ギターマンには、かなわない。(live&radio and more!!)

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マイケル・マクドナルドのカバーアルバム「モータウン」

2003年07月23日 | カフェララル・私のお願い(音楽編)
◆マイケル・マクドナルドのカバーアルバム「モータウン」(と、カバーアルバムの面白さ)の巻(2003年7月13日)
 
はいはいーー。やって参りました、ワタクシ斎藤誠の小さな小さな胸を鷲掴みにして離さない映画や音楽の数々、毎週毎週皆様にご紹介させていただいておりまーす♪
カフェララル・オーナーズルーム、オーナーお薦めの一品、「私のお願い」のコーナーでございます。

本日は一枚のカバーアルバム。これのご紹介なんですけど。

昨今、この音楽業界はですね、内外ともに、昔の名曲の再評価というか、いろいろとそういうものが盛んでございます。
カバー曲或いは、カバーアルバムといったものが次々とリリースされてることは、皆様もよくご存知だと思います。
しかし、その内容はみんないいのか?って話になると、、、、まあいろいろあるワケで。

そんな中ですね、私、斎藤のアイドルとも言える歌手が、何と!!昔懐かしいR&B、モータウンソングのカバーに挑戦でございます。
もう、アルバムをリリースしたので、今日はそのお話をいたしましょう。

本日の「私のお願い」、7月9日発売になったばかりの、マイケル・マクドナルドのニューアルバム、その名も「モータウン」ご紹介します。

(ここで、MMさまの曲が流れる。)

来たー!! 太い声だなあ!!

まあ、よく考えたらね、この人マイケル・マクドナルドの曲だって随分カバーされてますよ。
今ね、車のコマーシャルでテレビからしょっちゅう流れてる、マット・ビアンコ・バージョンの「What a fool believes」(ちょっと誠さん、イントロ部分を軽く唄う。)。
たぶんこないだ、マイケル・マクドナルド来日してた時に、自分のいるホテルで見たんじゃないかなあ。
あのテレビのコマーシャルね。どうなんでしょう?
あとね、彼の場合は、彼のサウンド自体が結構ループサンプルとして、いろいろなところに使われて、Hip Hopの人たちが結構盛んに利用しているところもありますから、彼自身がいろいろなところからもてはやされてるわけなんですけども。

でもやっぱり、この番組お聴きの皆さんが覚えているのはですね、今年3月9日のリザーブシートですよ、マイケルさんお越しいただきました。
もう、今思い出しても斎藤ね、夢か誠か!!って感じですよ。ホントにちょっと信じられない出来事だったんですよ。
だってね、エフヨコの雑然としたロビーがあるんですけど、そこのソファーに、あのドゥービーブラザースの、あのグラミー歌手のマイケル・マクドナルドがですよ、ちょこんと座って出番待ってんですから!!
(香苗さん:みんな、びっくりしてましたもんねー、目丸くして。)
あれあれー??、あの人ひょっとしてー?みたいなね。
もう、ホント1回ここでほっぺたつねってみたいくらい、なんですけども。

しかもあの時は、僕のギター一本で「You belong to me」をデュエットしたなんてねえ。普通じゃありえませんよ。
その後、誰に言っても信用してくれませんからね。そのたびにその時の、僕の録音したMDを聴かせて「あ、ホントだ!!」って言ってもらうっていうねえ、そういう順序があるんですけども。
例によって、その辺のあたりはですね、僕のホームページに長々と感想文として書いてありますので、よかったら覗いてみて下さい。

さあ、とにかくですね、その時の3月9日のカフェララルご来店の際に、まだちゃんとしたCD盤にはなってなかったけども、今回のアルバムその名も「モータウン」、ダイジェスト盤を持ってきてくれたんですけども、そいつが遂にリリースされたということでございます。

とにかく一聴して、まず感じるのはね、最近のマイケル・マクドナルド、歌い方の凄まじいほどのエモーショナルっぷり。すんごい!!

10何年か前に、対談したことあるんですけども、その時に僕が「声が随分太くて、ワイルドになってきましたね」て、いった質問したんですよ。そしたら、彼がね「それはきっと、たぶん日頃ライブをやり続けてるからでしょう」という答えが返ってきたのをよく覚えてますけども。

今回は、マーヴィン・ゲイとか、スティービー・ワンダーのその時のオリジナルのkeyそのまま唄った曲も多いみたいで。
例のあの「焼き芋を頬張ったまま歌唱法」^^がですよ、更に発展して、かなりのハイトーン、シャウトも辞せずガンガン行ってます。
今回ね、意気込みがすごいですよ、彼。
で、それから古き佳き時代のモータウンへの尊敬の念てのかなあ。
プロデュースが「もう来ないといわれながら、またあっさりと来日が決まってしまったエリック・クラプトン」のプロデュースでおなじみのサイモン・クライミーでございますよ。

で、収録曲としてはですね、スティービー、マーヴィンの他に、テンプテーションズ、ダイアナ・ロスそれからシュープリームス勿論ですね、、のカバーなんかが入ってます。
でね、とにかく原曲が有名な曲であろうが、何にしようがですね、、、出来上がったものが全てマイケル・マクドナルド印(じるし)。マイケル・マクドナルド・ミュージックなんですよ。

カバーってのは、原曲との比較を迫られることは必至でございまして、それも覚悟の上でチャレンジするわけですけども、もうね、中にはやっぱホラ、、何か違うなあーコレ、、原曲のがいいなあってのもあるんですよ。
でも、この人の場合は、完全に彼のロックになってます。
彼が80年代初頭にドゥービー・ブラザースを辞めてから始めた、彼独特の都会的なコンテンポラリーな音楽、そのものにこれがなってるんですよね。

中には知らない曲もありましたけども、知らない曲になってくると、完全にマイケル・マクドナルドのオリジナルだろうって感じで聴いてました、僕。

やっぱりね、昔の佳い音楽へのリスペクトは勿論のこと、その持ち前の個性でもってね、完全に自分のものにしてますね。
自分の世界です。完全に脱帽でございます。

さー、えー実はですね、ここで斎藤、個人的な大変ハッピーなお知らせがございます。

実はですね、只今私もカバーアルバムの制作に入っております。(拍手~ぱちぱちぱち、)

そしてそこには全くの新曲、オリジナル曲も1曲収録される予定でございまして。
新曲を含む全12~13曲のフルアルバムになると思います。大事なお知らせですよ!
20周年記念企画、これの切り札として、渋公のライブの前にリリースを目指すということでね、スタジオで毎日いい汗をかいてます。
コレ、是非皆さん期待して下さい。私のお願い!!

というわけで、本日はカバーアルバムの面白さのお話、マイケル・マクドナルドの
ニューアルバム「モータウン」をご紹介いたしました。

スティーブ・ウィンウッドの巻

2003年07月20日 | カフェララル・私のお願い(音楽編)
◆スティーブ・ウィンウッド、6年ぶりの新作リリースの巻(2003年7月20日)
 
ハイー、やってまいりました。
遅れをとるところでしたー、今。違うこと考えてました、私は(笑)。

ここのところね、連日のレコーディングで、もうこの辺でそろそろへたりそうな感じなんですよ、ホントならね、いつもなら。
なぜか元気な「音楽バカ」、斎藤です。・・・何か知らないんですけどね・・・。いつかね、ガタっと来る時があるかもしれませんがー。

そんなね、私の小さな小さな胸を鷲掴みにして離さない映画や音楽の数々、毎週毎週皆様にご紹介させていただいております、カフェララル・オーナーズルーム、オーナーお薦めの一品、私のお願い・・でございますけども。

さて、香苗ちゃん。ロックやポップスのサウンドで最もシンプルなバンド形態というと、何人組ですか?
(香苗さん、、「4人!」とお答え。)
・・・と、思うでしょ?
ポリスとか、3人だから。3人・・・・て、すぐ答えてくれるかなって用意してたんですけども、4人て言われてびっくりしましたーー!(笑)

実はね、今回僕のレコーディングも限りなくシンプルで、3人で録った曲が多いんですけども、この番組でよく聴けるハワイのジャック・ジョンソンなんてのも、あれも3人で録ってますけど。
とにかく、3人くらいだと、何もかも剥き出しになった感じになるんですよ。
物凄く生々しく聴こえてくるから、そのアーティストのいろんなものが直に伝わってくるわけですよね。

さ、今日の私のお願いは究極のシンプルサウンドでもって、6年ぶりに新譜「About Time」(7/16)をリリースした、天才ロックアーティスト、間違いなくですよ!!スティーブ・ウィンウッドのご紹介です。

これはね、斎藤、久々に驚きましたよ。

とにかく剥き出しの赤裸々なサウンドですよ。

このアルバムね、殆ど3人で録ってます。でも、普通3人と言えば、ドラムとベースとギター、或いはドラムとベースとキーボードってことになるんですけども、、、

違うのよ、コレが。ベースがいないんだってば!!

ドラムとギターとハモンドオルガンです。
で、思い出したんですよ、このスティーブ・ウィンウッドって人はですね、60年代に既に神童と呼ばれていて。
だって15歳の時に、スペンサーデイビスグループでデビューして、、もうヒットガンガンとばしてた時代から、既にオルガン弾いて、ボーカルとってたんです。
皆さんもハモンドオルガンて楽器、見たことあるでしょうか?
足元にもペダル鍵盤がついていて、ここで足でベース音を弾くわけですね。
つまりこの人は、足でベースを弾きながら、手でコードとメロディを弾いて、その上で唄を唄ってるんですね。
いやね、そういう人は多分この世界には沢山いるんでしょうけども、このアルバムを聴いてまずびっくりしたのは、その三位一体な感じのしなやかさっていうかね、、、、あまりにも見事でね。
普通に聴くとね、ベースにギターが入ってる4人組の音に聴こえるんですよ。
その位、ベースのペダルがね、ロックしてて、彼の呼吸にぴったり合ってて、カッコいいんですね。

皆さん、もう一度、スティーブ・ウィンウッドという人の偉大な足跡をおさらいしてみますね。

さっきのスペンサーデイビスグループを離れて、トラフィックというバンドを67年に組みます。
で、その後にエリック・クラプトンさんに誘われて、伝説のドリームチームバンド、ブラインドフェイスに、ここに参加するわけですけども。
僕もよく唄う、Presence of the Lordとか、Can't find my way home なんて名曲を残しながら、「あ゛ーもったいない!」あっという間に解散ですよ。
で、そして70年代には、第二期トラフィックで活躍した後、ソロに転向。ここからがまた凄い。
ますます、その個性を剥き出しにしてきてね、と言っても決してゴリゴリしたものではなく、何かとってもこうメロウな感じね。
印象的なイントロのメロディをシンセサイザーで弾いて、そんなサウンドがちょっとねAORっぽくもあり、時代にマッチしていたんですね。

いよいよ80年代後半になって、Back in the high life againとかね、Higher Loveとかね、、チャカ・カーンとかとデュエットしたやつ。
それからRoll with itとかね、出すシングル軒並み大ヒットです。

でも、この人エライのはね、こんな栄光のキャリアがあるにもかかわらず、それに胡座をかいたりしないでですね、常にいろんな人とセッションしてね、リリースはあくまで自分のペース。
商業的義務としてではないところで、音楽を作ってきたんですねー。

で、そして今回の6年ぶりの新譜なワケですよ。

これは、大人のロックですよ。はっきり言って。
テクノロジーとか頼ることなくて、殆ど一発録り。
現在55歳のスティーブ・ウィンウッドのそのありのままが収録されています。
ちょっと、ジャムバンド的な要素も強くてね。6分以上の曲が5曲もあります。
中には、11分27秒なんて物凄い大作もあるんですけども、全く衰えることを知らないクリエイティビティっていうんですか、ホントに斎藤、この人には頭が下がります。

さ、このスティーブ・ウィンウッドですけど、今年の苗場にいらっしゃいます。フジロック7月27日のグリーンステージということです。
もう、このアルバムのサウンドを生で、しかも野外で聴けたら間違いなく涙が出るでしょう。
ハイ、こちらの方も皆さんご期待下さい。

しかしね、天才というのは、いるとこにはいるもんですね!!
しかも、この人に関してはまだまだ目が離せない天才。素晴らしい音楽です。皆さんも是非聴いてみて下さい。
私のお願い!!

南條SOULBANDにゲストでご出演。

2003年07月12日 | 2003年ライブ・イベント
「誠さん、南條SOULBANDのゲストに出られる。」
 
2003年7月12日(土) 
@高円寺JIROKICHI

 
この日、、内緒なのかなあと思ったんですが、、
思いっきり誠さんがご自身のサイトにて「出ます!!」とはっぴょーしてたので、うぉ?でした。

どうなることやら全く予測がつかなかったため、いそいそと入場整理券の発行のある時間帯を目指して出かけてみる、、、、
うん。結構な並びかもー、と思ってたらば、無事に?整理券が発行になる。
ので、その場をささっと離れることにする。

で、入場してみたらば、比較的早かったため、前のテーブルに行ってしまった^^。
この日、ボーカルのケロさんがお休み、、、もし彼女がいらしたら、間違いなく「捕獲^^;」の対象だったことは間違いない位置でございました、、、ははは(汗)。

結局「飛び入り」ではなかろうか、とも思われたのですが。
実は、1&2セットともにご参加。
唄われたり、ギター弾きまくったり、跳びまくってたり^^(て、天井が高くないんですけど、、)
それはそれはとっても楽しそうでいらっしゃいました。

誠さんが唄われたものは以下の通り。

1セット

Ain't no sunshine
南條さんとともに。何ともやるせなくてイイ唄になってました。
これ、誠さんお1人で唄われることも多いビル・ウィザースのナンバーですよねん、、1人のときもかなり・・・色っぽいです。

SHA-LA-LA(MAKE ME HAPPY)
誠さんの大好きな、アル・グリーンのナンバー。
とっても聴いていてハッピーになれました♪

2セット

You are so beautiful
20周年記念のカバーアルバムにも収録になります。
こちらは、南條ソウルバンドならではだと思います。
ホーンが入っていて、、、きゅうぅぅぅぅと。
あれだけ、ファンキーなライブで身動きもままならないくらい、、、聴き入ってしまったナンバーでありました。

Take me to the river
これも、アル・グリーンのナンバー。
ライブで聴いたのは、二度目でしたがすごく好きになりました。

各セットの後半は、そのままギタリストとして残りプレイされました。
で、こちらもそれに負けず劣らずの熱気で、最後はみんな立ち上がって踊ってました♪
ひゃー、汗だくになりましたけど、気分爽快♪

最初の一音だけで、絶対にハッピーになれる、、、
そんな確信が持てるライブの1つだと私は思ってます。