ギターマンには、かなわない。(live&radio and more!!)

斎藤誠さん応援サイト「ギターマンにはかなわない。」の姉妹ブログ。
ライブ、ラジオのことが中心です!!

マーティンクラブコンサート(東京)(その2)

2005年03月21日 | 2005年ライブ・イベント
その1から続く、

アンコールでは、改めて全員が集結!!
これまた、スティーブン・スティルスのシグネチャーモデル発売記念(笑)として、
「記念ばっかり」と、苦笑いしながらも「Love the one you're with」を。

よっ、待ってましたっ!!

1コーラスめを高野さん、2コーラスめを誠さんがとったところで、
3コーラスめは、、後ろにいるまたろうさんだったのよ~♪
(「またちゃん、唄おうよ?」と誠さんが声をかけたであろう・・・とひそかに想像。)
勿論お客さんも、めっちゃ盛り上がりますよ、、

曲終り、、、即・・・「すごーーい!!!」と誠さんが一言^^。

そんな凄い展開の後なのに、、
高野さんに「イヤー、眩しいですよ」と言われると、、
「ええー?」ってわざと嬉しそうにお返事。
しかも古川さんの隣りに「わざわざ行って」並んでから「ご開帳」(兄弟?どっちが兄か、、微妙(殴。))。
「あ、いやいやそういう意味でなくって、、、後光がさしてますよっていうことなんですけど、、」と高野さんもおっさってました^^;
「今日はまだやってなかったな~。1ステージ、1回かなあって」^^;
そのうえ「(お互い)よく間違えられるよね?」

最後は、今「タイムリー」にやるにふさわしい曲なのかなと、、
実は、これを唄おうとすると誠さんも、高野さんもすごく緊張はしてしまうんだけれど、、ということでしたが、、、
そうだよね?と高野さんに問い掛けると、とても落ち着いたお返事が・・・。
「なんで(僕より)年下なのに、達観してるかなー。僕に必要なのはそういう爪の垢だなっ」って、、反省されてるし^^;

逝ってしまったgenius(天才)に敬意を表して、、、

「Georgia On My Mind」

お二人のボーカルの個性の違いも、はっきりとここでもわかります。
激しくロックなボーカルも、かなり素敵ですが、
なんだろう、、少し憂いを帯びたR&B、ソウルミュージックのバラード、、
これを唄うときの誠さんのボーカルの、切なくやるせない感じ、、、
ホントに秀逸でしたよ、、ちょっとぐっと来てしまった、、
(ここ何日かは、毎日どこかしらでとどめを刺され続けていたような、、、
まだまだ、、秘密兵器をいくつもお持ちでいらっしゃるんですね?ニクイですねえ、、全く)

最後は、全員でステージ中央にでてご挨拶!!
ここでも何となく「はいっ、はいっ!みんな、こっちにならんでーっ」てな具合に、みんなを促しているマメマメしい感じが、
なんともいじらしい、、、

誠さんも昨日までのテンション、、、アコースティックに持ち替えてはいるけれど、
全く、、、テンション落としてないなあ、、って感じでしたよ。

それはこちらも同じで、、、
まあ、普段のライブと違うので(つまり全員が誠さんのファンであるとは限らない)、思いっきり「声」で応援しちゃうんですけど、、
それは私ばかりでもなく、後ろからも反対サイドからも

「サイトーーーっ!」「マコトーーっ!」

の声が飛びまくりましたよ。

もう、、アンタ疲れてんじゃないの?と、自らツッコんでもよさそうな状況であったのにもかかわらず、
いつも以上に私も力をこめて頑張っちゃいましたよ。(叫びすぎてお腹もすいた。)
最後、ステージからの下がり際にも

「さいとーーーーーっ!!」

一声叫んだ中の声の1つは、まず間違いなく私です^^;

そのときに、気のせいかもしれないけど、
客席に向けて手を上げてご挨拶してらしたところを「らじゃ!」って感じのジェスチャーを投げて下さったような、、、
(つうか、、そこまで必死こいて言わなくても聞えてるってのね^^;)
そんなふうに勝手に妄想しちまってた私は、完全にここで撃沈・崩壊・こっぱみじんこ・・になりました。
ええ、そんなふうにこの旅が締め括られるなら、もう全く本望です(号泣)!!

ありがとう。今年もまた素敵な時間をいただいちゃいました!!!!

こと、最近は音楽での色々な出会いということについては本当に幸運な出会いが多い、、、
今回もまたそうだなって、、、

******

【追記】

誠さんのニッキによると、マイク取りしたのは、

「初恋天国」「YOUR TIME」「眠らない僕の想い」「Waltz In Blue」「Georgia On My Mind」。

そのうえ、旅帰りにもかかわらずカースケさん、片山さん、柳沢さんが見にいらしてたそうです。

いいなあ、、、そういうふうな仲間がいらっしゃるのって。

仲間でありつつ、ミュージシャンとしてのリスペクトがお互いにしっかりあるのを、
今回の一連の「旅」を見ていても、肌ですごく近く感じられました。

そんな方たちのライブをこんなに間近で、、しっかり見られること。
何度感謝しても、し足りないくらいです。

これからもどうぞよろしくお願いします<m(__)m>
今後もいやがらないで、応援させていただくことをどうぞお許し下さい(笑)。


           

誠さんのセット

1 While my guitar gently weeps (with Martin Club Band+高野寛)
2 初恋天国
3 your time
4 眠らない僕の想い(with 渡辺等(cello))
5 I'm so glad (with Martin Club Band)
6 Waltz In Blue (with Martin Club Band)

アンコール(全員)

1 Love The One You're With
2 Georgia On My Mind

マーティンクラブコンサート(東京)(その1)

2005年03月21日 | 2005年ライブ・イベント
Martin Club Japan Acoustic Night
Rebirth Tour
The Acoustic Night 2005
We love Martin, We love the Earth   
 
2005年3月21日(月)@SHIBUYA-AX

~ 出演 ~

MARTIN CLUB BAND (有田純弘、三沢またろう、古川昌義、渡辺等)
   
高野寛

斎藤誠   

※先にお詫びしてしまいます。
4連続ライブの一環であったため、記憶が前後や他の日にちのものと混同している可能性がかなりあると思います。
「Don't うのみ」^^;ということをご承知おきの上で、どうぞお楽しみください<m(__)m>

前日、無事に大珍道中大会のツアーの千秋楽を迎え。

本当ならば、もう少しゆっくりと戻ってくる予定が、、
戻ってくるのはいいが、突然の告知に^^;そのままゆっくりすることもなく渋谷へ直行となりました。
いや、、すんごくすんごく嬉しいんですけど、、予定が折り重なってることが時々あるのが、、
ちょっとね、、もったいなかったりする思いもします。
贅沢な話ですけどね。

まあ、それはさておき渋谷駅で一番デカイ荷物だけ預けて、、、
連休最終日のヒトゴミの公園通りをとことこと、AXへと向かったのでした。
(帰宅してるバヤイでないっての^^;)

あれだけのもろもろがあったにもかかわらず、
案外その時は(全て終わった後にひとつやらかしましたが^^;)結構元気、かつ、まともなワタクシでして、、、

開場後のロビーの展示ギターなどを横目にみて、、、
念願の「マーチン君」がいるのをはっけーーん!!!
さっそくお友達ともどもちっこい方のマーチン君をお求め。
「・・・完売っ」と、物販のお兄さんが呟いたのを聴き逃しはしませんでしたよ、あたしゃあ(笑)。
いいことしたかしらん♪
ちなみに、誠さんと一緒に連載中のマーチン君も同じ背丈かしらん、、、
無理矢理座らせると(無理矢理かいっ)、20センチ弱の身の丈です。

席についてみると、もっと端の方なのかと思われましたが、
まあまあ、いいんじゃないでしょうか。
カラダを傾ければ、全く視界はクリアだし^^。うんうん。

同じ旅帰りのお友達と無事の帰還を喜んだり(笑)
また、そうでないお友達にはお土産を渡してみたり、、、
そんないつものライブ前風景^^
いささか、ゆったりしているというか、
意識的にゆっくりしたんですけどね。

**********

昨年は大阪・東京とライブが行なわれた後、
全国各地のライブハウスクラスのライブを開催。、
その時に、誠さんはホストミュージシャンとして、実に全公演に出演されたのでした。

最初に黒澤楽器の福岡氏のご挨拶があり
(「ふくおかくーーん!!」という声が2階から飛んでいたような、、誠さんと旅をしてきた方のどなたかでありましょうか、、^^)、
誠さんもこのときに紹介を受けご挨拶をされていました。
(もうもう、かっこいいんだなあ、、、黒のTシャツ(マーティンギターの、、それを見せびらかしつつ(笑))にジーンズ、、、)
何だか少々漫才のようなやりとり、、某札幌でも似たようなやりとりを見たような気がするけど(笑)。
今回は、このステージでも1ゲストミュージシャンというよりは、かなり重要な役割を果たしていらした印象です。
「最高の音楽と最高のトーク」(笑)・・・とまで言われる誠さんてば~^^

昨年のツアー途中より、
可能な限り、ギターの音色はマイク録りが基本となりまして。
今日のライブもまた、可能な限り生音でお届けいただけるとのことでしたよ。
これは楽しみ。

最初のステージといいますか、、、
セット替えに時間を取るいうことは今回はありませんでした。
ずーーっと流れを止めないで、そのまま人が入れ替わり立ち替わり演奏が続いたと言う感じです。
最初はMartin Club Bandの演奏からスタートです。

いきなりまたろうさん
「(ギター)まいうーでしょ?」って^^
お客さんにも「マーティンギター持ってるヒトー!」って聞いてはみたものの、そしたら客席が暗くてわかんないの(爆)。
で、、「客電!!」といったら、「・・・非常灯がついちゃったよ」(爆)。

去年は、わからなかったんですけど、、、
今回は、どんどんメンバーさんにこのバンドのリーダー的役割を果たすまたろうさんが話を振っていくんですね(笑)。
(いや、またろうさんは、何度かライブ見てますし、私は去年の福井でも見てるんですね、、、だからよーーくわかってます(笑))
またろうさんご自身の「個人的な興味」ということで、各人お持ちのギターについて尋ねていくも、
・・・意外なキャラクターがわかってしまったりして^^、、そういう意味でも面白かったです。

古川さんが、、ざっくりしているらしい(笑)ことが判明。
ご自分のギターなのに、どういういわれのもの、、というより「弾く事しか関心がない」かのような^^。
またろうさん、ツッコミ放題でしたから^^しまいには「勉強しよーよ」ってね(笑)。
また、音色をラインどりしてたのですが、、「マイク・・このへんに、、、」とか、
その場所の説明もざっくり。

それと対照的すぎるほどに、ご自身のギターに関する説明が全く淀みなく、丁寧にわかりやすくお話下さったのが、有田さん。
有田さんは、落ち着いたダンディな感じ・・・という印象ですが、、去年も今年も、、合ってますか?(誰に聞いてるんだ)、
彼もマルチプレーヤーなんですよね。
ギター、スライド、バンジョーも弾いちゃうんですもん、、
いまだバンジョーがどないな楽器かきちんと理解出来ておりませんが、、、^^;;

・・・・ギタリストと一言に言ってみても、、、
その人数だけ個性があるってのは全く大げさじゃないことがよーーくわかりましたよ(笑)。

今回初登場の渡辺さん、どんな方だろうと思ったのですが、、(またろうさんと同い年らしいです)
実に飄々として、お話っぷりからして楽しい方でしたー。
しかもね、噂には聞いていましたが、弦関係は・・・マルチプレーヤーなんですね。
最初は、まばゆい(笑)アルミ製のオルタナティブベースって言いましたっけ、、
でもそのルックスは少し確かに異色。
去年の秋のツアーで角田さんがずっと使っていたアコースティックベースは、本当にギターみたいなルックスでしたから、それに比べたらということでね。
でも、材はアルミでも生音は結構大きく、小さなスタジオならばそのままで充分鳴るものだそうです。
案外アコースティック向きな楽器だったりして。

また、今回はプレーヤーそれぞれのプレーヤーのソロコーナーを設け演奏して下さるのですが、、
なんと!!渡辺さんは、12弦のフレットレスギターなる、すごい武器を取り出されました!!
(マーティンでの制作が今回のライブに間に合わず、やむを得ず他社製らしいのですが、、^^;)
12弦ギターの音色というと、フォークロックのそれを連想しちゃったりする。
洋楽だとバーズ、、身近なJ-POPならば「夏の日の少年」(桑田佳祐)とか、、、あんな音色。
でも、、その予想とは全く違う音がしました。
なんだろう、、インドとかあちらのエスニックな匂いのする・・・ちょっと不思議な音色がしたような気がする。

ソロコーナーの最後はまたろうさん、、遂にフロントにも出てきましたよ。
いや、去年の福井でも出てきたんですけどね(笑)しかも、思いっきりギター本職の方の真ん中に堂々とね^^
まあ、なんと羨ましいー。
元々、ギターがお好きでご自分でも結構所有されているというお話は、福井でもされていましたけど。ほんとに嬉しそうで。
このたびのスティーブン・スティルス・モデルは・・買っちゃう気まんまんなんですって。
フロントでバッドフィンガー「Day after day」を気持ちよさそうに唄って、
(すごい演奏をごちそうに例え、、箸休め的なコーナーとご謙遜でしたが。
ライブサポートでも堂々とコーラスをこなしていらっしゃいますってば。)
もう、意気揚揚と(笑)とっても満足げに定位置に帰って行かれましたとさ^^

これはもう曲というよりは、ジャムらしいのですが、、Martin Club Bandとしては最後の曲、「Go Back Blues」。

この後は、またろうさん曰く「素敵なゲストをお呼びして・・・1人はさっき帽子被って出てきましたね、、光るからって」(コラッ^^;;)。

まずは高野寛さん登場。

もしかしたら、何度か聴いたことあるかもしれないけれど、
あまりまとめて唄を聴いたことがなかったので、チャンスでしたね。

声の第一印象は、、
ちょっと徳永英明のそれを、私は少し思い浮かべたんですが、、、
ビートルズのカバー「ノルウェーの森」なども唄われましたが、、
その声が際立ったのは、やはりカバーよりはオリジナルの方かな・・・という感じ。

しかし、やはりこのイベントに呼ばれただけあって、なかなか骨太でロックなギターを弾かれるんですよね。
1曲、完全にインストをやって下さったのですが、、
(元々は、ギタリスト志望だったらしいのですが、あるツアーサポートをやったときに今思うと凄いメンツに囲まれ、唄の方へも
関心を強く持たれた様子です)
その時の目の強い輝きたるや、忘れませんよ、、見逃しませんでしたからね。
私の席からもそのしてやったり^^の、いたずらっぽい嬉しそうな表情がかなり印象的でした。

・・・失礼ながら、唄よりそっちのインパクトを感じたくらいでして、、、

まずは、ギターありきの方なのかな。

(しかし、、40に足がかかった年齢と聞いて、またもやびっくり、、、全く年齢不詳な方は多いなあ・・・!!)
ちょっともう少しアルバムとか、、聴いてみようかな。

***

そしていよいよ誠さん登場。
なんとも衣装も鮮烈な印象でした、、白いテンガロンハットに白いパンツ、、
紺のデニム地の少しゆったりと着るカバーオールっぽいというのかな・・・(下は白いTシャツだったかな)ジャケット。
初めてこういうスタイル見たかしらん、、?

まずはいきなり「アーユーレディ!!」(笑)。
椅子にかけてセッティングしてみるものの、、
「・・・座高が高く見える、、」と、その高さを気にされ、、
で、その高さにマイクなど合わせると、、「譜面台が・・・」
・・・気になりだすと、もう~大変ですがな(苦笑)。

チューニングを確認しながら、Martin Club Bandのメンバーや「お久し振りです!!」と、ご挨拶。(7、8年ぶりらしいです)
その当時から、今でも誠さんが思ってるそうなんですけど、高野さんをビートルズでいうと、、、
「ジョージ(ハリスン)な感じ。」なのだそう。
(間違いなくジョンではないと、、「付き合いづらそうだし」・・・と高野さんも応じたりして。)
その「な」が大事らしいです。

でも、、気のせいですかね、、誠さんが登場してふっと、、会場の少し空気が緩んだというか和んだのは・・・^^。

「聞いてる?」と、突然後ろのパーカッションのまたろうさんに声をかけると、
「ああ、ポールでしょ?」
(お兄様方、しっかりとネタ合わせ済みでしょ。白状なさいましっ^^)

そこでジョージの曲です。

「While my guitar genly weeps」

うっわーー、、バンドだと音に厚みがあるし、、迫力もあるし、、
・・・まさしくステージ上で、たくさんのギターが泣いていますねえっ。
うっわーー。1コーラスめの高野さんと2コーラスめの誠さんのボーカルの個性の違いがはっきりと際立ってます。

昨日あたりは、そうとう花粉に苦しんでおられてるやも、、
という感じでありましたが、今日はまだ多少そんな感じはあるけれど、普段のお声に少し近いようです(安堵)。

この後は、誠さんひとりで少しの間進行になりますが、
バンドのメンバーが引けていく時、
「じゃ、打ち上げ会場でーー」ってまたろうさんなんかは言いながら行くもんだから、
1人残される誠さんは「・・・・黙っていけばいいじゃん」(大笑)。

何曲かはギターもマイク録りになります。
それはどういうことなのかと、マイクの前でギターの音を少し鳴らしながら動かして音を聴かせて下さったり。
「ほらーっ。タネも仕掛けもないですよ」(笑・これはマジックなのか^^?)

音色だけでなく「匂いもいいんですよ」(材が桜ともなると、他のギターとやはり違うらしいんです)
・・・去年の浜松の時も、やってらしたんですけどね、、、
思いっきりギターに顔を近づけて、何度も何度もくんくんやってんですから、、^^;
ちょっとかわいかった。
ハナはダイジョブですかねー^^;?
アロマ効果といっても「まあ、そのために(ギター)を買うものでもないですけどね^^;」

ついでにギターを客席にかざして見せて
「ほらーっ。眩しいだろーーっ!!」(爆・もしもしっ、誠さんっ。いったい誰に言ってますかっ^^;!!)
「すいませんっ、違うところに行ってしまいました」(笑)。

なんというか、こうなると、大好きなおもちゃを手にすんごくはしゃいじゃってる男の子そのものですよね。
・・・むしろ、とっても微笑ましいぞーーーの図。
というか、いいなあ、、わくわくできちゃうその感性。とっても表情豊かにお話して下さると、
ギターを弾かない人間でも、何か、、すごく惹かれるものがありますよ。

先日のアメリカ旅行時に訪れたマーティン社を訪れて見学した、ギター製作のお話なども、
最初少ししかけて、、、やめる、、、と、「えーーーっ!!」とお客さんがブーイングすると、
「そーお?」ってそれはそれは嬉しそうにお話を続けられる(笑)。
それはそれは嬉しそうにお話されていましたね。
(途中「唄えって?あ、ちゃんとギターは弾きますからね」って^^;一応気にしながらもお話は続く。)

大量生産というか、もっとオートメ化されていると思いきや「職人」の手にかかって、
1つずつ丁寧に製作されている様子を目の当りに。
しかも、その方のそばには古い写真が。
その方のおじいさまだったり、、つまりは家族代々こうやって作業を綿々とされていることにいたく心打たれた様子。
なので、それがきっかけで、また少しギターを見る目が変わってきたのだとか。
そういう方たちの手で作られ、、少し古いギターならば、、減り具合などを見ては、、
おい、前の持ち主はどういうふうに弾いてきたんだ?って。

1人になって最初の曲は「デビューして22年。最もキュートなナンバーを」(きたきたきたっ^^)
そうきたら「初恋天国」以外にありえません^^(しかも、いつもより丁寧な歌唱指導付き^^・・つうか、「は~い!」のタイミングですけどね。)
途中、手拍子が始まり、、、曲調が少し変わるところがあるでしょ?
そこで手拍子も変わったと知るや、「お!」って、、、ちょっと嬉しそうな表情をされてらっしゃいましたよ。

今回初めてご自分のマーティンギターを持ってこられたというお話を。
折々、インタビューなどでお話には出てきていた、1965年製の0-18と言われているものだそうです。
客席でも見ていても、一目見て、ギターのボディの何とも味わいのあるしっとりした色合いにものすごく惹かれましたね。
うん、本当に美しいギターだと。
そちらを大事に大事に扱いつつ^^
どのくらい大事にしてるかっつーと、
傷つけちゃいけないとボタン付きのジャケットの袖をわざわざ折ってるくらいの念の入れようなのです^^;;;
そうまでして弾くギターなのでありますよ。

それで何を唄われたのかというと「your time」。
 
ずっとずっとこの唄の意味を、初めて聴いたときから、自分の中で考えていたのですけれども、、
誠さんがこの唄に込めた想いってどんなものなんだろうって。
今回のお話でかなりの鱗が落ちました、、目から。

ああ、そうだったんだなって、、、

今まで唄を唄ってくるうちで、何度か足踏みをしてしまったり、躓いてしまったり、、、、
でも、必ずそんなときにはいいことがあって。
いい音楽と出会ったり、いいチャンスや友達に出会えたり・・・とか、、。
この曲をこの場で、このタイミングで聴けたことに感謝したい気持ちでした。
「チャンス」は誰にでも訪れるのだと・・・・・そのコトバ、、しかと噛みしめました、ものすごく励まされます。

今回、渡辺さんがご参加されたことで初めて生音(チェロ!!)で再現できた
「眠らない僕の想い」。
レコーディングの時も、お二人で作り上げられたらしいです・・・帰宅してから改めてクレジット見直しちゃいましたよ(ほんとだー)。

さあ「ソフトサイドは、ここでおしまい」^^

Martin Club Bandのみんなも戻ってきます。
またろうさんも感心してらして「お客さん、ほぐしてますねー」^^
でも、「そんなこというと、「そんなことないじゃんっ」て却って頑なになるじゃん、、言わない方がっ」・・・そんなあ^^;

またここでも椅子の座り方などを、かなり気にする誠さん(苦笑)。
あんまり座り心地はよろしくない?

「・・・みんなそんな顔してるけど、、ロック好きでしょ?」ってお客さんに迫ります^^;
「さっき聞いたら、マーティンのギターを持ってるヒトが何百人っていたけど」(そんなにいましたー?)

それでもって、最近の嬉しいこととしてcream再結成「A-o!!」誠さんエキサイト^^。
それでもって、イギリスに初めてジミヘンがやってきたときに、クラプトンがそれを見に来た。。。
そのときのエピソードとか、、
ギターの2弦を張り替える時に、指にあたって「つっ。」と血が出る、、、ロックだなーって
そんなお話が「いい話でしょ、大好き!!」なんだそうで、お話しながら大変ご満悦♪

そこで、先日の「大珍道中大会」に引き続きcream再結成記念企画の曲を・・・・^^
と、まずは「Sunshine of your love」・・・・そして「White room」・・・
「これはやんないけど・・・」とか言いながら、誠さんがサワリを弾くと、事もなげにバンドの皆さんもついてきちゃったりして、、
皆さんさすが百戦錬磨の達人でいらっしゃいますだわ。

では何をやるかというと、

「私はいたく幸せです」

あるいは

「オレはとっても嬉しい」

・・・えへへ、わかっちゃったよ、うひょーーーーん♪

「「フレッシュクリーム」に入ってる曲で」

「I'm so glad」!!!!

「もうね、気がついたら唄っちゃうよ」って^^

ああ、爆音スリーピースでもやりましたね、、去年。高円寺のJIROKICHIにて。

このアコースティックバージョンも、めっちゃくちゃかっこいいんですよーー。
皆様の名人芸なソロ回しあり、、、
誠さんのここぞ!!なロックなソロ回しがあり、、、

いっぺんに客席の温度・・・ぐわっと上がったねーー。
沸いた沸いた!!ほんっとに痛快!!

まあ、お客さんも楽しいけど、あれは絶対にステージで演奏してる側の方が楽しいと思うよー。
ちと羨ましかったりします。
ホントは立って踊りたいくらいなのでありましたよ。

「年々、プレイが長くなると言われているのですが・・・・来年は10分で終りますから(うぉいっ)」
「今年もまた、小さいところを回ると思います。
また、僕が行くところもあるかもしれません。
小さいライブハウスだと、ギターの音色のよさがもっとよくわかると思いますよ」

でもって、ご自分のアルバムについての大事な大事な業務連絡を必死にしようとするのだけど、、、
なぜか都度都度笑われちゃう、、、、
何で笑われたか、全く理解されてないようですが、、、
ハナ声ゆえか、、「一枚前(いちまいまえ)」というのが、「いちまいまい」に聞えたというような、、、
でも、、それ、そんなにおかしい?やっぱりわからんかった私です^^;

最後の最後は、「Waltz In Blue」でしめくくり、、

少し大人しいお客様が多いのかと思っていたのだけど、
いいえいいえ、、そんなことはなく。
きっときっと、どこかで弾けるキッカケを待っていたんだねーっていうのが、よくわかりました。
温度めちゃくちゃ上がりましたもん。
だって、アンコールの拍手の大きさがそれを物語っていましたからね。

ステージ去り際の「まだやるぞっ」てな誠さんのアピールもおかしかったなー^^

その2へ続く、、、

=大珍道中大会ツアー=名古屋 (その2)

2005年03月20日 | 2005年ライブ・イベント
その1から続き、、

***************

これで、「大珍道中大会」は終了です。
神戸から一緒に旅してきちゃったんですけど^^
「わーー、わざわざ見に来てよかったな」そんな瞬間がいっぱいありました。
何とも毎日(私は、春名バンドの単独公演も含めて3日間)が密度のとても濃いライブに参加させていただいたのです。
あまりの凄いものを目の当りに連日、、、ほんとにクラクラしてしまうほどでしたけど^^
「あー、よかったー!!」が、これほど続くことも・・・・あるんですね。
普段、かなり天邪鬼な私にして、もうもう感謝でいっぱい。

春名バンド、the bond、そして誠さん!!
どうもありがとうございます。
これからもどんどん、
ご自分たちの目指す方向へ突き進んでいって下さいね!!

三者のジョイントLIVEが、広島と神戸のみなんて、もったいないです!!
絶対に他でもやって下さいね、、
そしてまたみんなで、がんがんっ盛り上がりたいですよ!
心から思っておりますよ~~^^♪           

誠さん登場後のセット

1 黄色いダイアモンド
2 The Boston Rag
3 TIME
4 オレはディレクター
5 SMILE&SLEEP

アンコール

1 Let it rain
2 Dirty Thirty Man

=大珍道中大会ツアー=名古屋 (その1)

2005年03月20日 | 2005年ライブ・イベント
** 大珍道中大会ツアー**
the bond+斎藤誠


ベードラに可憐な花一輪(暗くてわかりづらっ^^;)   
 
2005年3月20日(日)@名古屋・TOKUZO

~ 出演 ~

the bond

Drs:河村"カースケ"智康
Bass:角田俊介
Key:片山敦夫
Gtr:柳沢"230"二三男

***

special guest
vo&Gtr&司会^^ 斎藤誠

※先にお詫びしてしまいます。
4連続ライブの一環であったため、記憶が前後や他の日にちのものと混同している可能性がかなりあると思います。
「Don't うのみ」^^;ということをご承知おきの上で、どうぞお楽しみください<m(__)m>

前日の春名バンドの余韻もずりずり引きずりながらも、
いよいよ、ツアー大珍道中大会もこれでほんとにほんとに千秋楽。
最後は、the bondと誠さんのライブを残すのみの本日。

ゲストとして、また様々に皆さんを色々な局面でサポートをされていたことが、何とはなしに・・・伺える誠さんの活躍ぶりです。
そのひとつなんですが、「アンケート」。
誠さんのライブでは必ず配布されていて、、、少し前までは本当に自らアンケートに載せる文章も作成しておられた様子、、
で、、今回。
ふっと配られたアンケートには、「文責・斎藤誠」と。
・・・・やはり初めてのツアー、ライブの内容そのものについての吟味に集中してしまうところから
少しこぼれる部分とでもいいますか、、こういうところへの目配りは、
「うーんやはりさすがだなあ!!」、、と思わずにはいられませんでした。

***

さて、そんな千秋楽。
街歩きをまた満喫しすぎるくらいに思いっきり敢行した後^^で、お友達とTOKUZO前にて集合。

(あれっ、もう3年前になるのかな。「Careless Memories Tour」での名古屋会場「Bottom Line」は、1本通りが先でした。
なあんだあ、、気がついていれば外観くらい見に行ってくればよかったなあ、、、
このときも、旅はここまでで後はSHIBUYA-AXを残すのみだったんだよね、、)

今日は昨日の勢いもあってか、早すぎるくらいに着いてしまう^^;
TOKUZOは、今池の駅を出てほんの少し歩いたところを角に折れた青い建物。
そんなに広い大通りではないものの、、少し駐車スペース(屋根付き)のところに退避させていただく。
そうすると、もうリハの音がガンガンに聴こえてきちゃうのでありました、、、

「・・・寒いでしょ?今日は座れると思うから、、、そうだ!!整理券出しますね、、
それでお茶でも飲みにあったまってきてね。5分前に戻ってくれば大丈夫だからね」

と、名古屋のイントネーションのあるコトバでお話しになりながら、お店のスタッフの方が配慮して下さり、、、
一旦解散となり、チャドコロを求めて歩くことになりました。
ナンだろうなあ、、似たようなことは東京界隈でもあるのだと思うけれど、
なんか、親身っていうのか、温かさをすごく感じましたね。
いいスタッフさんのいるお店だなあって思いました。

***

開場して、、
場所は階段を少し上がったところなのです。
再び、昨日と同じテーブル確保、、、向かって左側。柳沢さんサイド。
丸テーブルに、学校(高校生くらいまでね)においてあるような、ちょっと懐かしめの背もたれ付きの椅子や、
それのないものとか、、昨日より予めたくさん並んでいる模様です。
そして、開演前にさっさと恒例の乾杯をしてしまう、私たち(笑)。

そうそう、今日はthe bondの単独公演ということもあり、、「the bond T」にて参戦。
同じことを考えたお友達は何人もいた模様で・・・前の列だけでも4人は並んでおりましたがな(笑)。

さて、、イザ開演!!

前日の春名バンドの有終の美・・・まさしくでしたけど、その凄いライブを目の当たりにしたメンバーさん。
かなり気合いが入った様子です!!

まずは司会の^^誠さんがお一人で登場。
今日はかの「大須」でご購入になってきたという、、日記にも書いておられました「Al Green T」でご登場です。
(「Let's stay together」とグリーンのロゴ^^に、彼の昔の写真をプリントしてあるみたい、、、よーーくまた見つけられましたね~さすがだ^^)

さすがにツアー4日めともなると「色んなところがゆるんできますが、、、」(どこがだろー^^)
でもでも、昨日のライブをやはりご覧になっていましたから

「皆さんの期待の度合いはどんなものでしょう。
ミュージシャンシップがこの4日間で、すごい集中力でもって、、1つの音楽へと成長する様をありありと目の当りにしてきました。」

「the bondは、あれ以上のライブにしなくちゃいけませんっ、盛り上がって行きましょうよ!!」

誠さんご自身にも、既にスイッチがガッチリと入っているようですが、
スイッチが入っているのは、ステージ側だけでなく、客席も同じこと。
誠さんが登場しただけでもう凄い歓声でしたもんねー、、「サイトーー!!」の声、声、声^^
でも、、「the bondのTシャツいいですね^^」と目を止められ。
まあ、さすがにずらっと並んでるとイヤでも目につきますわね^^;;すみません。

そして、メンバーさんの名前を一人一人呼んで呼び込み。

登場!!

・・・あれれれっ(爆)。

カースケさんの素敵なロングヘアーに一輪のカーネーションが^^
まあキレイですねっ(違)!・・・ライブ中、ベードラの上にずうっと・・・素敵な花一輪^^

向かって左前に柳沢さん、後方にカースケさんと、角田さん、
そして向かって右前に片山さんと言う布陣。
でも、なんとなーくぽっかり空いたところにスタンドマイク等々のセッティングが(見ればわかる^^;)

いきなり、オリジナルを2曲ぶつけてきます。
「アフリカよいよい」(・・・分かる人にはわかりますね、このタイトル)に「B・I・S」(Bottom In Securityを略したものだそうです)。

最初のカースケさんのMCも「後ろから失礼しますー」(笑)。
会場をぐるっと見渡し・・・

「すごいなあ、、おれ達人気者?」

・・・問うまでもないじゃありませんかっ。
エキサイティングな演奏に比べて、カースケさんてばいつもすごくいい味ですよ!!
曰く「名古屋・初来日公演」(まあ、、、ジャパンツアーでしたしね(笑))
やはり昨日の春名バンドを見て、
「俺たちも負けてらんない、チキショーっ!!おぼえてろー!!」みたいな^^;

更に前列にずらっと並んだ「the bond T」軍団(笑)に「いいTシャツ着てんね」と
ご満悦!!
ちょうど真ん中くらいにいたお友達が、モデルとしてご披露に及びました^^
「着席!!」までいいますか!!

最初の2曲からして、1部は全てオリジナルを投入!!
楽しい楽しいMCとは打って変わって。
演奏は、今まで見たどのライブのどれよりも熱と気合いに満ちたものになっていました。

「アフリカよいよい」は角田さんの手になるものですが、引き続いて角田さんの曲が続きます。
「キリマンジャロの瞳」に「Going Home」。

「Going Home」のエキサイティングな演奏が終わっても、客席声援がなかなか鳴り止みません。
「すげーなー!!」って、柳沢さんも。
これはお客さんが、なのか、自分たちが、、なのか、、ちとわかりませんが。

もうカッコいい演奏には、即座に反応して盛り上がるお客さんたち、、、
ええ、私だって例外ではありません、、、
つーか、こういうときはどうしたって率先して飛び込みたいタイプなのです(笑・ただのバカ^^;?)。
前日同様、、悲鳴とも奇声ともつかない、、声援を連発しまくり。
ノドの限界とか、ここまできたら関係ないです(笑)というか、日を追うごとにどんどん自分が壊れているのかわかります(笑)。
というか、爆音の中でどれだけ自分が騒いでいるのか、もはや分かりません。
(仮にそんなオケがあったら恐ろしくて聴けないでしょうねえ、、)

MCで、the bondのバンドの由来などを語られ、、
名付け親?である、桑田(佳祐)さん・・・というか元々桑田さんのソロプロジェクトのバンド名を決めるときの候補だったらしいのです。
まあ、御大にも了承済みではあるものの、、
未だに時々、、「(勝手に使われちゃ)困るなあ・・」とかおっさってるんだとか^^;
最初はちょっと慣れなかったバンド名も、
「今日はボンドのリハで、、」なんて気が付くと普通に言ってたり、、、
今では「気に入っている」んだそうですよ。

MC明けのfunkyなナンバーは、柳沢さん(昔は「やなちゃん」、、今でも時々は、そう呼ばれているみたいです^^)
のギターからなのですが、、

「よかったら、踊ってね♪・・・・アーオ!!」

と、カースケさんが雄叫んだので、一同(特に前で見ていた人たち)、、膝から崩れ落ちてしまいました、、、
いやあ、、新しいアオリ!!と評判です(ほんとかよ。)!!
曲はカースケさんの「Funky Limits」!!うひょーい、マジかっこいい。

メンバー紹介でも、一声ずつお声を聞かせていただけました^^
「片山が喋った!!」「角田が喋った!!」・・・みたいな^^・・・・そういうコーナーだったんですか^^。
こうなると、注目はやっぱりここでも230さんなのか!!
期待を裏切ることなく、、「こんにぢはー、がんばりばすー」(鼻声でいらしたためそのまま、文字であらわしてみました(殴))
・・・・これだけで会場が沸いてしまう、、、なんてすごいんでしょうか^^
でもカースケさんに「声、こもってるよね?ヒトのこと言えないけどさ」って。
(とはいえ、時々「声そのもの」が突出して聴こえて来るのはなぜ^^;;・・・前日の春名バンドライブ、いっちばん奥にいらしたにもかかわらず、、よく聴こえてまいりましたよっ)

色々サポートでお見かけすることが多かったけれど、やっぱりフロントに出てくるとなると、、
なかなか照れもあるんでしょうか。でも、見ているほうとしても、かなり新鮮であります。

そして、一部はあと2曲!!
「2部はウルサイのが出てきますから」って(笑・あーあ、言いつけちゃうぞ~~。って、すぐそばにいらっさいますからっ)
「・・・なんでここにスタンドマイクがあるかってね」
・・・ええ、忽然と空いていますもん、、
まるでこれから来る方のこと「場所をしっかりあけて待ってるぞ!!」と、、言わんばかりのスペースがそこに^^

「キラキラ」(カースケさんの曲)「Soy Sauce」(片山さんの曲)の2曲でしめくくりなのでありますが、、

私の目の前が、ちょうどギターの柳沢さんだったのですが、、、
定位置を離れて、、反対サイドの片山さんの方へ寄って行って、、掛け合いになったり、、
というか、もうアイコンタクトばしばし行き交ってるのがはっきりとわかるんですよ、
至近距離だから、、それを見ながらこちらも「次は、なーに企んでるんだろうか?」とか期待しまくるわけです。
それが実はライブハウス最大の楽しみでもあるんですよね。
大きいトコもたまにはいいけど、そういう熱気あるやりとりみたいなのがあったとしても、遠くて遠くて、、、よくわかんないよ。
やっぱり・・一度こういうものを覚えてしまうと、どうしようもなくさみしくなっちゃうんだよね、、

ところが、ソロ回し含む演奏にかなり気合いが入ったこともあったのか、、演奏の時間もどんどん延びたようでして、、
(TOKUZOは、ライブで音を出せる時間が決まってるらしいです)
こんなに長いセットは、今まで見たことなかったかも?

とにかく、見ていてもその気迫・集中力みたいなものがビリビリ伝わってくるような演奏だったんですよ。
見ていてすっかり放心・・・で、我に返って慌ててトイレに駆け込む有様だったり・・。

で、押せ押せだったこともあり、、休憩を短縮、、、
お客さんのトイレタイムを気にして下さるメンバー皆さんなのであった。
「始めちゃうよ、いーい?」って。

まずは2曲the bondで。
今度はオリジナルでなく、結成当初というか、、今でも少しやりますよね。
カバーを披露。Souliveなど^^を演奏した後、、、

ここでゲスト(兼司会^^;)の誠さん登場!!
当然のことながら、先ほどのモードとは全然っ違っています。
the bond Tに着替えておられ、、紺のテンガロンハットにサングラス!!
そしてギターは、この日もシンラインで!!

1セットが終わった時点で、だいぶ押せ押せだった筈で、
それを読んでなのかどうか、敢えて最初からそうしようと企んでいらしたのか。
それは定かではありませんが、、、
MCなしのノンストップで、ドトーのセットとなりました。

誠さんが入ることで、完全にthe bondもさっとモードが切り替わり、、、
完全にロックモードが入りました。
そして、集中する方向も変わって、一丸となって唄へ向かっているといいますか。。
更に誠さんのギターが一枚加わることで、また音が厚くなっていますよ。
いきなりハードに「黄色いダイアモンド」。
ボトルネック、、、この間奏のためだったのかな。
230さんが使うところは何度か見たけれど、誠さんはライブでは始めて見たかもしれない。うん、私は初めてかなー。
(ただ、相当花粉襲来に遭って苦闘されていたんじゃないでしょうか。かなり声が、、・・ハナにきているのがはっきりと伺えるくらいでして。
でも、それは怪我の功名とでもいうのか、、いつもと違う感じで、なんだかそれもよかったかもしれない^^!!!)

2日前に全員集合状態の「The Boston Rag」をthe bond編成で。
・・・すごくいいんですよ、、なんなんでしょうね、これ。
アルバムに入っているそれともまた、違う息吹があるっていうんですか、、
音の厚みは当然違うんですけど、カタチや楽器数が変わっても、、、それぞれのカッコよさってのがある。
ソロ回しはベース(角田さん)→オルガン(片山さん、、フルメンならば多分深町さんが弾いているところなのかな)

そして満を持して誠さんのギターソロ、、

ここだけに限らずソロを弾くときに、足元のペダルをくっと踏むでしょ?
一歩踏み出したときに、うおーーー、、くるくるくるくるっ!!ってすんごくワクワクするんですよ。(へんたいですか^^;;;?)
この流れがすぱっと決まって、、もうゾクゾクっとくるのですよー、、
来るぞ来るぞって、予めわかっててもね。
仁王立ちで弾きまくるギター、、、もう、ひたすらうおーーー!!ですよ。

「TIME」の入りも、いつもと違っててかっこよかったし、

「オレはディレクター」・・・では、ギターを激しくかきならし、、
いささな「疲れてきたかっ」みたいに呟きながらも(一度空振りしたんだっけ^^;;?)、
がんがん行ってらしたね。男気ですよ、もう。
で、、ここでだったけか。
・・・・柳沢さん、、例によって裸足でギターかきならしているところ、、(この曲だけだったかな、、裸足。)
つつつっと誠さんが寄って行って、、ぎゅぎゅぎゅっっ!!て。
まーた、誠さんに思いっきり靴で踏まれてましたー、、わはは見ちゃったし。
(きっと、ティッシュ鼻に詰めて弾いているからだよー(ヲイ)! そんなこと許されるギタリストはそうそういるもんじゃありません(笑))

歌詞もまた、

♪ Cause I am a director

を、

♪ Cause I am "the bond" !!

に変えておられましたねー。

腕にした時計を指差して、、巻いて巻いて(笑)みたいな素振り。
もしかしたら、これアンコールでだったかもだけど、、、
ええい、もうわかんないやあ(笑)。
でも、いかにも誠さんらしいジェスチャーでおかしかったのは確か。
かなり長めに演奏をとっていた印象。

で一転、呼吸を整えつつ、チューニングも整えつつ、、、だったのだけど。

でも、、敢えて言うなら
この日の誠さん参加のセットで一番こちらがぶっ飛んでしまったのが、

「Smile & Sleep」

勿論カタチを変え、メンバーを変え、、いろいろな場所で聴いてましたけど、、

誠さんの唄で、あんなにも「エモーショナル」な唄い方で胸揺さぶられたのは私は初めてでした。
最初、マイクから少し後ろに退き気味で唄われたので、、、つまりは殆ど生声じゃないかな!!という唄が聴こえてきたときは、ほんとにびっくりしてしまって・・・震えました。
で、泣きはしませんでしたが、、かなり「ぎゅううう」ときてしまってやばかったのは事実です。

花粉症真っ只中とはいえ、いつもと違う、なんか艶気のようなものが声に滲み出ていて、、、、、
それもあってか、おかげで、、かなりやられてしまいましたよ、、
誠さんも泣いているのか、笑っているのか、、なんともこちらも掴みがたいちょっと感無量みたいだったのかな、、
そんな表情をされていたような・・・・。

アンコール!!アンコール!!アンコール!!

カースケさん、開口一番

「どーーだーーー!!」

ほんと、そんな気持ちだろうなあ、、あんな演奏の盛り上がりの後って。

カースケさんがマイク「高いな」と言って、、、軽く背伸びしてみたり、
お返しに「低いな」と誠さんが言ってみたり^^;
いつものモードに戻って誠さんも加わって、楽しいお喋りもありつつ、、
(「喋りすぎだから」とカースケさんに言いつつも「ヒトのことは言えないんですが(笑)」^^)
なんだかちょっと安心も。やっぱり自慢の仲間ですし、、誇らしげにお話になる誠さん。

昨日の春名バンドにせよ、the bondにせよ。(自分もヒトのことは言えませんがとの前置きで)
「時代を逆行している」というか・・・。
音楽の一番おいしい時代は70年代の前半だと思うと、そこをとことん追求してるとこが凄いと。
そんな凄いバンドたち・・・「みんなも一緒に付きまといましょうね」(笑)と誠さん。
Oh-Yeah!!でございますとも。

誠さんが中学生の頃に、大好きで聴いていたライブアルバム、、、いくつかあります。
ディープ・パープル、、、は、あんましわかんなかったらしいので、、ちょっと、、、てな感じだったそうで。
マウンテン「悪の華」は大好きなのだそうですが、、顰蹙買う(1曲25分(あははー))のでやらない。
そこで、デレク&ザ・ドミノスの「イン・コンサート」!!
この中の、「Let it rain」をやりましょうと。

(実を言うと、勉強不足も甚だしい私は今ツアーで覚えた曲なのであります。
結構キャッチーだったりしたので、すぐに耳に焼きついた曲、、、
これから、この曲を聴くたびにきっとこのツアーのこと思い出すようになるんだろうな^^)

「アルバムに入ってるやつみたいにやろうよ」って誠さんが言い出して。
ギターのコードを弾きだして、、、キーボードが、、、
でも、、キーボードの音が「ちょっとちがうなー」って言ったもんだから、片山さんが後ろを向いて拗ねていらしたなあ、あは。

2日前の大編成で聴いたものですけど、これもいいよー。
ツインドラムスで聴いたものを、カースケさん一人で。
しかし、これがまた迫力があるんですよっ!!
「ひゅーー!!」とか「ひゃーー!!」とか大騒ぎに(笑)(まあ、私だけでもないんですがー)・・・
しかも口の周りに両手でメガホン状にしてまで・・・・・すごい近い距離だっつうのに(爆)。
騒々しいことこのうえなし(笑)爆音でなきゃ出来ないわよねえ^^;
でも、絶対掛け声かけずにはいられない渾身のドラミングでしたねえ。ああなんて幸せ♪

(あ゛ーー、もしかしたら腕時計で、、「巻いて巻いて」ってジェスチャーしてたのこの曲だったかなあ、、、わかんねえええっ。)

もう俄然に盛り上がってしまいましたよ。
ここまで盛り上がったら、アンコール1曲で終わることは出来ず、、、
「予定していなかった曲」なのだそうですが、

「このメンバーで一番やりやすい曲をやります」

と、誠さんはおっしゃって、、
それは、「Dirty Thirty Man」だったの、、、
アンコールでは、最初の「大須で買ったAl Green T」に着がえておられていて、
歌詞にも出てきますけど、、自分のTシャツを指差す仕草をされたりして、、、

この曲は、私にとって聴くたびにかっこよく聴こえるようになるし、どんどん好きになっていく曲。
そして、メンバーの気持ちがものすごく集中していっているような、、、そんな演奏だったから、、
大きな大きな音のうねりになって、、、、爆音なのに、、
なのになのに、、不思議なことになぜか泣きたくなってしまう曲なんだな、、、、
これがツアーおしまいの曲で、うん、ホントによかったよ、、、

(そういえば。the bondのメンバーと、客席に向けて・・・・ギターで「ぐいーん」て、何か撒いておられませんでしたかね。一体全体、何を撒いておられたのでありましょーか^^

もう1つ、セットの後半で誠さん、客席のお客さんの顔をしっかりと焼き付けていらっしゃるような。
本当にしっかりしっかり見据えている、、うん、目が輝いているようにも見えたなあ。
SPCでの記念撮影で写した写真のような絵が見えていたんでしょうか。)

最後は、ステージの中央でご挨拶、、、
「ほら、リーダー!!」
って、リーダーだけど^^ドラムスなので奥まったところにいたカースケさんを、ちゃあんと引っ張り出して労をねぎらう誠さん、、
最後にみんなで「バンザイっ!!」

お客さんたちの盛り上がりっぷりに誠さんも思わず

「名古屋、さぁ~いこうっ(最高)!!」

って。

そうでしょうそうでしょう。
私も、そう思ったなーーー、、すごく温かくて熱いお客さんが多かったと思うな。

こちらこそ、the bondの皆さんと、誠さんの作り出す音楽&演奏に感謝です。
これがいつも自分の中にあるのとないのとでは、(知ってるのと知らないのとでは、)
日々の生活の充実度が、間違いなく大きく違うと思うんだなあ。

TOKUZOという場所も、今回初めてでしたけど、とっても気に入りました。
お店の雰囲気そのものも、スタッフさんも、そして客席とステージとの一体感と、、、
とっても気持ちのいい空間だったんですよね。うん。
また、、名古屋でライブに来る時はここがいいかなあ、、、なんて思ってたりするのです。
・・・ちと、気が早すぎかな~(笑)。

サンキュー、ナゴヤー~~!!(ホラホラ、、ジャパンツアーで初来日公演だから・・・ね^^)

終ったのが、22:05くらいだったのかな。
TOKUZOさんは、22時までなのだそうです、音を出せるのは。
つまり・・・もうタイムリミットぎりっぎりまで演奏していたことになるんですよね。
すごいなあ、、、、、、それ。そんなとこもびっくり。

その2へ続く。

=大珍道中大会ツアー=(神戸) (その2)

2005年03月18日 | 2005年ライブ・イベント
その1から続き、、

本編終了で皆さん袖に下がるのですけども、、誠さん、、
なんとなく客席にアピールされてるんですよ、、「オラーまだまだやるぞ」って(笑)。

そんなアンコールは、本日の出演者が全員集合!!
the bond+春名バンド+斎藤誠・・・もうもう壮観です。
大バンドです、、人数のことだけでなく、、その顔ぶれもねー!!

一応、ここではまた、折り目正しく司会者モードに戻る誠さん^^。

(あ、帽子も黒のレザーのハンチングでいいのかな?をいつものように被り、
チキンの25周年Tシャツの黒バージョン!かっこいいんだなあ、、欲しいかも。
でも最近の「アメリカ太り」で少しきついんだとか、、
だから、、それだって充分に充分にスレンダーですってば!!・・・ああダイエットせねばだわっ・・ぢぶん。)

ギターサポートもされますけど、やはりフロントに立つことが多いためか、
流れを仕切るのは、このまま引き受けてしまわれたみたいですね^^。まさしく・・・よっ、名司会者!!

まずは、カースケさんのカウントを「待ちましょう」^^で、「Voices Inside」。
聴いたことあんな~~、、と思ってたら、
最近個人的に気に入って聴き込んでいた、ダニー・ハザウェイの「ライブ」に入っている、、
the bondのライブでもやりましたっけね、、、
要するにインストで、各メンバーのソロを回していくんです。
これがかっこいいんですってば、、、
願わくば、全員のソロを聴きたかったけど、、、それやると延々と終んなくなりますかね^^;残念。

ここからは、ロックの名曲をガツンと。
デレク&ザ・ドミノス「イン・コンサート」(誠さんはどうも「レイラ」よりこちらをよく聴いていたらしいのですね、、)の
「Let it rain」へどどどどーっとなだれ込み。
(どうも、creamというかクラプトン絡みてことかしらん♪)
勿論、ボーカルは誠さんで、、
今度は、成田さん&カースケさんのツインドラムスに加えて、コスマスさんのパーカスも入った壮絶な打楽器合戦!!!
いやーー、もうこれはめちゃくちゃかっこいいです。
私のいた場所からは、特にカースケさんとコスマスさんのアイコンタクトなのか、にらみ合いなのか^^
すんごくよく見えたんですよねーー。
真剣勝負のセッションの醍醐味を目の当たりにしてる感じが、何とも贅沢で嬉しい限りなのですね。ありがたいっ。
こちらも、声の限りに声援というか、「いえーーーい!!」とか「ひゅーーー!!」とか大騒ぎしてましたよ。
黙ってるのは、難しいですって^^;
1回めのアンコールは、まずはここまで。
でも、「まだやるぞっ!!」って態度がありあり(爆)。

戻ってきて2回目のアンコールの最初は、
斎藤+角田+カースケ三氏による、
cream再結成記念(笑・そういう企画だったんですか)の「Crossroads」をショートバージョンで。
何となく誠さんの声が聞こえたんです、声が「すぐ終るから」って^^;;
最初は何の曲かも「教えない!!」と意地悪を言っていた誠さんです。
なもんで、角田さんがカースケさんに耳打ちに行きました。
そして、、、、、!!!
(おっ、、これのフルバージョン、このメンバーで、二年前の夏にここで聴いた聴いたよーー!!)
確かに、、、ふつっと終りましたね(笑)。
でも、後で誠さんのサイトで日記を見たらば、ここの部分は完全に誠さんの「一存」だったらしいですね。

そして切れることなく、「Whipping Post」(オールマンブラザーズバンド)へ。
誠さんのバンドでは、何度となく演奏されているらしい楽曲ですし、、
私がライブに行くようになってからも、予定されている場合もあるけれど、
本当に突然「じゃ、これやろうか!!」と始まってしまうナンバーなのです。
(特にチキンではやりたくなるナンバーなのだ、と何かで読んだか聴いた記憶がありますよ。)

長いですし、リズムも変則的ですけれども、、、かぁぁっこいいんですよ。
今回は、たってのリクエストが(今回のツアーの全面バックアップをして下さったという、チキンの橋川さんより)あったらしいんですが、
ブッチャーさんのギター!!「ディッキー・ベッツ」の再現だったらしいんですよ^^
飲みの席で「それは絶対に聴きたい!!」ってメンバーさんみんなで盛り上がったそうで、、、決まったらしい。
だから、広島ではやっていなかったらしいんですね。
そうそう、誠さんも「ディッキー・ベッツ!! ディッキー・ベッツ!!」て連呼してましたし、、
ブッチャーさんと、柳沢さんをセンターに呼んで、、
3人で並んで弾きまくるギタリスト軍団の、、その楽しそうな嬉しそうなことといったら!!
すごい図でしょ?でしょ?でしょ?でしょ?・・・今こうして書いてても興奮してくるっての!!

ほんとに、、えっえっえっ!!こんなの見せていただいていいのーーーー?、まだまだあるの???
驚きと嬉しさの連発でした。

いやーー、、今回限りじゃなくってこういうジョイント、、もっともっと見たいよねえええ、ってホントに思いましたよ。

こんなライブの後です。
当然のことですが、終演後、、ワタクシ、脳細胞み~~んなやられちゃってたと思います。
思考能力、判断能力、、なっすぃんぐ。
その夜・・・に限ったことではないですが、、ぼけーーっとしていて、かなーーり危なかったと思います。
でも、半端でなく楽しいたっぷり3時間でした!!!
いつものことながら、もうもう、音楽好きの仲間に入れていただけて、ありがとうってこの日も思いました。
これ以上の幸せはないって思うのに、またまた音楽好きとして大変に幸せな思いをさせていただいてしまいました。

今回、司会の誠さん(笑)も、特にご自分のセットでは、いつもより「別世界」へ行ってらっしゃる時間が随分と長く、、、
もう二度と戻ってこなかったらどうしましょう(笑)!!!というくらいに、弾けまくっておられましたし、、、
短時間集中!! ゲストとはいえ、ここで全部自分の方に持ってっちゃうぞ!!という気迫みたいなものもすごくありましたしね。
いくらキャリアがある皆さんであっても、「対バン」となるとずいぶん燃えるんですねえ、、、今回改めて認識しましたよ。
そして、やっぱ「自分が一番!!」というアピールはがんがん、、、
なんか、いいぞいいぞ!!って、見ていてそんなこともワクワクしちゃいました。

いやいや、この後は名古屋に場所を移して、それぞれの単独公演ですけど、
楽しみになってきましたぞ。

【アフター】

少しだけ会場の外で、まったり、、、
外の二階の階段から(楽屋が二階)降りてくるメンバーさんをお見送りしてみたり、、、
少し軽くゴハンしますかーーと、お友達と出かけてみたものの、、
何だか、、この日の音楽でお腹いっぱい胸いっぱいで、、そんなに食べなかったかもね、、、
それだけライブで充実してたってことね、、、
居酒屋さんで見上げたテレビには「探偵ナイトスクープ」がやってたりして、あははー^^でした。

1日目、おつかれさま。また明日ね^^
           

誠さんのセット

1 オレはディレクター
2 The Boston Rag
3 SMILE&SLEEP
4 歯が痛い
5 いつもの顔で (以後、with 成田さん&カースケさんのツインドラムス、春名さんのサックス)
6 沸点

アンコール 春名バンド+the bond + 斎藤誠
 
1 Voices Inside
2 Let it rain
3 Crossroads (cream再結成を記念して^^ 斎藤・角田・カースケ3氏によるショートバージョン、、)
4 Whipping Post

=大珍道中大会ツアー=(神戸) (その1)

2005年03月18日 | 2005年ライブ・イベント
** 大珍道中大会ツアー**
春名バンド+the bond+斎藤誠
 
2005年3月18日(金)@神戸チキンジョージ

~ 出演 ~

春名バンド

Sax:春名正治
Drs:成田昭彦
Bass:角田俊介
Key:深町栄
Gtr:浅野"ブッチャー"祥之
Per:コスマス・カピッツァ

***

the bond

Drs:河村"カースケ"智康
Bass:角田俊介
Key:片山敦夫
Gtr:柳沢"230"二三男

***

special guest
vo&Gtr&司会^^ 斎藤誠

※先にお詫びしてしまいます。
4連続ライブの一環であったため、記憶が前後や他の日にちのものと混同している可能性がかなりあると思います。
「Don't うのみ」^^;ということをご承知おきの上で、どうぞお楽しみください<m(__)m>


【まえおき】

このライブの告知・・・・のあった、まさしくその日私は「春名バンド」(@高円寺JIROKICHI)に行っておりました。
というか、ライブ中に詳細告知を聞いていたという^^

年度末も間近な平日ではございましたが・・。
広島はどう転んでも無理だけど、頑張れば神戸は行ける!!
しかも、ここでならばフルメンバーの皆さんが1つのステージに揃うのですよ。
これは、頑張らねばーということで。
「休めば?」の声もチラホラありましたが、まあこれでも「一社会人」として一応の役割は果たしておかないと、ね。
ほら、後々のこともありますから。

ま、それはともかく。
お昼過ぎの新幹線に飛び乗り、、、飛び乗っちゃうと意外とあっという間に「新神戸」。
お天気だけが心配ではございましたが、、、
天気もよく、ぽかぽか陽気の東京とは打って変わって、、、、ひんや~りという冷たい空気。
これはいったい何が起こったのか^^;
ホテルに荷物を置いて街へ飛び出した途端、、雨かいっ(ヲーーイ!!・・・雹もふったんですって!!)。
でも、そのわりには空が明るく見えるようなこともある、、、

うーーん、雨オトコさんと晴れオトコさん(敢えて名指しは避けておきますー。)が、、、1ヶ所に集結したゆえの現象か、、、
と、思ったのは私だけでもなかったらしいですね^^;

のんびりゴハンがてら散策ししてたら、もう開場らしーつうことで、、、、^^;
いそいそと戻ることに、、、

チケット発売の時、とことん体調がよくなかったので、、あまり番号も頑張らなかったのね。
どのみち下手すると、開場に間に合わない可能性もあるしってことで。
でもでも、お友達のご好意で、前の方の真ん中の方のテーブルにつかせていただき参戦することに。
もう、感謝感謝です。

神戸のチキンジョージは、誠さんのライブに通うようになってこの方・・・毎年必ず一度は来ているんじゃないかな。
下手すると、2度という年もありましたっけ。2年くらいあったかな(笑)。
私自身も、何をどう、、と説明したらいいかわからないのだけど、すごく好きな空間なんですよね。
音楽を聴く空間として。
かしこまりすぎちゃって、、ライブを楽しむ・・・というには少し緊張してしまう場所もないと言ったら嘘になりますけど、、、
チキンに関しては、、、ホントにいいんですよね。
そしてまた、おそらくはライブハウスの出演回数としては誠さんここが一番多いらしいですよ。

あ、それと今回気づきました。
去年のツアーアコースティックの時のMCだったか、
それとももう少し前のライブだったかな~。
最初は「チキンジョージ」のスペルは「G」でなく「J」だったよね?証言。

今回・・・私、この目で確認してまいりましたっ。ええええ確かに。
入口を入って、ステージ向かって右側の壁に・・・・
確かに「Chicken Jeorge」という看板? がかかっているのを・・・確認いたしました!!
(まあ、スペイン語でしたけ、「ホルヘ」とこれで読みますから、、まあこれはこれでねってとこかな。)

各地から(前日から参戦のお友達も)この地に集結したお友達みんなでライブ前に「かんぱーい!!」なんぞしまして、開演を待ちます、、、、

【ライブ!!】

広島をご覧になってきたお友達のお話によると、、何でも凄いことになるそうなので、、、
どうなんだどうなんだ、、、と期待です。

1部はthe bond、2部は春名バンド、3部は斎藤誠、アンコールは全員、、てな布陣らしいのでございますが。

でも、かねてから「司会しちゃおうっかなー」^^とおっさっていた誠さん。
ちゃんとその幕間に出ていらして司会しちゃうんです、、^^
ホントに最初の公約通りでした。

いきなりご登場、、、
いきなり「ご開帳」^^;してるんですけども?いいんです?
それにサングラス、、、そのままのスタイルでMCなんぞなさってしまい、、

「あ、申し遅れました、えーワタクシ・・・司会の斎藤誠ですっ!!」

って(笑)。

いいんでしょうか、そんなミュージシャンて(笑)、
ええ、いいんですいいんですとも!!
でも、この時点で結構な鼻声でいらっしゃるのに気づき、、今年の花粉との闘争が半端でないことを思い知らされたのでした^^;

ステージが広いということもあり、全てセット済みなんですが、、、
ドラムセット、キーボードは予め2セット据え付けられているんですよ。
どちらがどちら、、というのは、大体ライブを幾つか拝見しているので何となくわかっちゃうんですが。

まずはthe bond。
誠さん曰く、昨日の広島では某打楽器奏者(ひとりしかいらっさいませんよ^^;!!)がかなり緊張されておられたとかで、
なので、もうそれを取り戻すべく気合い充分!!っていうふうに紹介されていました。
向かって右側のセットを使われたようです。
後方に、カースケさんと角田さん、、少し手前端が片山さん、並んで230さんと言う感じだったかな。

そのMC担当のカースケさん曰く
「関西初・・というより、東京を離れるのが今回初めての「箱入りバンド」!!」
なのだという自己紹介がありまして。

結成間もないライブはカバーをでやっていたので、まずはそういったナンバー2曲を演奏。

メンバー紹介では、春名バンドのベーシストも兼ねている角田さん、、
なんと、トータルで10ステージーーー!!
「カッコい~い♪ニューオリンズのミュージシャンみたいだねっ」
って言われてましたけど、、、、、
で、、広島から既に始まったらしいけど、妙なハッスルポーズしてましたね^^;
聞こえはいいけれど、、かなり自分を奮い立たせないと大変そうだー(汗)。

ギターの柳沢さんは、かなり花粉症の症状がつらそうで、、挨拶の一声が「はだごえ」です、、
ギターそのものは、いつもながらのすんげくいい音なんですけどね(笑)。
いつぞや9800円のロックンロールギター(笑)を使われてましたが、レスポールに戻ってきたみたいですね。

片山さんは、最近オルガンを新調!!3/15のマルディグラで初見参でしたが、
今回もそれを連れて来ていますよっ。

そしてカースケさん、、勿論普段こうやって喋る機会はないというか、
「ここでしか喋りません、MCに不備な点があったらゴメンナサイ」
と、先にお詫び、、、イエイエとんでもない、、逆に貴重ですからーー。

顔見世が一通り済んだ後は、全て最近「増殖」しているthe bondのオリジナルでセットが構成されてました。
以下は、私が知ってる情報。

●Going Home
先日のマルディグラにて、初披露された角田さんの新曲。
最初にタイトルありきだったとのことですが、、、
出来上がってみたら「・・・家に帰ってこない」(笑)。
タワー・オブ・パワーが入ってるそうでして、、かなり痛快、というか、もうイケイケでしょう。
カッチョイイナンバー。
まだお披露目間もないですけど、随分とフィットしてるんじゃないですかねー。
私は、かなり好きだなあ、、これ。

●キリマンジャロの瞳
これも角田さんの曲。
元タイトルが「胃が痛い」・・・その顛末は省略(笑)。
しかし、それだけはやめてくれと、タイトル変更が先日のマルディグラにて発表。
その時に、キリマンジャロ なのか、キリマンジェロ なのか、、揉めてました。
どうも・・・前者になった模様ですね(笑)。

この曲も含め、リズムがかなり面白いんですよ、、、角田さんの曲。
それがぴたりはまってくると、聴いていてかなり気持ちいいです。

なにゆえ「the bond」というバンド名になったのかというお話も。
サザンの桑田さんのソロプロジェクトのバンド名案のひとつだったという。
(THE BANDの文字りだったらしく。結果としては、The Balding Companyに決まったのですが)
ちゃんとご本人の承諾(事後承諾らしい(笑))も得ているとのことです。

そしてこの後もオリジナル、、、「MCは短めに」って言われてらっしゃるそうでして^^;(←誰に^^;;?)

●Nasty Finger
キーボーディスト、片山さんの曲だからこういうタイトルになったのかな。
ライブをご覧になった方は、よくわかると思いますが、、
かなり特徴ある指使い、、、に見えますよね。ここからなのかしらん、、、

●キラキラ
カースケさんの曲、、、
他にも何曲か作っておられますが、マックのソフトを立ち上げては試行錯誤してらっしゃるようですよ。

そして再び司会者登場(笑)。(あ、キャップかぶってらさいました。紺地のプリントに白く何かみえる?星かな?)

「僕が歌っちゃうとわかんなくなるけど、、上手いんですよね」って(笑)。
いやいや、みんな凄いのは司会者たるアナタ様が、誰よりも一番よくご存知でございましょうって(笑)。
演奏が彼らの手にかかると、フュージョン、、、でなくかなりロックっぽくなると。
(でも、これがthe bondならではですよね。)
まーず、Blue Noteでは、カースケさんみたいな「どこどこどこどこ!!」なんていうドラムスは聴けないですよ!!って^^。
1日目の昨日は緊張していて、かたくなってたところもあり、初々しい感じだったんだそうです、、それはそれで聴きたかったな。
でも、一夜明けてみたらそんなものすっかり取れていて、堂々としていて驚いたのだそうで。

そして、春名バンドを呼び込みます。
そうか、、、確かに「凱旋公演」になるわけですね、春名さんにとって。

私は、東京でのライブを3回くらいかなあ、、聴いてますが。
そこでおなじみの曲が並びます。
また、チキンは少し広めなので気持ちよく・・・サックスの音が響きますねー。

途中ブッチャーさん(浅野さん)の音がハウってしまったりもしたのですが、、
さすがです。全く動ずることなく、、、
「事故の後は、ゆっくりいきましょう」
って、、、、こともなげに切り抜けてしまう春名さん。
・・・・すごいなあ、、と思っておりました。

演奏もさることながら、そのMCがとっても感じがいいんですよね。
メンバー紹介を挟みつつ、今回もまた^^、、「食」(中華料理)のお話あり、、
「10年前に、南條ソウルバンドでライブをやった」エピソードなどもあったり。
・・・なかなか、大変だったみたいです。
なぜによく覚えているかというと、その後に「阪神淡路大震災」が起こったからなのだそうです。

でもね、ほんとに、凄いバンドなんですよ。
確かにメンバーさん、おひとりおひとりがキャリアのある凄腕の方ばかりなのは、、さすがの私にだってわかります。
必ずセットに1回はある、ドラムスの成田さんとパーカスのコスマスさんのバトル?はかなり見ものだと思います。
にこやかにドラムを軽々と操る、、という風に見える、、、成田さんですが、
その場での呼吸を読みつつ、次々と展開させて広げていく感じ、、、
そして、どこで着地させようか、、、という呼吸合わせとでもいうのかな。
それをライブでですよ、、他のメンバーさんもお二人の様子をニコニコ楽しそうにご覧になってらっしゃいますし、
ど素人の私が見ても、、「こりゃすげー」って。
口あんぐり、、どんどんどんどん引き込まれてしまいます。
これは未経験の方には、ゼヒとも1度見て欲しいなあ。

春名バンドのセット、最後はこの季節にふさわしい(筈が、この日神戸は「雹」が降った!!)「春の歌」を
みんなで唄い、、ゆったりと締めくくり。
すごくメロディがキレイな曲なんですよ、、

さて、、

最後に登場するのは、今回の司会者(ヲイ!!)兼スペシャルゲストの斎藤誠~~~!!

今回の2バンドには、誠さんの仲間が全員いるんですよ。
だから、当然フルメンバーライブになるわけなのです、全員集合!!
関西で全員揃ったのは、2003年の20周年のライブ以来かしらん。
このときもチキンでしたね^^

おなじみのメンバーさんが、各定位置につきます。
いやあ、、ゲストとはいえワクワクしちゃうなあ、、、期待で盛り上がっちゃいますよ。
オルガンとピアノの関係で、片山さんと深町さんは入れ替わったみたいですが。

そして、シンラインギター(ナチュラルっていうんですかね。)を持って飛び出してきた誠さん。
今度は、紺地のデニムのテンガロンハットにパープル地のプリントのTシャツ、ジーンズ、、そしてしぶーくサングラスと。
・・・・何も知らない人が見たら、先ほどの司会の人とは全然気づかないかもね(笑)。
それくらいの決めよう、、

短時間で完全燃焼!!!てのが、絶対的にアタマにあったんじゃないでしょうか。
もういきなりトップに入ってたんじゃないかな。
あっためるとか、、そうっと入るか、、
そんな配慮はいっさいなーーーし!!
だってだっていきなり「オレはディレクター」で全開ですから!!

「The Boston Rag」では、1月の吉祥寺SPCのライブの時と同様に、
ベース、キーボードのソロが入った後に、、誠さんのギターが満を持して、、火を吹くという展開。
その仁王立ちで弾くソロには、いつでも震えが来ちゃいますよ。
わかってても、、「やったぁぁ」って思っちゃうのはなぜなんでしょうね。
バンドのうねりというのが一旦ものすごく盛り上がったところで、サングラスを外し、、
もう、、、不意をつかれました「Smile&Sleep」。
ほんとにね、もう不覚、、参りました・・・ちょっとうるっと来ちゃいました。
その優しい歌声に、涙でうるうるになってしまいましたよ。
全くなんて罪なお方なんでしょうか!!
ギター1本で聴くのとは、また違うフルメンのバージョン、、、好きだなあ。
230さんと誠さんのギターソロ、、、わかってても、、って、、、ありますよね?
なんだろう、、音にたゆたう感じとでも言うんでしょうか。

でも、そういう優しいところをちらっと垣間見せておいて、
あとはロックモードへ!!

おなじみの、、

「アーユーレディ?」

きたきたききたきたきたきたっ(笑)待ってましたっ。

「ホントにアーユーレディ?」って(笑)・・・そんなに念押ししますか^^;?

なんと、、「歯が痛い」!!!!
途中までは、我慢して座っていたんですけど(笑)・・・・ええーい、もうこのままいっちゃえ~~って^^

結局途中で立ち上がって踊っちゃいましたもんねー。
誠さんの気合いも相当なものなんだもん、、、じっと見てるなんて無理ムリムリ。
1月の吉祥寺SPCのライブの時にもやりましたけど、その疾走するようなアウトロに、
ちょっとだけロックの名曲のフレーズが散りばめられていたりなんかして^^
(「哀愁のヨーロッパ」「Sunshine of your love」などなどー)
で、やっぱり最後はサンタナでちゃんとオチがつくと^^素晴らしい!!

そして、更にここからが凄いことに。
「いつもの顔で」では、、実に超久しぶりって聞いたんですけど、、
なんとなんと、成田さん&カースケさんのツインドラムス!!だったのですよーーー。
更に更に「出し惜しみしませんよっ」と誠さん、、、
春名さんも呼び込んで!!そうあの間奏が春名さんのsaxで聴けるんですからっ。

打楽器チームのお2人が、アイコンタクトしながら、合わせてるなんてとこはもうもうもう、、見ていて嬉しくて嬉しくて!!

春名さんのサックスと誠さんのギターでない唄(フェイク)の掛け合い、、を強引に試みる誠さんなのでありました(あはは)。
その出方を伺いつつ、入ってくる春名さんとの図、、かなり面白い絵でしたよ!!
上手い具合に流れが出来てくると、それはそれは楽しそうで、、

そんなやりとりを見ていると、何だかミュージシャンってとっても羨ましいなあ、、と思ってしまうお客なのだった。
また、恒例の♪ラララ コーラスでは、誠さんが♪春のうたー なんて唄ってくれちゃったり。
この曲、そんなにかきならさない曲っす(汗)なのに、ガンガンにギターかき鳴らしちゃったり、、、
最後のところでは、カースケさんがドラムロール&スティック投げ上げ&キャッチも見事にきまり!!
もうもうね、、楽しすぎ。

で、このまま収まるわけがなく、、
「もっとディスコにしちゃうぞーーー、いいのかぁ?」って(笑)しかも「座るんじゃあなあいっ」って(笑)
気を抜くと、お客さん怒られちゃいます(笑)
実に関西では、98年以来かも?というディスコなそのナンバー!!
でね、喋っているうちにマイクの前から顔がずれていって^^;

「あれなんでずれたんだろ?・・・・戻して、と」

と自ら大いにボケて、顔をマイク前に戻しておられ、、、
それを後ろで見ていた角田さんが、もう異様にうけてたのが見えたんですけど、どこがどうツボでしたんで^^;?

で、ちょっとだらしなーーいユルイ感じの、、Puffyのような(というと、ツアーまわる柳沢さんに怒られるって^^;)「は~い!」を要求され。
と、そう来たらもう決まりですよね。
「沸点」で、これまたがんがん沸き上がりなのですっ。
ここでは、必ずジャンプする場所がいくつかあって、、絶対にお約束なんです。
しかも、お客さんだけじゃなくって、、バンドのメンバーも同様なんですてば、、一緒に沸きあがるのだあ^^・・・・楽しいぞー♪
誠さんががんがん跳ねまくる後ろで、ちょっとかわいく柳沢さんが跳ねたのも見逃しませんでした(笑)。
曲途中、ブレイクで「しーーん」とするところ。
思いっきし「ぶーー」とハモンドの音がっ、、、深町さんでした^^;

その2へ続く、、