいものもありますよ」って、耳元で囁くような。そういうお店みたいな色んなものを・・
・。
K:これもありますよ、これはどうですか?ってやっぱりカードですね。
M:いくつも揃えて・・・自分でも揃えてんじゃん。ほんとだ見破られちゃった!
K:なるほどね。じゃ、昔作った曲で今回入らなかった曲もいっぱい・・・。
M:そうですね、とにかくろくでもない曲、いっぱい残ってんですよ。だからそういうのは、しっしっしっ!って掃いて捨てるんですけども、でも、中には昔作った時点で
はさほど興味がなかった曲も、もう1回聴いてみると、あれ、今の自分に合ってるな、、そういう音もあるんです。だから、無下に捨てないように。もちろんそう、基
本的には最近作った曲の方が多いんですが。そういった曲と混ぜてやってくと・・・そうすると幅が出てくるんです。
K:じゃあまたここで、ニューアルバム「POP ROCK SHOP」からお届けしましょう。
「Coolest Sister」。
~「Coolest Sister」オンエア
K:お送りしましたのは、斎藤誠さんのニューアルバム「POP ROCK SHOP」から「Coolest Sister」でした。これがカッコいい曲なんだ、ほんとにね!
M:ありがとうございまーす!
=・・・弾き語り、あります^^=
K:FMヨコハマ、ARTIST SPECIAL、斎藤誠さんをお迎えしてお届けしています。
この時間は斎藤さんのニューアルバム「POP ROCK SHOP」についてお伺いしてきましたが、次のパートでは今後の活動について、そしてその前に!!ここの目の前に、もうギターがあります!
M:こんなところにギターが!(じゃら~ん!)
K:弾き語り、披露していただきます!よろしくお願いします!
《CM。CM明けからすぐに、弾き語りで2曲。》
○Change The World
○別に奇跡なんかじゃないから
K:(拍手)素晴らしいー!斎藤さん!ずるいなあ。かっこよすぎてずるいなー。
M:4枚目のカードですから、これは。
K:すばらしい!!
M:ありがとうございますー!!
K:いや、ほんともう、私が喋るのも勿体なくて、申し訳ないんですけど・・・。
M:しゃべって、しゃべって!!
K:申し訳ないんですけど、あの、今後の予定だけは・・・。
そうですね。すっかり、うっとり聴きすぎてちゃんと曲を紹介するのを忘れてました。最初に弾き語りで聴いていただいた曲は「Change The World」。
M:そうですね、エリック・クラプトンの曲ですね。
K:根本要さんと・・・?
M:2人で一緒に見に行って大騒ぎしたんですよ。周りのお客さんのこと考えないで。すいませんでした、そのとき近くにいた方、すいませんでした。
K:・・・で、「Change The World」を聴いていただいて、そして続いてニューアルバムにも入っています。「別に奇跡なんかじゃないから」。うっとりさせていただきました。
M:ありがとうございます。
K:いやあ、ほんとに私が言葉で汚すのが申し訳ないんですけども。
M:そんなこと、ございません。
K:今後の予定を・・・多分、ラジオの前の弾き語りを聴かれた皆さんは、絶対ライブに行きたい!という気持ちになってらっしゃると思うので。
M:嬉しいなあ。
K:なので。がーっとご紹介しちゃいましょう。
M:はい。
K:えー、東名阪クアトロツアーがありますね。ニューアルバム「POP ROCK SHOP」からの曲が殆ど・・・ですか。
M:・・・かなり・・・殆どやると思います、このアルバムは。
K:えー、じゃあ日程をご紹介します。
まず3月27日木曜日が、大阪クラブクアトロです。そして翌日28日金曜日が名古屋。そして東京になりますね。4月3日木曜日・・・は、東京(渋谷)クアトロですね。
M:はい。
K:ええ、3日間しかないんですね、斎藤さん。
M:そうですね、あのー、疲れますからね。
K:いやいやいやいや!
M:(笑)結構ね、僕、ひとつのね、ステージに思いっきり力入れるんですよ。
だから完全に3日間終わったら脱力しますね。もう全部のアイデア振りしぼって中に詰め込みますからね。
K:はー。
M:もうこれ、いいんじゃないんですか、3日間て。僕にとってはちょうどいいです。
K:ちょうどいいですか、わかりました(笑)。じゃあ、横浜近いのが、東京・渋谷なので、皆さん聴き逃さないように。4月3日、木曜日、渋谷クアトロへ来て下さい。
その他は、斎藤さんのオフィシャルサイトがありますので、その他の情報はオフィシャルサイトでチェックして下さい!
M:よろしくお願いします。
K:FMヨコハマARTIST SPECIAL。今夜は、斎藤誠さんをお迎えしてお届けしてまいりましたが。FMヨコハマといえば、斎藤さんは「カフェララル」・・・。
M:そうですね、3年間やらせていただきましてですね。毎週日曜日やってましたけどもね。だから何かね、自分の心のふるさとに帰ってきたみたいな、ええ、ホントですよ!これ。ホントのこと言ってるんですからね。みんなちょっと笑ってますけども。
K:いやいや、そんな。
M:実際、横浜にも住んでましたしね。以前ね。だから、すごい落ち着きます。是非皆さん、横浜聴いてらっしゃる方にも、こういういろんなことをやってるアーティストがいるんだなと。ちょっとほくそ笑みながら、お店の方にお出かけしていただいてですね、大枚はたいて・・・そんな高くないですけども。買っていただけると、嬉しいなあって思います。よろしくお願いします。
K:はい、じゃあ最後にもう1曲、ニューアルバム「POP ROCK SHOP」からこちらのナンバーをお届けしながら、斎藤誠さんとお別れしましょう。
曲紹介お願いします。
M:わかりました。「Don't Give It Up!」
K:今週のゲストは、斎藤誠さんでした。どうもありがとうございました。
M:ありがとうございました!
~「Don' Give It Up!」オンエア
~エンディング~
K:斎藤誠さんをお迎えしてお届けしてまいりました、今夜のARTIST SPECIAL、いかがでしたでしょうか。
やあーーーー、ラジオをお聴きの皆様、すみません。私だけ、このブースの中で、たった1人の観客でございました。きゃあ!もうホント、やっぱりね、すごーい。斎藤さんは!是非ね、皆さん、生でクアトロ!!4月3日木曜日ですからね。斎藤さんの超絶ギター、そしてうっとりするギター、唄声を堪能していただきたいと
思います。