ギターマンには、かなわない。(live&radio and more!!)

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誠さんが大好きな・・・マウンテンの巻

2003年04月20日 | カフェララル・私のお願い(音楽編)
◆マウンテンの巻(根本要氏と共に♪)(2003年4月20日)
 
斎藤 誠(以下、誠といたします^^) ハイ、やってまいりました。私、斎藤誠の小さな小さな胸を鷲掴みにして離さない映画や音楽の数々、毎週毎週皆様に紹介させていただいておりますけれども。
カフェララル・オーナーズルーム、オーナーオススメの一品、「私のお願い」ということですが、、、
今日は、私をここで喋らすよりもですね、ロック漫談家として高名な・・・

根本 要(以下、要といたします^^) (大爆笑!)

誠 根本要センセーに来ていただいておりますので・・・・

要 いいなー、ロック漫談っていいねえ。

誠 いや、こないだそう思ったの。こないだのライブの時に。

要 ロック漫談て新しい! ロック漫談家てメモしちゃおうかなあ。

誠 メモしてるメモしてる!!

要 いーねえ(感嘆)。

誠 でね、やぱせっかくですから、同い年の私たちが、70年代のオイシイロックを聴いて来た私たちが、いろんなものを紹介しないのは罪だと・・・。

要 うん、そうだー。

誠 そういうことでございまして、今日は、電話連絡したらですね「これにしよう!」と、いうふうに決まったアルバムがあります。
ハイ、言わしていただきますけども、1971年にリリースされたマウンテンの・・・マウンテン・・・みんな知ってるかなあ? 4枚目のアルバム「Flowers of evil」邦題が「悪の華」これをご紹介します!!

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(曲が流れる。)

誠 来ましたよー、、根本さん、どうします!

要 もうこれね、片面がライブ、B面がライブでね。A面がスタジオ録音だよね。
このスタジオ録音がですね、ただのロックバンドじゃないんですよ。
 
誠 なんでなんで?

要 これは、フェリックス・パパラルディという音楽プロデューサ―が・・・まあクリームを育てた人ですよ。彼がですね、クラシックの知識を持ってるが故にですね、非常に・・・格調高いロックが繰り広げられてるんですよ。

誠 クリームは3人だったけど、ここは4人にしよう!

要 キーボーディストが入っていることで、より音楽が広がっていくんです。

誠 フェリックス・パパラルディ、ベース
レズリー・ウエスト、ギター、この人が大きい、、、ねえ。
それで、コーキー・レイング、この人がユベントス(イタリアの名門サッカーチーム^^)のあれに似てるんだ!誰だっけ・・・Del Pieroにちょっと似てるんですけども。
それからスティーブ・ナイトというキーボード。4人組だったんですけどもね。

要 スティーブ・ナイトは、殆ど弾かせてもらえないんだけどね。

誠 そうそうそうそう。あんまし音が聴こえてないですけどね。
ところが、この「悪の華」ってのがね・・・・僕はその前に、71年ぐらいに正式にビートルズが解散しちゃって「僕は何を聴けばいいんだろう」って思ってた時だったわけ。

要 ふーん。

誠 その時にね、FMをちょっとひねったらですね、このB面が聴こえてきた。「何だこれは!!」と。「コレじゃない、オレは!!」と。

要 むちゃくちゃむかっこいいよね。

誠 本当にそう思って・・・なんつったってB面2曲しか入っておりません。「幻想の世界」という曲・・・「幻想の世界」、曲といっても組曲ですね。20何分あるんです。

要 そうなんです。もう、インプロビゼーションが大半ね。20何分あるんです。

誠 インプロビゼーションって何ですか?

要 インプロビゼーションってのは、要するに適当なことをやるんですよ、みんなでね。

誠 目で合図してね。ステージ上だから何が起こるかわからないわけですよ。

要 途中でベースが抜けちゃったりとかするんですけど、それでもドラムとギターがガンガンソロやりながら・・・で、テーマがフッと出てくると、また今度はそのテーマでみんなが演奏し始めたりする。

誠 そうそう、終わりが決まってないの。そういう頃の時代の話ですからね。だからもう、ホント僕らはこれを聴いて「あ、ライブってのは、何時間やってもいーんだ!」

要 そうなんですよ!その前にクリームの「Wheels of fire」っていう・・・「(邦題)素晴らしき世界」ってアルバム。これも1曲1曲が長かったんですけども、このマウンテンはキーボードがいるっていうことも含めてですね、展開がいいんですよ。

誠 そうだよね。

要 ライブの展開が。

誠 うんうんうん。まるで考えたかのように。だけど、アドリブだから考えてないんだけれども。特にその中でも、このヒトたちはライブアルバムが多いんですけれども。この邦題「悪の華」というのはスタジオも楽しめるし、ライブも楽しめるってことで、もうホンットにおいしいアルバムですねー。

要 しかもですね、当時のアナログ盤にとっては、非常に珍しくですね、収録時間が長かったんです。

誠 そうかそうか。

要 このライブアルバムの方は30分くらい入ってるでしょ、B面は。普通は20分ぐらいで終っちゃうんですよね、片面がアナログ盤の場合。これはね、確か27,8分あった。

誠 そうだそうだ。そうするとね音が小さくなるからね、B面にきたら音を上げてくださいって但し書きが書いてあったね。そういう時代のやつでした。

要 このライブアルバムでいうと、まあ制作費もかかんないよね。ライブの曲入れるだけだから。ユートピアのライブとかもやっぱりね、30分以上入ってましたから、B面が。

誠 そうだっけ、・・・・しかし、気がついてみるとよく喋んなあ、俺たちは。

要 いやいやいや、、しょうがないよー。

誠 楽しいものに対してはねー。
だけどよく考えてみると、ずーっと今日番組の途中から来ていただいた根本要さんがですね、マウンテンの話とともに今日去っていくという、、、

要 (笑)。いいじゃないですか!

誠 どうしたの、この番組は!!

要 これが僕が音楽を語る・・・ロック漫談の粋ですよ。

誠 ポロッと言ってしまったんですけども、いいですか?そのロック漫談ての。

要 ハイ、、

誠 そうですか。
というわけで、是非機会があったらば・・・機会があれば!ですよ。このハードロックの原点ともいえる、マウンテンの「Flowers of evil」皆さん聴いていただきたいと思います。
「私のお願い」!ということで、今日は「悪の華」というアルバム、マウンテンをご紹介しました。
それでは、根本さんとはこれを聴きながらお別れです。

要 僕のリクエストですけれども。これは「バニシング・ポイント」のテーマソングにもなってましたけどもね、ライブでお届けしましょう!!「ミシシッピ―・クイーン」!

誠 根本要さん、今日はありがとうございました!!